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1990-12-17 第120回国会 参議院 本会議 3号 公式Web版

  1. 平成二年十二月十七日(月曜日)    午後四時二分開議     ━━━━━━━━━━━━━ ○議事日程 第三号     ―――――――――――――   平成二年十二月十七日    午後四時 本会議     ―――――――――――――  第一 平成二年度一般会計補正予算(第1号)  第二 平成二年度特別会計補正予算(特第1号)  第三 平成二年度政府関係機関補正予算(機第1号)     ━━━━━━━━━━━━━ ○本日の会議に付した案件  一、新議員紹介  一、日程第一より第三まで  一、平成二年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会の協議委員の選挙  一、平成二年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会参議院協議委員議長報告      ―――――・―――――
  2. 土屋義彦

    議長土屋義彦君) これより会議を開きます。  この際、新たに議席に着かれました議員を御紹介いたします。  議席第百七番、選挙区選出議員新潟県選出、真島一男君。    〔真島一男君起立、拍手〕
  3. 土屋義彦

    議長土屋義彦君) 議長は、本院規則第三十条により、真島一男君を文教委員に指名いたします。      ―――――・―――――
  4. 土屋義彦

    議長土屋義彦君) 日程第一 平成二年度一般会計補正予算(第1号)  日程第二 平成二年度特別会計補正予算(特第1号)  日程第三 平成二年度政府関係機関補正予算(機第1号)  以上三案を一括して議題といたします。  まず、委員長の報告を求めます。予算委員長平井卓志君。     ━━━━━━━━━━━━━    〔平井卓志君登壇、拍手〕
  5. 平井卓志

    ○平井卓志君 ただいま議題となりました平成二年度補正予算三案の委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  一般会計の補正は、歳出について、災害復旧等事業費、給与改善費等、予算作成後に生じた事由に基づき特に緊要となった事項について措置することとし、歳出の追加総額は二兆五千二百十一億円となっております。  他方、既定経費の節減によって二千四百一億円の修正減少を行っておりますので、歳出の純追加額は二兆二千八百十億円となります。  歳入につきましては、最近までの収入実績を勘案し、租税及び印紙収入一兆一千二百七十億円の増収を見込むとともに、前年度剰余金四千六百八十二億円の受け入れを計上し、公債金については、四条公債七千五百億円の追加発行を行うこととしております。  本補正の結果、平成二年度補正後予算の総額は、歳入歳出とも当初予算に二兆二千八百十億円を追加し、六十八兆五千百七十八億円となっております。  また、一般会計予算の補正に関連して、交付税及び譲与税配付金特別会計など十八特別会計予算国民金融公庫など四政府関係機関予算について所要の補正が行われております。  補正予算三案は、十二月十日国会に提出され、翌十一日橋本大蔵大臣から趣旨説明を聴取し、衆議院からの送付を待って、十二月十四日及び十七日の二日間、海部内閣総理大臣並びに関係各大臣に対し、国政全般にわたり熱心な質疑が行われました。  以下、質疑の若干につき、その要旨を簡単に申し上げます。  「本補正に計上されている一千三百億円の多国籍軍支援の湾岸平和基金拠出金は、計上の法的根拠があいまいであり、財政節度の上で問題ではないか。こうした巨額な財政支出を伴い、かつ政治的に重要な交換公文は、国会承認を求めるべきではないか。また、拠出金の使途についても軍需物資調達の懸念すらあるのではないか。特例公債依存脱却後の第二段階の財政再建を推進しなければならないのに、本補正において建設公債を七千五百億円も増発したのはなぜか。これでは第二段階の財政再建は困難になったのではないか。」との質疑があり、これに対し、海部内閣総理大臣並びに関係各大臣から、「湾岸平和基金拠出金については、既に当初予算で認められた予備費の支出に当たって、交換公文を結び、第一段階の拠出を実行している。今回の拠出金も、本補正予算成立を待って、交換公文を改めて締結することとしている。国会承認を得た予算の範囲内で行う拠出取り決めの交換公文を改めて国会に提出、承認を得ることは考えていない。また、拠出金の使い方については、軍需物資の調達要請は全く来ていないし、物資協力及び輸送協力に限っている。拠出金の使途を決める運営委員会には日本サウジアラビア大使参加しているので、我が国の方針に反する基金の使い方はあり得ない。今回の補正は、大幅な税収増が期待できない経済状況のもとで、災害の多発、給与改善費が昭和四十九年度以来の多額に上り、さらに湾岸危機による追加支出など補正要因が多かった。政府は、既定経費の節減に努めたが、公債発行対象経費が七千七百億円に上ることになり、結局七千五百億円を建設公債の増発で対応せざるを得なかった。特例公債から脱却できても、百六十四兆円の国債残高を抱え、国債費が歳出の二割を超える現状では、景気の落ち込みに伴って税収が鈍化すると再び特例公債依存に陥る危険がある。こうした我が国財政の脆弱性を脱し、財政の弾力性を取り戻すためには、建設公債の発行縮減に今後一層の努力をしなければならない。来年度予算は、厳しい財政事情の中で、今回の建設公債の増発を謙虚に受けとめ、財政健全化に向け一層の努力をしていきたい。」との答弁がありました。  質疑はこのほか、イラクのクウェート侵攻に関する諸問題、次期防衛力整備計画、ガット・ウルグアイ・ラウンド、対ソ緊急援助、子供権利条約批准スポーツ振興と基金の創設、今後の景気動向についてなど広範多岐にわたって行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願いたいと存じます。  質疑を終局し、討論に入りましたところ、日本社会党護憲共同を代表して國弘委員が反対、自由民主党代表して沓掛委員が賛成、公明党国民会議を代表して及川委員が反対、日本共産党代表して吉岡委員が反対、連合参議院代表して粟森委員が反対の旨、それぞれ意見が述べられました。  討論を終局し、採決の結果、可否同数となりましたので、国会法第五十条後段の規定により、委員長は平成二年度補正予算三案をいずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げます。(拍手)     ―――――――――――――
  6. 土屋義彦

