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2019-11-13 第200回国会 参議院 災害対策特別委員会 2号 公式Web版

  1. 令和元年十一月十三日(水曜日)    午前十時開会     ─────────────    委員の異動  十一月十二日     辞任         補欠選任      河井あんり君     大野 泰正君      馬場 成志君     高橋はるみ君     ─────────────   出席者は左のとおり。     委員長         杉  久武君     理 事                 足立 敏之君                 長峯  誠君                 吉川 沙織君                 矢倉 克夫君     委 員                 岩本 剛人君                 小野田紀美君                 大野 泰正君                 太田 房江君                 加田 裕之君                 高橋はるみ君                 野村 哲郎君                 元榮太一郎君                 小沼  巧君                 小林 正夫君                 芳賀 道也君                 水岡 俊一君                 宮崎  勝君                 室井 邦彦君                 武田 良介君    国務大臣        国務大臣        (内閣府特命担        当大臣防災)        )        武田 良太君    副大臣        内閣府副大臣   平  将明君    大臣政務官        内閣府大臣政務        官        今井絵理子君    事務局側        常任委員会専門        員        林  浩之君     ─────────────   本日の会議に付した案件 ○災害対策樹立に関する調査  (令和元年台風第十九号及び十月二十五日から  の大雨等による被害状況等に関する件) ○委員派遣承認要求に関する件     ─────────────
  2. 杉久武

    ○委員長(杉久武君) ただいまから災害対策特別委員会を開会いたします。  議事に先立ち、一言申し上げます。  この度の令和元年台風第十九号を始めとする一連の風水害により、甚大な被害がもたらされ、尊い人命が失われたことは誠に痛ましい限りでございます。  犠牲者の御遺族に対し哀悼の意を表しますとともに、被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。  ここに、犠牲となられた方々の御冥福をお祈りし、黙祷をささげたいと存じます。  どうぞ御起立を願います。黙祷。    〔総員起立、黙祷〕
  3. 杉久武

    ○委員長(杉久武君) 黙祷を終わります。御着席願います。     ─────────────
  4. 杉久武

    ○委員長(杉久武君) 委員の異動について御報告いたします。  昨日までに、河井あんり君及び馬場成志君が委員を辞任され、その補欠として大野泰正君及び高橋はるみ君が選任されました。     ─────────────
  5. 杉久武

    ○委員長(杉久武君) この際、武田国務大臣、平内閣府副大臣及び今井内閣府大臣政務官から発言を求められておりますので、順次これを許します。武田国務大臣
  6. 武田良太

