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1948-03-30 第2回国会 参議院 議院運営委員会 23号 公式Web版

  1. 昭和二十三年三月三十日(火曜日)    午後一時二十七分開會   ―――――――――――――   本日の會議に付した事件 ○國會法改正に關する件 ○國會法第三十九條第二項の議決に關  する件(外務省外交顧問任命の件) ○議案の付託に關する件   ―――――――――――――
  2. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) それでは只今より委員會を開きます。  先ず國會法の改正問題につきまして、昨日合同審査會を開きましたか、その時の申合せによりまして、當方から意見のあるところを、衆議院の方に申入れることになつておりまするので、その點についてお諮りいたしたいんですが如何でございましよう……。衆議院の方でやつている國會法改正條項三月二十五日のものがあります。それから更に、國會法に對する改正渉外課連絡という三月二十五日のものがあります。それについて先ず逐條に御相談願つて、更にその兩者に漏れておる點で、尚當方から申入れるようなことがありましたならば、参議院の事務局案、國會法改正参考案によつて、それらの箇條について御相談願うということにしたら如何がと思います。よろしうございましようか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) それでは先ず第一に國會法改正條項について逐條に御相談願いたいと思うのですが、第十五條、第二項によりまして、衆議院案によりますと、「各議院は十日以内においてその院の休會を議決することができる。」ということになつておるのですが、昨日はこれに對して二週間以内というような御意見もあつたんですが、これはどういうようなふうに向うに申入れるようなことにいたしましようか。
  4. 天田勝正

    ○天田勝正君 これは主として休會のときに、住所の遠い議員が歸つて、休會の意義があるかないかというところから一週間を十日にするという程度のことと思います。二週間休むという御意見もありますが、そうすると相當大きい理由がいるんじやないか。そうなれば兩院の問題にもなるんじやないかと思いますから、そうこつちの二週間を固執しなくても、十日でやつて見ようというような軽い氣持で決めて交渉されたらどうかと思うのですが。
  5. 堀越儀郎

    ○堀越儀郎君 天田さんの御意見も尤もですが、向うでも二週間という希望はあるようですし、二週間の希望を申入れることはどうでしようか。是非にといつて固執する必要はないと思いますが。
  6. 竹下豐次

    ○竹下豐次君 結局短かかつたら遠方の人はあとで勝手に休んでしまうことになると思いますが、それは好ましくないですから、二週間にして貰いたいと思います。どつちにもはつきりした根據はないのですから、固執する程のことはないですが。
  7. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) それではこれについては昨日もすでに申述べてあるのですけれども、十日ということに對して二週間という案もこちらにあるのだがという程度で申入れたら如何でしようか。
  8. 竹下豐次

    ○竹下豐次君 それでは餘り弱過ぎると思いますから、もう少し強く主張して貰えませんか。
  9. 木下辰雄

    ○木下辰雄君 實際において一院の議決で二週間休むといことができるのならば私は二週間の方がいいと思いますが。
  10. 竹下豐次

    ○竹下豐次君 そそは今まで短かい癖がついているからで、これははつきり長く休んで、再開したらぐんぐんやるようにすればよい。
  11. 木下辰雄

    ○木下辰雄君 兩院としてやる場合は別ですが、二週間でも三週間でもよいが、一院だけでは……。
  12. 竹下豐次

    ○竹下豐次君 單にこんな話もあるということなら、向うに申入れる價値はない。それなら廢めたがよいですね。出す以上はこちらの何を通して貰うといの意氣込でやらなくては……。
  13. 天田勝正

    ○天田勝正君 その意氣込なんですが、その意氣込を附ける根據はなんにもないのです。實は昨日も話しても、向うも十日という根據が、無理押しをするということもありつこないし、こちらの二週間もそういう意見の人もあるという程度で、それでは一週間でえらい不便があるかといえば、これ又別にどうこうという事例も擧げられないという始末だから、こうした組織法のことについては……。だから試し期間だがらちよつと不便であるという幾分の言葉があつたという程度のことだから、そう長くしたのを縮めるのは至難だから、こちらの意見を固執しないで十日でやつて見たらどうかと、こういうことです。
  14. 竹下豐次

    ○竹下豐次君 問題はこの會のメンバーのどの程度の數が一週間にして貰いたいという氣持でおるのか、それが前提です。それが非常に少かつたらそういう話もあるという程度でお傳えを願うより外ない。二週間の方が多かつたら、やはり強く主張して、向うでもそんな人もあるという程度のことだつたら案外すらすらこちらの意見が通るかも知れん。
  15. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 決を採るわけではないが、二週間に賛成の方はどなたですか。    〔擧手者……〕
  16. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 速記を止めて……。    〔速記中止〕
  17. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 速記を始めて下さい。それではこの十五條の第二項につきましては、二週間以内というふうに改めた方がよいという相當強い御意見もおありのようでありますので、その趣旨を衆議院側に傳えることにいたしたいと思います。  それから第二十七條第二項は如何ですか。
  18. 黒川武雄

    ○黒川武雄君 それは私も昨日も申上げたように、我々が選んだ事務總長が、自己の信念を以て且つ議長の同意を得てやることでありますから、運營委員會がそこまで權限を伸ばす必要はない。この運營委員會の承認は必要でない、こう思いますので、追加の「運營委員會の承認」ということは取つて頂きたいと思います。
  19. 河井彌八

