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2010-11-02 第176回国会 参議院 環境委員会 3号 公式Web版

  1. 平成二十二年十一月二日(火曜日)    午前十時開会     ─────────────    委員の異動  十月二十一日     辞任         補欠選任      小川 勝也君     一川 保夫君  ツルネン マルテイ君     川合 孝典君  十月二十二日     辞任         補欠選任      一川 保夫君     小川 勝也君      川合 孝典君 ツルネン マルテイ君  十一月二日     辞任         補欠選任      水野 賢一君     柴田  巧君      市田 忠義君     大門実紀史君     ─────────────   出席者は左のとおり。     委員長        北川イッセイ君     理 事                 轟木 利治君                 山根 隆治君                 有村 治子君                 川口 順子君     委 員                 小川 勝也君                 大石 尚子君             ツルネン マルテイ君                 白  眞勲君                 平田 健二君                 福山 哲郎君                 松野 信夫君                 鈴木 政二君                 谷川 秀善君                 中川 雅治君                 加藤 修一君                 柴田  巧君                 大門実紀史君                 亀井亜紀子君    国務大臣        環境大臣     松本  龍君    副大臣        環境副大臣    近藤 昭一君    事務局側        常任委員会専門        員        山下 孝久君     ─────────────   本日の会議に付した案件 ○環境及び公害問題に関する調査  (生物の多様性に関する条約第十回締約国会議  の結果に関する件) ○地域における多様な主体の連携による生物の多  様性の保全のための活動の促進等に関する法律  案(内閣提出)     ─────────────
  2. 北川イッセイ

    ○委員長(北川イッセイ君) ただいまから環境委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告申し上げます。  本日、市田忠義君が委員を辞任され、その補欠として大門実紀史君が選任されました。     ─────────────
  3. 北川イッセイ

    ○委員長(北川イッセイ君) 環境及び公害問題に関する調査のうち、生物の多様性に関する条約第十回締約国会議の結果に関する件を議題といたします。  本件について松本環境大臣から報告を聴取いたします。松本環境大臣
  4. 松本龍

    国務大臣松本龍君) 十月十八日から二十九日まで愛知県名古屋市において、生物の多様性に関する条約第十回締約国会議、COP10が、百七十九の締約国と国際機関やNGO等のオブザーバーも合わせ、およそ一万三千人が参加して開催され、私が議長を務めました。この会議の結果について御報告いたします。  会議の大きな成果として、生物多様性に関する新たな世界目標であるいわゆるポスト二〇一〇年目標(愛知目標)と、遺伝資源へのアクセス及びその利用から生じる利益の公正で衡平な配分、いわゆるABSの名古屋議定書合意が挙げられます。特に名古屋議定書に関しては、条約制定以来議論が続けられてきた条約の三番目の目的を達成するための法的拘束力のある国際的枠組みが採択されたものであり、生物多様性条約にとって新たな時代の幕開けとなったと言えます。また、これら以外にも、保護地域や持続可能な利用など、今後の地球規模での生物多様性の保全と持続可能な利用を進める上で重要な合計四十七の決定が採択されました。  二〇一〇年までに生物多様性の損失速度を顕著に減少させるとしたこれまでの目標が達成されず、生物多様性の損失がこれまでにない速度で続いている危機的な状況の中で、ポスト二〇一〇年目標について、日本から提案した自然との共生という考え方を長期目標に反映させ、また、意欲的かつ現実的な短期目標や具体的な数値が一部盛り込まれた個別目標が空白期間を設けることなく採択できたことは、今後の生物多様性の保全と持続可能な利用の推進にとり大きな意味があると考えます。  ABSについては、各国閣僚等から合意に向け強い期待が示される一方、事務ベルでの交渉が進展しなかったことから、閣僚級の協議を開催し、事務ベルでの議論に政治的ガイダンスを与えることとしました。しかし、政治的ガイダンスが出されても事務ベルでは合意を見出すことができませんでした。このため、名古屋で何としても議定書合意すべき、あるいは合意してほしいという各国閣僚等の思いを酌み上げ、私から議定書議長案を各地域代表の閣僚等に対して提示いたしました。そして、この議長案を基にこれらの閣僚等と議論すること等によりようやく合意に達し、全体会合で採択することができました。  名古屋議定書の採択は、今後の遺伝資源へのアクセスと利用の改善の基礎をつくり、生物多様性の保全と人類の福利の向上という、遺伝資源の提供国と利用国の両者にメリットを与える制度になるものとして期待されます。  今後重要なことは、新たな目標に基づき、各国が国家戦略をつくり、具体的な施策を実施することであり、また、名古屋議定書についても各国が早期に批准し、議定書を発効させ、適切に運営していくことです。我が国は今後二年間議長国として、今回決定された事項の円滑かつ着実な執行に取り組んでいく考えです。また、国内の生物多様性に係る施策についても会議の決定を踏まえ、充実させていく必要があると考えています。  私は、今回のCOP10の成果は、世界の人々の自然や生き物に対する思いが結集した結果ではないかと思います。そして、世界中の人々のこうした気持ちに感謝するとともに、その思いを大切に、国内外の生物多様性の保全と持続可能な利用の進展に向け、全力で取り組みたいと考えております。引き続き御支援をお願いいたします。
  5. 北川イッセイ

