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1953-05-29 第16回国会 参議院 郵政委員会 2号 公式Web版

  1. 昭和二十八年五月二十九日(金曜日)    午前十時五十三分開会   ―――――――――――――  出席者は左の通り。    委員長    池田宇右衞門君    理事            中川 幸平君            柏木 庫治君    委員            永岡 光治君            三木 治朗君            最上 英子君   国務大臣    郵 政 大 臣 塚田十一郎君   政府委員    郵政政務次官  飯塚 定輔君    郵政省貯金局長 小野 吉郎君    郵政省経理局長 中村 俊一君    郵政省経理局主    計課長     佐方 信博君   事務局側    常任委員会専門    員       勝矢 和三君   説明員    郵政大臣官房人    事部長     八藤 東禧君   ―――――――――――――   本日の会議に付した事件 ○郵政事業の運営実情に関する調査の  件  (郵政省所管事項に関する件)  (郵政職員の給与体系是正に関する  件)   ―――――――――――――
  2. 池田宇右衞門

    ○委員長(池田宇右衞門君) 只今より郵政委員会を開きます。  本日は第十六国会当初の委員会に当りますので、郵政大臣より所管事項の説明をいたしたいとの申出があります。先ず大臣の説明を聞いた後、郵政職員の給与体系是正に関する調停案の審議に入りたいと思います。御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 池田宇右衞門

    ○委員長(池田宇右衞門君) 異議ないものと認めます。
  4. 塚田十一郎

    国務大臣塚田十一郎君) 私このたびの組閣に当りまして、郵政大臣を拝命いたし、当委員会において御審議をお願いいたします郵便、為替貯金及び簡易保険等の事業をお預りすることと相成つたのでありますが、何分にも全く経験のない仕事でありまして、今後委員各位の御教示、御援助を得まして、及ばずながら事業の整備充実を図つて参りたいと存じますので、どうか各位におかれましても、格別の御支援、御協力を賜りますよう切にお願い申上げる次第であります。  本日は当委員会に、初めて出席させて頂いたことでもあり、又、委員のかたがたにおかれましても、前国会当時とは相当お変りになつておられますので、この機会に事業の現況、又は当面の課題等につきまして、極く簡単に御報告申上げまして御参考に供したいと存じます。  独立後満一年を経て郵便、貯金、保険三事業は、おおむね順調な再建復興の途を辿り、昨今ではサービスの点におきましても施設の点におきましても、どうやら戦前の水準近くまで漕ぎつけることができたのであります。併しながら、これで十分であると申せないのでありまして、更に今後一段と事業の整備拡充を図つて参りたいと考えております。特に、通信機関の拡充増置に対する国民一般の要望は極めて強いのでありまして、当省といたしましては、従来からこれが実現に努力いたして参つたのでありますが、何分にも定員及び予算等の制約を受けまして、十分要望に応え得ない実情であります。併しながら事業の公共性に鑑みまして、このまま放置することは許されないものと考えられますので、必要の度合を十分考慮の上、無集配特定郵便局又は簡易郵便局を増置いたしまして、でき得る限りその要望に応ずるよう力を尽して参りたいと思つております。  次に簡易生命保険及び郵便年金積立金の運用復元につきましては、幸い前国会におきまして永年に亘る懸案の解決を見ることができまして、張る四月一日からその事務取扱を開始いたしておりますが、今日に至りますまで、特に、本委員会におきましては長期間に亘り並々ならぬ御協力御支援を賜りましたことを、ここに改めて衷心感謝申上げますと共に、今後とも格段の御指導と御援助を頂きますようお願いいたす次第であります。  次ぎに本国会に提出を予定しております法律案のうち、本委員会で御審議をお願いいたしますものは、前国会に提出いたしまして、国会の解散によつて不成立となりました郵便法の一部を改正する法律案及び郵便物運送委託法の一部を改正する法律案であります。  郵便法の一部を改正する法律案の内容は、本年初頭から国鉄運賃が、約一割値上げせられましたために、国鉄の小荷物運賃と小包郵便料金との間に均衡を失するようになりましたので、この小包郵便料金を改訂いたしますと共に、現状に即さない航空割増料金制度を廃止する等のものであります。  又、郵便物運送委託法の一部を改正する法律案の内容は、郵便物の取集め、運送及び配達を運送業者等に委託して行わせる場合、契約の方法及び期間等について更に合理化して、事業の円滑な運営を図ろうとするものであります。  次に第十三回万国郵便連合大会議において締結されました万国郵便条約その他について申上げますと、昨年ベルギーのブラッセルで締結されました条約は、万国郵便条約、価格表記の書状及び箱物に関する約定、小包郵便物に関する約定、代金引換郵便物に関する約定、郵便為替及び郵便振替に関する約定でありまして、これらはいずれも本年七月一日から施行されることになつており、これが承認を本国会に求めるよう外務省において目下取り運び中であります。  次に日米間郵便為替に関する約定等につきまして申上げますと、日米間郵便為替業務は、昭和二十四年十二月から再開されましたが、現行の郵便為替定約は、明治十八年に締結されたものでありまして、その規定中には実情に適合しないものも多々ありますので、昨年本邦から米国に対し現行定約の改締方を提議して協議いたしました結果、一応の成案を得ましたので、目下これが締結及び国会提出の準備を取り運び中であります。  又、日英間郵便為替業務につきましては、本年二月に在日英国大使館から外務省宛に、日英間郵便為替約定の効力は平和条約第七条に基いて効力の復活又は存続を認める旨の通告がありましたので、この約定に基いて早急に業務を再開するため目下準備中であります。  最後に労務管理について一言申上げますと、御承知のように郵政事業は人力に依存する度合が極めて高いのでありまして、事業成績が向上するや否やは一に二十六万従業員の努力如何にかかつていると申しても過言ではないのであります。即ち労務管理の問題は事業経営上極めて重要な課題であると存ずるのであります。すでに本年一月より公共企業体等労働関係法が適用され、又、去る五月二十八日には、同法に基き中央調停委員会より、給与の調整に関する調停案の提示を受けたような事情もありますので、今後は同法の精神に基いて、より正常な労働関係の保持に努めますと共に、従業員の勤労精神の高揚を図り、以て事業能率の向上に努めたいと存じております。  以上を以ちまして私の報告を終りたいと思いますが、なお詳細の点につきましては御質問によりお答え申上げたいと存じます。
  5. 池田宇右衞門

