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1952-12-24 第15回国会 参議院 通商産業委員会 8号 公式Web版

  1. 昭和二十七年十二月二十四日(水曜日)    午後零時五十一分開会   ―――――――――――――   委員の異動 十二月二十三日委員北村一男君、高橋 進太郎君、石原幹市郎君、小林孝平君、 及び松平勇雄君辞任につき、その補欠 として重宗雄三君、小滝彬君、山本米 治君、佐多忠隆君及び松野鶴平君を議 長において指名した。   ―――――――――――――  出席者は左の通り。    委員長     結城 安次君    理事            栗山 良夫君            竹中 七郎君    委員            古池 信三君            左藤 義詮君            重宗 雄三君            山本 米治君            奥 むめお君            小松 正雄君            島   清君   政府委員    大蔵政務次官  愛知 揆一君    通商産業省鉱山    局長      川上 為治君    中小企業庁長官 岡田 秀男君   ―――――――――――――  本日の会議に付した事件 ○通商及び産業一般に関する調査の件  (産金対策に関する件)  (中小企業対策に関する件)   ―――――――――――――
  2. 結城安次

    ○委員長(結城安次君) それでは只今から委員会を開会いたします。本日は通商及び産業一般に関する調査の一環として一、産金対策に関する件、二、中小企業対策に関する件を議題といたします。いずれも昭和二十八年度予算案編成と密接な関係を持つ問題でありまするので、特に大蔵当局の御出席を求めて基本方針について只今まで愛知政務次官を中心として懇談をいたして参つた次第でありますが、懇談の内容を確認するため、栗山委員よりその要点を指摘しておいて頂きたいと存じます。
  3. 栗山良夫

    ○栗山良夫君 今委員長からお話がございましたが、実は通産委員会として今国会の中心的な調査案件としてありましたのは、今読み上げられた産金政策の問題と、そうして中小企業育成に関する問題であつたわけであります。そうしてその結論といたしましては、通産当局との隔意ない意見の交換も行なつたのでありますが、第一の産金問題につきましては、今日若干の自由販売が認められた後におきましても、金山が続々と操業を停止している実情にあるのでありまして、これをこのまま放置いたしますと、我が国の産金に対しまして著しい悪影響を及ぼすことになるのでありまして、これは国際的な問題もありますけれども、政府の所信を質したところによりますと、あながち全部がそればかりで左右される問題でもなさそうでありますから、この際政府として産金政策について思い切つた措置を是非ともとられたい、こういうのが我々の要望であります。で、その方策としましては、すでに通産省と大蔵省との間において折衝が交わされているようでありますが、第一に金の政府買上げにつきましては、産金総量の三分の二程度になつておりますものを、三分の一程度に引下げられたい。そうして自由販売の数量を是非とも増加せられたいということが第一点。第二点は炭鉱奨励金を大幅に支出をせられたい。これは業者は約十億を要求しているようでありますが、通産省当局としては六億八千万円を妥当としている、こういうことであります。従つてこの炭鉱奨励金につきましては、二十八年度の予算案に全額が是非とも呑まれまして、そうして産金の問題のこの一点においても解決する術にいたして行きたいというわけでありまして、これが当委員会の趣旨でもあるのであります。  それから第二点としましては、中小企業の金融難打開のために融資特別会計を設定せられたいということでありまして、これはすでに当参議院におきましても五百億を一応の目標にいたしまして、二十八年度には第一回として百億程度を是非とも予算に計上せられたいという強い意思を持つています。この問題は御承知のように今国会におきまして具体的な条件としまして、中小企業金融難打開の衆参両院の決議案にも全会一致で盛られて可決成立をしている問題でありまして、又与党である自由党におかれましても、結局両院の超党派による決議に賛成せられている状態から見ましても、賛成の立場にあるとは私ども考えるわけであります。中小企業を直接指導監督しておられる通産省においても勿論異議のない、実現を望むところでありまして、一にかかつて大蔵省における勇断を期待する以外にないという情勢にあるわけであります。従つて私は今後ともこの問題は必ずや国民の強い要望の中から実現が叫ばれて来る問題でありまして、そういうことになればなるほど輿論も騒がしくなるわけでありますから、丁度各方面の意見が大体一致している頃合いを見計らいまして、二十八年度の予算案には是非とも大蔵省が徹底的な研究をせられた結果、各方面の要求を入れられまして、特別会計の予算措置を講ぜられるように強く要望をしたいわけであります。先ほど来愛知政務次官と懇談を交しました結果、我我の希望する方向と大体隔たりのない御発言を頂いているのでありますが、いま一度委員会の記録を確めておきまする意味においても、この二つの問題について重ねて所信を承わつておきたい、こういうことでございます。
  4. 愛知揆一

    政府委員(愛知揆一君) 本日は当委員会におきまして当面の第一問題でありまする産金政策の問題と中小企業金融の問題につきまして先ほど来非常に御熱心な御懇談を頂きまして、私どもといたしましても裨益するところ大であつたとお礼を申上げる次第でございます。  先ず第一の産金政策の問題につきましては、現在政府部内におきまして熱心に研究を続けております。具体的にに通産当局からの御希望は只今栗山委員からお話のございました通り、第一は政府の買上げ保有を三分の一程度にして、他は市販にするということ、第二に市販用の配給の統制と価格統制をできれば廃止又は緩和したいということ、それから第三に炭鉱奨励金を大幅に引上げて六億八千万円程度にしてもらいたいということ、第四は政府手数料を減額すること、こういう四つの御提案がありまして、それに対しまして現在の段階でその或るものについては相当話合いが歩み寄つて参つておりますが、一番の問題は炭鉱奨励金をどの程度予算に計上できるかという点に集約されるかと思うのであります。先ほど来縷々事情を申上げておりまするように、明年度の予算の編成については、今具体的に総合的に編成を急いでいるわけでございますが、私といたしましては、全体の財政需要の観点も考慮いたしまして、でき得れば、できるだけ通産省のこの提案の御要望の線に沿いたいものだというふうに考えて、今後の予算編成を進めて参りたいと思つている次第でございます。  第二に、中小企業に封ずる金融措置の問題、特に特別会計の設置の点につきまして申上げまするならば中小企業の金融を今後一層円滑にするためには何よりも財政資金の活用に待つところが大きいということは申すまでもないことと思うのであります。その措置をとることは我々としても考えているわけでありますが、その方法論として新たに特別会計を設定するほうがいいか、或いは既存の例えば商工中金等を中心にして考えて参つたほうがいいかということについては、率直に申しましてまだ大蔵省の見解が、最終的に結論を得ておりませんが、すでに国会の先般の決議をせられた全会一致の御趣旨もございまするし、又今栗山委員の御指摘の通り、通産省の非常に熱烈な御要請もあるわけでございますので、これ又本日のこの委員会の御審議によつてますます私どもも考えなけれ袋らん点を把握できたつもりでおりますので、そういう御趣旨を体しましてできるだけ速かに御趣旨に副うような結論を誘導するように努力をいたしたいということを申上げたいと思うのでございます。
  5. 結城安次

    ○委員長(結城安次君) 只今大蔵政務次官愛知さんからお話がありましたので、本日の委員会目的は大体達したと思いますのでこれで閉会いたします。御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 結城安次

    ○委員長(結城安次君) それでは本日はこれで散会いたします。    午後一時二分散会