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1948-04-28 第2回国会 参議院 財政及び金融委員会 22号 公式Web版

  1. 昭和二十三年四月二十八日(水曜日)    午前十時五十一分開會   ―――――――――――――   本日の會議に付した事件 ○復興金融金庫の機構及び業務内容に  關する調査期間變更の件 ○大藏省預金部特別會計の昭和二十三  年度における歳入不足補填のための  一般會計からする繰入金に關する法  律の一部を改正する法律案内閣送  付) ○小額紙幤整理法案内閣送付) ○政府が發行する福引券の當せん金の  支拂等に關する法律案内閣送付)   ―――――――――――――
  2. 黒田英雄

    ○委員長(黒田英雄君) これより委員會を開會いたします。先ずお諮りいたしたいととがあります。復興金融金庫の機構及び業務内容に關する調査につきまして、先般承認要求をいたしたのでありまするが、その中期間昭和二十三年二月六日より昭和二十三年四月三十日までといたしておつたのでありまするが、もう期間もこれから進めることが必要と思いまするので、これを今期國會開會中と變えたいと思いますが御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 黒田英雄

    ○委員長(黒田英雄君) 御異議ないと認めます。それではきように要求書を提出する手續を運びたいと思います。  それから本日は「大藏省預金部特別會計の昭和二十三年度における歳入不足補填のための一般會計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案」、これを議題にしまして、これにつきまして政府から提案理由の説明を求めます。
  4. 森下政一

    政府委員(森下政一君) 大藏省預金部特別會計の昭和二十三年度における歳入不足補填のための一般會計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案提出の理由を御説明申上げます。  大藏省預金部特別會計の昭和二十三年度暫定豫算における歳入歳出は、別途提案いたしました昭和二十三年度特別會計暫定豫算補正(特第一號)に計上してありますごとく、五月分の歳出としましては、人件費及び事務費、預金利子、他會計への繰入金、給與特別措置費等合計一億二千九百九十一萬七千圓を要するのでありますが、その會計の固有の歳入は、預金部資金の運用による利子、有價證券の償還による益金等七百五十二萬二千圓でありまして、差引一億二千二百三十九萬五千圖の歳入不足を生じているのであります。この歳入不足につきましては、本會計の性質、健全財政等の見地からいたしまして、これを一般會計から繰入れることとするのを通常と考えるのであります。このようにいたしますためには、「大藏省預金部特別會計の昭和二十三年度における歳入不足補填のための一般會計からする繰入金に閲する法律」に規定してあります繰入金の限度額、即ち、一億三千二百十一萬四千圓を、先に申上げました一般會計がらの繰入額一億二千二百三十九萬五千圓だけ引上げる必要があるのでありまして、これがためには法律を以てその限度額を改定する必要がありますので、この法律案を提出いたした次第であります。何とぞ御審議の上速かに御賛成あらんことをお願いいたします。
  5. 黒田英雄

    ○委員長(黒田英雄君) この法案につきまして御質問ございますればお願いいたしたいと思います。
  6. 松嶋喜作

    ○松嶋喜作君 あの金融のうちには公債利子の關係はどうなつておりますか。五月分の收入の預金部の公債の利子、問題に今しております戰時公債の利拂の利子等についての關係はどうですか。
  7. 森下政一

    政府委員(森下政一君) 私の聞いておりますところではですね、或いは正確でないかも分りませんが、五月分の軍事公債の利拂というものは、利拂が全然ないとこういうふうに聞いております。六月になりますと相當額がある、こういうことになつたと承知しております。
  8. 松嶋喜作

