運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1955-06-06 第22回国会 参議院 議院運営委員会 21号 公式Web版

  1. 昭和三十年六月六日(月曜日)    午前十時二十二分開会     ―――――――――――――  出席者は左の通り。    委員長     郡  祐一君    理事            松岡 平市君            加賀山之雄君            天田 勝正君            三浦 義男君    委員            雨森 常夫君            伊能繁次郎君            剱木 亨弘君            榊原  亨君            横川 信夫君            横山 フク君            赤木 正雄君            小林 武治君            森田 義衞君            阿具根 登君            加瀬  完君            藤田  進君            戸叶  武君            山下 義信君            菊田 七平君   委員外議員            千田  正君     ―――――――――――――    議     長 河井 彌八君    副  議  長 重宗 雄三君     ―――――――――――――   事務局側    事 務 総 長 芥川  治君    参     事    (事務次長)  河野 義克君    参     事    (委員部長)  宮坂 完孝君    参     事    (記録部長)  丹羽 寒月君    参     事    (警務部長)  佐藤 忠雄君    参     事    (庶務部長)  渡辺  猛君    参     事    (議事課長)  海保 勇三君   国立国会図書館側    館     長 金森徳次郎君     ―――――――――――――   本日の会議に付した案件 ○常任委員の辞任及び補欠に関する件 ○国立国会図書館の経過に関する館長  の報告     ―――――――――――――
  2. 郡祐一

    ○委員長(郡祐一君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。  常任委員の辞任及び補欠に関する件。
  3. 海保勇三

    ○参事(海保勇三君) 社会党第四控室から、建設委員の若木勝藏君、地方行政委員の近藤信一君、商工委員の中田吉雄君、地方行政委員の栗山良夫君が辞任されまして、後任として建設委員に近藤信一君、地方行政委員に若木勝藏君、商工委員に栗山良夫君、地方行政委員に中田吉雄君を指名せられたいという申し出がございます。  無所属クラブから、地方行政委員の大山郁夫君、文教委員の鈴木一君が辞任されまして、後任として地方行政委員に鈴木一君、文教委員に大山郁夫君を指名されたいという申し出がございます。
  4. 郡祐一

    ○委員長(郡祐一君) ただいまの御報告の通り決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  5. 郡祐一

    ○委員長(郡祐一君) 御異議ないものと認めて、さよう決定いたします。     ―――――――――――――
  6. 郡祐一

    ○委員長(郡祐一君) 次に国立国会図書館の経過報告に関する件。  まず本件の取扱い等につきまして、私から御説明申し上げます。  本件は国立国会図書館法第十一条に「両議院の図書館運営委員会は、少くとも六箇月に一回以上これを開会し、図書館の経過に関する館長の報告、図書館の管理上館長の定める諸規程、図書館の予算及びその他の事務につき審査する。各議院の図書館運営委員長は前項の審査の結果をその院に報告する。」とありまするのでこの規定によりまして当委員会において図書館長から報告を受けこれを審査するわけであります。これは前国会において国会法その他の関係法律が改正されるまでは図書館運営委員会において行われていたものでありますが、右の規定並びに先例によりますれば、委員会において報告その他を審査した結果は、文書並びに口頭によって委員長からこれを議院に報告することになっております。  ただいまのような取扱いによりまして、それではこれから金森図書館長から御報告を願います。
  7. 金森徳次郎

