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1949-05-28 第5回国会 参議院 議院運営委員会 41号 公式Web版

  1. 昭和二十四年五月二十八日(土曜日)    午前十時三十八分開会   ―――――――――――――   本日の会議に付した事件 ○地方自治廳設置法第四條第三項及び  同法附則第二項の規定による地方自  治委員会委員の任命につき同意を求  める件 ○懲罰動議の取扱いに関する件 ○参議院法務委員会と最高裁判所との  間における國会の國政調査権をめぐ  る意見の対立に関する緊急質問の件 ○議院の運営に関する件   ―――――――――――――
  2. 高田寛

    ○理事(高田寛君) それではこれより議院運営委員会を開きます。最初にちよつと議事部長から説明があるそうですから、お聽き取りを願います。
  3. 寺光忠

    ○参事(寺光忠君) お手許に数人の履歴書をお配りいたしたのですが、これは地方自治廳設置法案に基きます地方自治委員の候補者の名前でございます。地方自治廳設置法案は政府原案に対しまして、衆議院が修正を加えまして、これを十二名にいたし、参議院に送付せられましたが、参議院にこれを八名に減じまして、現在衆議院に回付いたしておるのでございます。そこで衆議院の態度は三十日の本会議にならないと決りませんので八名になるか、十二名になるか、未決定であります。ところが実は会期末で、こういう状態でありますので、事前にとにかく八名の場合にはこうなる、十二名の場合にはこうなるという候補を挙げまして、一應候補名簿だけはお手許に差上げて御吟味を願いたいという希望なんであります。そこでお手許に配つてありますのは十二名の場合の全員でございまして、十二名と申しますのは、この内で参議院で選ばなければならんのもあり、いろいろありまして、政府が選び得るのはこれだけなんで、政府が選ぶことができるものが八名でございます。そして若し参議院案が通過いたしました場合に、この八名の中から削りますのは四人目の石原さん、それから藤本さん、それから七人目の春さん、それから小暮さん。もう一度申上げますと、参議院の修正が通りました場合には安井さんと神戸さんと伊藤さんと田中さんの四人になる、こういうことでございます。それで正式に決まりましたときに、改めて政府が出て参りますが、一應履歴書だけを差し上げまして御吟味願つて置きたい。こういうことでございます。尚念のため申上げて置きますと、参議院議員のうちから参議院の指名したその一人というものが、やはり地方自治委員になるということになつておりますから、それも予め御承知を願つて置けば結構だと思います。
  4. 高田寛

    ○理事(高田寛君) 只今の議事部長の説明はこれはこれでお預り願います。   ―――――――――――――
  5. 高田寛

    ○理事(高田寛君) 次に昨日ここで決めました懲罰関係の御相談に入りたいと思いますが、昨日決めました通り、この懲罰のことにつきまして、発議者から一應大体の御説明を聽くことにいたすことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 高田寛

    ○理事(高田寛君) それでは一つ発議者から御説明を願いたいと思います。
  7. 草葉隆圓

    ○委員外議員(草葉隆圓君) それではお許しを得まして私が懲罰動議を出しましたことを、一應御了承を願いたいと思います。  これは二十三日の夜半におきます。この議院運営委員会の開会中におきますカニエ邦彦君が加藤常太郎君を殴打されたという事件におきましてカニエ君。それからその直後開かれんとしました本会議場におきまする議長の入場前後におきまする騒擾の問題につきまして、中村正雄君、カニエ邦彦君、中西功君、板野勝次君、細川嘉六君、岩間正男君、原虎一君、天田勝正君、金子洋文君の諸君に対する懲罰の動議でございます。
  8. 門屋盛一

    ○門屋盛一君 これはその主な理由はなんですか。
  9. 草葉隆圓

    ○委員外議員(草葉隆圓君) 主な理由は一つは議長が議長席に着かんとするとき、今申上げました中村君、カニエ君、中西君、板野君、細川君、岩間君、原君、天田君らがこれを阻止したというのが一つ、もう一つは副議長が議長席に着きまして議事進行に当りまして、中西君、金子君が暴行を以てこれを阻止せんとしたということでございます。
  10. 中村正雄