    ○松嶋喜作君 預金部は相當戰時公債をお持ちですか。
  9. 森下政一

    政府委員(森下政一君) ちよつとその點は私で分りかねますので、後ほど係の者が参りまして御説明申上げます。
  10. 黒田英雄

    ○委員長(黒田英雄君) 尚只今の法案と共に、「政府が發行する福引券の當せん金の支拂等に關する法律案」、これは昨日提案理由の説明は聞いたのでありまするが、これにつきましても審議を進めたいと思いますが、御質問のおありの方はどちらでもよろしうございますから御質問願いたいと思います。それに尚加えまして、「小額紙幤整理法案」、これも昨日提案理由の説明を聞いたのでありますが、一緒に議題にいたしまして、この三つのものについて、どれでもよろしいのでありますから、御質問願いたいと思います。
  11. 赤澤與仁

    ○赤澤與仁君 この小額紙幤の整理法に關しまして、現在の残高調を拜見いたしましたわけでございますが、昨年の夏頃だと一應記憶いたしますが、金融剛機關に對して通牒を以て、いわゆる好ましからざる紙幤の、金融機關の手許に還つて参りましたものについては、政府は囘收をなさつておると思うのでありますが、その状況が現在までどの程度御囘收になつておりますか、参考までに伺つて見たいと存じます。
  12. 森下政一

    政府委員(森下政一君) 只今の御質問に對してお答えいたします。現在實施しておる小額紙幤の囘收實績でありますが、自然囘收を開始いたしました昨年十一月以降本年二月末までの四ケ月間に一億一千三百三十一萬九千餘圓を囘收いたしました。尚この三月の概算は七千五十萬四千百圓こういうことでありますので、三月末の累計は一億八千三百八十二萬三千百圓と、こういうことに相成つております。
  13. 星一

    ○星一君 小額紙幤を發行する費用は幾らについておりますか。
  14. 森下政一

    政府委員(森下政一君) 今詳しい資料がないので後程正確なことをお知らせしますが、大體五十錢の小額紙幤で一枚七錢ぐらいにつくそうであります。
  15. 星一

    ○星一君 昨日の説明で、今まで出した小額紙幤が圖柄が適當でないという、その説明が十分でなかつたように私思います。一つ説明を願います。
  16. 森下政一

    政府委員(森下政一君) 富士山と靖國神社の国柄の小額紙幤の通用を禁止するという根本の理由は、昭和二十一年五月十三日附の連合軍最高司令部覺書に、郵便切手竝びに通貨の圖案として一定主題を使用するの禁止事項というのがありまして、それに該當いたしますので新憲法下の通貨の圖案として適當でない、こういう考えでこれを通用を禁止しよう、こういうわけなのであります。
  17. 黒田英雄

    ○委員長(黒田英雄君) これはこの前司令部から出た何を配付されたと思いますが、それを参考に後で出して頂いたらどうかと思います。
  18. 星一

    ○星一君 富士山が何故惡いか。靖國神社は惡いことはいいかも知れんが、富士山を惡いということは私はないと思うが……。
  19. 黒田英雄

    ○委員長(黒田英雄君) それでは國庫課の近藤君は政府委員でありませんが、この場合御説明をした方が分り易いかと思います。説明員として説明を聽くことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり」
  20. 黒田英雄

    ○委員長(黒田英雄君) 御異議ないと認めます。それでは説明員……。
  21. 近藤道生

    ○説明員(近藤道生君) 只今御質問のございました點に關しましては、先程の覺書に加えまして、ESSで開かれました通貨の圖案に關する懇談會の席上で、現行の五十銭の政府紙幤は菊の御紋章があること、それから櫻を用いてあること及び大日本帝國政府という字が入つておること等の理由によりまして、表裏共に甚だ国柄が好ましくない、從つて前の覺書にも牴觸し、その後一年を經てまだ流通しておるから、成るたけ速かにこれを囘收するようにということを重ねて示達されて参りましたので、その結果急いでこれを囘收する必要が生じたのでございます。富士山もその時加えております。ただ富士山だけというのでなしに、富士山及びその他の全體が釀し出すニユアンスがということです。富士山だけを取上げて言つたわけではありません。
  22. 星一