    ○国立国会図書館長(金森徳次郎君) 昭和二十九年度の国立国会図書館の経過に関する御報告を申し上げたいと存じます。その大体は、印刷物として来ておりまするところの経過報告資料の中に、その四枚目の辺から数枚目にわたりまして、一応書きしるしておりますが、大変こまかい項目にわたりましてかつまた数字をたくさん含んでおりますので、大体その印刷物について個々のことは御了解を願いたいと存じます。あとで、とりまとめて大筋のことを御報告いたしたいと思っております。  まず今申し上げました書類の第四枚目には、「一」として図書館の「組織」のことが書いてございます。これは法律で根本がきまっておりますが、別に目に立つ変化はございません。各部課の小さい改正が載っておるわけであります。  その次に「二」として「人事」がございまするが、これも二十九年度におきまして行政整理、によって定員少数を減じたということが主たる点でございまして、そのほかには大きな変化はございません。  それから次の頁の(3)「主要な人事」というところがございますが、これもここに書いてある程度でございまして、幾分の変化はございまするが、特別に問題にすべきこともないように存じております。  次に日本数字で「三」と書いてあります「国会への奉仕」とございますが、図書館の任務の一番大きなものは国会への奉仕でありまして、それがどのような状況であるかということを一応数字にしたためたのであります。その三の中にアラビヤ数字で(1)、(2)、(3)と書いてございますが、その初めの「調査及び立法考査局の考査件数」とありまするが、これは二千五百十二件というものを立法考査局におきまして考査をいたしまして、国会のいろいろな御要求に応じまして、少しはそれよりもはみ出しまして、もっと広い範囲の要求にも応じまして、立法府その他の考査に関する処置をいたしました件数がございます。二千五百十二件という数字が出ております。なお特別におよその必要を予想してこしらえました調査資料四十四件ということになっております。  更に続きまして日本数字の「四」というところに「行政司法各部門への奉仕」ということがございまするが、これは御承知のように各行政官庁及び司法部門に対しまして、図書館的な奉仕をすることでありまするが、そのこまかい数字は附表のほうに出ております。ここに表われておりまするのは閲覧者とか閲覧読書数が主なものになっておりますが、これがつまり各省の図書館あるいは最高裁判所の図書館等を経由してサービスを主に職員に対してしておるのであります。人数におきまして十二万八千百九十人というような数になっております。  それからその次の紙へ参りまして、日本数字の「五」というのに、「一般の図書館及び公衆への奉仕」というのがございまするが、これが従来の考え方で図書館がどう働いておるかということの答えに該当するものであります。つまり国民一般に対しまして図書館が奉仕するということであります。その件数は、そこに中央館と支部図書館と、こう分けて出ております。中央館が赤坂御所及びこの国会のわきでやっておりまする私どもの図書館の主たる働きを示すものであります。それから支部図書館と申しまするのは、上野図書館、静嘉堂文庫、東洋文庫、それから大倉山文化科学図書館というものを指しておりまして、これらの閲覧者の数を合計いたしますると、中央館につきましては約十六万、それから支部図書館につきましては何といっても上野が中心でございまして、約四十二万七千二百三、こういう数になっております。  さらに紙を追っていきますると、いろいろの貸出、考査状況等がございまして、まあこまかいことにわたりまするからここは省略さしていただきます。  それから次の紙に入りまして、つまり数字で表わしておりまする中の、次の紙の劈頭に(5)「総合目録編さん状況」というような、それから(6)「印刷カード作成」(7)「写真複製業務」というものがございまするが、これが図書館のやや特殊な仕事になっておりまして、一般に、カードをこさえて実際に書物が利用せらるるようにするという働き、それからいろいろな文献をマイクロフィルムに写しまして、非常に実用に便する、こういうまあ働きをしておるところを指しておるわけであります。  