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1994-07-21 第130回国会 参議院 文教委員会 1号 公式Web版

  1. 平成六年七月二十一日(木曜日)    午後零時二十五分開会     ─────────────    委員氏名     委員長         石井 道子君     理 事         宮崎 秀樹君     理 事         森山 眞弓君     理 事         篠崎 年子君     理 事         及川 順郎君                 井上  裕君                 世耕 政隆君                 田沢 智治君                 南野知恵子君                 上山 和人君                 久保  亘君                 肥田美代子君                 本岡 昭次君                 乾  晴美君                 江本 孟紀君                 北澤 俊美君                 小林  正君                 片上 公人君                 橋本  敦君     ─────────────   出席者は左のとおり。     委員長         石井 道子君     理 事                 宮崎 秀樹君                 森山 眞弓君                 篠崎 年子君                 及川 順郎君     委 員                 井上  裕君                 世耕 政隆君                 田沢 智治君                 南野知恵子君                 上山 和人君                 久保  亘君                 肥田美代子君                 本岡 昭次君                 乾  晴美君                 江本 孟紀君                 北澤 俊美君                 小林  正君                 片上 公人君                 橋本  敦君    国務大臣        文 部 大 臣  与謝野 馨君    事務局側        常任委員会専門        員        青柳  徹君    説明員        文部政務次官   岡崎トミ子君     ─────────────   本日の会議に付した案件 ○国政調査に関する件 ○教育文化及び学術に関する調査  (派遣委員の報告) ○継続調査要求に関する件     ─────────────
  2. 石井道子

    ○委員長(石井道子君) ただいまから文教委員会を開会いたします。  国政調査に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、教育文化及び学術に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 石井道子

    ○委員長(石井道子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
  4. 石井道子

    ○委員長(石井道子君) この際、与謝野文部大臣及び岡崎文部政務次官から発言を求められておりますので、順次これを許します。与謝野文部大臣
  5. 与謝野馨

    国務大臣与謝野馨君) このたび文部大臣を拝命いたしました与謝野でございます。  私は、教育学術文化スポーツの担当大臣として、みずからに課せられた役割と責務を十分認識し、種々の課題の解決のために全力を傾注してまいる決意であります。  委員長並びに各委員の皆様方の御指導、御協力をお願い申し上げ、就任のごあいさつといたします。(拍手)
  6. 石井道子

    ○委員長(石井道子君) 岡崎文部政務次官
  7. 岡崎トミ子

    ○説明員(岡崎トミ子君) このたび文部政務次官を拝命いたしました岡崎トミ子でございます。  二十一世紀までにあと五年になりましたが、世界的に価値観が多様化する中で、平和とか人権とか環境を守ること、また地球市民として共生の社会をつくっていくことが求められているというふうに思っております。このようなとぎに、文部省の果たす役割は非常に大きいというふうに感じております。  こうした状況を踏まえまして、私は、大変微力ではございますけれども、村山総理の庶民の目の高さというのを大事にして、与謝野大臣を補佐して、そして文部行政の充実に努力をしてまいりますので、委員の皆様のどうぞ御指導、御協力をよろしくお願いいたします。(拍手)
  8. 石井道子

    ○委員長(石井道子君) 次に、教育文化及び学術に関する調査を議題とし、派遣委員の報告を聴取いたします。  森山理事より御報告を願います。森山君。
  9. 森山眞弓