    ○委員長(池田宇右衞門君) これより御質疑を願うことにいたします。
  6. 永岡光治

    ○永岡光治君 只今大臣から一応御説明を受けたわけでありますが、この中に謳われております例えばこの二ページになりましようか、真中辺に「特に、通信機関の拡充増置に対する国民一般の要望は極めて強いのでありまして、当省といたしましては従来からこれが実現に努力いたして参つたのでありますが、何分にも定員及び予算等の制約を受けまして十分要望に応え得ない実情であります。」ということが謳われているわけであります。そこでこの定員、予算等の制約を受けるということは形式の上では国会がきめることになるのでありますが、その責任は従つて形式の上はまあ国会の責任であるということになるのでありましようけれでも、今までの実際の慣例としては、政府が定員法の修正、或いは予算案を作つて国会の審議を願うと、こういう形で出て参つている関係から、この際私は質問というよりはむしろ要望ということになるかと思うのでありますが、後にも縷々述べられているように、この事業が非常に大切であるという点、それから労務管理の上について、待遇の是正というような問題についても十分考慮しなければならないというようなことが述べられておりますが、どうかこの政府が予算案を作る際に、或いは又定員法を改正する際に、十分ここで述べられていることがその際生かされるように、特に私はお願いしたいと思う。でなければ国会で実は私たちの是非こうして欲しいという要望がありましても、残念ながら少数党に属する場合は実現しない憾みがあるわけであります。そういう点を考えられまして、ここにはしなくも謳われました「要望に応え得ない実情であります」ということを、応え得る実情に政府のほうでしてもらいたい。その決意を一つ大臣のほうで是非固めてもらいたいということを先ず第一点としてお願いしたいのであります。その点を一つ大臣から。
  7. 塚田十一郎

    国務大臣塚田十一郎君) 御指摘の点誠に御尤もでありますので、私も今まで政府というものを外から見ておりました感じと、自分がその衝になつて担当いたしました感じとは、率直に申上げまして相当違うのでありまして、ただ何分にもまだ十分省内の事情、事業の全貌がはつきりとつかめませんので、はつきりしたことは申上げかねますが、私の決意といたしましては、ここに申上げました通り、大いに努力をいたしたいと、こういう考えでおります。
  8. 永岡光治

