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1947-12-04 第1回国会 参議院 予算委員会 29号 公式Web版

  1. 付託事件 ○昭和二十二年度一般会計予算補正  (第九号)(内閣提出・衆議院送  付) ○昭和二十二年度特別会計予算補正  (特第四号)(内閣提出・衆議院送  付) ―――――――――――――――― 昭和二十二年十二月四日(木曜日)    午後二時五十七分開会   ―――――――――――――   本日の会議に付した事件 ○昭和二十二年度一般会計予算補正  (第九号) ○昭和二十二年度特別会計予算補正  (特第四号)   ―――――――――――――
  2. 櫻内辰郎

    ○委員長(櫻内辰郎君) 只今より委員会を開会いたします。中西功君。
  3. 中西功

    ○中西功君 日本医療團解散問題について質問いたしたいのでございます。質問の要点は三、四ケ所あるわけでありしますが、その前にこの日本医療團の移管問題を政府においてどういうふうに扱つておるかといろ点を簡單に説明をして貰つた方がよいと思いますので、先にちよつと簡單に説明して貰いたいと思います。
  4. 櫻内辰郎

    ○委員長(櫻内辰郎君) 説明員、医務局次長であります。
  5. 久下勝次

    ○説明員(久下勝次君) お許しを頂きまして、私から只今のお質問にお答えを申上げます。日本医療團の解散につきましては、先般國会の可決を経まして十一月一日、法律を以て解散をすることに決定をいたしておるのでございます。解散後の同團の清算の処理方針といたしましては、その法律に基きまして、今まで医療團の理事をしておりました人々を四名医療團の清算人に厚生大臣から任命をいたしまして、そうして清算の事務を進めることにいたしておるのでございますが、同團解散の法律に基きまして、清算の根本方針につきましては、日本医療團清算管理委員会というものを設けまして、そうして重要なる事項につきましては、厚生大臣がこの委員会に諮問をいたしまして、その諮問の答申に基いてこれを決定し、その方針に基いて清算の事務が処理される、こういう建前に相成つておるのでありまして、只今清算管理委員会の委員の任命の手続中でございます。大体私共の見通しといたしましては、近く任命の手続が終了する予定でございまするので、本月の九日に第一回の清算管理委員会を開備いたす見込みで進めておる次第であります。只今申上げました日本医療團解散に関する法律に基きまして、清算方法の根本方針につきましては、今申上げましたような手続を経まして、そうして厚生大臣がこれを決定し、その決定に基いて清算人が清算事務を進行するということに相成つておるのであります。  尚これより先、日本医療團の解散につきましては、同團が設立されまして以来、我が國の公的医療機関を経営する主体として、相当多数り病院、診療所或いは結核診療所を経営いたしておりました関係上、これらの各施設の処理移管の方針につきましては、先ず結核療養所につきましては、本年の一月二十四日の閣議決定に基きまして、同團で経営しておりました結核療養所は、これを國に移管をいたしまして、國において今後経営する方針を取つておりましたのでございます。すでに本年度の予算にも、國で経営する予算がその当時国会の御承認を経ておりまするので、取敢えず本年の四月から、医療團から國が無償で借り上げるという形式を取りまして、事実上同團の結核療養所のうち適切なものは、全部國におきまして経営をいたしておるのでございます。その他の病院、診療所等につきましては、別に医療制度審議会というものを厚生大臣の諮問機関として設けまして、本年の春以來再々委員会を開催し、或いは小委員会を開きました結果、本年の六月二十六日に、医療制度審議会から、日本医療團の一般医療施設処理要綱というものが答申に相成つておるのでおります。医療施設をどういう方面に移管をして行くかということは、この答申に基く処理方針を、先程申上げました厚生大臣の定める清算方法の中に織込みまして、清算管理委員会に付議いたしまして、その答申を待つて正式に出発をする、こういう考えでおるのであります。以上大体でございますが御説明いたします。
  6. 中西功

    ○中西功君 第一点は、医療團問題の、この解散した医療團を今後都通府懸の方に移管するということになつておると聞いておりますが、その場合の、そういう都道府縣移管までの間の事務といいますか、そうしたことのすべての責任者は、一体これは誰が当ると理解されておるか、誰が一体この責任者であるか、それが一つの点であります。もつと付け加えて申しますと、実は日本医療團の從業員組合の方では、この問題に關して非常に困つておるわけです。いろいろ要求を出しておる。併しその相手方がはつきりしない実情なんです。そこでここで、はつきり誰が責任者かということ、即ち具体的にいえば、この医療團の六千人の從業員達が、一体どこへ持つて行つてこれを解決したらよいかという点を第一に明らかにして貰いたいのです。
  7. 久下勝次