    ○河井彌八君 黒川君の御説明に賛成したいと思います。それだけ何と言いますか、御相談ならなくなつて行けることと思います。ただ外からの指示でどうしてもいかんというならば、これは止むを得んことで、竹下委員の意見のようにならざるを得ないと思いますが、一應私はこれは運營委員會の承認を得るということだけは削りたいと、こう思います。
  20. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) ちよつと速記を止めて……。    〔速記中止〕
  21. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 速記を始めて……。それではこの第二十七條の第二項については、「各議院の規則の定むるところにより」というような字句を入れて行くということに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  22. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 御異議ないと認めます。それではそういうことにいたします。ちよつと速記を止めて下さい。    〔速記中止〕
  23. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 速記を始めてそれでは次に第三十四條の二について御意見がありましたら……。この條文の書き方につきましては参議院事務局案のような書き方もあるのでございますが、この條文の書き方はとにかくとして、この内容について如何がでしようか。三十四條の二は或いはこちらの参議院事務局案のような條文の方がよいんじやないかと思うのですが。
  24. 木下辰雄

    ○木下辰雄君 参議院の事務局案は開會中でなくてもよいのですね。
  25. 川上和吉

    ○参事(川上和吉君) 今お尋ねの點はその前の三十三條或いは三十四條に「會期中」或いは「緊急集會中」ということが當然入つておりますので、特にその規定はなくてもよいんじやないかということと、それから實は参議院事務局案と多少用語が違いますのは、昨日もちよつと御説明いたしましたように、許諾を求めるのは内閣のルートを通じてやるんだということを「内閣は」と初めに書きますことによつてはつきりいたしたいということが一つと、今一つは衆議院案によりますと「令状の寫を添えなければならない。」何に添えるのかということもはつきりいたしませんし、その點を令状の寫を添えてこれをするということをはつきり書いた點、字句の極く細かい點でございますが、そういう點だけが違つておるように御了解願いたいと思います。
  26. 天田勝正

    ○天田勝正君 これは前條から見て行つても用語としても、どうしても参議院事務局案の方がぴんと來ると思うのです。こつちの方がはつきりするような感じがするだけのことであつて、兩方をずつと見て來れば當然参議院事務局案の方がはつきり現われておる。無駄な言葉もない。こういうふうに私は考えるのであります。これは主張したいと思います。
  27. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) それでは三十四條の二つきましては如何でしようか、参議院の事務局案のようなふうにすることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  28. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 御異議ないと認めます。それでは四十一條の二項但書、速記を止めて……。    〔速記中止〕
  29. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) それでは速記を始めて。それでは第四十一條第二項但書は、「同時に二箇を超える常任委員となることができない。」ということで御異議がないようですから、從つて先方と交渉することにいたしたいと思います。  第四十二條の二、圖書館運營委員會の問題ですが、御意見ありましたら…。
  30. 羽仁五郎

    ○委員外議員(羽仁五郎君) これはこの前圖書館運營委員會の方から梅原委員が御出席になつて、御意見をお述べになつたのですが、その前に圖書館運營委員會は連絡が不十分でありましたために、その點を御了解を得たいと思います。この圖書館運營委員會は大體においては合同委員會でやるわけなんですが、併し合同でない場合もあり得るのでありまして、常にというのは、その意味では少し困るじやないかというふうに思いますのです。具體的に申上げた方がいいでしようか。
  31. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) もう少し御説明願つた方がいいじやないかと思います。
  32. 羽仁五郎

    ○委員外議員(羽仁五郎君) その合同でない場合といいますのは、圖書館法によりまして、館長が選ばれる場合なんですが、その館長が選ばれる場合には兩議院の議長が兩院の圖書館運營委員會と協議してこれを任命するという場合が一つあるわけです。この場合には合同でなく、その館長の協議には各議長と各議院の圖書館運營委員會が協議する。それから法律を兩院が通される場合には各議院の運營委員會が各議院に審査報告をしなければならない。その場合には委員長は各議院の運營委員會を代表して各議院にその法律の審査報告をする。今までの經驗ではこの二つの場合なんであります。
  33. 天田勝正

    ○天田勝正君 羽仁委員長のお説ですが、これは國會に關するいろいろな法律というものは、國會法が主軸なんであつて、他の法律は別に輕視さるべきものではないけれども、その主軸から出て來ている枝なんで、國會法を議論しているので、これが改善されれば當然國會圖書館法の關係條文が又改善されるというのが常識じやないか、從つて單に枝の方の國會圖書館法があるので、縛られてどうも都合が悪いということの御議論はどうも賛成でき難い。ただ私が今ここで御論議願いたいのは、その根本はですね、一體この圖書館運營委員會という性格を、衆議院の案のように、常任委員會として置くか、或いは別に参議院の事務局案のごとくこれを常任委員會という性格でなくして、今の法規委員會のごとき性格にするか、ここに問題がかかつておるのじやないか、そういうところに一つ御議論して頂くようにお取計らい願いたい、こう思うのであります。
  34. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 如何でしよう、外に御意見はありませんか。
  35. 羽仁五郎