    ○中村正雄君 そうするとカニエ君は加藤君に対する暴行と議長阻止、二つの事実なんですね。それから金子君は副議長阻止一つだけですね。
  11. 草葉隆圓

    ○委員外議員(草葉隆圓君) 副議長阻止並びに書類を破棄せんとした……
  12. 中村正雄

    ○中村正雄君 それをおつしやらないから……。金子君は副議長と書類破棄ですか。中西君は議長、副議長両方の阻止、その他の人は議長阻止なんですね。今おつしやつた事実を一應証拠において説明して呉れませんか。
  13. 小林英三

    ○小林英三君 証拠において説明するということは、議院では関係はないと思います。立派に証拠があるというその説明内容におけるところは議院の権限ではないのですから……
  14. 中村正雄

    ○中村正雄君 内容を審査するわけではないのですから……。証拠を一應見せて貰わなければ判断ができない。嘘のことかも知れないし……。それでなければ本会議で全部賛否をせんとそのまま懲罰委員会に全部付託するなら分りますが、証拠があるとおつしやつてもあるかないか、本会議でできないじやありませんか。
  15. 小林英三

    ○小林英三君 提案者に聞きますが、仮に本会議で通過して可決されて懲罰委員会に付託するという場合に立派な証拠があるわけですか。
  16. 草葉隆圓

    ○委員外議員(草葉隆圓君) 証拠は揃えてあります。
  17. 矢野酉雄

    ○矢野酉雄君 中村君の言う通り、ここで審査するという意味じやないけれども、こんなものがあるという、いわゆるあるのさかいにおいては大体了承しておつたのであつて、どうかというのではないから、それを出すのが昨日の約束の線に副う……
  18. 門屋盛一

    ○門屋盛一君 写眞があるなら写眞を出す、速記録があるなら速記録を出す、これについて証拠を出して貰いたい。
  19. 矢野酉雄

    ○矢野酉雄君 それから提案者にお尋ねしますが、例えばここにこれだけの人があつたら、この人達が共同動作でやつたという意味の事実を中心にしてのものか、個々の問題か、そういうのが分れば提案理由として、審判するわけじやないが、その理由だけ明らかにするためにお聞きして置く必要が私はあると思う。
  20. 高田寛

    ○理事(高田寛君) それではお諮りしますが、今少し個々の方についてこういうことをしたというようなことを、もう少し詳しく説明願うことにいたしましようか。
  21. 中村正雄

    ○中村正雄君 今のように一般的におつしやられんと、仮にカニエ邦彦、それが加藤に対する暴行、議長阻止、これはこういう証拠による、これはこういう証人によるというふうに簡單に言つて貰つたらいい。一人づつ人別に言つて貰わんと分らん。
  22. 高田寛

    ○理事(高田寛君) それでは御異議がなければ今少しはつきりさせましよう。
  23. 小林英三

    ○小林英三君 そこのところは非常に微妙な関係があると思います。例えば証人がおりましても、いろいろの関係でもつて懲罰委員会に行つた場合においては、こういう証人とこういう証人とはつきりある。その証人の中でいろいろな関係でそこへ行くまでの間に、今ここで公開するというような場合におきましては、そこに非常に微妙な関係もあるというような方の証人もあるから、そこはあからさまに言えということはちよつと困ると思います。そこでこういう確たる証人があるということであればいいじやないですか。そこまでタツチする必要はないと思います。
  24. 高田寛

    ○理事(高田寛君) それでは御説明を願える程度で、今少し御説明を願つたらどうですか。
  25. 矢野酉雄

    ○矢野酉雄君 草葉君にお尋ねしますが、まだどうも一番初め、紙にちよいちよい二、三行で書いてある、そういう程度の今の御説明であるけれども、やはり出される理由というものは残らず一應は言つて頂くべきで、例えばマイクならマイクが実際に切られてしまつたようなことを挙げておられれば、そこはこういう理由だと言つて頂くといいと思います。
  26. 高田寛