    国務大臣武田良太君) 国土強靱化担当大臣、防災を担当する内閣府特命大臣として、一言挨拶を申し上げます。  我が国は、その自然的条件から、各種の災害が発生しやすい特性を有しております。こうした我が国の特性を踏まえ、防災は国家基本的かつ極めて重要な任務であるとの認識に立ち、災害に強くしなやかな国づくりを進めてまいる所存です。  いまだ記憶に新しい東日本大震災熊本地震、平成三十年七月豪雨を始め、今年に入ってからも地震や火山の噴火、台風、豪雨等による災害が発生しております。特に、令和元年台風第十五号、台風第十九号、十月二十五日からの低気圧による大雨等により、多数の方々が被災されております。こうした災害により亡くなられた方々とその御遺族に対し深く哀悼の意を表しますとともに、全ての被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。  政府は、こうした災害に対して被害状況の早期把握及び被災者の救援救助活動に全力を尽くすとともに、生活、なりわいの再建、復旧復興対策等について、関係省庁一体となって対応してまいりました。  千葉県を中心に甚大な被害をもたらした台風第十五号については、応急給水や入浴支援、ブルーシートの展張作業、電力の復旧作業等に関係省庁が一体となって対応してまいりました。また、災害救助法の応急修理制度の拡充や、激甚災害に指定する政令の公布、施行も行ってまいりました。  私自身、台風第十五号の被災地である千葉県東京都を訪れ、被災状況や復旧復興の進捗の様子を自分の目で直接拝見し、改めて今回の災害のすさまじさや甚大さに触れ、被災地の復旧復興に向けた決意を新たにしたところであります。  被災された方々が安心して暮らせる生活や、被災した地域のにぎわいを一日も早く取り戻すことができるよう、被災地の方々の気持ちに寄り添いつつ、引き続き、政府一丸となって被災者支援、復旧復興対策等に取り組んでまいります。  加えて、台風第十五号等の被害においては、長期間にわたる停電及びその復旧プロセスなどの様々な課題が認められたことを受け、それらの課題を検証、検討するため、先般、政府として、官房副長官をトップとする検証チームを立ち上げました。  現在、このチームの下に設置した実務者検討会において、メンバーである防災分野等の有識者五名の御意見も伺いながら、長期停電の原因及びその復旧プロセス、通信障害に関する関係者間の情報共有、復旧プロセス、国、地方自治体の初動対応、災害対応に不慣れな自治体への支援等について検証を行っているところであり、今後、台風第十九号等についても併せて検証を行うこととし、検証報告の取りまとめに向けて議論を深めてまいります。  続きまして、防災対策等の主な課題と取組方針について御説明いたします。  まず、地震対策の強化についてであります。  広範かつ甚大な被害が懸念される南海トラフ地震については、本年五月の中央防災会議において、南海トラフ地震の発生可能性が相対的に高まったと評価された場合の対策等を盛り込んだ南海トラフ地震防災対策推進基本計画の変更が決定されたところです。また、地方公共団体等における防災対応検討の参考としていただくガイドラインを改訂いたしました。大規模地震の発生に備えた事前避難に関する検討などを通じて、防災対応の一層の向上に努めてまいります。  次に、火山災害の対策については、大規模噴火時に想定されている広範囲にわたる火山灰の影響に備えるため、中央防災会議の下に設置したワーキンググループにおいて、被害想定及び広域的な降灰に対する応急対策の基本的な考え方について御議論いただいているところであり、取りまとめに向けて引き続き検討を進めてまいります。  また、大規模災害に対応するためには、国、地方公共団体、民間の関係機関の情報を共有することが極めて重要です。このため、今年度から、大規模災害時に様々な情報を集約、地図化して各関係機関の災害対応を支援する現地派遣チームの運用を開始したところであり、台風第十五号、十九号等において活動しております。今後も災害対応や訓練を通じて機能向上を図ってまいります。  災害対応の推進については、国民一人一人が自らの命は自らが守る意識を持ち、自らの判断で行動する社会の実現に向けた取組を引き続き進めてまいります。また、行政による公助はもとより、国民一人一人が自ら取り組む自助、そして、地域企業、学校、ボランティアなど互いに助け合う共助を組み合わせた取組を国民運動として一層推進してまいります。さらに、地区住民による地区防災計画策定への取組支援を始め、災害教訓の継承、企業におけるBCPの普及やボランティア、NPO、行政の三者の連携、協働等の取組を進めます。また、防災推進国民会議などを通じて防災教育や防災意識の啓発に努めるとともに、十一月五日の津波防災の日、世界津波の日を中心に、津波防災の啓発活動により一層取り組んでまいります。  さらに、本年八月、我が国が強みを有する防災技術やノウハウを官民が一体となり海外に積極的に情報発信するとともに、相手国の官民との関係構築を図ることにより、防災技術等の海外展開を促進するため、防災技術の海外展開に向けた官民連絡会、通称JIPADを立ち上げました。本連絡会の運営を着実に進めながら、仙台防災枠組に基づき、我が国の知見や教訓、防災に関する取組等を世界に発信し、防災協力を推進してまいります。  災害が発生した後も、人命、財産のみならず、経済社会システムを維持していくことは極めて重要であります。このため、過去の災害から得られた教訓を踏まえ、国土強靱化基本計画に基づき、中長期的、計画的かつ着実に国土の強靱化を進めているところです。さらに、昨年度から防災・減災、国土強靱化のための三か年緊急対策を三年間集中的に実施しているところです。  また、国土強靱化を効果的に進めるためには、地方公共団体を中心とした地域の強靱化の推進が極めて重要です。このため、地方公共団体による国土強靱化地域計画を促進し、地域計画に基づく事業への支援の強化を図ってまいります。  今後とも、災害の教訓を踏まえながら必要な施策を実施し、国家百年の大計として、災害に屈しない強さとしなやかさを備えた国土をつくり上げてまいります。  以上申し上げましたとおり、一連の災害からの迅速かつ円滑な復旧復興のため、被災者に寄り添いながら、被災した地方公共団体と一体となって取り組むとともに、これらの災害を教訓とした災害対策の一層の充実を実現し、災害に強くしなやかな国づくりを進めるため、大きな使命感と責任感を持って全力を尽くしてまいる所存です。  杉委員長を始め、理事、委員各位の格別の御指導、御鞭撻を賜りますようお願いいたします。
  7. 杉久武

