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1948-06-21 第2回国会 衆議院 議院運営委員会 55号 公式Web版

  1. 昭和二十三年六月二十一日(月曜日)     午後三時三十分開議  出席委員    委員長 淺沼稻次郎君    理事 坪川 信三君       小澤佐重喜君    工藤 鐵男君       高橋 英吉君   山口喜久一郎君       金野 定吉君    佐々木更三君       笹口  晃君    吉川 兼光君       小島 徹三君    神山 榮一君       石田 一松君    平川 篤雄君       成重 光眞君    田中 久雄君       中野 四郎君    林  百郎君  委員外の出席者         議     長 松岡 駒吉君         副  議  長 田中 萬逸君         文化委員長   小川 半次君         通信委員長   土井 直作君         事 務 総 長 大池  眞君         事 務 次 長 西澤哲四郎君     ――――――――――――― 六月十九日  水産委員会存置の陳情書(大分縣水産業会長今  津繁藏)(第七八五号)  選挙人名簿関係条文の一部改正に関する陳情書  (全國町村会長生田和平)(第八二二号)  水産委員会存置の陳情書(鹿兒島縣水産業会会  長森藏助)(第八五三号)  同(宮崎市材木町宮崎縣水産業会会長理事日高  保三郎)(第八五七号)  水産委員会存置の陳情書外二件(徳島市中洲町  三丁目徳島水産業会会長萬藤観二郎外二名)(  第八八〇号) を本委員会に送付された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した事件  法案を付託すべき委員会に関する件  参議院回付案の取扱いに関する件  國会法の改正に関する件  政務官設置の法制化に関する件  不当財産取引調査特別委員会の性格に関する決 議案  委員派遣承認申請に関する件  小委員選定に関する件     ―――――――――――――
  2. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 これより議院運営委員会を開きます。  皇室経済法の一部を改正する法律案を付託すべき委員会についてお諮りいたします。
  3. 吉川兼光

    ○吉川(兼)委員 それは財政金融委員会でよいではないか。
  4. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 財政金融委員会に付託するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 それではさよう決定いたします。
  6. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 次に放送法案の取扱いについてお諮りいたします。事務総長から御説明を願います。
  7. 大池眞

    ○大池事務總長 放送法案は十八日に出てまいりましたが、この放送法案の付託委員会について問題があるのであります。文化委員会の所管事項の六に「ラジオ放送に関する事項」というのがございまして、一方通信委員会の付託事項の四に「電気通信に関する事項」というのが載つております。ラジオ放送に関する事項と電気通信に関する事項とを別々の委員会に置きました当時の事情は、前に申し上げたと思つておりますが、一応ここで御決定を願つた意味は、ラジオ放送に関する事項として文化委員会が所管することは、ラジオ放送の内容、あるいはいかなる方法でこれを放送するかというような、放送の内容及び放送そのものを掌る点に中心をおき、電気通信という方は、電気通信上の設備その他通信的な機関の内容というようなものに重きを置いて、両方面にわかれておりますが、今度の放送法案を見ますと、提出理由並びにこの法律をつくる目的からいつて、文化委員会にもつていくのがいかにも適当のように思われておるのであります。その目的というのは、ごく簡単でありますから、ここにちよつと読んでみますと、  第一条 この法律は、左に掲げる原則に従つて、放送を公共の利便、利益又は必要に合致するように規律するとともに、その自由を保障し、その健全な発達を図ることを目的とする。  一 放送が、情報及び教育の手段並びに國民文化の媒体として、國民に最大の効用と福利とをもたらすことを保障すること。  二 放送を自由な表現の場として、その不偏不党、真実及び自立を保障すること。  三 放送に携わる者の國民に対する直接の職責を明らかにすることによつて、放送が健全なる民主主義に奉仕し、且つ、それを育成するようにすること。  これだけがこの放送法案の目的になつておりまして、これを出しました理由についても、この目的とまつたく同じような提出理由がついておるのであります。従いましてその観点から見ますと、この法案は当然に文化委員会にかかるように思つたのでありますが、その二章、三章、四章という中に、放送委員会、日本放送協会、一般放送局、すなわち放送します機構の面が相当はいつております。そういう関係で通信委員会の方の電氣通信という中に当然これをまわしてもらいたいというお考えがあるのであります。そこでごく最近のことでありますが、衆参両院の通信委員長が関係方面に呼ばれまして、放送法案が近く出るが云々というような、これに対するお話等もあつたので、通信委員長は当然に自分の方へ来るものなりとお考えになつた。ところがこの形から見て、ラジオ放送のことであるから当然に文化委員会にかけてもらいたいという文化委員長の強い御主張があつたのでありまして、結局そういうことなら両委員長でお話を願えないかということになりましたが、やはり両方譲れないから、そこで当委員会で御決定を願いたいということに相なつたのであります。御協議願いたいと思います。  御参考までに申し上げますと、参議院の方でも両委員会でこれがなかなか問題になりまして、運営委員会で両委員長の御意見を求められたそうでありますが、今もつてきまつておらないということも聞いております。
  8. 坪川信三