なおいろいろとそれからこまかいところが出ておりまするが、それは数字に従ってごらんを願うことにいたしまして、以上を一般的にながめわたしまして、そして最近の、この一年間の業務の大体の御報告を申し上げたいと思いまするが、今主として重点をおいておりまするのは、この国会奉仕のための立法資料を集めるということであります。この国会から調査の依頼は、年を経るごとに、先ほども申しましたようにいろいろ御依頼を受けまするし、その内容が重要で複雑になってくるわけでございまするが、何しろこの立法資料の調査というものは急ではできないのでして、平素から立法資料を準備していなければなりませんので、今までこういうものが経費の都合もあり、また連絡の都合もございまして、十分思うようになっておりませんでした。で、この年来の問題を解決いたしまするために、外国の新聞雑誌百七種を受け入れまして、国会奉仕に大きな役割を果すことができるようになりましたが、その一、二の例を申し上げますると、新聞ではロンドン・タイムズ、プラウダ、ルモンド、エコノミスト、フランクフルター・アルゲマイネ、パーラメンタリー・アフェアズ、人民日報、ステーツマンというようなものも含まれておるわけであります。そのうちのロンドン・タイムズとエコノミストだけは航空便で取り寄せて、迅速奉仕を心がけております。  それから次の問題といたしましては原子力資料の整備及びその公開であります。原子力の問題は、近ごろ世の中でやかましくなっておりますが、本体をいかに扱うかということは図書館の関知したことではありません。しかしながら必要な場合に、その原子力関係資料がよく整えられておって、あらゆる人々の研究に便利になるようにしたいものであるということは、かねがね心がけておりまして、ある程度集まりましたので、昨年の十二月から公開することにいたしました。今備え付けておりまする資料は、米国原子力委員会の報告書約千五百冊でございまするし、そのほか約四千冊の関係和洋図書を持っておりまするし、また航空便によりまして、ニューヨーク・タイムズ、ロンドン・タイムズの原子力に関しまする切り抜き資料や、国際連合その他諸国の情報等を集めているのであります。さらに本年に入りまして米国政府が原子力文献を日本に寄贈されるということになりまして、その取扱いにつきましてはスタックにおいていろいろ御協議になりました結果、当館の負担においてこれらの文献を引き取りまして、整理保管、閲覧、リプリントというような作業を行いまして、一般の利益に奉仕する、こういうことにいたし、現に実行をいたしております。その原子力文献の内容は相当多岐にわたるものでありまして、米国の原子力委員会の基礎研究及び応用研究報告一万部、それから書物におきまして二十八巻、その他であります。それから米国においてでございますが、内外技術文献というものの約五万件の抄録とカードその他、目方にいたしますと一トンに上る分量でございます。  次に第三番目といたしまして一般に対する奉仕を改善するということであります。図書館奉仕というものは書物をごらんにいれるというよりも、むしろお尋ねに応じて必要な文献の案内をする、あるいは資料をはっきりさせるということでありまして、レファレンス業務でございますが、それが今まではなかなか、発達の段階にあったのでございます。しかし最近に至りましてレファレンスも非常に多くなりまして、とうてい応じ切れない実情になっております。前年度に比較いたしましても四千三百件増加しました。これは一般国民からくるレファレンスでございますが、四千三百件になっておりまして、非常に労力の関係からむずかしいことになっておりますが、これを差し繰りまして実行いたしております。  その次に幣原平和文庫の寄贈を受けたことであります。なくなられた幣原氏は、世界平和の実現ということを畢生の念願とされておりしまして、その平和思想の発達をはかる目的をもって幣原平和財団が設立されまして、その目的のために集められた図書が、今集っているものを昨年十一月に当館に寄贈されまして、なお今後集まるものを順次寄贈される予定でございます。今までの基本文献は二千三百冊ほどでございます。で、なおそのほかに、世界の諸国から寄贈してくれるところの書物もございまして、いろいろの国のものが相当たくさん、相当と申しましても、絶対量から見れば少いのでございますが、中国、ソ連等を含めまする海外主要諸国のものなども現に入ってきているわけでございます。  次に申し上げたいのは上野の図書館の夜間開館を始めたことであります。