    ○委員長(杉久武君) 平内閣府副大臣。
  8. 平将明

    ○副大臣(平将明君) 国土強靱化担当、防災担当内閣府副大臣の平将明でございます。  令和元年台風第十五号、台風第十九号、十月二十五日からの低気圧による大雨など、一連の災害によりお亡くなりになられた方々と御遺族に対しまして深く哀悼の意を表しますとともに、被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。  災害から国民の生命、身体、財産を守ることは国政の最大重要課題の一つであります。国土強靱化担当、防災担当内閣府副大臣として、武田大臣を補佐し、一連の災害からの復旧復興、今後の災害対策と強靱な国づくりに全力で取り組んでまいります。  杉委員長を始め、理事、委員各位の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
  9. 杉久武

    ○委員長(杉久武君) 今井内閣府大臣政務官
  10. 今井絵理子

    大臣政務官(今井絵理子君) 国土強靱化担当、防災担当大臣政務官の今井絵理子です。  一連の災害によりお亡くなりになられた方々と御家族に対しまして深く哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。  政務官として、平副大臣とともに武田大臣をお支えし、災害からの一日も早い復旧復興災害に強いしなやかな国づくりに全力を尽くしてまいります。  杉委員長を始め、理事、委員各位の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。     ─────────────
  11. 杉久武

    ○委員長(杉久武君) 災害対策樹立に関する調査を議題といたします。  令和元年台風第十九号及び十月二十五日からの大雨等による被害状況等について政府から報告を聴取いたします。武田防災担当大臣
  12. 武田良太

