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1952-04-28 第13回国会 参議院 内閣・地方行政連合委員会 4号 公式Web版

  1. 昭和二十七年四月二十八日(月曜日)    午前十一時四十二分開会   ―――――――――――――  出席者は左の通り。   内閣委員    理事            鈴木 直人君            山田 佐一君            山花 秀雄君    委員            玉柳  實君            横尾  龍君            成瀬 幡治君            上條 愛一君            松原 一彦君   地方行政委員    委員長     西郷吉之助君    委員            愛知 揆一君            石村 幸作君            高橋進太郎君            館  哲二君            若木 勝藏君            吉川末次郎君   国務大臣    国 務 大 臣 大橋 武夫君   政府委員    警察予備隊本部    次長      江口見登留君   事務局側    常任委員会專門    員       杉田正三郎君    常任委員会專門    員       藤田 友作君    常任委員会專門    員       福永與一郎君   ―――――――――――――   本日の会議に付した事件警察予備隊令の一部を改正する等の  法律案内閣提出・衆議院送付)   ―――――――――――――
  2. 鈴木直人

    ○委員長代理(鈴木直人君) これより内閣及び地方行政委員会の連合委員会を開きます。  この前の連合委員会において、岡本委員から警察予備隊の部隊の配置について案がまとまつたならば報告をするようにというような政府に対して要求がありまして、政府でそうするという答弁がありましたが、漸く配置についても案がまとまつたようでありまして、お手許にその案文を差上げてありますけれども、大橋国務大臣から一応の御説明があるということでありまするから、それをお願いいたします。
  3. 大橋武夫

    国務大臣(大橋武夫君) 警察予備隊を十一万に増員いたしましたる際におきまする、全国における配置についての腹案をお約束いたしておつたのでございます。只今七万五千の数でございまするが、三万五千増員をいたすことに相成るのでございまして、これにつきましては、従来全国を四つの管区に分けてあつたのでございます。この際管区の増設をするか、或いは他の種類の部隊を新設するかということについて研究をいたしたのでございますが、特に国内治安の情勢から考えまして、この際においては管区の増設をいたしまするよりも、むしろ北海道に新らしく方面総監部を新設いたしますると共に、方面総監部の直轄部隊を新設することによつて北辺の治安の維持力を強化いたしたい、こういう構想にまとまつた次第でございます。この部隊の各地区におきまする配置は別表に記載をいたしてございまするが、この別表中に直轄部隊と表示をいたしてありまするものは、管区総監部に隷属いたしておりまする部隊でなくして、総隊総監部又は方面総監部に隷属し、総隊総監又は方面総監の直接指揮下において機動的に使用し得る部隊でございまして、部隊の裝備、性質等は概ね管区隊に属しておりまする部隊と同様でございまするが、その指揮系統が異つておるのでございまして、平素は管区総監に直属せず、方面総監或いは総隊総監の指揮下に立ち、必要の際に機動的に出動を命ずる、こういう態勢になつておる部隊でございます。又管区総監部直轄部隊連隊本部、直轄部隊と申しまするのは、管区総監又は連隊長の直接指揮を受ける部隊でありまして、通信中隊、補給中隊のごとく概ね中隊程度の技術的な使命を持つた部隊でございます。  それから学校につきましては、教育訓練に特に重点を置きたいと考えておりまするから、部隊活動の全般について各種の学校を整備強化し、主としてこれは全国的な各管区からの幹部を収容いたしまして訓練をいたしまする関係上、東京附近に配置いたしたい、こう考えておるのでございます。  それから補給廠につきましては、裝備品、補給品が相当増加いたして参りましたので、その補管整備に充てまするために、四管区の各管区ごとに一カ所を置き、その中央施設東京近辺に設置をいたして参りたい、こういう方針でございます。各地区の駐屯地並びに主要配置部隊は別表によつて御覽頂きたいと存じます。
  4. 西郷吉之助