    ○理事(高田寛君) 草葉さん、お差支えない程度で今少し詳しく御説明願いたいと思います。
  27. 草葉隆圓

    ○委員外議員(草葉隆圓君) それではお許しを得まして、成るべく詳しい範囲で御説明申上げます。今お尋ねの件につきまして、カニエ邦彦君の問題につきましては、丁度議運の開会中に加藤常太郎君が人波に押されましてので、前におりましたカニエ君の方へ体が押しかかつて行つたときに、それを振り返つて加藤君の顔面を三、四回殴打いたしまして、そのために加藤君は顔面が腫れ上つたわけであります。そうして御案内のように議運が済みまして、本会議の振鈴が鳴りまして、そこで議員が入つて参りますときに、先程申上げました諸君の方々が演壇上に走り上つて、丁度いつものをコースを通つて、議長が衞視長を先行させて入つつ参りまするその前後に、議事部長の机の前あたりでそれを阻止して、カニエ君のごときは議長の足許に倒れて、議長の進行を殊に阻害をした。一方丁度そのときに議長はいよいよ開会が不能になることを氣付いた状態で、自分の持つております書類を副議長をして代行さして、そうして議事を開くというので書類を渡しまして、今まで自席におりました副議長は、從つて演壇に進みまして、議長席に着きまする前後におきまして、先程申上げました金子君なり中西君が、これを手足を取つて引摺り降そうとし、又書類を打振りましてこれを破ろうとし、又マイクを引倒す等のことをいたして、その発言を阻止しようといたしたのであります。これらの問題につきましては、それぞれ或いは証人なり、或いは写眞なりというものを取揃えておりまするような関係で、大体以上を以て御了承を願いたいと思います。
  28. 高田寛

    ○理事(高田寛君) それ以外の方につきましても、もう少し御説明を願えれば結構だと思います。
  29. 草葉隆圓

    ○委員外議員(草葉隆圓君) 外の方々は実は先程申上げましたように、振鈴後議場が開かれまして、そこに開会前に議長が入つて参りまする前後、先程申上げました板野君初め、演壇の方へ駈け上られましてそうして議事部長の机の前あたりにおきまして今の数の人達が立塞がつて、議長の議席に進みまするのを一緒にこれを阻止した、こういうのであります。
  30. 中村正雄

    ○中村正雄君 それは後全部同じ事実ですか。
  31. 草葉隆圓

    ○委員外議員(草葉隆圓君) 先程申上げました議長阻止の者はそうであります。
  32. 中村正雄

    ○中村正雄君 それは写眞ですか、証人ですか。
  33. 草葉隆圓

    ○委員外議員(草葉隆圓君) 写眞と証人です。
  34. 中村正雄

    ○中村正雄君 両方ですね。
  35. 草葉隆圓

    ○委員外議員(草葉隆圓君) そうです。
  36. 高田寛

    ○理事(高田寛君) 大体よろしうございましようか。
  37. 中村正雄

    ○中村正雄君 もう一つ副議長に対するのを……
  38. 草葉隆圓

    ○委員外議員(草葉隆圓君) 副議長の方は今申上げましたように、副議長が議席につきますると、金子君、中西君が走り上つて参りまして、これを引降そうといて、そうして阻止をし、手を取り足を取り、書類を振り、マイクを倒した、そうして開会を不能にせんとしましたが、漸くそれが終了しましたことはその当時御承知の通りであります。
  39. 高田寛

    ○理事(高田寛君) それでは大体御説明が終つたと思いますから、次の事案に移りたいと思います。それでは一つ次の懲罰案件について御説明を願います。木下君。
  40. 木下源吾

    ○委員外議員(木下源吾君) それでは御説明を申上げます。加藤常太郎君に対する件でありますが、議員加藤常太郎君は昭和二十四年五月二十三日議院運営委員会において、議員カニエ邦彦君が社会党議員総会の結果を自党の運営委員に連絡のため入室したのを押出し、連絡を妨げ、その上同君の首を抱え引張つた。又本会議において壇上に登つて議院の品位を汚した、次に……
  41. 中村正雄

    ○中村正雄君 その都度証拠を言つて貰いたい。個人別に写眞によるか証人によるか、それを言つて貰いたい。
  42. 木下源吾

    ○委員外議員(木下源吾君) 証人も写眞もあります。  次は池田宇右衞門君に対する件、議員池田宇右衞門君は、昭和二十四年五月二十三日の本会議において議長席に登り、喧騒し、又同日の運営委員会において加藤常太郎君と共にカニエ君に暴行した。写眞及び証人は前と同じです。矢野酉雄君に関する件、議員矢野酉雄君は昭和二十四年五月二十三日議院運営委員会において、今期二日間延長の動議を提出した際委員長を牽制して「止めてしまえ本会議を開け」と怒号し、本会議においては、「写眞をとれ」と呼び、みずから指揮権がないに拘わらず守衞を指揮するなど議院の品位を汚した。
  43. 小林英三