    ○星一君 今の話に、大日本帝國紙幤ということが惡いと言われましたが、今まで發行している小額以外の紙幤にも私はその模樣があると思います。小額のものをなぜ問題にするかということが私には理解できない。同時に今の櫻の花も惡いというのですが……。
  23. 近藤道生

    ○説明員(近藤道生君) 只今御質問のございました大日本帝國政府の帝國という字の入つておりますものは外にもございますし、又櫻の入つておりますものも外にもございますしいろいろございますですが、ただ五十銭の現行の臨時通貨法によります小額紙幤は、それらのものを皆附けている。いろいろの要素が一度に出ておるという點におきまして、特に好ましくない、そういうことを考えられております。
  24. 赤澤與仁

    ○赤澤與仁君 次に政府が發行する福引券の當せん金の支拂等に關する法律案についてでございますが、現在のいわゆる新生という煙草の賣行状況と申しますか、販賣の状況をお伺いいたします。從つて豫定期間内に豫定数量を消化し得る見込でございますかどうか、若し消化しない場合におきまする缺番となりました福引券の抽籤方法、竝びに當籤金の支拂方法等に對します政府の御方針を承わりたいと存じます。
  25. 原田富一

    政府委員(原田富一君) 新生の賣行状況を先ず申上げますが、三月末までに本数にいたしまして二十六億本賣れております。それでその後に持越して残つておりますものが十七億本でございます。これは四月になつてからは餘り賣れておりません。それで現在製造はすでに三月の上旬に止めておりますので、残りました約十七億本を今後どうして賣るかという問題があるのでありますが、御承知のように福引券附販費は四月一杯でおしまいにすることにいたしておりますので、残りました十七億本はどうして賣るかということも目下關係方面と研究中でありまして、これにつきましては遠からず國會に御協議申上げることになつておるのであります。  又残りました福引券の問題でありますが、これは煙草を小賣店に賣りました分については、福引券が小賣店に行つておるのであります。小賣店で四月一杯かかつて賣れ残りました分に對する福引券は、政府において囘收いたします。從つて消費者の手許に参りました福引券だけが抽籤で當りましたら賞金を拂うことになるわけであります。そういうことになつております。
  26. 赤澤與仁

    ○赤澤與仁君 只今の御説明によりまして大體了承ができましたわけでございますが、そういたしました場合に、豫定の當籤金その他は比率によつて縮少されるということに相成りますか。
  27. 原田富一

    政府委員(原田富一君) 消費者の手許に参りました福引券がどれだけ當籤するかということは前以つて分りませんし、抽籤の結果百萬圓なら百萬圓が全部當るかも知れませんし、或いは比率よりも惡く、當らないものがあるかも知れませんが、これは抽籤を後でやりますので、抽籤は五月二十九日にやることにしております。これは勸銀に依頼してやることにしております。その結果でないと全然分らないことであります。
  28. 赤澤與仁

    ○赤澤與仁君 そういたしますとお話はよく分りますわけでございますが、一般消費者におきましては、現在の政府の計畫に基きまする當籤金の支拂いがあるものだという氣持ちであると思うわけでございますが、それが抽籤の結果によつて、例えば百萬圓のものが六つあるものが缺番の方にそれが廻つてしまつて一つもないというような場合になる虞れが起つて來るのではないかというようなことになりますと、國民の感情の上に相當刺戟するであろうと思われるのでございますが、その點は、如何にお考えになつていらつしやいますでしようか。
  29. 原田富一

    政府委員(原田富一君) 福引券に組を作りまして、全部で八十組あるわけであります。それで八十組全體で百萬圓にしますれば二十四本當ることになります。組を端から手を著けておりますから、恐らく全部が當らないということはないと思います。これはこの新生の籤に限らない、外の實籤の場合も同樣と思います。
  30. 星一