    ○委員外議員(羽仁五郎君) 今天田委員からの御意見誠に御尤もです。圖書館が完成して行きましてからは、圖書館運營委員會の仕事は非常に少なくなると思うのですが、創設期には可なり又いろいろな問題が多々あるのでここに御参考のために、この間見えましたライブラリー・ミッシヨンの圖解があるのですが、このライブラリー・ミツシヨンの圖解では、スタンデイング・コンミツテイースという兩院の常任委員會、スタンデイング、コンミツテイース、ライブラリー・マネツジメント、それがハウス・オブ・レプレゼンタティブ、ハウス・オブ・カウンシラの二つに分かれて、これがジヨイント、コンミツテイを作るというふうに行くことが一番理想的ではないか。大體この案で進んで我々も行くのが一番仕事ができるのじやないかというふうに考えておりますのです。それでこの點については、ミツシヨンとその關係方面と我々といろいろ考えて見たのですが、創設期の形としては、各院に常任委員會があつて、そうしてそれが大體において合同して仕事して行く。併し必要に應じては合同でなく仕事をすることもあり得るのじやないか、そういうような所に結論が到達しておりましたのです。
  36. 竹下豐次

    ○竹下豐次君 羽仁さんにお伺いしたいのですが、常任委員會として兩院に一つずつ置いた方が少くともこの際は必要だという御意見のようですが、具體的にどういう事例が……、別々に置いた方がいいとか或いは置かなければ不都合だとかというような具體的の事例をちよつと伺えませんでしようか。そうすると分り易いだろうと思います。
  37. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 速記を止めて……。    〔速記中止〕
  38. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 速記を始めて……。
  39. 小林次郎

    ○事務總長(小林次郎君) 法案の付託のことと、それから外務省顧問を任命することについて政府から申出がございましたから、これを一つ……。
  40. 寺光忠

    ○参事(寺光忠君) 本日内閣から、「左記の國會の議員に外務省外交顧問を命ずることについて、國會法第三十九條第二項の規定による國會の議決を得たい、記、衆議院議員片山哲君」というので、外務省外交顧問に片山哲君を任命することについて、國會法第三十九條第二項により同意を求めて來られたのであります。それで先例によりますと、議院運營委員會の方で一應御意向を承わりまして、そうして日程を組むということにやりたい。こういうわけでありましてお諮りするのであります。
  41. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 官房長官もお出でになつておりますので、外交顧問の性質、或いはその外交顧問に片山哲君を任命されなければならん必要の所以を御説明願つたら如何かと思いますが……。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  42. 苫米地義三

    ○國務大臣(苫米地義三君) 只今お諮かりを願つております外務省の顧問に片山哲さんを願いたいということについて簡單に説明したいと思いますが、現在の国際情勢、特に講和條約を目前に控えているというような場合におきまして、この國際的な信用をかち得る點、その他諸般の事情を考えまして、社會黨の領袖である片山氏に外交顧問をお願いすることが最も妥當だと考えましたので、今回國會の御承認を得て就任をお願いしたい。こういうことでありますが、この外交顧問を置く根據は、昭和十三年勅令第六百三十二號に「臨時外務省二外交顧問ヲ置クノ件」ということになつておりましてこの勅令は當然新憲法下においては適當な變更が豫想されるのでありますけれども、今年の五月三日まではこれを延長するということになつておりますので、取あえずこの法律の規定によりまして、片山氏を外交顧問にお願いしたいということでございまするので、どうぞ兩院の御承認を得たいという趣旨でございます。よろしくお願いいたします。
  43. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 御質問ありませんか。
  44. 藤井新一

    ○藤井新一君 官房長官にお尋ねいたします。その顧問には二種類あるのですが、常任顧問というのですか、普通の顧問というのですか、絶えず閣議に出席されて發議をするという意味ですか、時折總理が行つて、外交のことについての事柄について聽いてやるのか、そのいずれの方の顧問を意味するのですか。
  45. 苫米地義三

    ○國務大臣(苫米地義三君) 閣議に出て閣僚と一緒に相談をするということじやないので、各省にそれぞれの必要上、大藏省に顧問を置く、それからして外務省に顧問を置くというように、特別にありますからその程度に考えておるわけであります。
  46. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) ちよつと伺いますけれども、この勅令によりますとですね、「外交顧問ハ外交二關シ練達堪能ナル者ノ中ヨリ之ヲ勅令ス」ということでありますし、「外交顧問ハ親任官ノ待遇トス」ということがありますが、これは新憲法の今日においては、これはどういうようなふうに條文が變つて來ておるのですか。
  47. 苫米地義三

    ○國務大臣(苫米地義三君) 條文は今申上げた勅令がそのまま生きておるということでありますがね、それをちよつと簡單ですから讀んで見ますから……。勅令は、勅令の本文は「臨時外務省ニ外交顧問ヲ置クノ件ヲ裁可シ茲ニ之ヲ公布セシム」とありまして、それで「外交上ノ機務ニ参畫セシムル爲臨時外務省ニ外交顧問七人以内ヲ置ク」、それから「外交顧問ハ外交二關シ練達堪能ナル者ノ中ヨリ之ヲ勅令ス、外交顧問ハ親任官ノ待遇トス」こういうようになつておりますが、「外交二關シ練達堪能ナル者」としてありますけれども、これに嵌るかどうかという御疑問がありましようが、廣い意味において片山氏がこれに嵌るものと解釋してお願いしたいのであります。
  48. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) そういう意味じやないのです。  「之ヲ勅令ス」と書いてあり、「親任官ノ待遇トス」ということがこの勅令の根本になつておるのですが、それは新憲法下制度が變つた今日、それはどういうふうに變つて來ておるのかということを伺つておるのであります。
  49. 苫米地義三

