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1947-10-14 第1回国会 参議院 商業委員会 14号 公式Web版

  1. 付託事件 ○中小商工業の再建に関する陳情(第  百六十四号) ○マッチ産業公團制の実施に関する陳  情(第二百八十九号) ○財團法人理化学研究所に関する措置  に関する法律案(内閣提出) ○板ガラス配給機構及び取扱ひに関  する陳情(第三百四号) ○百貨店法を廃止する法律案(内閣送  付) ○昭和二十二年法律第五十四号私的独  占の禁止及び公正取引の確保に関す  る法律の適用除外等に関する法律案  (内閣送付) ○石綿輸入促進に関する請願(第二百  六十五号) ○商工協同組合法の改正に関する陳情  (第四百二十八号)   ――――――――――――― 昭和二十二年十月十四日(火曜日)    午後二時三十五分開会   ―――――――――――――   本日の会議に付した事件 ○財團法人理化学研究所に関する措置  に関する法律案   ―――――――――――――
  2. 一松政二

    ○委員長(一松政二君) それでは財團法人理化学研究所に関する措置に関する法律案を引続いて上程いたしまして審議することにいたします。つきましては午前中に小委員会の中の一部の人を以ちまして、そうして大体懇談会の形式を以てここに原稿を作つて見たのでありまするが、これにつきまして一つこれを議題といたしまして、そうしてこれを基礎に適当なる決議事項を作り上げたいと思います。尚先日小委員会を設けることにいたしまして、人数並びに人名につきましては、委員長に御一任がありましたので、その点を先に御報告申上げて置きたいと存じます。小委員には緑風会の高瀬さん、結城さん、それから民主党の油井さん、社会党の中平さん、それから自由党の中川さん、無所属懇談会の廣瀬さんと私が加われまして、合計七人を以て小委員会組織することにいたしましたのであります。この点につきまして御報告申上げますると共に、さよう決定いたしましたことについて御了承を願つて置きたいのであります。尚その小委員会を午前中に催しましたのでありまするが、いろいろな都合のために、過半数を得られませんので、懇談会を以て一應原案だけ作つて見たのであります。それではこの原案を審議するために暫く懇談会の形式を以ちましてお話合を願いたいと存じます。   午後二時三十八分懇談会に移る。    ―――――・―――――   午後三時二十四分懇談会を終る。
  3. 一松政二

    ○委員長(一松政二君) それでは先程の懇談会におきまして決定いたしました附帶決議案を朗読いたしまして、そうして御審議を願いたいと思います。先ず決議案を朗読いたします。    附帶決議案  本措置は我が國現下の事態において止むを得ないものと認めるが、本研究所に課せられた重要使命を達成の爲には、その運営、人事及び財政等に関して周到な考慮を拂うことが必要である。よつて次の如き諸点に関し適切な処置を講ずることを強く要望する。  一、本社の事業は科学研究に第一義的重要性を置き、研究部門の活動及び成果を本社の主たる目的とすべきである。  二、研究部門の自主独立性を認め、その組織、人事及び運営については研究部門幹部にこれを一任して会社役員は濫りに容喙すべきではない。  三、事業收益を以て重要な研究費を賄ない得ない場合には、政府は必要な研究補助金の支出は勿論、金融上の便宜をも図るべきである。  以上三條件を附しまして、この法案を原案通り承認するかどうか、先ずこの附帶決議案につきまして御異議はありませんか。
  4. 一松政二

    ○委員長(一松政二君) 御異議ないと認めまして、附帶決議案を本委員会に採択いたします。
  5. 中平常太郎

    ○中平常太郎君 この際ちよつとお伺いいたしますが、これをせしめる、こういうふうに行わしめるという、そのしめる者は誰からやることになりますか。この附帶決議を実行せしめる者は誰になるわけであるかということについて、ちよつとどういうふうにしてよいものでありますか、委員長のお考を聽かせて頂きたいと思います。
  6. 一松政二