    議長土屋義彦君) 三案に対し、討論の通告がございます。発言を許します。篠崎年子君。    〔篠崎年子君登壇、拍手〕
  7. 篠崎年子

    ○篠崎年子君 私は、日本社会党護憲共同を代表して、ただいま議題となりました平成二年度補正予算三案に対し、反対の討論を行います。  さて、八月二日、突如起こったイラク軍によるクウェート侵攻は、世界の平和と人類の幸福を願う人々に大きな衝撃を与えました。  しかし、この間政府は、湾岸危機平和的解決に向けて目に見える指導性を全く発揮しなかったばかりか、ただ傍観していたにすぎません。それどころか、さきの国会では、本院の決議を無視し、国連の決議を受けてもいない多国籍軍支援を目的とした国連平和協力法を無理やり成立させようとしました。  政府がねらった自衛隊海外派遣が、我が国の平和憲法の趣旨と本院の決議に照らし、いかに危険きわまりないものであるかは明白であります。自衛隊海外派遣は、やがて海外派兵につながる危険をはらんでおり、廃案は当然の帰結でありました。  今回の審議を通じて明確になりましたことは、政府が我が国の対外政策基本を全く持っていないばかりか、これまで検討した形跡すら認められないことであります。国連平和協力法案一本のためにわざわざ国会召集しておきながら、その法案が廃案となったにもかかわらず、海部内閣がその責任を何ら明確にしないのは言語道断と言わざるを得ず、断じて許すわけにはまいりません。  以上のことからもわかりますように、海部内閣はもはや政権担当能力を喪失していることを強く警告し、以下、順次反対の理由を申し述べます。  反対理由の第一は、国連決議に基づかない多国籍軍に対する支援のための経費が根拠不明のまま計上されていることであります。  政府は、十億ドルの資金が国連にその受け取りを拒否されると、困り果てたあげく、国会承認もない交換公文を勝手に中東湾岸諸国と結んで基金を設置し、予備費から千三百億円もの大金を支出しました。しかし、支出根拠にしようとした国連平和協力法が廃案となってしまった現在、補正予算計上の一千三百億円も完全に支出根拠を失っていることは明らかであります。  加えて、この資金が多国籍軍の兵舎の建設軍事物資の輸送などの軍事費として使われようとしていることは、我が国の平和法の精神を完全に踏みにじるものであり、到底許されることではありません。  資金拠出の必要があるならば、まず交換公文国会に提出し、その承認を得た後に補正予算を編成することによって初めて国民の理解と納得が得られるものであって、手続無視のやり方は絶対に認められません。  反対理由の第二は、昨年度の補正予算審議の際にも多くの疑義と批判が集中した各種基金が、今回もまたぞろ設置されようとしている点であります。  昨年度の補正予算で、合計六つもの基金、資金がその造成の明確な理由も不明のまま設置されました。その際、我々は、そのような基金財政法二十九条の要件に照らし補正予算に計上しなければならない理由が不明であるとして修正案を提出し、政府にその撤回を迫りました。それにもかかわらず、今回またスポーツ振興基金、日米親善交流基金がなぜ補正予算に計上しなければならないのかの論拠不明のまま創設されようとしていることは、これまでの国会での議論を無視するものであり、絶対に認めるわけにはまいりません。  