    ○國務大臣(苫米地義三君) これは私も法律はよく分らんが、今調べて見ますが……、なんでもそういう政令は今年の五月三日即ち一ケ年間延期するという法律が出ておるのです。ちよつと今持つておつたのですが、私より委員長はよく御存じなんだが……。
  50. 竹下豐次

    ○竹下豐次君 官房長があれだつたら、その方の專門の方にお出でを願つて……。
  51. 苫米地義三

    ○國務大臣(苫米地義三君) 法制長官と一緒に來ようと思つたら、ちよつと外出しておりませんでしたから……。
  52. 竹下豐次

    ○竹下豐次君 長官でなくても、外の方でもいいのじやありませんか。
  53. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) ちよつと速記を止めて……。    〔速記中止〕
  54. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 速記を始めて……。
  55. 木下辰雄

    ○木下辰雄君 私はこの問題に反對だという意味じやありませんが、官房長官にちよつとお尋ねしたいと思います。外交顧問のいうのはその明文通り外交上錬達堪能の士である。その中から顧問を任命するというようなことを今おつしやいましたが、片山さんは政治家として最も有能な人でありますが、外交官としてどのくらいプラスであるか、この際片山さんを外交顧問に任命すると、どのくらいプラスであるかということをお尋ねしたい。
  56. 苫米地義三

    ○國務大臣(苫米地義三君) これは一番最初に申上げましたが、外交の技術に關することでは無論ありませんので國際的な今の大きな環境において、片山さんのような方が外交顧問になるということは、まあ今後の外交を處理して行くのに最も適當であろうというから來ておるので、外交技術の點をかれこれ穿鑿しているのでは無論ないのです。極く廣い意味で言つておるのであります。
  57. 堀越儀郎

    ○堀越儀郎君 それではお伺いいたしますが、今後もそういう人があれば又委嘱されるのですか。片山さんだけですか。
  58. 苫米地義三

    ○國務大臣(苫米地義三君) 今のところは外交顧問だけのことを考えておるわけです。
  59. 堀越儀郎

    ○堀越儀郎君 外交顧問ですけれども、その外交顧問が現在の國際情勢を考え、講和會議を控えて、そういう人が必要だという内閣の方針だと考えれば、片山さんが今適當だからということですが、將來もそういう人を又委嘱される考えはありますか。片山さんだけに委嘱されるのでありますか。
  60. 苫米地義三

    ○國務大臣(苫米地義三君) 外務大臣がどうしても必要だという段階になれば、或いは考えられるかも知れませんが、只今外務大臣としては片山さんだけをお願いしたい。こういうお考えなんです。
  61. 堀越儀郎

    ○堀越儀郎君 露骨に考えますと、内閣を組織されるとき、片山さんを引入れるべく努力をされたが、それができなかつた一つの尻ぬぐいをされるというふうにも考えられるのですが、そんな考えじやないのですか。實際に積極的に必要としてお考えになつておるのですか。
  62. 苫米地義三

    ○國務大臣(苫米地義三君) 實際それは必要と考えているわけなのですが、特に今の國際情勢から考えまして、まあできるだけ國内の力を結集するという點もありましようし、對外的な信用のある方を外交陣にお願いすると非常に便宜にもなりましようし、そういう點を綜合して、この際お願いたしたいというわけです。
  63. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) いかがでしようか。この問題につきましては、官房長官からお話がありましたように、法制長官等ともお話になつた上、更に御説明を伺いまして、又各會派におきましても協議をしまして、次會に御相談願うことにいたしたいと思います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  64. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) それではそういうふうにいたします。
  65. 寺光忠

    ○参事(寺光忠君) 本日内閣からこういう通牒が参りましたのですが、内容は、先に前内閣総理大臣より貴院に提出し又は衆議院より送付された左記の議案は、その御審議を進められるよう御取計らい願いたい。一、郵便爲替法案、一、郵便振替貯金法案、一、家畜用血清類取締法案、一、煙草專賣法の一部を改正する等の法律案、尚先に衆議院に提出し、豫備審査のため貴院に送付した左記の議案は、その審議を進められたき旨衆議院議長に申出て置きましたから、審査繼續方然るべく御取計らい願いたい。一、電話の加入申込者等に公債を引受けさせるための臨時措置に關する法律案で、参議院の方に先議案として参つておりますのは郵便爲替法案、郵便振替貯金法案、家畜用血清類取締法案でございまして、衆議院先議の法案で、昨日本院に廻つて参りましたのは、煙草專賣法の一部を改正する等の法律案でございます。衆議院の方では政府からのこの申入れを承認いたしまして、煙草專賣法の一部を改正する等の法律案は片山内閣の際に提出せられておる議案でありますけれども、そのまま繼續して審査しまして、昨日可決いたしました。参議院の方には只今申しました三件が先議案として出ておりますので、これについて内閣からの申入れを受けて、審議を各委員會において繼續せらるべきであるかどうかということについて皆さんにお諮りいたすわけであります。これはこの二三囘前の議院運營委員會で問題に出ている案件であります。
  66. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 只今議事部長から御説明申しました諸法案は、内閣総理大臣からの申出もありますので、そのまま引續いて審議することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  67. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 御異議ないものと認めます。
  68. 寺光忠