    ○坪川委員 今事務総長の説明を承りましても、私は文化委員会に付託するのが当然だと思います。必要と認めた場合に連合審査という形で、一応文化委員会に付託されたらいかがですか。
  9. 吉川兼光

    ○吉川(兼)委員 今の御説明を聴いても、大体私はそれでよいと思いますが、一遍両委員長の話を聴いた上で……。
  10. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 それではこれはあとまわしにしておきまして、両委員長に出席してもらうように願います。     ―――――――――――――
  11. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 次に政務次官の問題。
  12. 大池眞

    ○大池事務總長 政務次官の臨時設置法がこの議会でなくなつてしまいますので、従つてこの政務官制度を全然廃止するのがよいというお説と、その間ブランクを置かずに、ある程度政務官というものを設置した方がよいのではないかというお考えとがあるのでありまして、その点の大筋だけでも各党で、今急にというわけには参りますまいが、お考えおきを願いたい。こう思いまして、私どもの方で、これははなはだ行き過ぎたことですが、もとがないとなかなか議論ができないだろうと思いまして、佐藤法制局長官とも私打合せを十分にいたしまして、これはまつたくの試案でありますが、つくつたものがありますから、それをごらんくださいまして、こういう形のものがよいとか悪いとかいう点でお考えを願つて、至急に進めていただきたいと思います。その要点は、各省の次官には議員が当然なれるという規定で一人副大臣ができる。それ以外に従来の政務官を各省の総理大臣もしくは國務大臣の長となつている行政庁に一人だけ置こう、こういう形になる。結局合わせて二人、一人は副大臣、あとは政務官という形であります。
  13. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 今事務総長から説明がありました政務官設置法案を議題に供します。  一応これで説明は承つたわけでありますが、御意見がございましたら…。
  14. 小澤佐重喜

    ○小澤(佐)委員 この案では政務官の待遇はどんな程度になるのですか。
  15. 大池眞

    ○大池事務總長 政務官は現状のままでちつとも変りない、政務官になつたがために特別な報酬は受けない。
  16. 小澤佐重喜

    ○小澤(佐)委員 地位は今の副大臣とどういう関係になりますか。
  17. 大池眞

    ○大池事務總長 副大臣と総務長官とのおそらく中間になると思います。
  18. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 それでは國会法の一部を改正する法律案は、今事務総長が御報告申し上げたことで、関係方面の了解を得ることに決定して異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  19. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 さよう決定いたします。  それから政務官設置法案については、一応お持帰りを願つて、各党で御研究を願う、そう決定して異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  20. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 さよう決定いたします。     ―――――――――――――
  21. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 通信、文化両委員長がお見えになつておりますから、放送法案の付託のことについてお諮りすることにします。  両委員長に申し上げますが、これはどの委員会に付託すべきか、いろいろ協議しましたところ、両委員長の御出席を願つて意見を伺つた上で決定しようということになつたので、この際御意見を承りたいと思います。まず文化委員長の御意見を伺います。
  22. 小川半次

    ○小川文化委員長 委員長からお許しを得たので申し上げますが、國会関係の法規にも定めてあるように、文化委員会の第六項に「ラジオ放送に関する事項」というのがあります。従つてわれわれは初めからラジオ放送に関係するものは、当然文化委員会に来るものとして、それらの資料も集め、かつこの方面の関係者とも、しばしば懇談会を催しておつたのです。従つて文化委員会の各委員としては、当然文化委員会に今回提出される放送法案が付託されるものと期待しております。そんな事情ですから、どうぞよろしくお願いします。
  23. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 次に通信委員長。
  24. 土井直作