    ○小林英三君 もう一遍、委員長を牽制してどうですか。
  44. 木下源吾

    ○委員外議員(木下源吾君) 牽制して……
  45. 高田寛

    ○理事(高田寛君) ちよつと途中ですが速記を止めて。    〔速記中止〕
  46. 高田寛

    ○理事(高田寛君) 速記を始めて下さい。次を願います。
  47. 木下源吾

    ○委員外議員(木下源吾君) 只今の証拠は前段と同じです。北村一男君に関する件、議員北村一男君は昭和二十四年五月二十三日、本会議において副議長をして議長席につこくとを……
  48. 小林英三

    ○小林英三君 もつとゆつくりやつて下さい、書いていますから。
  49. 木下源吾

    ○委員外議員(木下源吾君) では書けるように読みましよう。北村一男君に関する件、議員北村一男君は昭和二十四年五月二十三日本議会において副議長をして議長席につくことを実現せんとして、濫りに壇上に上つて議院の品位を汚した。証拠は前段の通り。岡元義人君に対する件、議員岡元義人君は、昭和二十四年五月二十三日の議院運営委員会において、議員河野正夫君に喧嘩を仕掛け同君を引張つた又本議場において壇上に登り喧騒して議院の品位を汚した。証拠は前段の通り。淺岡信夫君に関する件、議員淺岡信夫君は、昭和二十四年五月二十三日の本会議場において、議員原虎一君が議院運営委員として平常のごとく、議院運営の打合せのため、寺光議事部長席に赴かんとした時これを暴力で遮り、ために守衞を会集した騒ぎの原因をなし、同君は運営委員でもないのにしばしば壇上に登り喧騒して議院の品位を汚した。証拠前段の通りです。松嶋喜作君に関する件、議員松嶋喜作君は五月二十三日午後十一時五十四分より再開された本会議において議長席に着き、事実に反して独断的に会期延長を決定し……
  50. 小林英三

    ○小林英三君 ちよつともう少しゆつくりやつて下さい。
  51. 木下源吾

    ○委員外議員(木下源吾君) 会期延長を決定し、國会法参議院規則を破り参議院の権威を落した。証拠は速記録による。以上であります。
  52. 高田寛

    ○理事(高田寛君) 別に御質問もありませんか。
  53. 岡元義人

    ○岡元義人君 私の分の証拠があるのか。証人と写眞……
  54. 島清

    ○島清君 それは認めない。君たちは退場して貰わなければならんのを我慢しているんだ。
  55. 木下源吾

    ○委員外議員(木下源吾君) 大体今の御説明で概要はお分りと思いますから、これでこの説明を終ります。
  56. 高田寛

    ○理事(高田寛君) じやもう木下君の御説明は宜しいですな。(「宜しいです」と呼ぶ者あり)それでは共産党の中野君から御説明を願います。
  57. 中野重治

    ○委員外議員(中野重治君) 説明いたします。以下説明することは証拠は速記録、証人は私自身、私は同夜の運営委員会全部に立会つております。別室の隠謀にもこれを監視しておる。議場においては私は議席から一歩も離れていない。全部これを見ておる。以上のことを先ず初めに申して置きます。個別的に申上げます。  矢野君は運営委員会において南原委員長の、委員長としての無能を機として、委員会を不当に終結させて、議長職権による振鈴によつて、本会議を不当に開くように行動された。この点岡元君も同様。池田君はカニエ君に対して身体に手を掛けて非常に力強くこれを引き倒そうとした。加藤君はカニエ君を同じく身体に手を掛けて、その結果これを避けようとしたカニエ君の挙が加藤君の顔面に突き当る程力強くこれを引き倒そうとした。北村君は後に副議長に関して述べすが、副議長の不当な議長席への押し登り、これを担ぐようにして助けた。淺岡君は会議の成立前に議場内において、野党連合派の予備員を含む交渉係が、議事を円滑に運ぶために議院運営小委員会を開くようにと議長に慣例による申込をして、このことが進行中に淺岡君がそこへ不当に間入して、この開始され又進行しつつあつた議院運営小委員会を掻き乱して、これによつて円滑な進行を逆轉させ、当夜の議場混乱の源をなした。松嶋喜作君は、議長からの申送りを正当に受け継がず、みずから不当に議長席に押し登つて、すでに淺岡君によつて引起されていた大きな議場の混乱を回復し難きまでに決定的ならしめた。以上であります。
  58. 高田寛