    ○参事(寺光忠君) 本日衆議院の方へ海上保安廳法案が提出せられまして、同時に参議院の方へ豫備審査で参りました。この法案は、「港、灣、海峡その他の日本の沿岸水域において海上の安全を確保し、竝びに法律の違反を豫防し、捜査し、及び鎭壓するため、運輸大臣の管理する外局として海上保安廳を置く」。こういうのでありまして、海上保安廳の部局といたしましては、長官官房、保安局、水路局、燈臺局、こういうものを設けるのでございます。法案の理由書をお讀みいたしますと、「戰後の新情勢に鑑み海上の安全を確保し、竝びに法律の違反を豫防し、捜査し及び鎮壓するため、海上保安制度を確立する必要がある。これが、この法律案を提出する理由である」。こういうのでございます。  それで本件の付託先でありますが、衆議院においてはまだ態度は決まつておりません。事務當局の見解として私の方で聞いているところでは、運輸省の外局ですから運輸の方の委員會に付託したいというつもりであるということであります。それから参議院の方は、御承知のような先例もありまして、これは官廳設置法案であります。これは決算委員會に付託せられることに從來なつているわけであります。ただ治安及び地方制度の委員長から、治安及び地方制度の委員會において、委員會一致の希望であるというので、この法案は是非治安及び地方制度委員會に付託して貰いたいということを、かねてから書面が参つているのであります。それで運輸委員長の御意向をちよつと伺いましたところ、運輸の委員長の意見としては、決算委員會に付託されるということに御決定になるならばこれは止むを得ない。併しながら治安及び地方制度委員會に付託せられるということであるならば、これは絶對に反對であつて、運輸委員會の方に付託して貰いたい。こういうことでありました。それから決算委員會の方では決算委員會の方に付託せらるべきものであると理解しておる。こういうことでありました。かれこれ綜合されまして、然るべく御決定願いたいと思います。
  69. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 御意見はありませんか。
  70. 木下辰雄

    ○木下辰雄君 これは慣例によつて決算委員會に付託すべきものだと私は思つております。
  71. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 只今木下委員の御意見について御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  72. 天田勝正

    ○天田勝正君 この機會に勞働委員會の意向をお願いしておきたいのですが今日も勞働委員會が開かれまして、實はこの問題とは別に直接の關連はないのでありますけれども、過日の金融及び財政委員會に掛けられました官吏の俸給等に關する法律案につきましても、その内容的には、實際は勞働委員會に掛けられるべきものであるということから、途中になつて申入れなどいたしましたが、すでに時間的の關係でどうにもならなかつたような事例がありまして、今日ここに掛けられたように、どちらの委員會かというような疑問のある點については、運營委員會で一つ是非審議の結果付託されたいという強い要望でありますので、もうすでにそれを事務局の方で實行に移して下さつたので、どうかこの次もさようにお願いしたいということをお願いして置きます。それから、然らばただ恆例に基いて決算委員會に付託するということについては、それは本院の規則に從えばどうしてもさようになるのでありますが、何としてもあれは組織法で、初めのいわば試驗期というようなことをこの委員會においても考えつつあのように決定された結果から見まして、それを内容的には私讀んでおりませんが、恐らく海上におけるところの警察法に匹敵すべきような法案ではなかろうかと、かように考えますので、これはむしろ運用の面で本院の規則を活かして行かなければならない關係もありまして、從つて治安委員會に付託して、尚本委員會においては決算委員會と合同審査をやるように希望するというようなふうに計らつては如何かと思います。
  73. 木下辰雄

    ○木下辰雄君 これは併し官廳機構の變革でございますから、當然これは決算委員會に付託すべきものであつて、決算委員會に付託したものを治安及び地方制度委員會に合同するとかなんとかいうことは、いずれ決算委員會が主となつてやるということにいたしたらよいのじやないかと思います。
  74. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 速記を止めて……。    〔速記中止〕
  75. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 速記を始めて……。それでは本法案は決算委員會に付託することとして、ただ決算委會におきましては、關係ある各委員會と十分に連絡を取つて處理して貰いたいということに取計らうことに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  76. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 御異議ないと認めます。  それでは引續いて國會法の四十二條の二について御相談願いたいと思います。
  77. 羽仁五郎

    ○委員外議員(羽仁五郎君) 先程委員長及び天田委員からのお説がありまて、誠に尤もでありまして、我々の委員會としても、過去において犯して來たようないろいろな缺陷というものを十分自己批判して、そうしてそれを將來においてよく役立して行きたいというふうに考えております。天田委員のおつしやいましたような意味で合同委員會としてやつて行くということは、國會圖書館の方でそういうふうになつておりますので、實際の仕事は主として合同でやつて行くと、併し國會法の方で規定されておる兩院にそれぞれの常任委員會があつてやつて行くという趣旨も活かして、今までの國會法と、それから今度新らしくできました國會圖書法と、その双方を活用して先程來の御意見を活かして行きたいというふうに考えております。
  78. 竹下豐次

    ○竹下豐次君 ちよつとお尋ねしたいのですけれども、兩院各別に置いて、それを並行して運用するということになつたら、常に合同委員會を開くということが必要になると考えますが、結局は一本建にするか、或いは二本建にしても一本建と同じようなことが要望されておるように見えるのですが、それがGHQの希望だとすれば、「常に」という言葉を削るというようなことが許される餘地があるのでしようか。
  79. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) ちよつと速記を止めて……。    〔速記中止〕
  80. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) それでは速記を始めて……。四十二條の二につきましては、圖書館法によつて兩院の圖書館運營委員會が圖書館の運營について專ら合同審査會によつて事を運ばれるというような關係もありまするので、この際は四十二條の二というような修正はしないでもよいのじやないかという考え方で衆議院の方に話をすることにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なしと」呼ぶ者あり〕
  81. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 御異議ないものと認めます。  それでは次に四十三條について御意見がありましたら……。速記を止めて……。    〔速記中止〕
  82. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) それでは速記を始めて……。  それでは四十三條は大體こういう趣旨で進めることにいたしたいと思います。  次は第四十六條第二項。
  83. 川上和吉