    ○土井通信委員長 大体今度の放送法案は、当初放送事業法案という名称で出まして、それがさらに範囲を拡大する意味で放送法案ということになつたのであります。その内容を見ていくと、大体放送に対する事業並びにその他業務上に関する規定が非常に多いのであります。従つて小川文化委員長が言いましたように、文化の面で取上げる場合には、大体において放送の内容、言いかえれば、どういうスケジユールによつて、あるいはプログラムによつて國民の文化向上のために資すべきかという内容のものを、文化委員会が取上げるべきではないか。しかし今度の放送法案の中には、電波すなわち周波の問題とか、事業を許可すべき内容という面がおもに取上げらたております。従つて法案の内容の面からいつて、文化の面とは多少離れているということからこれは通信委員会に付託していただくことが妥当だと考えております。
  25. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 両委員長からそれぞれの説明というか、考え方を伺いましたが、何かお聴きすることがありますか。
  26. 小川半次

    ○小川文化委員長 事業というものは、内容をもたなければ成り立たない。ラジオに関する内容は文化です。今度は一般放送も許されて、文化的なものを多分にもつているのです。私はその後研究してみたが、電気通信とラジオとは関係がないですよ。
  27. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 両者の間の御意見はあろうと思いますが、委員から何か聴くことはありませんか。
  28. 笹口晃

    ○笹口委員 認許可ということは、やはり逓信省の認許可ということになるのですか。
  29. 土井直作

    ○土井通信委員長 そうです。今までの放送は大体一元化しておりますが、今度は民間でも放送事業をなし得ることになる。それに対する認可、許可は逓信省の所管において決定されることになると思います。
  30. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 ほかにお聴きすることがなければ、両委員長に申し上げます。あとで十分審議して所属を決定したいと思いますが、決定したらそれに従つていただきたいと考えます。  この際土井通信委員長から、今保留になつている全逓の大会への議員派遣の内容を御説明願えれば結構だと思います。
  31. 土井直作

    ○土井通信委員長 委員会において、全逓の大会に委員を派遣しようとした主なる理由としては、いわゆる通信委員会は、逓信省の所管事項を主として審議する機関でありまして、従つて逓信従業員諸君とはきわめて密接不離な関係に置かれておるわけであります。こういう面からいきまして逓信従業員の大会というものは即通信委員会に対して大きな示唆を与え、あるいは参考になるべき点が多々ありますので、全体の空気なり、意向なりを参酌することが必要であろう。殊に今回提案されておる逓信職員訓練法の問題とか、あるいは逓信省設置法案とか、こういうような案件は、従業員と直接関係がある問題です。従つてそれらが大会に相当強く反映されてくるのではないか。われわれが委員として審議いたします面においても、従業員諸君の意向というものを十分参酌する必要がある。いわゆる全逓四十万諸君を集約された大会の全体の空気をキヤツチすることが必要であろうという意味において、委員をぜひ派遣したいということを希望したわけであります。
  32. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 それでは放送法案を付託すべき委員会についてお諮りいたします。
  33. 林百郎

    ○林(百)委員 通信委員会にどうです。
  34. 坪川信三

    ○坪川委員 これは当然文化へ行くべきだ。
  35. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 速記をやめてください。     〔速記中止〕
  36. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 それでは議長に一任ということで、議長に御斡旋を願うということにしておきます。  なお土井委員長からお話がありました全逓大会の話は、いましばらく留保しておきます。     ―――――――――――――
  37. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 それから今日は不当財産取引調査特別委員会の性格に関する決議案の審議をやるわけですが、その前に参議院からの回付案が、ずいぶん前からまわつておつて未解決になつておるものがありますので、その御報告を願つて、解決のできるものは明日の本会議あたりで……。
  38. 大池眞

