運営者 Bitlet 姉妹サービス
使い方 FAQ このサイトについて | login

1948-11-10 第3回国会 参議院 建設委員会 2号 公式Web版

  1. 昭和二十三年十一月十日(水曜日)    午後一時五十四分開会   ―――――――――――――   本日の会議に付した事件理事の辞任及び補欠の件 ○治山治水及び戰災復旧住宅問題等そ  の他一般建設事業並びに都市、地方  國土計画に関する調査承認に関する  件   ―――――――――――――
  2. 石坂豊一

    ○委員長(石坂豊一君) 只今から建設委員会を開会いたします。劈頭に問題といたしますのは、理事の赤木正雄君が今度辞任せられましたから、その後任を決定いたしたいと思います。その選挙の方法についてお諮りいたします。その理事の辞任は御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 石坂豊一

    ○委員長(石坂豊一君) それでは理事の赤木さんの御辞退を認めたことにいたしまして、後任の選挙に移ります。
  4. 久松定武

    ○久松定武君 この度の更迭につきましては、理事の方の互選は省略いたしまして、一つ委員長の方にお任せいたしまして、島津君に指名を願いたいと思います。
  5. 石坂豊一

    ○委員長(石坂豊一君) 只今久松君の提案にかかる理事の後任は島津さんに一つお願いいたしたいということであります。御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  6. 石坂豊一

    ○委員長(石坂豊一君) そういうことに決定いたします。  次にこの調査事項の承認を一つ求めることにいたしたいと思います。それでこの承認書の文案をちよつと読みますから……。    〔専門員朗読〕    治山治水及び戰災復興災害復旧住宅問題等その他一般建設事業並びに都市、地方、國土計画に関する調査承認要求書   一、事件の名称 治山治水及び戰災復興災害復旧住宅問題等その他一般建設事業並びに都市、地方、國土計画に関する調査   一、調査の目的 首題に関する諸計画並びにその他実施及び成果等につき調査すると共に建設関係諸法律に関し研究する。   一、利益 刻下の急務たる治山治水國土保全及び住宅問題等の打開に寄與する。   一、方法 官民の関係者より廣く意見を聽取すると共に資料を蒐集整備し合理的なる打開方策樹立の根拠を作ると共に必要に應じ実地の調査をなす   一、期間 今期國会中  右本委員会の決議を経て参議院規則第三十四條第二項により要求する。   昭和二十三年十一月十日        建設委員長 石坂豊一    参議院議長松平恒雄殿
  7. 石坂豊一

    ○委員長(石坂豊一君) この文案の通り要求したいと思いますが、御意見ございますか。実は本委員会に対して、今調査すべき案件はないわけであります。但し陳情書その他はございまするけれども……。そのために長く休止状態におることも如何かと思いますので、調査要求をいたしまして、本委員会の機能を発揮したいと考えます。
  8. 北條秀一

    ○北條秀一君 私は今聽いたところでは結構だと思いますが、内容について十分理解できないところがありますから、もう少し詳しく説明しないといけないのでありませんか。
  9. 石坂豊一

    ○委員長(石坂豊一君) つまり本会としては今掲げました各項について積極的に調査を開始する。今までの通りに放つて置きますと、そのまま受身になつておるわけなんですから、その受身の形では読々と付議される案件の審議にも当惑するようなことがあつてはいかんので、予めさような項目を挙げまして、資料を蒐集し調査を開始することが必要でないか。幸に本委員会には専門調査員もおることでありますから、一つ調査を開始することにしたら如何かと考えます。
  10. 久松定武

    ○久松定武君 大変結構な御趣旨だと存じます。ただこれにもう一項目入れて頂きたいと思います。それは今問題なつておりますのは、福井、富山等の地震の結果とか、或いは又南海地震後におきまする四国、和歌山縣、岡山縣、廣島、山口、この地方地盤の沈下という問題が非常に大きな問題になつておりますから、こういう点も御調査の一つとしてここへ、災害ということにお加え下さることを望みます。尚今日四国の四縣及び岡山縣、廣島縣、山口縣の陳情團が來ております。縣知事初めが……。その問題がございますから、震害等にも一つお願いします。地震後における地盤の降下ということが問題になつております。(「賛成」と呼ぶものあり)
  11. 石坂豊一