政府のこのような予算計上のやり方は、その向こう側に、財源に余裕があればそれを使って、行政ベースの裁量自由に使える目前の財布を持った方が得との意図がありありと透けて見え、議会のチェック機能を骨抜きにしようとするもので、これほど国会国民を愚弄するものはありません。  反対理由の第三は、六十二年度以降四年間も兆円単位の税の過小見積もりが行われていることです。  政府は、再三にわたる我々の警告にもかかわらず、大幅な税の過小見積もりを続けてまいりました。その結果、六十二年度から元年度までの三年間の政府の過小見積もりの累計額は実に十五兆円を超えており、これは単なる見込み違いで済まされる話ではなく、意図的か、さもなければ大蔵省の税の見積もり能力が全くないかのどちらかであると断ぜざるを得ません。  今回もまた一兆一千二百七十億円の増額補正が行われておりますが、そのうち実に二兆九千七百三十億円は所得税の増額補正であり、これではこれまで国会でしばしば公言してきた見積もり手法改善の公約は果たされていないどころか、欺瞞だったと言われても仕方なく、このようないいかげんな予算は絶対に認められません。  反対理由の第四は、特例国債脱却後の第二段階の財政再建が、政府の公約とは裏腹に、むしろ悪化している点であります。  政府は、我が国財政が特例国債から脱却したとはいえ、いまだ百六十兆円の国債残高を抱え、国債費は歳出の二割を占めるなど、依然厳しいことを強調し、引き続き建設国債発行の削減や公債残高の縮減など第二段階の財政再建に取り組むことを公約してきました。  しかし、本補正予算では七千五百億円もの建設国債が追加計上され、しかもこの中には災害復旧公共事業費に充てない国債が千二百二十億円も含まれておりますが、これこそ明らかに政府の公約違反であり、絶対に認めるわけにはまいりません。  反対理由の第五は、国民が一たん撤廃ないし凍結を求めている消費税が本補正予算に組み込まれていることであります。  消費税導入から一年九カ月、消費税に内在する矛盾はますます表面化し、政府の定着してきたという宣伝とは逆に、益税や運用益の扱い、食料品への課税を含む逆進性なと、国民感情を逆なでする諸問題が次々と明らかになってきております。  政府・自民党から提案してきた衆参両院の与野党税制担当者による消費税見直しの検討においても、国民大衆への逆進性解消の点で前進が見られないのは、現在の消費税の仕組みをそのまま存続させることが政府・自民党にとって税収面からも政権維持のためにも極めて好都合であると考えているからにほかならず、見直しの進まない責任野党に押しつけるなど断じて認めることはできません。  最後に、海部内閣に一言申し上げます。  総理、海部内閣支持率が各種世論調査で急落しているのは、国連平和協力法案廃案の失態が示すように、ひとえに総理の指導力の欠如によるものであることは明らかであります。この際、総理は国連平和協力法案廃案の責任を明らかにするとともに、みずからの進退をお考えになるべきであることを強く申し上げ、私の反対討論を終わります。(拍手)
  8. 土屋義彦

    議長土屋義彦君) これにて討論は終局いたしました。     ―――――――――――――
  9. 土屋義彦

    議長土屋義彦君) これより三案を一括して採決いたします。  表決は記名投票をもって行います。三案に賛成の諸君は白色票を、反対の諸君は青色票を、御登壇の上、御投票を願います。  議場の閉鎖を命じます。氏名点呼を行います。    〔議場閉鎖〕    〔参事氏名を点呼〕    〔投票執行〕
  10. 土屋義彦