    ○星一君 煙草に關する福引券の支拂を勸銀に頼むというわけですか。それとも外の政府の發行しておる福引券も勸銀が皆支拂つておりますか。煙草だけですか。
  31. 原田富一

    政府委員(原田富一君) これは外の場合も大概日本勸業銀行に委託してやらしております。
  32. 黒田英雄

    ○委員長(黒田英雄君) 私からちよつと……これに直接關係はないかも知れませんが、實籤とか、ああいうものはこの前の資金調整理法が廢止されて、その間の措置として別な法律が出ましたが、それは今準備しておるものだけは出してもよいということになつておるようですが、将來ああいう實籤みたいなものは一切やらない政府の方針ですか、それとも又別に法律を出してああいうことをもつとやつて行くという御方針ですか、その點を伺いたい……。それでは又別な機會に御答辯を願います。
  33. 星一

    ○星一君 事務の取扱に要する費用については、概算拂をすることができるというふうになつておりますが、この概算は大體どのくらいの金額になるのか、パーセンデージでもよいからお知らせ願います。
  34. 原田富一

    政府委員(原田富一君) 新生の福引券附販賣に要する經費は全體で七億一千三百萬圓でございます。これは二十二年度の三月に一部御協賛を得まして、又國庫債務負擔行爲で御審議をお願いしまして、それから本年度の四月の暫定豫算で一部協賛を得まして、五月の暫定豫算で今提出して御審議をお願いすることになつております。そのうち賞金が五億二千五百萬圃、差引きました經費の一億八千八百萬圓が經費でありますが、そのうち七千四百萬圓はすでに三月中に支出濟でありまして、從つて今度のこの法によつて御審議をお願いしまして使いまする經費は、一億八千八百萬圓から七千四百萬圓を差引きました一億一千萬圓ばかりのものでございます。
  35. 星一

    ○星一君 金額で言われるよりも、パーセンテージで言うて貰う方が、大變都合がいいのですが、パーセンテージで出ておりますか。
  36. 原田富一

    政府委員(原田富一君) 賞金が概數にしまして五億二千五百萬圓……だから五億としまして、經費が一億、五對封一ということになります。
  37. 星一

    ○星一君 パーセンテージでどういうふうになりますか。
  38. 原田富一

    政府委員(原田富一君) 賞金の五分の一であります。
  39. 西川甚五郎

    ○西川甚五郎君 長官が來ておりますので、ちよつと問題がはずれるかも知れないがお伺いしておきます。新生の問題はこれは失敗だつたと思います。今後どういうように煙草の製造に關してお考えでありますか、その點を伺いたいと思います。
  40. 原田富一

    政府委員(原田富一君) 二十三年度の煙草の販賣見込でございますが、全體の數字を申しますと、これは刻み煙草は一グラムを一本に換算しての計算を私共考えておりますので、本數にして申上げますが、五百三十億本を販賣する豫定でございます。これは製造も同樣でございます。これを二十二年度に比較して申しますと、二十二年度は五百億本を製造販賣する豫定でありましたが、實績は電力制限等がありましために四百八十億本ばかりになつたのであります。それから内容について現在計畫しておるところを申しますと、五百三十億本のうち、六五%ばかりが配給品―家庭配給の「きんし」とか「みのり」「のぞみ」であります。本數にしまして三百五十億本であります。その残りの三五%、本數にして百八十億本がいわゆる自由品でございます。これは現在の「ピース」、今計畫いたして、おります「ハッピー」「憩」、刻み煙草の「ききよう」というものがあります。大體こういうふうな豫定で進むつもりでございます。
  41. 西川甚五郎