    ○説明員(久下勝次君) 医療團解散後におきましては、一般の例に倣いまして、先程申上げました通り、四名の清算人を任命してございます。私共は、この四名の清算人が医療團の施設の移管その他の清算事務につきまして責任を負つておるものと解しております。尤も解散の法律によりまして、清算の事務につきましては、主管でありまする厚生大臣が相當強度の監督をすることに相成つておりますので、監督上の責任は厚生大臣にあると存じまするけれども、實際の事務処理の責任は清算人が負うべきものと存ずる次第であります。
  8. 中西功

    ○中西功君  併し現実の問題としては、清算人の方へ行きますと、清算人というよりも、この医療團の当局者の方に行くと、自分達は閉鎖されたという意味で、責任は取れない。そうして厚生省の方に行くと、厚生省の回答では、はつきりと医療團にあるというふうに今まで言つて來ておるのです。どこへ行つてもこの点が埒が明かなかつた。それで今まで厚生省の見解では、医療團に責任がある、これは一つめ医療團としては立派な事業体なんであるから、だから責任がある筈だと言つて、今まで厚生省ではいわば責任を医療團の方に轉嫁しておつたわけなんであります。そういたしますと、今清算人がはつきり決まるということによつて、この清算人が責任者であるということでよいわけでございますね
  9. 久下勝次

    ○説明員(久下勝次君) この点につきまして、一言只今の御質問に関聯がありますから申上げて置いた方がよろしいと思いますが、医療團の清算人は、先程申しました通りに、從来の理事が任命をせられまして、清算の処理を行う責任を持つておると思うのであります。ただ清算方法につきましては、厚生大臣の定めるところによつて行うと、こういう法律の規定に相成つておりまして、その清算方法が、先程申上げたような事情で、清算管理委員会がまだ成立をいたしておりません今日の状態におきましては、どういう方針で清算をしてよいかということが清算人に分つておりません事情であります。さような関係から、清算人が或いはそういうことを外部の者に申しまするのも、理由のあることだと考えておるのであります。  ただ私共といたしましては、医療團の清算方法として、厚生大臣が清管理委員会の意見を聞いて決めます事柄は、極く大筋の方針だけに止めまして、清算人がその責任において十分処理の融通性のあるよらか程度にやりたいと考えておるのであります。一々細かい事項まで厚生大臣に持つて來なければ清算人の責任が果せないというような行き方は、清算人の性質から申しましても、取りたくないと思つておる次第であります。さように御了承を頂きたいと思います。
  10. 中西功

    ○中西功君 私の質問しておる問題は、非常に簡單なんです。全國医療團は、最近全國会議を開いて、そうして要求を出しておると思うのですが、そうした場合に、その医療團の從業員組合が一体どこへ行つて正確な回答が得られるかという点だけなんであります。それで今までの説明から聞くと、本当は厚生大臣が少くとも今までの責任は取るべきであつた。少くとも清算管理委員会がはつきりできない前は厚生大臣が取るべきであつたと思うのでありますが、実際今まで厚生省に行くと、自分の方にはもう責任はないというような返答であつて、非常に今まで当惑して来た。これは長くやつておりますと時間を取りますので、この点は一應打切りまして、次の点は、まだ政府の説明ではあとどういうふうにやつて行くかということが決つていないような話でありますが、併し実際には都道府縣に移管されるということは決つておるのではありませんか。私はそういうふうに聞いておるのですが。
  11. 久下勝次

    ○説明員(久下勝次君) お答えいたします。実質的には移管の方針は先程申上げましたように、政府といたしましては医療制度審議会というものをこのために設けまして、そうしてその答申を得ておりまするので、その意味におきましては決つておると申して差支ないと思つております。私共といたしましても医療制度審議会の答申を、正式に今後の清算管理委員会に付議して決められます清算方法の重要なる項目として取上げるつもりでおるのでございます。ただそういう答申があつただけの状態に現在ございまするので、やかましく形式的に、法律的に申しますれば、近く開かれます清算管理委員会にの清算方法の根本方針を付議いたしまして、その根本方針の中には只今申上げました医療制度審議会答の申を取入れるということによりまして、初めて厚生大臣の定める正式な清算の方針として審議会の答申が正式なものになつて来る。かように理解いたしておるのであります。
  12. 中西功