    国務大臣武田良太君) 令和元年台風第十九号及び十月二十五日からの低気圧による大雨による主な被害状況及びその対応につきまして御報告いたします。  まず、一連の災害により亡くなられた方々、その御遺族に対し深く哀悼の意を表しますとともに、全ての被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。  幅広い地域に甚大な被害をもたらした令和元年台風第十九号は、十月十二日に大型で強い勢力で伊豆半島に上陸し、静岡県新潟県、関東甲信地方、東北地方を中心に広い範囲で記録的な大雨をもたらし、十二日から十三日にかけて十三都県に大雨特別警報が発表されました。台風第十九号に続く十月二十五日からの大雨も重なり、多くの被災者の皆様が先の見えない不安を抱え、再建への気力を失いかねない厳しい状況が続いております。  十一月十三日時点で把握しているところでは、台風第十九号により死者八十二名、行方不明者四名、十月二十五日からの大雨により死者十三名等の人的被害や、多数の住家の全半壊及び床上・床下浸水等の被害が出ております。道路や電気、水道等のライフライン、農地や農林水産業の施設、収穫間近であった農作物等にも大きな被害が生じております。  政府としては、台風第十九号について平成三十年七月豪雨以来となる非常災害対策本部を設置し、人命の救援救助活動に全力で当たってまいりました。  また、長野県福島県など被災した六県に対し、内閣府調査チームや各省庁からの専門的な知識を有する職員を派遣し、現地の課題を速やかに把握し、先手先手で対策を講じてまいりました。  これまでに、食料、飲料、段ボールベッド、暖房器具等、被災者の命に関わる生活必需品等の物資を予備費を活用したプッシュ型支援で調達、発送したほか、権限代行による県管理河川の堤防復旧、応急給水を含めた水道の復旧支援、自衛隊等と連携した災害廃棄物の処理支援などを行ってまいりました。  政府としてできることは全て行うとの方針の下、スピード感を持って、生活再建、そしてなりわいの再建に向けて全力を尽くしてまいる所存です。  私自身、台風第十九号の通過直後の十月十三日から、被災地である長野県福島県宮城県茨城県栃木県神奈川県千葉県岩手県静岡県を訪れ、被災状況や復旧復興の進捗の様子を自分の目で直接見てまいりました。改めて今回の災害のすさまじさや甚大さに触れ、被災地の復旧復興に向けた決意を新たにしたところであります。さらに、安倍総理が十月十七日に福島県及び宮城県、十月二十日に長野県を、菅官房長官が十月二十六日に埼玉県をそれぞれ視察し、知事、被災自治体等と意見交換を行っております。  このような中で、十一月一日には、台風第十九号による災害を激甚災害に指定する政令及び大規模災害復興法による非常災害に指定する政令を公布、施行いたしました。これにより、被災自治体が財政的に心配することなく、安心して災害復旧に取り組んでいただけるとともに、要請のありました道路の災害復旧事業を国が代行することといたします。  また、先週、被災者生活支援チームの下で、関係省庁が一体となって、一連の災害による被災地の生活再建となりわいの再建に向けた対策パッケージを取りまとめたところです。  具体的には、応急的な住まいの確保に加えて、日常生活に支障を来す程度の一部損壊の住宅被害についても新たに支援対象とするなど、被災者の方々のニーズに応じた自宅再建等の支援、宅地内や町中の廃棄物、土砂について、年内をめどとした生活圏内からの撤去、地域鉄道の代行バスの運行や被災鉄道の復旧への支援を始めとした地域住民の方々の交通手段の確保、中小企業等が明日への希望を持って事業再建に臨めるよう、グループ補助金等による寄り添い型支援、とりわけ東日本大震災からの復興途上にある事業者に対する手厚い支援制度の創設、農林漁業者の方々の一日も早い営農再開のために、被害を受けた果樹の植え替えや農業用機械等の早期復旧支援を始めとした総合的な対策の実施、さらには、観光需要喚起のため、災害によるキャンセルが発生している被災地域の旅行・宿泊料金について、一人一泊当たり五千円の割引など、被災自治体からの要望にもしっかり応える緊急対策としております。今後とも、顕在化する課題には、スピード感を持って万全の対応を取っていき、切れ目なく財政措置等を講じてまいります。  被災された方々が安心して暮らせる生活や、被災した地域のにぎわいを一日も早く取り戻すことができるよう、被災地の方々の気持ちに寄り添って、引き続き政府一丸となって被災者支援、復旧復興対策等に取り組んでまいります。
  13. 杉久武

    ○委員長(杉久武君) 以上で報告聴取は終わりました。     ─────────────
  14. 杉久武

    ○委員長(杉久武君) 委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。  令和元年台風第十九号等に係る被害状況等の実情調査のため、委員派遣を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  15. 杉久武

    ○委員長(杉久武君) 御異議ないと認めます。  つきましては、派遣委員、派遣地、派遣期間等の決定は、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  16. 杉久武

    ○委員長(杉久武君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時十八分散会