    ○森山眞弓君 去る七月七日と八日の二日間、広島県及び兵庫県に委員派遣が行われましたので、その調査結果の概要を御報告申し上げます。  派遣委員は、石井道子委員長、宮崎秀樹理事、篠崎年子理事、及川順郎理事小林正委員、橋本敦委員、そして私、森山眞弓でございます。  初日は、まず、本年十月に開催されるアジア競技大会のメーン会場となる広島広域公園に参りました。会場の中心となる広島ビッグアーチはサッカースタジアムとして有名ですが、陸上競技場としての評判も高く、長距離や跳躍競技ではここが一番よい記録が出ると言われております。隣接する選手村等の整備も順調に進んでいる様子でありました。  また、アジア競技大会の開催に向けて広島市内の公民館では、各館ごとに応援する国を決め、その国の文化を学ぶ「一館一国連動」を行っているとのことで、市民ベル国際交流のすばらしい取り組みと感心いたしました。  次いで広島県庁を訪れ、寺脇教育長などより県の文化財保護及び教育の概況について説明を聞きました。  まず、教育について、広島県では魅力ある高校づくりや業者テストによる進路指導の廃止、生涯学習の推進等に力を入れて取り組んでいるという説明がありました。  文化財保護については、厳島神社の災害復旧を中心に説明がありました。平成三年九月の台風十九号による被害は、厳島神社の国宝建造物重要文化財指定建造物すべてに及び、重要文化財である能楽台、能楽屋及び橋掛、左楽房は倒壊流失いたしました。復旧作業は翌十月から国と県、地元の連携により進められ、本年三月にすべての修理工事を完了したということであります。復旧に当たっては、できる限りもとの状態と同じに修復できるよう、同じヒノキを使うなどの努力がなされ、また、将来に備えて廃材の保存や修理内容の記録なども行われたとの説明でありました。  また、厳島神社は、世界遺産条約の推薦暫定一覧表に掲載されており、早期の世界遺産化が県民の願いであるとの要望がございました。  次に、広島平和記念資料館を訪れ、広島の原子爆弾による被害を伝える数々の展示を見学いたしました。本年六月に開館した東館では、市街地の被害の様子を立体的にあらわす模型等で被爆前後の歴史的な広島の歩みがわかりやすく展示されておりました。また、西館においては、被爆者の悲しみや怒りを伝える数々の遺品等を拝見いたしました。館内では、食い入るように展示を見詰める若者や外国人旅行者の姿が印象的でした。  続いて、原爆死没者慰霊碑に献花をし、死没者の冥福を祈った後、今回の委員派遣の主目的である原爆ドームの保存状況等の調査を行いました。  原爆ドームは、チェコスロバキアの建築家ヤン・レツルの設計により大正三年一月から四年四月にかけて建設された一部鉄骨入りれんが及び石づくり建造物で、被爆以前広島県産業奨励館として使用されておりました。昭和二十年八月六日、このほぼ真上に原爆が投下され、大破全焼して、原爆ドームと呼ばれる現在の姿になったわけであります。昭和二十八年に原爆ドームは県から広島市に譲与され、現在は市が条例に基づき公園施設として管理を行っているとのことであります。  原爆ドームの保存については、戦後しばらくの間、賛否両論があったため、十分な補修が行われず、昭和四十年ごろには崩壊寸前の状態となっておりました。そこで、原爆ドーム保存調査を行い、市議会の保存決議を経た後、昭和四十二年に第一回の保存工事が行われました。保存費用四千万円については、できる限り募金によることがドーム保存の趣旨に沿うとの観点から、全額募金で賄われたとのことであります。これにより、原爆ドームは崩壊の危機から救われました。  第二回目の保存工事平成二年に行われております。このときの保存費用は総額二億円でしたが、このうち半分を広島市が負担、半分が募金により賄われております。特記すべきことは、原爆ドーム保存工事に対し、広島市民はもとより国の内外から数多くの募金が寄せられ、最終的には目標を大きく突破する四億円近い金額に達したという事実であります。これは、原爆ドーム保存についての人々の関心の深さをあらわすものと言えるでしょう。この募金が、現在原爆ドーム保存のための基金になっているということであります。  私どもは、通常立入禁止となっている原爆ドームの敷地内に入り、原爆ドームの中の様子などをつぶさに視察いたしました。無残に朽ち果て、ひび割れが多く入った壁に、保存工事によりエポキシ樹脂が埋め込まれている様子も間近で目にいたしました。原爆ドームを実際に間近に見学することにより、核兵器に対して警鐘を鳴らし、恒久平和を希求するシンボルとしての原爆ドームの意義を痛感いたしました。  原爆ドーム視察の後、広島市役所において地元広島の有識者三名に、原爆ドームの保存と世界遺産化について意見を伺いました。  まず、工学博士で過去二回の原爆ドーム保存工事に携わった広島大学名誉教授佐藤重夫氏から、原爆ドームの保存状況と今後の保存の方向性等につき意見が述べられました。  続いて、昭和六十年当時日本考古学協会において原爆ドームを特別史跡に指定する運動を幅広く展開した広島大学名誉教授塩見浩氏から、近・現代史跡文化財保護法の対象に加える必要性と原爆ドーム世界遺産化の意義等につき意見を伺いました。  最後に、原爆ドーム世界遺産化の請願運動を中心となって推進された広島弁護士会会長古田隆規氏から、市民運動として世界遺産化を推進する意義と経緯等につき伺いました。  以上三名の有識者から意見が述べられた後、派遣委員との間で原爆ドームの持続的保存の必要性、周辺環境の整備、広島平和記念資料館及び平和記念公園との一体的保存等につき活発な意見交換が行われました。  次に、平岡広島市長から原爆ドーム世界遺産化について説明と要望がありました。派遣前日の七月六日には、広島市が呼びかけた原爆ドーム世界遺産化推進委員会の広島委員会が発足し、会長に平岡市長が選出されたということでありました。  市役所を後にし、宿舎到着後、藤田知事の訪問を受け、原爆ドーム世界遺産化について要望をいただき、広島県での日程を終了いたしました。  二日目は、兵庫県に赴き、昨年十二月我が国初の世界遺産の一つに指定された国宝姫路城を見学いたしました。  姫路城は、戦国時代の戦乱や第二次世界大戦の空襲を奇跡的に免れた不戦不燃の城であり、日本独自の木の文化代表する木造建築物であります。姫路城は非常に行き届いた保存状況にありますが、姫路市は、さらに周辺環境を重視し、城と周辺の一体的整備を長期的展望で進めているとの説明がありました。  また、姫路城世界遺産となった後は、観光客が四割程度増加するとともに、姫路市民の姫路城に対する意識が高まり、ボランティアへの参加者が急増するなどの変化があらわれているとのことであり、委員一同世界遺産となることの意味の大きさを改めて認識いたしました。  以上で報告を終わりますが、詳細に触れることのできなかった広島県及び広島市の要望につきましては、本日の会議録の末尾に掲載していただくようお願いいたします。  最後に、この場をおかりいたしまして、両県及び広島市姫路市並びに関係の皆様方に改めて厚く御礼を申し上げます。  以上で報告を終わらせていただきます。
  10. 石井道子

    ○委員長(石井道子君) これをもちまして派遣委員の報告は終了いたしました。  なお、ただいまの派遣報告につきましては、お手元に配付の派遣地での要望書が提出をされておりますので、これを本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  11. 石井道子

    ○委員長(石井道子君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。     ─────────────
  12. 石井道子

    ○委員長(石井道子君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  教育文化及び学術に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  13. 石井道子

    ○委員長(石井道子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成及び提出の時期につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  14. 石井道子

    ○委員長(石井道子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後零時三十八分散会      ─────・─────