    ○参事(川上和吉君) 四十六條以下は昨日も十分御説明をいたしませんでしたので、尚四十六條の點はやや細かい點になりますが、甚だ重要な點でありますので、参議院の事務局案と對照して御覧を願いたいと思います。  これはいろいろの問題がございますが、先ず一つは、昨日も衆議院の大池事務總長から話がありました通りに、この規定を置く場所を四十一條が適當か、四十六條が適當かという問題であります。これは参議院の事務局案では四十一條の第一項の但書におきまして、参議院事務局案の第四十一條、「但し、第四十六條の規定に適合させるために、必要な更代を行うことができる。この場合において必要と認めるときは、議長は、常任委員にその辞任を求めることができる。」という表現になつておるのであります。これは昨日も話がありましたが、性質上常任委員の任期を原則として議員の任期中その任にあるということの、非常に重要な例外になりますので、さような意味から、四十六條よりも四十一條に置くことが適當ではないかということが一つ。それからこの常任委員と特別委員と同様にこの規定を適用する必要があるという説明もありましたが、私共の見解は、特別委員につきましては、かような形で途中で更代が行われるということは、性質上如何なものであろうか、むしろ常任委員が議員の任期中ということにあるのに對して、大きな例外であつて、さような點からも四十一條でよろしいではないかというような意見がありました。それが四十六條がよろしいか、四十一條がよろしいかという點であります。それから第二番目に、この更代を衆議院案によりますると、「議長は、議院運營委員會の議を経て委員を變更することができる。」という規定になつておりまして、常任委員の更代を議長の發意でやるということになつておるようであります。併しながらこれは原則的には常任委員のみずからの發意の方がよろしいのではないか、ただ常任委員みずからの發意によりまするというと、この四十六條の規定に適合させる變更が行われにくいきらいがありますので、その場合に備えて、参議院の事務局案では、但書の「四十六條の規定に適合させるために、必要な更代を行うことができる。この場合において必要と認めるときは、議長は、常任委員にその辭任を求めることができる。」ということにいたしまして、議長の介入する範囲を最小限に止めることが適當ではないかというようにいたしたのが、違いの第二點であります。それから第三點は、衆議院案によりまするというと、この變更の時期は、原則として會期の初めに變更するということにしまして、但し、例外的に會期中でも著しい異動があつたときも同様とするという書き方であります。或いはこの書き方も一つであると思いますが、會期の初めと會期中ということの、必ずしもこういつた書き分けをしないでもよろしいのじやないか。この四十六條の規程に適合させる必要な更代ということにいたしまして、その他は政治的な情勢に應じた運用に委してよろしいのじやないか。必ずしも會期の初め、或いは會期中ということの區分を置く必要がないのじやなかろうかという點が違つておるのであります。その三點につきまして案が違つておりますので、十分御検討をを願いたいと思います。
  84. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 速記を止めて……。    〔速記中止〕
  85. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) それでは速記を取つて……。それでは第四十六條の第二項は大體衆議院の案のような趣旨で進むということに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  86. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 御異議ないものと認めます。但しこの位置は四十一條の一項の後に入れるようなふうにするということにしたいということを先方に申入れることにしたいと思います。  次に第四十七條、第三項……。
  87. 川上和吉

    ○参事(川上和吉君) この四十七條の點はただ現在休會中の活動を、現在行なつております通りのことを明確にさしただけのことでありまして、別に問題はありません。
  88. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 別に御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  89. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 御異議ないと認めます。第五十五條第二項……。
  90. 川上和吉

    ○参事(川上和吉君) 第五十五條は第二項と第三項と分けて、問題が違いますので、御説明をいたしますが、第二項の點は衆議院案におきましては「議長は、特に緊急の必要があると認めたときは、會議の日時だけを議員に通知して會議を開くことができる。」とありまして、これは第一項の議事日程のことを受けておるのでありますが、現在の五十五條によりまするというと、議事日程の中味は何も書いてないのであります。それを受けましてただ二項にいきなり「會議の日時だけを議員に通知して會議を開くことができる」という表現になりまするというと、五十五條の現行法の規定が一項になる議事日程ということと、この新たなる二項との關係がどうなるかということがはつきりいたしませんが、この點は参議院案におきましては現在の議事日程を明確にいたしまして、「議事日程には、開議の日時並びに議院の會議に付する事件及びその順序を記載しなければならない。」ということを、明確に……、これは現在規則にあることでありますが、これを法律で明確にいたしまして、その但書に、「但し、議長がやむを得ないと認めるときは、開議の日時だけを記載することができる。」という表現にいたしましたので、衆議院案では少しこうはつきりしない表現になつておるのじやないか、こういう點であります。
  91. 寺光忠