    ○永岡光治君 それで、実はこの説明の中にまだ十分尽されてないような問題につきましても、例えば特定局制度り改正を中心にいたしました多くの問題も、私たちは質問もいたしたいと思いますし、又要望もいたしたいと思つておりますが、なお又説明の中にも各分野に亘つての説明がありますが、これらについても質問乃至は要望がありよす。特に運用権の復元に伴う今後の問題についてもいろいろ要望あるのでありますが、今日はこういう問題は一応私としてはこの際質問、要望は先ず、次の機会に譲ることにいたしまして、当面問題になつておりますこの従業員のお盆手当の要求の問題と、それからこの説明の中で後に述べられておりますように、昨日実は給与体系の是正の問題についての調停案が示されたわけでありますが、これに対する当局の決意、それから私たちの要望と、こういうものに触れたいと思うのでありますが、先ず第一点のお盆手当の件でありますが、どういうようにお考えになつておられるのか、そうして今どういうように進められているのか、その点先ず伺いたいと思うのであります。
  9. 塚田十一郎

    国務大臣塚田十一郎君) お盆手当は、実は郵政省関係だけでないものでありますから、一般の公務員と歩調を合せて、内閣全体の方針として進めて行きたいと、こういうように考えております。特にまあ郵政省だけを特別にというようなことは、まだ今のところ考えておらんのであります。
  10. 永岡光治

    ○永岡光治君 実はこの郵政従業員のこの夏季における労働条件というのはですね、大臣も説明も受けられたでありましようし、又今後も経験されることだろうと思うのでありますが、他の官庁の職員の夏季における労働条件と随分違つたものがあるわけでありまして、炎天下非常に苦しい労働をしなければならないし、或いは又郵便の例をとつて見ますならば、これは暑中見舞等のものも今年は実に莫大なものが出るだろうと予想されるのでありますか、それらの問題も暑中見舞等に対する対策は別途構ぜられると思うのでありますが、何しろ非常に炎天下における特別な労働をしなければならんという、非常に苦しい条件下に置かれておりますし、これについても特別の措置を構じなければならんと私も思います。この点では各官庁と随分違つた条件が郵政従業員の場合にはあるということを先ず大臣十分御了解になつていると思いますが、私どもその点も要望したいと思うし、御認識願いたいと思うのでありますが、そういうことも兼ね合わせまして、他の官庁の職員と、郵政事業の職員と同一であつてよろしい、こういうような考えはこの際是非改めてもらいたい。郵政従業員は特別に他の官庁よりは余計なものが出てもこれは当り前なんだという、こういう考えでお盆手当等の問題も私は是非考えて欲しいと思うのであります。特に予算等の問題ということがありましたけれども、これは昨年の実は暮の年未手当の場合にも予算は実は一月分しかありませんでしたが、併し公務員の特殊な事情もあるということで、その予算の範囲内でいろいろ操作されまして、特に〇、二五程度のものを附加えて現実に支給しているわけであります。だから私はそういう点を勘案されるならば、この際一月分切実に要求しているわけです。これは十分この点を考えて、半月分でよろしいということでは駄目だと私は思いますので、その辺大臣のほうにも努力してもらいたいと思うのでありますが、どうでございましようか。
  11. 塚田十一郎

    国務大臣塚田十一郎君) 御意見を十分体しまして、なお一生懸命に検討して見ることにいたします。
  12. 永岡光治

    ○永岡光治君 それでは特にこの点は緊急を要する問題でありますので、特にこれはどうしてもお願いしたいと思つております。  それから次の問題で、この例の三月三十日に郵政職員の給与体系の是正が実は調停委員会にかかりまして、今日まで慎重審議されて結論が出たようでありますが、これについて具体的にどういうお考えを持つておられるか、一つ先ずお聞きしたいと思うのであります。
  13. 塚田十一郎

    国務大臣塚田十一郎君) 御指摘の通り、昨日調停案を私も頂戴いたしたいのでありますが、早速拝見いたして見まして、確かに尤もであると考えられる面が非常にありますので、私の只今の気持といたしましては、成るべく御希望に応ずるように努力をしたいと、こういうように真剣に考えているわけであります。何にしましても予算が時期的に非常に差迫つておりますから、早速私自身、その関係筋へすぐに話をいたしまして、又自身主計局長にも話をいたしまして、今日は郵政省のほうも人事部長、経理局長も相談に行つたのであります。成るべく早く結論を得て、成るべく御希望に添うようにしたいと、こういうふうに考えております。
  14. 池田宇右衞門