    ○大池事務總長 事務次長から御説明いたさせます。
  39. 西澤哲四郎

    ○西澤事務次長 私から御説明申し上げます。最初の行政事件訴訟特別法案は、内容がちよつとめんどうなことになつておりますが、実は司法委員会でもこれは研究中でございまして、司法委員会で態度が決定しておりません。内容が訴訟に関する問題でございまして、ちよつと私たちはつきり申し上げることができません。  その次の中小企業廳の問題でございますが、これはその権限について参議院の方で改めております。もとは「中小企業の経営状況の調査及び診断並びにこれに基く必要な指示をすること。」となつておりましたが、それをあくまでも発展に協力せしめる、協力的な組織のものにするのだというような意味から、「中小企業者の申請に基いて、その経営状況を審査し、必要な指示をし、その発展に協力すること。」というふうに直しております。それから局の名前が従来「指導局」とありましたのを指導というものではなく、今申し上げたように協力というように改めるために「協力局」。こういうふうに直すことになつております。また職員の数を法律で百人以内ということを決定しております。それから職員のうち少くとも三分の一は学識、経験者の中から任命することになつておりますが、商業委員会の方の御意見は原案通りに決定したと聞いております。つまり参議院の修正に応じないというふうに決定したと聞いております。  それから消防組織法の問題でありますが、消防團の設置、その区域及び組織等は市町村長がこれを定めるというふうに、消防團を法律で認めた團体とする。こういう修正案であります。従つて消防團員の定員、あるいはその他の任免、給与等の事項は、市町村條例でこれを定めるというふうに、消防團についての規定を設けたことであります。過去の消防團の地位というものを考えて、新たにこの規定を設けたと聞いております。ただこの点についても委員会はただいま研究中であつて、まだ結論が出ていないそうであります。  それから裁判官の報酬等に関する法律案、並びに檢察官の俸給等に関する法律案、これは関連しておりまして、従来は國務大臣の例に準じ給与を支給するというふうになつておりましたのを、内閣総理大臣等の俸給等に関する法律が新たにできましたので、「内閣総理大臣等の俸給等に関する法律の例に準じ」というふうに改めてまいつております。それから檢察官については裁判官との均衡上、檢事の最高一号俸一万三千円であつたものを一万四千円とすることができると改めております。なおこの一万四千円とする檢察廳は、八つの高等檢察廳所在地の地方檢察廳の檢事正と、京都、神戸、横浜の三箇所の檢事正としたいという意味だそうであります。  最後の政治資金規正法案、これは申し上げるまでもないと思いますが、「政党」という字を「政治團体」に改めたこと、それから従来は収支の計算の報告となつていたのを財産の現況を報告しなければならないことにしたこと等が、重要な点であるように思います。なお題名が改まりまして、「政治資金規正法」を「政治資金規正公開法」と改めております。
  40. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 これはすぐというわけには参らぬと思う。両院協議会でも開かなければならぬということになれば、手続等もあるから、早く態度を決定しておかなければならぬ。のむかのまぬかをきめるだけなら問題はないが、相当日時を要することになるから、大体扱い方をここで今日きめられるものなら、きめておきたいと思います。――それでは明日までに大体態度を決定できるものは決定願つて、本会議に上程できるものは明日やつていただく。それから両院協議会を要求するようなものがあれば、明日中にその態度を決定して、参議院に申しこむ、そういうことでよろしゆうございますか。
  41. 松岡駒吉

    ○松岡議長 先ほど最高裁判所の長官が見えまして、実は一般官吏の方はきまつておるけれども、裁判官の方はきまらない。一日も早くおきめ願うように頼んでもらいたい。参議院の修正をどう扱うかきめておられないからどうこうということはないが、自分の見解を言えば、衆議院でおやりになつた態度はいいと思つておるけれども、とにかく一日も早く何とか解決がつくように骨を折つてくれということを懇々と話があつて、その旨を皆さんに伝えてくれということでした。
  42. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 それでは明日中に決定することにいたします。     ―――――――――――――
  43. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 次は不当財産取引調査特別委員会の性格に関する決議案についてお諮りします。
  44. 佐々木更三

    ○佐々木(更)委員 こういう原案をきめることは結構でありますが、この字句の内容等については多少私どもも異存があつて、もしこういう決議をするならば、一応やはり小委員か何かをつくつて内容を検討していただきたいと思います。一の「所属各政党はみだりに党議を以て」こういう言葉が要るかどうか。また二に項目は要らないじやないかという気もいたしますし、三に特に「本院は右委員会を信頼し」とあらためて書かないでも、われわれは信頼しておるのですから、何かこういうことを特に書くことが妙な感じがする。これは私一個の考えですが、そういうふうに内容については多少違つた意見もありますから、小委員か何かをきめて、もう少しよく内容を御検討願つて決定していただいたら結構だと思います。
  45. 成重光眞

    ○成重委員 今の字句の問題に関して、所属各政党云々ということは、むしろ私どもは佐々木君と同様な意見ですが、しかし不当財産委員長の武藤君みずからが、こういうふうにしてもらつた方がいいということを新聞紙等に発表しておつたこともあるし、またこういう意向を入れないならば不当財産取引調査委員会の運営に対しては、かつて本会議において激励的な意味で超党派的に活発にやれと一度決議しておることであるから、この字句、つまり第二項を抜いたならばこの前の決議案と何ら内容において変りがないことになり、この前の決議を再び繰返すことになりますので、私どもはむしろこの字句こそ、この第二項こそ、当然入れておくべきものだと考えます。
  46. 佐々木更三