    ○中西功君 そうすると。今の説明では、この医療團をどうするかという問題が決つたのはこの以前の結核に関するものは國営にするということだけで、あとは決まらないというふうに了解さたるのでありますか、それでこの点私少しおかしいと思います。私達が聞いたのとは大分事実が相違しておるように思いますが、一應それは別にいたしまして、次に政府の今後この医療團をどうして行くかという方針に関聯いたしますので、併せてそれをちよつとお聞きしたいのですが、今、実はこの医療團の施設を繞つていろいろのことが、策動なされつつある。一つは政府自身の対策が非常に不明瞭であるということから來るわけでありますが、例えば現にある施設、病院というふうなものを、有利なものを個人の所有にしようとして、今買上げるというようないろいろな動きもある。或いは又もつと甚だしいのは現にある施設などを医療とは別の用に使うために、買取ろうというふうな運動もあるということを聞いております。そこで政府自身の方針を成るべく早く立てて貰わなければいけないと思います。ところがその方針を立てられる場合に、政府が出資しておる一億八千八百万円のこの山資を政府自身としてこれは賣渡すということになるわけですれ。即ちそれを政府自身が回収するというふうな気持でなされるのか、或いはこうした医療團を存続して行く意味で、政府の全額出資の一億五千万円というものは一時都道府縣なりその他とにかく移管されるところに一應貸付けか何かの形で負担の掛らないようにする積りか。若し前者であれば、この医療團は非常に困難な状態に置かれて、実際には潰滅してしもうような状態になるだろうと思います。その点非常に一般から心配がられておるわけで、政府としてはこの一億五千万円の自分の出資を回収するような方法でやるのか、それともそうでないのかという点をお聞きして置きたいと思います。
  13. 久下勝次

    ○説明員(久下勝次君) 政府の出資についてのお尋ねでございましたが、お言葉の中に一億五千万円というお話がございました。政府出資は只今医療團には七千万円の出資金がされておるのでございます。法律的には一億円の出資をすることになつておりますけれども、現在のところ三千万円まだ未佛込になつておりまして、七千万円が政府の出資に相成つております。この政府出資をどうするかということにつきましては、先程申上げました清算方法を決めます際に、根本の問題として、清算管理委員会に付議して決めたいと思つておるのでございます。私共關係省と話合をしておりますのは、先程申上げました結核療養所を全部國において引取ることに相成つております。政府はこの政府出資の代償として結核療養所を國において引取るというような筋道で進みたいと考えておる次第であります。
  14. 中西功

    ○中西功君 どうも政府の方針がはつきりしていないので、実際は私たちが聞いておる話では、もうすでに都道府縣への移管上いう問題が決つておるが、これがいろいろの事情で延びておるというふうに聞いておるのです。そうしてその都道府縣側においても今の財政的な状態では引受けられないというふうな事情にある、というふうに聞いております。それで私の質問は主として、都道府縣側が引受けられないというのは、政府がその出資金といいますか、或は出資金だけでなく、政府のその他のいろいろな施設もあると思います。そうしたものをそのまま都道府縣に移管してやらないというふうな点が非常な故障になつておるというふうに聞いておるわけなんです。それで、これは臆測かどうかよく分りませんが、この質問の結論といたしまして、若し都道府縣の方に移管するというふうなことが事実であるかないかは別といたしまして、ともかくも都道府縣への移管が遅れておる理由として、政府がその出資しておる金を、或いはいろいろの施設もありましようが、そうしたものをそのまま都道府縣に移管せずに、都道府縣の負担において都道府縣に金を出さして買取らすというふうな方法を採つておる。そうして而も都道府縣側においてはその金がない、從つてどうしても事務がうまく進捗しないというふうなことが言われておるわけであります。問題は、そういうふうなことはあるかないか。決して言われておるように、都道府縣側への移管というものが、政府側のそういう態度にあるかないかという点を聞いておきたいと思います。
  15. 久下勝次

    ○政府委員(久下勝次君) お答えいたします。再々お話のございます医療團の施設の処理方針が決つておらないのではないかということでございますが、先程も申上げたつもりでございますが、私共の厚生省といたしましては、医療制度審議会の答申を、その答申の通り処理いたすべく考えておるのでございます、ただ一應法律の建前もございますので、清算管理委員会に正式には付議したいと思つておりますけれども、精算管理委員会におきましても、医療制度審議会の答申に基く政府の方針というものを、御理解を頂けるつもりでやつております次第であります。今日まで実は長い間医療團の解散の問題が叫ばれておりまして、正式な出発を見ず、いろいろな方面に御迷惑をお掛けしておりましたことは、大変申訳ないのでありますが、何分先程申しましたように、正式に解散が決定いたしましたのは、十月の末でございまして、十一月の一日に初めて解散ということに決定いたしました関係上、これまで正式には解散を前提とした正式な手続が進められませんでしたのが、医療團の処理が遅れ、又各方面にそのために多少いろいろの不安動揺を與えております原因であると思います。從いまして、私がこういうことを申すのはいかがかと思いますが、この問題に関しまして、政府が責任がないということは、決して申上げられないと存じます。私共といたしましても、かように解散が決定しましてから、すでに十ケ月もここに正式に解散の決定まで時日を経過いたしましたことは、大変遺憾に存じておるのでございます。今日解散を決定いたしました以上、すでに又施設の処理方針も、今申上げましたような段取りで進ませる見込も立つておりますので、この上は一日も早くそうした不安な状態がないように、又生きた医療機関のことでありますので、國民大衆のためにも、一日も早く安定をするように、取り計らいたいと思つております。
  16. 中西功