    ○委員長(池田宇右衞門君) なおこの際、永岡委員に一つお願いしておきますが、大臣は衆議院委員会で同じ時刻に委員会を開き、うちのほうへ先に出席を願つたというわけでありますから、大臣の質問は一つ……。
  15. 永岡光治

    ○永岡光治君 要点だけ、簡単に……。
  16. 池田宇右衞門

    ○委員長(池田宇右衞門君) そうしてあとは関係政府委員から説明を願うことにいたしたいと思います。
  17. 永岡光治

    ○永岡光治君 それで、この際大臣に特に根本的な問題として、これは私どものほうから要望したいことでありますが、これはこの調停の処理如何によつては労務管理上やはり面白くない方向に進むだろうと私は懸念するわけであります。そういう意味に日本の政府或いは国会として考えなければならんことは、調停案だとか或いは仲裁案が出た場合には、これは一つの慣例を作る必要がある。それが出たら両者不服であつてもそれに従うという一つの民主的なルールをこの際布くことが本当に日本の再建に役立つものと私は固く考えております。そういう意味で是非とも……、この案について私は検討してみますと、恐らく従業員のほうの立場からすれば不満なものが多々あるだろうと思うのであります。例えば調停案の一番最後のこの終りのページに書いてある通り、「この調整号俸の復活を理由として源資を求めることは、この際適当と認めがたいので、これを採用しないことにした」というような、組合にとつては恐らく満足の行かない不服な条項だろうと思うのでありますが、又その他の例えば金額の問題についても不満なものが多々あるだろうと思うのであります。併しこの際は私どもの立場からは、苦しくとも一つ組合もこの点で了解してもらう、又政府のほうもこれにはそういう意味で一つのルールを立てて、この夏を控えまして事業の繁忙期に入るわけでありますから、早くその態勢を整える必要から言つても政府はこれを呑み、そうして両者円満にこれを受諾する、こういう方向を是非とも打ち立てて頂きたいと思うのであります。この点大臣に特にお願いしたいということが第一点であります。  それからもう一つは、特に今大臣も言われましたけれども、丁度二十八年度の本予算がここ数日中に又論議されてきまるだろうと思うのでありますが、言つてみれば今が一番大事な立場にある、郵政省としては一番大事な立場にあるだろうと思うのでありますが、予算が組まれたあとでさて国会でいろいろ論議されて、与党と政府との関係から見ましても、そう私どもの意見が十分通るとは思われない虞れも多分にあると思うのです。そういう意味からやはり早くこの問題を解決して行かなければならんと思う。予算の編成に当つて、このことを郵政省のほうが受諾するのだという建前で予算を編成する、こういうことでお願いしたいと思うのですが、この点について、この要望を委員会の意思として十分大臣に伝えておきたいし、大臣のお考えをもこの際聞いておきたいと思うのです。
  18. 塚田十一郎

    国務大臣塚田十一郎君) 物の考え方として、こういうような調停委員会調停案を出して頂いたならば、できるだけその調停案を尊重して物を考え、解決して行くという考え方には全く同感であります。そうして又調停委員のかたも恐らく郵政職員の立場だけでなしに、国全体の立場から相当お考え願つておることと思うのでありますが、更にまあ最終的な国の政治としてどういう工合に結論を出すかということになけば、もう一応各党の意見というものも参酌して結論を出して、そうしてその場合にこの調停案をそのまま受諾するという形になるか、或いは多少違つた形になるか、これはわかりませんけれども、併し十分に議論を尽しました場合には、それが別の形になりましたにしても御納得の行く線なるものが出て来るのじやないかというふうに自分は考えております。
  19. 永岡光治

    ○永岡光治君 実は私別な形で又出るかも知れないということを非常にどうも危惧するわけですが、先ほど私が冒頭大臣にお願いしたのは、定員にしても予算にしてもいろいろな制約を受けているというこのことは、実は政府の立場でどうにもなることであります。そういう意味で、そういうことは言つてもらいたくないということが私の要望なのであります。政府でやろうと思えばできることなのであります。この調停案の内容を見ましても随分いろいろのことを考慮されて、而もこの際は遠慮してもらいたいということまでも無理に入れて最小限度ここに出ていると私は思うのであります。ですから、これは予算は政府においてできるという建前で、大臣の決意として、郵政委員会の意思としてはこれを受諾してもらいたいということでありますから、受諾する建前に立つて予算編成に当るということを一つお願いし、又大臣からもそういうことをお答え願いたいと思うのであります。
  20. 柏木庫治