    議長土屋義彦君) 投票漏れはございませんか。――投票漏れはないと認めます。投票箱閉鎖。    〔投票箱閉鎖〕
  11. 土屋義彦

    議長土屋義彦君) これより開票いたします。投票を参事に計算させます。議場の開鎖を命じます。    〔議場開鎖〕    〔参事投票を計算〕
  12. 土屋義彦

    議長土屋義彦君) 投票の結果を報告いたします。   投票総数        二百四十九票   白色票          百二十二票   青色票          百二十七票  よって、三案は否決されました。(拍手)     ―――――――――――――  賛成者(白色票)氏名      百二十二名       青木 幹雄君    秋山  肇君       井上 吉夫君    井上 章平君       井上 孝君     井上  裕君       伊江 朝雄君    石井 一二君       石井 道子君    石川  弘君       石原健太郎君    石渡 清元君       板垣  正君    岩崎 純三君       岩本 政光君    上杉 光弘君       遠藤  要君    小野 清子君       尾辻 秀久君    大河原太一郎君       大木  浩君    大島 友治君       大島 慶久君    大城 眞順君       大鷹 淑子君    大塚清次郎君       大浜 方栄君    合馬  敬君       岡田  広君    岡野  裕君       岡部 三郎君    長田 裕二君       加藤 武徳君    狩野 明男君       鹿熊 安正君    梶原  清君       片山虎之助君    鎌田 要人君       川原新次郎君    木宮 和彦君       北  修二君    久世 公堯君       沓掛 哲男君    熊谷太三郎君       倉田 寛之君    木暮 山人君       後藤 正夫君    佐々木 満君       斎藤栄三郎君    斎藤 十朗君       斎藤 文夫君    坂野 重信君       山東 昭子君    清水嘉与子君       下稲葉耕吉君    下条進一郎君       陣内 孝雄君    須藤良太郎君       鈴木 省吾君    鈴木 貞敏君       世耕 政隆君    関口 恵造君       田沢 智治君    田代由紀男君       田中 正巳君    田辺 哲夫君       田村 秀昭君    高木 正明君       高橋 清孝君    竹山  裕君       谷川 寛三君    名尾 良孝君       中曽根弘文君    中西 一郎君       中村 太郎君    仲川 幸男君       永田 良雄君    永野 茂門君       成瀬 守重君    西田 吉宏君       野沢 太三君    野末 陳平君       野村 五男君    服部 安司君       初村滝一郎君    林田悠紀夫君       原 文兵衛君    平井 卓志君       平野  清君    福田 宏一君       藤井 孝男君    藤田 雄山君       二木 秀夫君    星野 朋市君       真島 一男君    前島英三郎君       前田 勲男君    松浦  功君       松浦 孝治君    宮崎 秀樹君       宮澤  弘君    向山 一人君       村上 正邦君    本村 和喜君       守住 有信君    森山 眞弓君       柳川 覺治君    山岡 賢次君       山口 光一君    山崎 竜男君       山本 富雄君    吉川 芳男君       足立 良平君    井上  計君       勝木 健司君    小西 博行君       三治 重信君    田渕 哲也君       寺崎 昭久君    橋本孝一郎君       山田  勇君    沢田 一精君     ―――――――――――――  反対者(青色票)氏名      百二十七名       会田 長栄君    青木 薪次君       赤桐  操君    穐山  篤君       一井 淳治君    糸久八重子君       翫  正敏君    稲村 稔夫君       岩本 久人君    上野 雄文君       小川 仁一君    及川 一夫君       大渕 絹子君    大森  昭君       梶原 敬義君    粕谷 照美君       菅野  壽君    喜岡  淳君       北村 哲男君    久保  亘君       久保田真苗君    日下部禧代子君       國弘 正雄君    栗村 和夫君       小林  正君    佐藤 三吾君       櫻井 規順君    清水 澄子君       篠崎 年子君    庄司  中君       菅野 久光君    鈴木 和美君       瀬谷 英行君    田渕 勲二君       竹村 泰子君    谷畑  孝君       谷本  巍君    種田  誠君       千葉 景子君    対馬 孝且君       角田 義一君    田  英夫君       堂本 暁子君    西岡瑠璃子君       西野 康雄君    野田  哲君       野別 隆俊君    浜本 万三君       肥田美代子君    深田  肇君       福間 知之君    渕上 貞雄君       細谷 昭雄君    堀  利和君       前畑 幸子君    松前 達郎君       松本 英一君    三重野栄子君       三上 隆雄君    三石 久江君       村沢  牧君    村田 誠醇君       本岡 昭次君    森  暢子君       八百板 正君    矢田部 理君       安恒 良一君    安永 英雄君       山口 哲夫君    山田 健一君       山本 正和君    吉田 達男君       渡辺 四郎君    猪熊 重二君       及川 順郎君    太田 淳夫君       片上 公人君    刈田 貞子君       黒柳  明君    木庭健太郎君       白浜 一良君    高桑 栄松君       常松 克安君    鶴岡  洋君       中川 嘉美君    中西 珠子君       中野 鉄造君    針生 雄吉君       広中和歌子君    三木 忠雄君       峯山 昭範君    矢原 秀男君       和田 教美君    諫山  博君       市川 正一君    上田耕一郎君       小笠原貞子君    神谷信之助君       沓脱タケ子君    近藤 忠孝君       高崎 裕子君    立木  洋君       橋本  敦君    林  紀子君       山中 郁子君    吉岡 吉典君       吉川 春子君    粟森  喬君       井上 哲夫君    池田  治君       磯村  修君    乾  晴美君       笹野 貞子君    新坂 一雄君       高井 和伸君    中村 鋭一君       古川太三郎君    星川 保松君       山田耕三郎君    猪木 寛至君       今泉 隆雄君    喜屋武眞榮君       下村  泰君    西川  潔君       宇都宮徳馬君    紀平 悌子君       小山 一平君     ―――――――――――――
  13. 土屋義彦