    ○参事(寺光忠君) 只今の法制部長の御説明をちよつと補足させて頂きます。衆議院の案によりますと、會議の日時だけを議員に通知して會議を開くことができるということになつておりますが、この會議の日時だけを議員に通知をするということは議事日程を通知したことであるのか、若しくは過去にしばしば行われておりますような、單に豫告をしたことになるのか、そこの所がはつきりしないのであります。それで衆議院の立法者の方の意見を聽きますと、會議の日時だけを記載することによつて、議事日程として十分なりという氣持であると、こういうのでございます。そういたしますと、その點はこの衆議院案の文章でははつきりいたさないのでございまして、衆議院の案の第二項をそのまま素直に讀みますと、單に會議の豫告をするということにしか取れないのでございます。そうでないという趣旨を明らかにするために、参議院案のように、一應日程事項というものは三つある。その中の一つだけでも記載して議事日程とすることができると、こういう建前にしたらどうか。こういうわけなんでございます。
  92. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 如何でしようか。この五十五條の第二項につきましては、参議院案のようなふうに進めたら如何かと思いますが……。    〔「賛成「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  93. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 御異議ないと認めます、第三項……。
  94. 川上和吉

    ○参事(川上和吉君) 第三項は昨日も繰返して御説明いたしましたように、各派交渉會との關係でありまして、これは参議院の事務局の研究といたしましては運營委員會が選任する小委員というような形は如何であらうか。むしろ實際上議院運營委員會と各派交渉會とを實質的に同じメンバーにしまして、そうして運用して行くというような形が考えられるのじやないかということで、これについては参議院案ではこの項を削除をいたしております。
  95. 天田勝正

    ○天田勝正君 ちよつと速記を止めて下さい。
  96. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 速記を止めて……。    〔速記中止〕
  97. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 速記を始めて……。それでは第五十五條第二項、第三項は大體衆議院の案の通りに案を承認することにいたします。ただ最後の「一致しないときは」という所を削ることにしたら如何かと思います。御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  98. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 御異議ないものと認めます。  次に第五十六條第六項。
  99. 川上和吉

    ○参事(川上和吉君) 五十六條の點は参議院案とこれ又御對照願いたいと思うのであります。参議院案は五十六條の二項に持つて行つております。それから重要な點は、参議院案では議院の議決で委員會に付託する前に趣旨の説明を聽くということにいたしてありますが、衆議院案ではその點が明確になつておりません。これは衆議院の事務局の説明では、説明の聴取は何遍でもよろしいんだ。委員會に付託した後でも趣旨の説明を聽くことができるんだし、それは第一囘國會でもやつた實例によるのだ、こういう説明なのでありますが、委員會に付託した後にそういう説明があることになりますというと、委員會の審議と本會議の審議との關係が非常に不明確になるわけでありまして、この點は委員會に付託する前に説明を聽くんだということを明確にして置かれた方がよろしいのではないかという點が、参議院案と衆議院案の意見の違う點であります。そういう點から場所も第二項の方がよろしいんじやないか、こういうことを考える次第であります。  それから衆議院案の第七項は、これは内容は殆んど同じでありますが、従つてこれも五十六條の三項の方がよろしいんじやないか、五十六條の現在の第三項以下は他のことが規定してありますので、二項、三項の方がよろしいんじやないか、こういう點であります。場所と、それから、殊に第六項の點の委員會に付託する前ということの制限を置くかどうかという點について御檢討願いたいと思います。
  100. 寺光忠

    ○参事(寺光忠君) 衆議院の第六項、第七項でございますが、第七項につきましては、委員會に現に付託中の議案を取上げて本會議に持つて來る。從つてその議案が委員會と本會議との兩者において審議の対象とはならない。これは衆議院もそう言つておるのであります。委員會にあるものを中途で本會議に取上げてしまう、こういうことなのであります。ところが第六項の方を御覧願いますと、第六項の方は委員會に掛かつておる議案を本會議において説明させる、こういうのであります。一つの議案について委員會と本會議と兩方で審議が行なわれるという事態は甚だ了解いたしがたいということを衆議院の事務局と話合つたのでございますが、衆議院の事務局の見解は、單に議案の趣旨の説明をさせるのであつて、これは本會議において議長が議題の宣告をしないで、單に説明者の説明發言を許すという形だけを取る。従つて本會議においては議題にならんのだ、こういうような説明をいたしておるのであります。要するに議長が議題であるという宣告をしない、單に發言を許しますということを言つただけであるから、委員會の議題を取上げたことにはならん、こういう説明でございます。それでただ發言を許したならば、その後に引讀いて質疑等が行なわれるということは、これは止むを得ないことであるというのでございますから、實質上は實は委員會と本會議とに同じ議案が掛かるということになると思うのですが、ただ議長が議題という宣告をしない、現に先例においてもして來ていなかつたということによつて、實質的には二つの議案が委員會と本會議に掛かつても、形式的に少しも支障はないという説明を衆議院側はいたしております。参議院事務局といたしましては、そういうふうに一つの議案が、兩者に單に形式的な技術的なことで掛けることができるというふうな解釋が下されるということは了解いたし難いので、議案付託前でなくてはならないというような規定に實は作つておるわけであります。それだけ補足さして頂きます。
  101. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 速記を止めて……。    〔速記中止〕
  102. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 速記を始めて下さい。  第五十六條第六項及び第七項は大體こういう趣旨で行くことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  103. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 御異議ないものと認めます。  第五十八條……。
  104. 川上和吉