    ○委員長(石坂豊一君) 只今久松さんの御提案は、御意見もありませんし、総括しまして、これを多少改訂しまして、この通り要求することにい御異存ございますまいか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  12. 原口忠次郎

    ○原口忠次郎君 今の議題になつておりまする問題については賛成いたしますけれども、これはこういうことをやらなければどういう不便がございますか。こういう書類を出さなければ……。こういう事項を調査するのがこの委員会の任務じやございませんか。
  13. 佐藤吉弘

    参事(佐藤吉弘君) ちよつと事務局として法規的な御説明を申し上げますが、委員会は元來或る案件を付託されまして、法律案であるとか、或いは決議案であるとか、そういう議案、請願、陳情書、そういうものが付託されないと活動する能力がないわけです。それで規則三十四條は「委員会は、付託事件の外、議長の承認した事件について、調査することができる。」とありまして、これによりまして承認を受けました事件については調査できますけれども、それ以外に委員会みずからが活動するということはできないことになつております。
  14. 石坂豊一

    ○委員長(石坂豊一君) 誠に窮屈なことですけれども、どうもやはり或る制限を受けておりますから。
  15. 北條秀一

    ○北條秀一君 その解釈は詳しい解釈ですか。正しい解釈でないと僕は思います。
  16. 赤木正雄

    ○赤木正雄君 これは今の通りです。この前もやはりこういうものは出したのです。
  17. 島津忠彦

    ○島津忠彦君 出したのは在來打合会の名称の下にやつておつたことが、本当の本委員会でやるということになるのですか。
  18. 石坂豊一

    ○委員長(石坂豊一君) 合同審査という規定がりますから。ちよつと速記を止めて。    〔速記中止〕
  19. 石坂豊一

    ○委員長(石坂豊一君) 速記を始めて。成るべく廣い範囲で要求するということにいたします。先程久松さんから提案されました震害復旧、その他その後におけるすべての案件をも入れまして……。それでは御承認を頂いたことにして要求書を提出いたします。
  20. 岩崎正三郎

    ○岩崎正三郎君 今度の第三國会においては災害復旧の追加予算が出るというようなことを伺つておりますが、これはやはり建設委員会に非常に関係があると私は思うのであります。予算委員会に持出される前に一應こういう予算が作られた経過その他のことを建設委員会でも承つておいたらば、我々の今後の運営、本委員会の活動上便利であろうと思うのであります。つきましては関係当局の説明を近い中に聞くように委員長の方からお計らい願えれば結構だと思うのであります。
  21. 石坂豊一

    ○委員長(石坂豊一君) 至極御尤もな御発言です。それをしたいために今の調査を開始するというのでありますから、これをお認め下さつた以上は速かに適当な機会に政府当局の説明を求めて委細承知することにいたいたいと思います。幸いに本委員会から有力なる政務官も出ておりますからして、その便宜はいつ何どきでも一つ計らつて頂きたいと思います。
  22. 兼岩傳一

    ○兼岩傳一君 前委員長が次官として建設省へ行かれるし、又老練な新委員長を得て、我々過去二回の國会の活動を反省いたしまして、一つこの際住宅方面、特に震災も最近あつて、福井の方は非常に悲惨な状態です。建て物ができて皆さん殖えつつあるように認られるかも知れませんが、我々専門家の方から見ると、磨滅の速度が大きくて住宅難はいよいよ深刻になつて、戰災都市方面では非常に眞劍に考えなければいかんような状態になつております。そこで私は専門員なり、或いは止むを得なければ調査員に専門の技術者を入れられて、住宅問題を、特に衆議院でなくて、解散のない参議院で本格的に採上げるということを一つ委員の各位にお願いしたいと思うのです。それでただ建築の人を入れるというふうの漠然たる考えでなくてもつと適任な活力のある人を入れて、一つ参議院が住宅問題を如何に採上げておるかということを示すために全國的な調査に乘り出して行く。その企画立案ができるような人を専門員なり調査員なりの形でお入れ願うということを一つお考え願つたならばどうかと思います。水害問題は從來におとらずやりますけれども、住宅問題について私の希望をちよつと申上げてこの委員の各位の御賛成を得たいと思います。  もう一つは総合建設省の問題ですが、幸いに皆さん各位の御盡力によりまして、全國の幾万の技術者は喜んでおりますけれども、併し農業土木もできず、水利その他もできず、非常に不完全でありますので、どうか院内、殊に参議院の各位で一つ何か審議会というようなものを拵える。これはこの前決算委員長から國会で報告いたしました通り、満場一致を以て、殆んど大多数を以て前國会で決議になつておる事項でありますから、一つ総合建設省を作るための何かの、審議会といいますか、協議会といいますか、或いは特別委員会と行きますか、そういう点を一つ委員各位の御高配を願つて、総合建設省への推進をお願いいたしたいと思います。
  23. 北條秀一