    ○西川甚五郎君 この「ハッピー」とか「憩」とかいうのは、如何ほどの煙草でございますか。値段はどのくらいの程度ですか。
  42. 原田富一

    政府委員(原田富一君) まだ値段は協議中でありまして、何とも申上げかねるのでありますが、大體品質から申しますと、「ハツピー」が「新生」程度、或いは「新生」よりちよつとよい程度というところでありますし、捲き方も太さは「新生」と同樣であります。「憩」は「ピース」と「ハツピー」の中間に位するものでありまして、捲きの太さも「ピース」、と同樣であります。「憩」には香料を掛ける豫定にしております。値段のところはまだ何とも、どの程度になるか、ちよつと申上げかねる次第でございます。
  43. 黒田英雄

    ○委員長(黒田英雄君) それでは私からちよつと御質問しますが、小額紙幤に關係した質問でありますが、前にも私は政府に對して質問したことがあるのですが、五十錢とか十錢とかいうような補助貨は、私は成るべく硬貨にした方がよいのではないか。これは前に造幤局でも研究された結果を私聞いておるのですが、大體紙幤よりも金属の方が黴菌の附著することも非常に少いというような結果も得ておると聞いておるのでありますし、紙の方はどうもこの頃、随分ぼろぼろしてしまつて使いにくいのがあるので、新らしのに始終引換えて貰えばそれでもよいのでありますが、随分粗末に取扱うようになりはせんかと思うのです。將來紙幤と硬貨とについては、どういうお考えを持つておられるのであるか。順次硬貨に換えるというつもりであるか、或いは紙幤を今後、相當出そうというお考えであるか。紙幤の方が或いは生産費も安いというような關係で、これに重きを置かれるのかどうか、そういう點についても政府のお考えを聞きたいのですが、これは大藏大臣からでも一つ御説明を願いたいと思うのですが、今日見えられなければあとでもよろしいですから、その點をお聞きしたいと思うのです。
  44. 森下政一

    政府委員(森下政一君) 大藏省に入りまして日が淺いので、十分まだ了解はしておりませんが、只今私が手許に持つておる大藏省の資料によつてのお答えを申上げておきます。五十錢單位の通貨につきましては、御説のようにすべて補助費で賄うというような方針で今日まで参つたようであります。少くとも新規の需要の増加分というものはすべて補助貨で賄う。行く行くは從いまして補助貨一本建にするというのが大藏省の今日までの方針のようであります。  ところで、今回は富士山及び、靖國神社の圖柄の紙幤が急速に囘收されなければならんという必要が生じましたので、その囘收代り金に充當するために五億圓を限度といたしまして、新らしい圖柄の小額を製造しようということに決つておりますが、從つて囘收の完了しました後には、他に特別の支障の起らない限りにおいては、五十錢紙幤の製造は今後中止するというのが方針のようであります。
  45. 黒田英雄

    ○委員長(黒田英雄君) 分りました。そういう御方針ならば特に大藏大臣の御答辯を願わなくてもよろしうございます。そうすると今囘收に必要な程度だけを出して、あとは成るべく補助貨で行こうという御方針なんですか。
  46. 森下政一

    政府委員(森下政一君) さようでございます。
  47. 星一

    ○星一君 今の補助貨一本建という言葉はどういう意味でありますか。
  48. 森下政一

    政府委員(森下政一君) 小額紙幤を止めにする、こういうことになります。
  49. 黒田英雄

    ○委員長(黒田英雄君) ちよつとお尋ねいたしますが、そうすると今度囘收されるのは五十錢も十錢もあるわけと思いますが、十錢の方は、今度は紙幤で出さないで、補助貨で以て引換えられるということになるのですか。
  50. 森下政一

    政府委員(森下政一君) お尋ねの十錢の紙幤ですが、これは現在もう殆んど實際において流通しておらんのであります。從いましてこれは別のものに換えるという必要がない。こういうふうに考えておるわけであります。
  51. 黒田英雄

    ○委員長(黒田英雄君) そうすると今のお答えですが、別のものに換える必要がないというのは、アルミの補助貨で以て引換えて行くという意味でありますか。
  52. 森下政一