    議長土屋義彦君) ただいまの結果、平成二年度一般会計補正予算(第1号)外二案について、本院は衆議院から両院協議会を求められることになります。  これにて休憩いたします。    午後四時三十四分休憩      ―――――・―――――    午後五時三十一分開議
  14. 土屋義彦

    議長土屋義彦君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  先ほど衆議院から、平成二年度一般会計補正予算(第1号)外二案について、国会法第八十五条第一項の規定により、両院協議会を求められました。  これより、平成二年度一般会計補正予算(第1号)外二案に関する両院協議会の協議委員十名の選挙を行います。
  15. 稲村稔夫

    ○稲村稔夫君 両院協議会協議委員の選挙は、その手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
  16. 常松克安

    ○常松克安君 私は、ただいまの稲村君の動議に賛成いたします。
  17. 土屋義彦

    議長土屋義彦君) 稲村君の動議に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  18. 土屋義彦

    議長土屋義彦君) 御異議ないと認めます。  よって、議長は、平成二年度一般会計補正予算(第1号)外二案に関する両院協議会の協議委員に稲村稔夫君、佐藤三吾君、菅野久光君、角田義一君、安恒良一君、山本正和君、及川順郎君、片上公人君、吉岡吉典君並びに池田治君を指名いたします。  これより直ちに両院協議委員の正副議長選挙されることを望みます。  両院協議会の結果の報告を待つため、暫時休憩いたします。    午後五時三十三分休憩      ―――――・―――――    午後六時五十六分開議
  19. 土屋義彦

    議長土屋義彦君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  平成二年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会参議院協議委員議長から報告書が提出されました。  この際、報告を求めます。協議委員議長安恒良一君。     ━━━━━━━━━━━━━    〔安恒良一君登壇、拍手〕
  20. 安恒良一

    ○安恒良一君 平成二年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会の経過及び結果について御報告を申し上げます。  本院協議委員は、先ほどの本会議におきまして議長より指名せられました後、直ちに協議委員議長及び副議長の互選を行い、その結果、協議委員議長に私、安恒良一が、副議長に及川順郎君がそれぞれ選任されました。  なお、衆議院側におきましては、越智伊平君が協議委員議長に、近藤鉄雄君が副議長に選任をされました。  両院協議会の初会の議長はくじによって決定することになっておりますので、開会に先立ち抽せんを行いました結果、衆議院側協議委員議長の越智君が議長に当選されました。  協議会におきましては、まず、衆議院側の佐藤信二君から、本補正予算災害復旧等事業費、国家公務員給与改善費、湾岸平和基金拠出金など特に緊要となった事項について措置を講じており、国民生活ばかりでなく、国際的な責務を果たす上でも極めて重要なものである等の理由で賛成、次に、本院側佐藤三吾君から、本補正予算三案には財政法第二十九条の補正予算の編成要件から見て妥当性を欠く経費が計上されていること、多国籍軍、特に米軍の軍事費に使われる危険があること、政府の言う特例公債依存脱却後の第二段階の財政再建の踏み出しに早くもつまずきが見られること、補正後予算には国民が一たん撤廃ないし凍結を求めている消費税が組み込まれていること、本補正により防衛関係費が対GNP比で一%を超えることなどの理由によって反対と、それぞれ議決の趣旨の説明が行われました。  次に、協議に移りまして、参議院側から片上、吉岡、池田の三協議委員から、衆議院側から宮下、神田の両協議委員から意見が述べられました。  協議を終えまして、参議院側から、両院協議会としては、参議院側が指摘をした補正予算三案に反対する理由として掲げた諸事項を除去することによって本補正予算成立できるよう衆議院側に協力を要請する旨の意見が述べられました。また、衆議院側からは、本補正予算国民生活並びに国際的責務を果たす上で極めて重要なものであり、原案どおり成立することが望ましい旨の意見がそれぞれ述べられましたが、結局、意見の一致を見るに至らず、成案が得られませんでした。  以上、御報告を申し上げます。(拍手)
  21. 土屋義彦

    議長土屋義彦君) 平成二年度一般会計補正予算(第1号)外二案につきましては、両議院の意見が一致いたしませんので、憲法第六十条第二項の規定により、衆議院議決国会議決となります。  本日はこれにて散会いたします。    午後七時二分散会