    ○委員長(一松政二君) それでは申上げます。私はこの決議案は法律的には拘束力はないのでありまするけれども政治的には行政部門と、この新たにできまする株式会社理化学研究所の責任者、この二つのものは、この附帶決議案に対して重大なる責任を感ずるであろうと思います。ということは、國会と事業会社が、その監査官廳たる行政機関に対して、いわゆる事業上の監督を受け、又特に第三條によつて示してあるような、この決議事項もあるのでありまするから、この國会に対して行政官廳及び株式会社理化学研究所の当事者は重大なる政治上の責任を感じてこの委員会決議を尊重するは勿論、その線に副うて今後の運営を図るだろうと信ずるのであります。
  7. 中平常太郎

    ○中平常太郎君 満足いたしました。
  8. 一松政二

    ○委員長(一松政二君) それでは本法案の全部を一括して議題に供します。別に先日來の討議のみを以て、外に質疑はありませんか、若し質疑がないということになれば、最後の採択の段取りに入りたいと思うのであります。
  9. 一松政二

    ○委員長(一松政二君) 別に御意見もないようでありますから、正式に今度は討論に入ります。御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べを願いたいのであります。
  10. 油井賢太郎

    ○油井賢太郎君 私は今囘のこの措置は、極めて適切なものとして賛意を表するものであります。とかく最近政府におきましてはあらゆる場合において民間の創意工夫というものを認めずにすべて國管、國営、國有、そういつたような線に副つて事業というものを行いたいというふうに國民から見られておるのでありますが、今囘のこの措置は、今までのそういう風潮と異なりまして、いかにも民間の創意工夫を完全に活かして、而も政府はこれに対して協力をするという、新しい行き方を行うように見受けられるのであります。この方法が、若し極めて満足なる成果を挙げますことができますれば、今後日本の再建にとりまして、他の事業においても必ずこれを範として、立派な事業が続々と出現することと私は信じまして、この措置に対して心から賛意を表する次第であります。
  11. 一松政二

    ○委員長(一松政二君) 外に御意見はございませんか。
  12. 一松政二

    ○委員長(一松政二君) 別に御意見もないようでありますから、討論は終結したものと認めて御異議はございませんか。
  13. 一松政二

    ○委員長(一松政二君) それではこれより財團法人理化学研究所に関する措置に関する法律案の採決に入ります。まず財團法人理化学研究所に関する措置に関する法律案を、右の附帶決議案を付して可決することに賛成の方の御起立を願います。
  14. 一松政二

    ○委員長(一松政二君) 全会一致と認めます。よつて本案は附帶決議を附して可決すべきものと決定いたしました。  尚、本会議における委員長の口頭報告の内容は、本院規則第百四條によつて予め多数意見者の承認を経なければならんことになつておりますが、これは委員長において本法案の内容、本委員会における質疑應答の要旨、討論の要旨及び表決の結果を報告することとして御承認願うことに御異議ございませんか。
  15. 一松政二

    ○委員長(一松政二君) 御異議ないと認めます。  それから本院規則第七十二條によりまして、委員長が議院に提出する報告書につき多数意見者の署名を附することになつておりまするから、本案を可とされる方は順次御署名を願います。
  16. 一松政二

    ○委員長(一松政二君) 本日はこれを以て散会いたします。    午後三時三十四分散会  出席者は左の通り。    委員長     一松 政二君    理事            鎌田 逸郎君    委員            椎井 康雄君            中平常太郎君            黒川 武雄君            油井賢太郎君            九鬼紋十郎君            佐伯卯四郎君            島津 忠彦君            高瀬荘太郎君            波田野林一君            廣瀬與兵衞君   政府委員    商工事務官    (総務局長)  松田 太郎君    総理廳事務官    (公正取引委員    会事務局總務部    長)      黄田多喜夫君    総理廳事務官    (公正取引委員    会委員長)   中山喜久松君