    政府委員(森下政一君) 囘收する分については、もう殆んど囘收を目標にしておる現物自體が殆んどなかろう、こういろわけであります。現在御存じのように圖柄の別のものが發行されておる。これは現實に見に流通しており、これは囘收しないわけであります。
  53. 黒田英雄

    ○委員長(黒田英雄君) 將來補助貨一本建にしようというならば、紙幤で引換えるより硬貨で引換える方がいいと思うのですが。
  54. 森下政一

    政府委員(森下政一君) それは先刻申しますように、原則的な大藏省の今日の方針というものは、小額の紙幤というものを發行しないようにしようというのが建前でありますから、現實の問題としては囘收する十錢の小額紙幤は便宜現在ある新らしいものに換える場合もあり得るでしようが、他の種類に換えることもできるというわけで、方針としては小額紙幤というものは成るべく發行しないということになると承知しております。
  55. 星一

    ○星一君 今度の五十錢を發行する費用は一四%に當りますね。五十錢が七錢かかるというと一四%に當ります。恐らくこんな高いものは世界中になかつたろうと思うのですが、それで聞きたいのは一體五十錢の紙幤を發行するに要する紙の目方は幾らありますか、それを開きたいと思う。分かつたら、お知らせ願います。
  56. 森下政一

    政府委員(森下政一君) 承知しました。調査してお知らせいたします。
  57. 星一

    ○星一君 今紙がないので高い。紙幤を發行するのにどうも政府が餘り紙を使うからそれで紙代が高い。小學校生徒の教科書も間に合わんということになつておりますから、それで聞きたいのですが、成るべくこれから紙幤は發行しないことに願わんと小學生徒の教科書目に影響するということになりますので、參考にこの紙の量を伺いたいと思います。
  58. 赤澤與仁

    ○赤澤與仁君 この法案に直接の關係はないわけなんでございますが、今の餘りに小さい問題が出ましたから……一應千圓の日本銀行券は發行せしめないということが新聞に出ておりましたが、この委員會におきまして現在のところやはりその御方針でいらつしやいますか。又その御方針でありますと、インフレとの關係その他の理由も合せてお話を願えますれば仕合せだと思います。
  59. 森下政一

    政府委員(森下政一君) これは私自身この委員會の委員でありました、前の時代の審議のときに、理財當局からもお答えしたように記憶しておりますが、このインフレが昂進しておるというふうな情勢下にあるときに、大額券を發行するということは、更にこれに拍車を掛けるというような心配がある。從いまして當時において大額券を發行する意思がないという答えをしたようにも記憶しておりますが、現在も大藏省ではさような方針を堅持しておるのであります。從いまして千圓券を發行するという準備を具體的にしていないというのが事實のようであり、と同時に、極く最近の情勢としては御存じのようにインフレの昂進度合が鈍つて來ておるという情勢にもありますので、かたく只今のお話のような大額券を用意して置かなければならんという情勢にはない。從つて從來の方針を憂えないというのが今日の建前である、かように了承しております。
  60. 黒田英雄

    ○委員長(黒田英雄君) ちよつと速記を止めて下きい。    〔速記中止〕
  61. 黒田英雄

    ○委員長(黒田英雄君) 速記を始めて下さい。それでは本日はこの程度にいたして散會いたしたいと思いますが御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  62. 黒田英雄

    ○委員長(黒田英雄君) それでは本日はこれにて散會いたします。    午前十一時四十四分散會  出席者は左の通り    委員長     黒田 英雄君    理事      岩木 哲夫君    委員            木村禧八郎君            西川甚五郎君            松嶋 喜作君            木内 四郎君            星   一君            赤澤 與仁君            石川 準吉君            高瀬荘太郎君            高橋龍太郎君            山内 卓郎君            渡邊 甚吉君            中西  功君            西郷吉之助君   政府委員    大藏政務次官  森下 政一君    專賣局長官   原田 富一君   説明員    大藏事務官   近藤 道生君