上野の図書館は、太平洋戦争の末期ごろから種々の事情によって夜間開館を中止しておりまして、終戦後に至りましても、なかなか上野の公園の夜間通行などの禁止もございまして、中絶の状況となっておりました。ごくわずかの量ではございますが、予算を認められまして、昨年の九月から夜間開館の再開の運びになっております。だんだんその夜間開館の時間的な分量等を、本年に至りましてまた拡張するという方法によりまして、漸次利用者がふえております。  それから次に、PBリポート地方センターの開設でございまするが、先ほども申しましたこの私どもの図書館は、過去を顧みるよりも前途を眺めるということに重点を置いておりまするが、そこでこのPBリポート、詳しく申しまするとリポート・オブ・パブリケーション・ボード・オブ・コンマースということでありまするが、世界の発明、世界大戦中に発達いたしましたもの、つまり科学技術に関するその当時の必要なる資料が世界に収集せられております。それを日本で十分に利用のできないということは、はなはだ残念でございまするので、昭和二十七年の末に予算をいただきまして米国に発注をして、その公開し得る資料数が八万八千余件に達しております。で、さようにして資料は得ましたけれども、東京にそれが一組あるだけでは十分の役に立ちませんので、そこでまず大阪にその資料を写真で複製して持っていくという計画を立てまして、大阪府立図書館にそのPBリポートの地方センターを設置し、そのほとんど全部に近いPBリポートの写真を送り込んだようなわけです。ところが、これに対しまして、なおいろいろ御希望がありまして、さらに昭和二十九年度におきましては北九州の地区として福岡、それから東海地区としての名古屋、二つの地点に非常に御要望がございまして、前者につきましては福岡県立図書館、後者につきましては名古屋の鶴舞図書館にそれぞれ若干の設備をして、ここにPBリポートの複製の一部を、全く一部でございます。一部を送出いたしまして閲覧に供しております。  次に申し上げたいのは世界との交換の状況であります。近代のわれわれの仕事の関係から申しますると、なかなか本当の資料というものは本屋さんを経由して得られるものではございません。政府出版物というようなことが非常に大きな意味を持っております。この国際交換の業務につきましては、相手国がだんだんと広がって参りまして、その分量もふえてきております。この年度に幾らか資料を交換する基礎が成立されましたのは、中華人民共和国と、ソ連とフィンランド、東ドイツ、カナダ、ブラジル等がございます。これとても、まあ本質的にたくさんのものが流れておるわけではございません。なお今後、こういう国際文献の正式交換を、正式の方法をとりたいと思っております国は、アメリカとベルギーと西ドイツとフィリピン等でありますが、これまた全く交換の交渉を進める準備をしているわけであります。  それから次に図書館の建築計画のことでありまするが、図書館ができましてから、すでにまる七年を経過いたしまして、まだ自分の建物は持っておりません。資料は非常に飛躍的にふえ、活動の範囲も激しく増加しておりまするけれども、庁舎の建築は、はなはだゆっくりと進行しておりますが、昭和二十八年十一月に懸賞設計の募集をいたしまして、それが五月末日に締め切りになりまして、その結果全国から百二十二点の作品応募があり、専門家の厳重な審査の結果、当選者がきまりまして、その授賞式を行なったのであります。その後、これからだんだん建築の実施に移っていく段階でございますが、いろいろ当選者が、設計にどの程度に関与するかということが問題になりまして、当選者側と折衝を重ねてきましたが、まだ今日その折り合いがつきません。ただし工事の方は、直接関係のない基礎工事の方に限定せられて、敷地の整地、あるいは擁壁を作るというような点につきまして、建設省の営繕局において順次進行し、くわ入れ式も終ったわけであります。  以上、昭和二十九年度における若干の主要事項を御報告申し上げまして、なお御質問がありますならば、さらにお答えを申し上げたいと存じます。
  8. 郡祐一

    ○委員長(郡祐一君) 速記をやめて。   〔速記中止〕
  9. 郡祐一

    ○委員長(郡祐一君) それでは速記を始めて。  ただいまの図書館長の報告につきましては、質疑は次会以降にお願いすることにいたします。  暫時、休憩いたします。    午前十時四十五分休憩   〔休憩後開会に至らなかった〕