    ○柏木庫治君 只今永岡委員の言う、さつきの中にもありましたが、今も出ましたが、郵政委員会の意思として大臣の決意云々ということですが、永岡委員の意思としてじやないのですか、郵政委員会でそういうことを決議したのですか、僕たち前に……。
  21. 永岡光治

    ○永岡光治君 いや、決議としてじやなく、意思としてです。
  22. 柏木庫治

    ○柏木庫治君 郵政委員会できめないことを、永岡委員が郵政委員会の意思としてと言うのはおかしいじやないですか。
  23. 永岡光治

    ○永岡光治君 大体昨日私の意向に賛成せられた……。
  24. 池田宇右衞門

    ○委員長(池田宇右衞門君) 速記をとめて。    〔速記中止〕
  25. 池田宇右衞門

    ○委員長(池田宇右衞門君) 速記を始めて。
  26. 永岡光治

    ○永岡光治君 それでは大臣が行かれたのでありますが、あとの政府委員で結構でありますがこの調停案に四月一日実施ということが明示されております。これは勿論私たちはこのことをやはり十分考えて頂かなければならんと思うのでありますが、この点については、郵政当局はどういうふうにお考えになつておられますか、実施期日を……。
  27. 八藤東禧

    ○説明員(八藤東禧君) 只今の永岡委員の御質問にお答えを申上げます。昨日中央調停委員会から正式に調停案を示されたことでございまして、実施期日、このこと自体も予算に直ちに響くことになりますので、御承知おきのように事務当局といたしましては、予算はすべて暫定予算でやつております。実施するや否や、受諾するや否やということもすべて本予算にかかつているところなのでございまして、本予算編成の過程でございますので、実施期日のところにつきましても、何ともお答えできないというところが実情であります。
  28. 永岡光治

    ○永岡光治君 重ねてお伺いいたしますが、それでは二十八年度の本予算の中に四月一日から実施するという建前で予算を決定するということも技術の上としては許されることでありますか。
  29. 八藤東禧

    ○説明員(八藤東禧君) 予算編成の建前では、やり方から言いましては、不可能であるということはないと思います。果してそれがその予算を政府として決定される場合、提出予算内にそれを取入れられるや否やは、これは別問題であります。
  30. 永岡光治

    ○永岡光治君 予算技術の上からは、これは違法にはならないというようなお答えのようでありますので、是非この実施期日につきましても、先ほど大臣に質しました二つの問題等がありまするので、是非とも実施期日も四月一日というこの調停案の線を堅持して頂きたいと思うのであります。強く要望をいたしておきます。
  31. 池田宇右衞門

    ○委員長(池田宇右衞門君) 他に何か委員の皆さんで御発言がございませんか。
  32. 永岡光治

    ○永岡光治君 案は大臣に先ほど尋ねまして、まだ細部に亘つていないのでありまするが、このお盆手当の件でありますが、これは大臣も研究してみたいということでありますが、政府の仮に今予算が暫定予算としては〇・五、半月分しか組んでありませんが、それ以外のものについても大臣も考慮検討してみたいという話でありますが、事務当局のほうにもその点一つ十分御考慮して頂きたいと思うのでありますが、その辺の事情については如何なものでございましようか。
  33. 八藤東禧

    ○説明員(八藤東禧君) お答え申上げます。実はお盆手当一ヵ月という要求につきましては、公企労法上によるところの手続に従いまして、職員側より正式に私どもに対して要求書が出たのでありますが、昨日私のほうからこれも公企労法上の手続に従いまして、団体交渉いたしまして、正式の回答書を職員側に手交いたしました。その趣旨は、六月分は暫定予算でございまするし、予算の現状を考えてみましても、法律に定められ、且つ暫定予算の中に組まれているだろうところの金額に更に〇、五、半月分プラスするということは、大体一五億円を更に必要とする事情でございまして、事務当局といたしましては、これは到底応ずることができないので、正式に回答しておる次第でございます。従いまして、私たちのほうとしても、努力せよとおつしやるお言葉に対しまして、職員側に正式に回答した限度、法律に定めるところに従つての夏季手当を出すということ以外には申上げられないのでございます。
  34. 永岡光治