    ○北條秀一君 只今住宅に関しての兼岩委員の提案は全面的に私は強くこれを支持したいと考える。特に私は第三回國会におきまして、自分の知識経驗からいつて場違いな建設常任委員に入りましたのは、実は住宅問題をやりたいと考えて特にこう希望したわけであります。而も御承知のように、第二回國会におきまして、引揚同胞対策に関する決議を衆、参両院が全会一致で採択したのでありまするが、その中に20万戸の住宅を引揚同胞のために建てろという決議になつておりますが、この決議はただ決議しつぱなしでありまして、一向に進捗していない。こういう状態でありますので、当然私としては、引揚者の住宅は引揚者だけでありませんけれども、家なき引揚者のために住宅を建てなければならん。こういう非常に大きな義務を持つておりますので、從つて只今兼岩委員の主張通り、この問題について、最も強力に且つ堅実な措置を本委員会で取るように努力したいと考えおります。從つて兼岩委員の住宅に関する提案に全面的に賛成したい。
  24. 原口忠次郎

    ○原口忠次郎君 私はお二人の提案に賛成いたします。全面的に賛成いたしますが、第二國会の時に、私はやはり住宅問題を非常に申上げまして、その結果小委員会ができた。そうして私がその委員長になつて住宅問題をやり出した。ところがなかなかお集まりが願えない。それでいつもやり出しますと人が足りませんで、結局流会ということになり勝ちであつた。それで折角小委員会まで作りましたけれども、その効果が出ませんでしたのは非常に私不徳のいたすところと思つておりますけれども、強力におやりになるには、何か先程兼岩委員のおつしやつたように、或いは特別な技術者に來て貰うとか、何か特別な手を打つような方法を講じませんと、私はやはり第二國会で我々がやつたようなことになりはしないかというような感じがいたします。住宅問題は非常に刻下の急務でございますから、特に何らかの手をお打ちになつて、特にお考えになる。そうしなければやはり龍頭蛇尾に終る可能性が非常に多いのじやないか、こういうふうに私杞憂いたします。御参考に申上げます。
  25. 石坂豊一

    ○委員長(石坂豊一君) 仰せの通り、皆さんの御発言の通りこの住宅問題は深刻なる社会問題と私は見ておりまするし、北條さんのおつしやつた海外引揚者の生活安定にも大分影響のあることであり、続いて又この促進は即ち戰災復興ということの促進にもなるのでありますから、極めて重大なる問題でありまして、要するにこの専門的の調査等についてはやはり適当な人が要ると思います。その人の物色については過日來実は委員長も多少考えておることもあるのですが、急速に皆様に御相談する機会を得たいと思います。又後段の問題につきましては、これ亦皆様の御一致の協力を以て一つ促進することにいしたいと思います。
  26. 北條秀一

    ○北條秀一君 先程委員長の提案の、本委員会の調査事件を議長に要求されるということですが、それにすべて包含されておりますから、私はその時敢て発言しなかつたのですが、住宅問題につきましては特に國庫補助の住宅の建設が非常に不合理といいますか、極端に言いますと非常に不正があると思うのです。從つて二ケ月くらいで建つべき家が半年、一年かかつて建つておるというような現在の状況なんであります。従いまして先程の委員長の提案の調査事件に基いて、速急に住宅問題についての調査を進められるように考えて頂きたいと思います。
  27. 石坂豊一

    ○委員長(石坂豊一君) 承知しました。それでは今日はこの程度で散会いたします。    午後二時十五分散会  出席者は左の通り。    委員長     石坂 豊一君    理事            原口忠次郎君            島津 忠彦君    委員            岩崎正三郎君            島田 千壽君            石川 一衞君            赤木 正雄君            久松 定武君            北條 秀一君            兼岩 傳一君    常任委員会専門    員       武井  篤君