    ○理事(高田寛君) 別に御質問はございませんか。
  59. 矢野酉雄

    ○矢野酉雄君 証拠は御本人か。
  60. 中野重治

    ○委員外議員(中野重治君) 証拠は速記録、証人は私。
  61. 高田寛

    ○理事(高田寛君) 御質問はありませんか。それでは懲罰の案件はこれで終了したと思います。如何ですか。これでしばらく休憩することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  62. 中村正雄

    ○中村正雄君 まだ外に議案がありますか。ある可能性がありますか、どうですか。
  63. 門屋盛一

    ○門屋盛一君 もう一回議院運営を開くか開かんか。
  64. 中村正雄

    ○中村正雄君 なければこの場で諮つて貰いたいことがある。
  65. 門屋盛一

    ○門屋盛一君 併し今採決になりはしないか。
  66. 高田寛

    ○理事(高田寛君) それでは今小委員会における緊急質問の問題がありますから、これをちよつとお諮りいたします。
  67. 門屋盛一

    ○門屋盛一君 いや、もう一度議運を開くか開かんか。
  68. 高田寛

    ○理事(高田寛君) これが済んでから……
  69. 門屋盛一

    ○門屋盛一君 開くなら、私は本会議に着席して、採決に加わらなければならない。
  70. 高田寛

    ○理事(高田寛君) 採決の前にここへ通知することになつております。今日はこれで再開する必要はないと考えておりますが、如何でございましようか。
  71. 岡元義人

    ○岡元義人君 まだ会議に付する案件があるようでしたら、一應休憩にして頂いて……
  72. 高田寛

    ○理事(高田寛君) それでは休憩として置くことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  73. 矢野酉雄

    ○矢野酉雄君 休憩になる前に、その緊急質問のことを簡單に……
  74. 中村正雄

    ○中村正雄君 これが何もなければ、散会するということを前提の休憩であれば、一つ諮つて貰いたい点があるわけです。
  75. 高田寛

    ○理事(高田寛君) それではこの緊急質問を先にいたします。
  76. 近藤英明

    ○参事(近藤英明君) 共産党の中野重治君から緊急質問の通告があります。参議院の法務委員会の最高裁判所との間における國会の國政調査権をめぐる意見の対立に関する緊急質問。それで出席要求者を首相、法務総裁、最高裁判所長官、参議院議長、参議院法務委員長、質問時間十五分、以上でございます。
  77. 高田寛

    ○理事(高田寛君) これは如何取扱いましようか。
  78. 門屋盛一

    ○門屋盛一君 緊急質問ですから、それを無論許すか許さんかというだけの問題になるのですが、この緊急質問の理由に含まれている法務委員会のことについて、私は法務委員会にしてもどの委員会にしても、一應の疑義を持つておりますが、運営委員会として、どなたからか、御説明を聞いた方がよいと思いますが、委員会で決定したことは、院議に図らずに外部に発表してもよいかどうか。
  79. 中村正雄

    ○中村正雄君 今の緊急質問の件は、時宜に適したものと思いますから、取り上げてもよいのですが、本会議でやる日にちについては、後で小委員会と質問者と相談をすることにして、取り上げることに賛成です。
  80. 高田寛

    ○理事(高田寛君) 一應取り上げることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  81. 高田寛

    ○理事(高田寛君) それでは取り上げることにいたします。
  82. 矢野酉雄

    ○矢野酉雄君 今の門屋君の御意見は、やはり十分それは檢討して行かなければならんですね。一應ここで今日はやらないで、僕は別の機会に研究したいと思います。今のやり方で、社会と委員会が直結して、議長という者は取り除いて、参議院の一部の委員会がどこにでも直結するということについては、もつと研究したいと思います。それでこれは私は相当意見があるだろうと思うが、一つ研究しようじやないか。
  83. 中村正雄

    ○中村正雄君 そうすると念のために聽きたいのですが、明日、日曜日ですが、ずつと今まで出ておるので、明日は何か予定がありますか。本会議か委員会その他……
  84. 高田寛

    ○理事(高田寛君) 今の中村君の御発言の明日本会議を開くかどうか、これをここで一應御協議願います。
  85. 門屋盛一

    ○門屋盛一君 もう懲罰がかかつて、懲罰委員会とか何とかいえば議論もあるでしようけれども、確か大体これは、この間速記の問題の出た場合に、直接この理事者から聞いたことですが、超過勤務手当が切れているらしいですが、これは本会議を日曜日に開くということはですね、或いは委員会は特別止むを得ない場合の外は開かんようにしてはどうですか。
  86. 藤井丙午