    ○西郷吉之助君 最後のページのところに学校というのがありますが、これはどういう種類の学校ですか、ちよつと説明願いたい。
  5. 江口見登留

    政府委員(江口見登留君) 御説明申上げます。古河附近となつておりますのは、これは施設学校の意味でございます。それから富士附近とありますのは、これは只今久留米でやつております。普通学校と特科学校でございます。土浦附近が武器整備学校久里浜はいわゆる総隊学校と申しておりまして、幕僚学校或いは通信学校衛生学校、いろいろな細かいコースの学校久里浜でまとめてやる、こういう考えでおります。
  6. 館哲二

    館哲二君 この際ちよつとお聞きしておきたいのですが、この間新聞をみますと、知事会議の席上で予備隊の募集についてお話があつて、募集の成績が非常に惡いというような話があつたというような記事を見たのですが、その募集の実情、その他についてお話が聞けましたら非常に幸いだと思います。
  7. 江口見登留

    政府委員(江口見登留君) 三万五千の増員に関連いたしまして、幹部を除きました数字の三万二千五百人を一般公募いたしておるのであります。四月三十日がその締切日期限でございます。今日まで最近の応募数は四万二千ほどになつておつたと存じます。昨日日曜でございますので、その後の数字をまだ持つて参つておりませんが、大体七万人くらいは応募に来るのではないかと考えております。七万ありますれば、三万二千五百人は大体充足できるものと、かように考えております。欲を申しますれば十万とか、十五万とか来てもらいたいと思いますけれども、大体その程度で所要の人数は収容できるものと、かように考えております。
  8. 西郷吉之助

    ○西郷吉之助君 その募集関係のことなんですが、例えば選挙費用なんというと、国が地方公共団体に負担をかけたままその整理が付かないで非常に困るのですが、この募集事務には大した金はかからんと思いますが、町村の事務ではないので、そういうふうな経費がかかつた場合は必ず当局としては町村の費用を弁償する責任があると思うが、そういう点についてそちらの予算が超過した場合にはやはり従来通り町村の責任に負わせるのか、その場合でも予備隊としてはかかつた費用は全部弁償するのか、その点如何ですか。
  9. 大橋武夫

    国務大臣(大橋武夫君) 誠に御尤もな御質問でございまするが、予備隊当局といたしましては、この事務を町村にお願いすることによつて府県市町村に御迷惑をかけるつもりは毛頭ございません。従いまして、必要な費用は国において負担すべきものと、こう考えております。予算というものも一応見込んでございますから、できるだけ予算の範囲でやつて参りたいと、こう考えております。大体予算で賄い得るものと考えております。
  10. 西郷吉之助

    ○西郷吉之助君 この際、大橋国務大臣に是非御所見を質しておきたいと思いますのは、今回増員によりまして各地に新設部隊がされまするが、昨年実は委員長として地方に参りまして知つたのですが、その町村では予備隊をそこに招致すべく相当運動して、そこに予備隊が来たわけであります。来てみると非常に意外なことに幹部級の住宅を設営しろというようなことをその首脳部から公共団体の長が呼ばれて言われた、而もその町は非常に小ざい町であつたために金がない、非常に苦労して、私たちが参りましたときにその町長さんは非常に苦労しておりましたが、さようなことを政府に是非名指して言つてくれるな、折角自分たちが招致したので、これは止むを得ないのだ、併し金がないので非常に困ると言つて苦衷を訴えておられましたので、私は今回三万人も殖やして而も各地に新設されますので、さようなことが万が一にも今後も継続されますと、私は單に地方公共団体に対する惡影響のみならず、全国民に対して非常に私は惡い影響を及ぼす慮れが多分にあると思います。その際実はその公共団体の長が言われるには、実際に予備隊の首脳部が来られて、自治体の全議員を集めて、我々が聞くと非常識なことを言われたそうです。その時の言葉は十分覚えておりませんが、お前たちは自分たちをここに呼んで二階に上げておいて、梯子を取つてしまうようなことをしておる。ということは宿舎が十分ないということなのであります。私は非常に意外に思いました。町村などというものはそうでなくても地方財政が非常に苦しい際なので、余裕のある金があるはずがない。それなのに予備隊の人はそういうような地方財政事情も御承知でないのか、二階に上げて梯子を取られるようなことをしては困るということを全議員を集めて言われたそうですが、而も町長は当局を恐れて自分の名前を発表してくれるなという申添をしておりまして、私は非常に気の毒になりました。私は当局がさようなことをよく考えて頂きませんと、折角来てもらいたいといつたほうが金がなくて困るということになる。私はその時、予備隊はどういうふうに予算を使つておるか意外に思いました。今回各地の新設に伴いましてさようなことを再び繰返さないように、特に大橋国務大臣において、第一線の部隊に対して地方に思わざる負担をかけないように十分心掛けて頂きたいと思います。その点について、どういうふうに現在現地に指令しておられるか、伺いたい。
  11. 大橋武夫