    ○佐々木(更)委員 私もこの趣旨には賛成ですが、第一の「所属各政党は」というものを入れるとすれば、もつとこれは吟味して入れる必要があるだろうと思う。というのは、不当財産取引調査委員会を傍聴しておりますと、各党からそれぞれの人が参りまして、事実上において委員をあそこで指揮しておるような現状であります。これは各党ともそういう傾向があるのであります。特に何か問題が混乱してくると、各委員がそれぞれ一応部屋の外に出まして、打合せをして入つてくるというような情勢があるのであります。こういうようなことも、この際この中に入れまして、ほんとうの意味の不偏不党のものをつくるということにおきまして、やはり私は小委員会でさらに案文を吟味することが必要だと思います。
  47. 林百郎

    ○林(百)委員 この決議案は最もこの決議を必要とする不当財産取引調査委員会が、今までの仕事の経験からいつて、ぜひこの決議が必要だといつてきているわけだ。そこでやはり自主性を認めてやるのがいいということが一つ。それから四囲の情勢からいつて、これは早くやらないと、不当財産取引調査委員会の活動もいろいろな点で支障を来すので、早くやる必要がある。そういう点で私の方はこの発議の最ももとである調査委員会がこういう決議をしてくれというのだから、通していいと思います。佐々木君のいろいろ言われるところは、これを除いたら意味をなさない。こういうことを特にうたつてくれと調査委員会が言つておるのだから、それを除いたら何もする必要がない。
  48. 高橋英吉

    ○高橋(英)委員 こうしてもらわないと、われわれ委員の方はやれない。民自党としていろいろ他党の人、他派の委員に対する注文もあるけれども、ぼくら自身が民自党に対してこういうようにしてもらわないとやりにくい。これをやつてもらえれば、いくら党議でどう言つても、これではねつけられる。積極的に党の方を牽制してもらうようにしてもらわないと実際やりにくい。だから実際に仕事のやりやすいようにしてもらいたい。今日理事会で、すでにこれが決定されたから、党派的と見られような紛争が起つて、一時野党系の総退陣といつたようなことまでも現出したが、一日も速やかにこれから決議をしてもらつて、党派を超越してやれるようにしてもらいたい。
  49. 佐々木更三

    ○佐々木(更)委員 私の方でもこういうことは要らないというのではない。ただこういうように「各政党はみだりに党議を以て之を拘束すべきものではない」と、何だか始終各政党が党議をもつて拘束しておるように書いてあるが、先ほど申上げたように不備不党のものにするならば、これをもつと吟味して、不当財産取引調査委員会におもしろくない影響を与えておるものを取除くように、文句をよく吟味したい。こういう私の方の希望であつて、決して要らないというわけではない。小委員会でよく字句を推敲してみてはどうかというのです。
  50. 林百郎

    ○林(百)委員 われわれ他人から見れば不必要なものでも、委員会自体が、ぜひこうしてくれというのだから、譲つて、早くこれを通してやつたらどうか。運営委員会でけちをつけなくてもいいと思う。
  51. 佐々木更三

    ○佐々木(更)委員 林君のおつしやる通り、委員会がそういう希望をもつてきたということからしましても、いかに現在の特別委員会がおもしろくない運営をしておるかがわかる。それだけに、私たちはこれを慎重にしなければならぬと思うのでありまして、委員会がそういうことを望んできたから、自主性を重んじようではないか、こういうことではいけない。議院全体の立場から、どうすれば不当財産取引調査委員会が正当に運用されるかということを、高い立場から検討する必要がある。そういう意味においてやはり小委員会を設けてやつていただきたいと思う。
  52. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 ちよつと速記を止めて……。     〔速記中止〕
  53. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 小委員を設けることにして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  54. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 それでは社会党吉川君、笹口君、民主党小島君、坪川君、民主自由党高橋君、小沢君、國民協同党石田君、社会革新党成重君、農民党中野君、共産党林君、第一議員クラブ田中君、日本自由党榊原君、これで異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  55. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 さように決定いたします。小委員長はどういたしますか。     〔「委員長兼任」と呼ぶ者あり〕
  56. 淺沼稻次郎

    ○淺沼委員長 それでは小委員長は私が兼任ということにいたしまして、明日午前十時から開きます。  ほかにございませんか。――なければ本日はこれで散会することにいたします。     午後四時三十三分散会