    ○藤井丙午君 門屋さんの意見の本会議を休むということは賛成ですか、懲罰委員会が本國会延長の一面の理由になつておるのですから、懲罰委員会だけは、開かなければならんと思います。
  87. 中村正雄

    ○中村正雄君 明日本会議は休む。その他の委員会も休むが、懲罰委員会に関しては、懲罰委員会の要求があれば委員会を開くということをこの委員会において認めると……
  88. 小林英三

    ○小林英三君 懲罰委員会にかけるということが今日中に決定すれば、それは結構ですが、若し決まらない場合は、本会議でこれは前以て……
  89. 板野勝次

    ○板野勝次君 超過勤務の問題、これは特に速記者に正当に支拂われていないことに対して、これは事務当局に言つてあるのでありますが、これはこの間懇談の時にそのようになつているので、これは從來のものは嚴格に出して貰う。將來については、勿論予算の関係もあるから、今門屋君の言われたように、日曜日に開いて、更に超過勤務を出さないで労働強化になるということは、これは避けるべきだと思います。ですからどのような事情があろうとも、明日は本会議は開かない。こういう方向に私は賛成いたします。
  90. 中村正雄

    ○中村正雄君 僕は今民自党の方からそういう話が出ることはおかしい思う。無論常識で、十五人からの被疑者があつて、恐らく弁明が相当あると思のますので、それで今のかかつている案議を本会議でやつているが、これは急いでも一時間や二時間はかかると。それからかけても、今日と明日一日で本会議にかけても済むかどうか分らない。そういうことがあるから、私は一番最初の運営委員会に端的に申した、懲罰議案を何とか彼とか言つて延ばしていては駄目だと、こんなことでは会期中はあぶないということを再三再四いつておる。然るに民主党の方が今になつて、日曜日に開けと言うのは納得できない、而も今まで日曜日は國会職員にしても議員にしても出て來ている。せめて大事な議案のない時は、僕は日曜日は休ましてやりたいと思います。
  91. 高田寛

    ○理事(高田寛君) 如何いたしましようか。
  92. 矢野酉雄

    ○矢野酉雄君 そのことになかなか立派な理由なんですが。併しそれは過去の一つの誤りであれば、責任をそれぞれ感じなれればならないけれども、現実の問題としては、あなた方が御心配になるような結果になると困るので、やはり明日は開いて、今日中に恐らく弁明等が十何名あるとすれば、無論済まない、明日開かなければ明後日に持越しても、明後日も相当時間がかかるのではないか、結論を出すということが、社会に対して一つの責任を果すことにもなるのだから、一つこの際速記もお困りだろうし、職員諸君もお困りだろうけれども、切迫した際だから、やはり明日は本会議を開いて……。本日のこの問題が終局したならよろしいが、懲罰動議一切をの懲罰委員会に付託するかしないかという結論が今日中に出たら、私は明日開催する必要はないと思う、併し……
  93. 島清

    ○島清君 それは付託するのが決まつているのではないのですか。
  94. 矢野酉雄

    ○矢野酉雄君 いや、そうではないのです。やはりそれは一人々々やらなければできないのであります。
  95. 島清

    ○島清君 一身上の弁明は聽くけれども、懲罰委員会に一括して付託することは決まつておるのじやないのですか。
  96. 矢野酉雄

    ○矢野酉雄君 それは反対です、それは当然でしよう。例えば五人なら五人の集團的の同一行動ならば一括上程するけれども、今説明の如く一人々々であるからそれは何でもかんでもごつちやにして送り込まなければならんというのは、これは本会議の審議権を絶対無視するものであつて、これは論理が成り立たんだろうと思います。
  97. 小林英三

    ○小林英三君 今矢野君のおつしやつたように、本日中に懲罰動議の問題を合には明日必ず本会議を開くということに……
  98. 門屋盛一

    ○門屋盛一君 私は明日本会議を開くということは反対です。
  99. 島清

    ○島清君 つまり矢野さんが言われるのは、個人々々に懲罰動議がでておるから、今個人々々の一身上の弁明をすれば、一括して集團的にやられたならばその必要はない……
  100. 矢野酉雄