    ○永岡光治君 まあ恐らく組まれた予算の数字の上からは、只今の御答弁のようなことがあるだろうと思うのでありますけれども、やはり先ほど私が大臣にもお願いいたしましたような理由で、他の官庁とはやはり事情が違います。現実に昨年の暮もやはり予算は一カ月分しか組んでありませんでしたけれども、なお且つ〇、二五というものが各官庁共それを目途として出ておる実績があるわけでありますから、いずれ二十八年度本予算のほうにおいて私たちもこれは国会の議員として協力をしたいと考えております。そういう意味で、そういうこともなお考えの中に入れまして、この際特別な措置を講じて頂くように、特に私は要望しておきたいと思います。  それから郵政事業の特性、この夏季の特殊事情に伴ういろいろな手当の問題については、これはやはり考慮しておると私は思うのでありますが、それは考えられておりますか。
  35. 八藤東禧

    ○説明員(八藤東禧君) お答え申上げます。永岡委員が先ほどの大臣に対する御質問の中にも述べられました通り、郵便事業は夏季におきまして、お盆の贈答とか或いは暑中見舞とかいうことによりまして、取扱実数が毎年著しく増加する実情でございます。殊に申すまでもなく、盛夏の炎熱下におきまして従事員が非常に局内においても狭隘な場所で、外においても厳しい労働がより加重せられる勤務に従事しておる次第でありまして、これら実数の増加その他につきまして、従事員に極力その勤労の実績に応ずるように措置して参つておる次第でありまして、本年度におきましても、そのような夏季繁忙につきましては考慮することになると存ずる次第であります。
  36. 三木治朗

    ○三木治朗君 前国会にもたびたび申上げておるのでありますが、郵便事業が電通の事業との振り合いの関係から言つて非常に低率であるという点は、何らかの方法でまあカバーしなければならない問題じやないかということをたびたび申上げておるのでありますが、まあそれらは団交によつてすべて解決するつもりだという答弁を頂いておるのでありますが、これはなかなか困難なことではありましようけれども、先ほど永岡委員の言いました通り、いわゆる公務員の給与に関しては仲裁裁定の問題を尊重するという建前、これはまあ言うまでもなく尊重するのではありましようけれども、むしろこれを一つのルールとして、この出たものは必ず労資とも呑むという一つの慣例を作ることが非常に大切だと思うので、一つそういう点も十分考慮されて、郵政事業の非常な重要性に鑑みて私からも特に要望申上げておきます。
  37. 八藤東禧

    ○説明員(八藤東禧君) 只今三木委員からの誠に郵政職員に対する御理解のあるお言葉を頂きまして、御説の通り調停が出る場合におきましては、私どもといたしましても極力その調停は尊重し、その調停の趣旨に副うように万全の努力をいたしたいと思つておりまして、只今も全省を挙げまして努力いたしております。何とぞ然るべくお願いいたします。
  38. 永岡光治

    ○永岡光治君 それでは、まだ先ほど私が冒頭申述べましたように特定局問題を中心にしたいろいろな待遇の是正問題、事業の問題や、それから運用の問題、いろいろあると思うのでありますが、なお又説明書の中にもいろいろ問題があろうと思いますが、いずれこれは機会を改めて質問、要望の委員会を持つて頂きたいと思います。そのことを特に要望いたしまして、一応私の質問、要望をこの際これで終りたいと思います。
  39. 池田宇右衞門

    ○委員長(池田宇右衞門君) それじや私から一つ。只今永岡委員、三木委員から切実に要望されておりますが、同じ電気通信方面は電々公社と相成りまして、一面半官半民の営業状態で、これの職員と郵政関係の職員の間に給与手当等において均衡のとれないようなことのないように、政府、郵政当局においては格別なる考慮を一つ、又私ども委員会といたしましても、十分に皆さんと共に大蔵当局に皆さんの意のあることを伝えたい、かように決意しております。  他に質疑がなければ本日の委員会はこれを以て終了し、散会いたすことにいたしたいと思いますが、御異議はございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  40. 池田宇右衞門

    ○委員長(池田宇右衞門君) それでは本日はこれを以て散会いたします。    午前十一時二十九分散会