    国務大臣(大橋武夫君) 誠に御尤もな御質問でございまして、果してさような事実がありまするならば、これは予備隊の根本的な考え方に背馳することでありまして、極めて遺憾なことであると存ずる次第でございます。もとより予備隊の招致につきましては、各地方におきまして相当熱意を以て御協力頂いておることは事実でございます。従いまして、新設の部隊が配置せられます際におきましては、予備隊といたしましてはできるだけ必要な住宅は予備隊の費用を以て官舎として新築いたしたい。こういうふうに考えておるのでございますが、いろいろ経費多端でございまして十分なる予算もございませんので、不足の住宅につきましては、若し地方の御事情が許されますならば地元において住宅資金の供給を得て、新しく公営住宅を建て、その一部の利用を許して頂くとか、或いは又適当な借家を斡旋して頂くというようなこともお願いいたしておるのであります。併しながらこれは飽くまでも予備隊をそこに持つて行つたならば、当然そういう御心配をして頂かなければならないという條件とはいたしておりませんし、又さような事柄につきましては、現地の部隊が直接に地方の当局者と折衝すべきものでなく、中央の責任者がそれぞれ建設省なり或いは住宅金融公庫なり、それぞれの方面とも十分に連絡をし、自治庁とも相談いたしました上で、地方においてそういう好意があり、又地方財政事情がそれを許し得るという場合に初めてお願いするということにいたしておるわけでございます。現地の部隊長その他のものが直接に地方当局にそうした問題を折衝するということは許さない方針をとつておるわけでございます。我々としてはこの方針を十分に理解せず、只今御指摘するような遺憾の実情が生じたとすれば、これは甚だ残念に存ずるのであります。今後嚴重に戒めたいと存じておる次第でございます。要するに警察予備隊というものは、これは国内の治安のために存するものでありまして、その活動は国民諸君の御協力によつて初めて全うし得るものと考えておるのであります。その第一歩は現地の部隊がよくその地方の方々と融和協力して、その支援協力を仰ぎ得るような態勢を確立するように努力する、これが根本であると、こう考えておるわけでありまして、今後ともこの趣旨に副いまして、誤まりなきを期して参りたいと、かように存ずる次第であります。
  12. 吉川末次郎

    ○吉川末次郎君 今日は吉田首相首相官邸国会議員を招待しておるのでありまして、その会議に出るのが我々議員の務めと考えておりますので、この連合委員会は引続き行なつて頂くこととして、今日はこれを以て一応散会されるようにお取計いを願いたいという動議を提出いたします。
  13. 西郷吉之助

    ○西郷吉之助君 今の吉川君の動議に私は賛成でございますが、是非内閣委員会の人に対しては誠に申訳ありませんが、本日は講和発効日その他の関係で十分人も集まる時間もございませんので、もう一回連合委員会を開くよう内閣委員会に申入れて頂きたい。本日はこの程度で散会して頂きたいと思います。    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
  14. 鈴木直人

    ○委員長代理(鈴木直人君) それでは本日はこれを以て終了いたします。    午後零時二分散会