    ○矢野酉雄君 同一行動であるならば、あなたと私と二人で一緒にやつたならば、二人でスクラムを組んでこれがやつたら。
  101. 高田寛

    ○理事(高田寛君) お諮りいたします……
  102. 中村正雄

    ○中村正雄君 今の矢野さんのおつしやるのはどうもおかしいと思うのです。過去の過去云々と言われるけれども、十五人の懲罰動議が出されておるのは皆んな知つておる、あんたも知つておる。これだけの懲罰の審査の時間は、やり方いかんによつては、あなたの方では名案があつたかも知れない。併しあんたの場合に、あなたの考えでは、懲罰が十五人の人をとても本会議にかけて二日や三日でやるという見通しができないということであります。
  103. 高田寛

    ○理事(高田寛君) もう三分くらいで最初の記名投票に入るそうですから、それでは記名投票が終るまで休憩いたします。    午前十一時二十三分休憩    ―――――・―――――    午前十一時五十四分開会
  104. 高田寛

    ○理事(高田寛君) 休憩前に引続きまして、会議を開きます。それでは先程の問題、明日、本会議を開くかどうか、この問題を一つ御協議願いたいと思います。
  105. 小林英三

    ○小林英三君 今の懲罰事件の問題も、今日中に終了する場合におきましては、明日は本会議を休み、若しこれが終了しない場合には、引続いて本会議を明日開くということに……
  106. 島清

    ○島清君 小林さん、妙案があるのだがな、それで上程したら、みんな懲罰委員会に付するということにしたら、問題に時間がかからないのですがね。
  107. 矢野酉雄

    ○矢野酉雄君 それはすでに決定してしまつているのだから、一事不再理をむし返すと、又議論になるからむしろ門屋さんが……
  108. 島清

    ○島清君 そういう含みの下に、判定の錯誤かも知れないけれども、我々はそういうように了解しているのですがね。
  109. 矢野酉雄

    ○矢野酉雄君 もう一つの妙案に、小林君余り正面切つて云うと変になるから門屋さんには……。それでどなたからか御発案になつたように、結局これを今日上程すると運営委員会で決めたならば、次は会派に持つて帰つて御報告なすつて、そうしてその後に小委員会を開いて、小委員会においての運び方によつて、本日中に終り得る見通しは十分つくのです。だから例えば僕が趣旨弁明を二十分とか、三十分とかやる、私自身は何も五分間でも結構、三分間でも結構です。だからそこに小委員会のお互の出合い如何によつて、動かし方が自由にできるのだから。だから明日開く、残つたら開くということを又持ち出すと、いろいろな論議が出て來るから小委員会で善処の途を一つ話合うようにして、進めて行つたらどうですか、小林さん。    〔「結構々々」と呼ぶ者あり〕
  110. 藤井丙午

    ○藤井丙午君 矢野氏の言われるように、小委員会でそれぞれ時間等も見通しがつくわけですから、今日中にどうしても上らんということになれば、もう一遍改めて議運を開いて貰つて、開くかどうか決めたい。
  111. 高田寛

    ○理事(高田寛君) それでは小委員会の方で、できるだけ今日上げるように一つ御協議願うということですね。
  112. 矢野酉雄

    ○矢野酉雄君 そして、今の残つたら藤井君の御提案に……
  113. 中村正雄

    ○中村正雄君 明日やるかどうかは結局保留すべきではないか、次の議運まで……
  114. 高田寛

    ○理事(高田寛君) そうすると、休憩後の会議まで留保するということで、一時休憩するということで御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  115. 高田寛

    ○理事(高田寛君) それではこれを以て散会いたします。    午前十一時三十八分散会  出席者は左の通り。    理事            川村 松助君            平岡 市三君            大隈 信幸君            高田  寛君            矢野 酉雄君    委員            島   清君            下條 恭兵君            中村 正雄君            原  虎一君            小林 英三君            重宗 雄三君            山田 佐一君            門屋 盛一君            小林 勝馬君            宇都宮 登君            奥 むめお君            岡部  常君            岡元 義人君            藤井 丙午君            板野 勝次君            千葉  信君            藤田 芳雄君            駒井 藤平君   委員外議員            草葉 隆圓君            木下 源吾君            中野 重治君   事務局側    事 務 総 長 小林 次郎君    参     事    (事務次長)  近藤 英明君    参     事    (議事部長)  寺光  忠君    参     事    (委員部長)  河野 義克君