    ○参事(川上和吉君) 五十八條は別に問題ございません。
  105. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) これも別に御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり)
  106. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 異議ないものと認めます。  次に七十二條第二項……。
  107. 川上和吉

    ○参事(川上和吉君) 七十二條第二項も實體的にはこれでいいのですが、ただ字句が現在の「會計檢査院の長及び檢査官」の場合と合して置いていいのじやないか、こういうことがちよつと違う點でございます。つまり國會法の建前から申しますれば、現在の七十二條のように、委員會の方から出席説明を求めることができるという書き方にした方が適當であつて、最高裁判所の事務總長が進んで出席説明をすることができるという書き方よりも國會法の建前からすれば、現在の七十二條に合して置いた方がより適當だというわけであります。
  108. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) どうですか、第七十二條の第二項は字句の點がありますれども、そういう點は衆議院の事務局の方とよくお話になることにして、この趣旨は大體御異議ありませんか。
  109. 天田勝正

    ○天田勝正君 これは同感です。從前の通り、こつちからの要求に應じて出て来るという方が何か筋が通るような氣がするのですが……。
  110. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 七十二條の二項は参議院の線によつて進むことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  111. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 異議ないと認めます。  次に第七十八條。
  112. 川上和吉

    ○参事(川上和吉君) これも別に…。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  113. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 異議ないと認めます。  第九十九條……。
  114. 川上和吉

    ○参事(川上和吉君) 第九十九條の點は、これは次の百條と一緒に一括して頂いた方がよいと思います。
  115. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) それでは次の第百條を合わせて……。
  116. 川上和吉

    ○参事(川上和吉君) これは兩院法規委員會の問題でありまして、兩院法規委員會からの勧告案によるのでありますが、兩院法規委員會の勧告によりますと、兩院顧問會議という名稱にしようということですが、衆議院は現在の名稱通りということが一つと、それから衆議院から十人、参議院から八人という案を、勧告によりますれば兩院同数の十人ずつにしようという點が違う點であります。
  117. 藤井新一

    ○藤井新一君 この九十九條、百條については、先程法制部長のお話のように、實はこれは名前については、或る方面からジヨイント・アドヴアイザリ・カウンシルという名前を付けてはどうだろうということであつて、それで實は私は委員長の代理として行つたので、それならばいいがこれではどうも名前がふさわしくないのじやないか、その理由は國政の運營に關し、法規以外の事もやるんだからそうするのが適當だ、そういうことを言われたのであります。  それからもう一つは員數ですが、員數は参議院の方が八人衆議院が十人ということは不公平である。これはどうしても兩院共十人ずつにして出す、その方が合理的だ、こういうことで私がそのまま引繼いで歸つて來て兩院法規委員會に掛けたところが満場一致を以てこれを通過して、その決議文を衆議院、参議院の議長宛に送付したのですが、この點を御審議願いたいのでありまして、一つ私といたしましては参議院と衆議院とは同数であるということを強く主張して置きたいと思います。
  118. 天田勝正

    ○天田勝正君 百條第一項の數の問題は、藤井委員のおつしやつたように、同數、この點については昨日の合同の委員會におきましても、これは個人の意味か知れませんが、衆議院の方の中からもその方がいいという意見すら出ておるのでこれは強く主張されたいと存じます。九十九條に戻りますが、要するにこの法規委員會か、顧問會議か、どうされるのか分りませんが、内容から見て参りますれば法規委員會というものであつても、これは決して名稱は妥當ではありませんが、そうかといつて顧問會議、これも亦極めておかしいのであつて、同じ權限を以てお互い議員に選任されて來ておる者が、片方がそれの顧問になる。これは又名稱が實に妥當でないのであつて、兩方共妥當でないから、ここで何か適當なる名稱が發見できればそれを主張したいと思うのですけれども、妥當な名稱が發見できなければこういうような組織法というものはやより若干の経験を經なければならないのである。こういう觀點から發見できなければ法規委員會の名前も今までのままの方がいいと、かように私は思います。
  119. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 如何でしよう、百條第一項の「八人」は「十人」にすることに御異議はありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  120. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 異議ないと認めます。  それで九十九條の兩院法規委員會の名稱であります。これにつきましても只今天田委員からお話がありましたように、若し適當な名前がありますれば、それにすることにいたしまして、この際差當りは兩院法規委員會という、その名前を存置して置くことにいたしたらどうかと思いますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」呼ぶ者あり〕
  121. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 御異議ないものと認めます。如何でしようか。ちよつと速記を止めて……。    〔速記中止〕
  122. 木内四郎

    ○委員長(木内四郎君) 速記を始めて。……明日は午後一時より開會いたします。本日はこれにて散會いたします。    午後三時五十三分散會  出席者は左の通り。    委員長     木内 四郎君    理事            藤井 新一君            河井 彌八君            竹下 豐次君    委員            天田 勝正君            島   清君            塚本 重藏君            松本治一郎君            黒川 武雄君            左藤 義詮君            伊東 隆治君            木下 辰雄君            佐佐 弘雄君            堀越 儀郎君   委員外議員    圖書館運營委員    長       羽仁 五郎君   國務大臣    國 務 大 臣 苫米地義三君   事務局側    参     事    (事務總長)  小林 次郎君    参     事    (事務次長)  近藤 英明君    参     事    (法制部長)  川上 和吉君    参     事    (議事部長)  寺光  忠君    参     事    (委員部長)  河野 義克君