    ○委員長(北川イッセイ君) 以上で報告の聴取は終わりました。     ─────────────
  6. 北川イッセイ

    ○委員長(北川イッセイ君) 次に、地域における多様な主体の連携による生物の多様性の保全のための活動の促進等に関する法律案を議題といたします。  政府から趣旨説明を聴取いたします。松本環境大臣
  7. 松本龍

    国務大臣松本龍君) ただいま議題となりました地域における多様な主体の連携による生物の多様性の保全のための活動の促進等に関する法律案につきまして、その提案の理由及び内容を御説明申し上げます。  生物の多様性は、私たちの生存基盤であり、その恵みによって社会経済が成り立っているものです。一方、生物の多様性は、担い手の減少による里地里山の劣化や外来種の影響等により深刻な危機に直面しています。  このような状況の中、一昨年、豊かな生物の多様性を保全し、その恵沢を将来にわたって享受できる自然と共生する社会の実現を図る生物多様性基本法が制定され、国は、多様な主体の連携及び協働による生物の多様性の保全のための活動を促進するための必要な措置を講ずるものとされています。また、折しも本年十月、我が国において生物多様性条約第十回締約国会議が開催され、現在、国内外において生物の多様性の保全に関する機運が高まってきております。  本法律案は、こうした状況を踏まえ、地域における多様な主体が有機的に連携して行う地域の特性に応じた生物の多様性の保全のための活動を促進するため、地域連携保全活動基本方針の策定及び市町村が作成する地域連携保全活動計画について定め、同計画に基づく活動について関係法令の適用の特例等の措置を講じようとするものであります。  次に、本法律案の内容を御説明申し上げます。  第一に、本法律案目的は、地域における多様な主体が有機的に連携して行う生物多様性の保全のための活動を促進するための措置等を講じ、もって豊かな生物の多様性を保全することとしております。  第二に、主務大臣は、地域連携保全活動基本方針を定めなければならないこととしております。  第三に、市町村は、地域連携保全活動基本方針に基づき、特定非営利活動法人等が行う地域連携保全活動の促進に関する計画を作成することができることとするとともに、計画作成に必要な手続を規定しております。  第四に、地域連携保全活動計画に従って行われる行為について、自然公園法森林法都市緑地法等の規定の特例を定めております。  第五に、国及び地方公共団体は、地域連携保全活動に関し、情報の提供・助言その他の必要な援助を行うよう努めることとしております。  以上が本法律案の提案の理由及びその内容であります。  何とぞ、慎重に御審議の上、速やかに御賛同くださいますようお願い申し上げます。
  8. 北川イッセイ

    ○委員長(北川イッセイ君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。     ─────────────
  9. 北川イッセイ

    ○委員長(北川イッセイ君) この際、委員の異動について御報告をいたします。  本日、水野賢一君が委員を辞任され、その補欠として柴田巧君が選任されました。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時九分散会