    ○中西功君 時間がないので、もう一つ最後の質問をいたしますが、さつき言われましたように、解散が大体決定してから、解散の手続が完了するまでの間十ヶ月も滞つたので、その間の医療團は全く崩壊の危機に瀕しておるわけであります。或いは全く崩壊してしまつたというくらいにひどい状態になつておるのであります。一番大きな犠牲を蒙つておるのは、この從業員諸君だろうと思います。政府は大体の方針として、各医療團に対して自給自足体制を行なわせるというような態度をとつたようでありますが、その結果給料の支拂は、支拂われる余力のあるところは或る程度支拂つておるが、併し能力のないところは、極めてみじめな状態で、現に千二百円水準以下のところも、非常に多いわけであります。お医者さんとか看護婦を始め、そうした人たちが、非常に低い待遇で以て、どんどん辞めて行つておるわけであります。すでに六千人あつたのが四千人になつておるという話も聞いておりますが、ところが今までこの問題を交渉しても、交渉の相手がないので、非常に困つたわけですが、從業員のこういう悲惨な状態、特に当然これは厚生省の管轄下にあるという点から見れば、而も一部は國営病院にもなつておるというふうな観点からいたしましても、政府がこの待遇問題についても当然責任を持たなければならん。そう思うわけなんです。これに対して、実際もう悲惨な状態になつておるわけなんですから、政府は今後どういう手を打つつもりなのか。私としては、早急に何とかして頂きたいと思うのです。  これに関聯いたしまして、ついでに質問いたしますれば、いわゆる現在の國民健康保險組合から、この医療團が受取るべき金が千八百万円もあるというふうに聞いておるのです。即ち保險組合にその支拂能力がないわけです。その結果そういう滞りがあるわけです。これでもまあ拂うことができれば、多少待遇に余裕がつくわけです。こういうふうなものを政府として、今まで管轄して來た、自分の輩下において來た責任として、この千八百万円を、政府が何らかの形で補償してやることができないかどうかという点が一つと、それから今一つは、健康保險に対する政府負担分というのが、極めて少いと思うのです。私、詳しい数字は知りません。併し大体の話では、五〇%に達しないというふうに聞いております。これは正確かどうか、私よく知りません。併しとにかく非常に少いのです。英國のビーバーリツチ案なんかを見ましても、こういう國民健康保險というものは、五〇%以上の政府の負担がなければ、大体成り立つて行かないというふうに、イギリスでさえ言つておるわけです。それに比較しますれば、殆んど問題にならないわけですが、今度の予算でなくとも、政府として、國民の健康を維持して行くという見地から、將來この政府負担額をもう少しくらいは増す考え、或いはそういう用意をしておるかどうなという点なんです。  要約いたしますと三点です。一つは、現に極めてみじめな状態にある從業員、お医者さん及び看護婦、こうした人たちの現在の待遇問題を、政府としては、見て見ぬ振りをしておくのかどうか。実際に政府は千八百円ベースということを言つておりますが、ここでは千二百円ベースさえあぶないというような欺態なんです。私は当然今までの関係から見て、法律によつて解散された、或いは從來から政府のそういう監督下にある状態の下において、政府がこれに対して、やはり成る程度責任を取るのが当然じやないかと思うのです。政府の責任においてこの待遇を考えてやらなければいけない。そのための具体的な方法としては、今度作られる清算管理委員会がそれを処理するために、政府としていろいろ保償を與えてやるという可能性が必要なんです。それができるかどうか。これが第一点。第二点は、滞つておる七八百万円、これを政府が何らかの形で至急援助をするという用意があるかどうか。第三点は、將來の健康保險の政府負担分、それを増すために、何らかの今後努力をするかという三点であります。
  17. 久下勝次

    ○政府委員(久下勝次君) 医療團の從業員の待遇につきまして、政府はどういう方針を採るかというお尋ねでございますが、実はこの問題につきましては、医療團の從業員の方からも、私共の方に要求が出ておるのでございますが、從來日本医療團の從業員につきましては、二つの区別を付けて考えておるのでございます。と申しますのは、日本医療團がその一般の事業として結核療養所の経営をいたしておつたのであります。これは経費の五分の二を國庫において補助して経営をやらしておりました関係もありますので、この経営の補助に関聯いたしまして政府側におきましても、結核療養所方面の從業員につきましても、その意味から関聯を持つておつたのであります。結核療養所以外の一般病院の從業員につきましては、もともと日本医療團の一般病院の経営方針上、その施設の收入を以つて支出を賄うという方針でずつとやつて來て参りましたので、今日におきましても從業員の待遇という経営上の支出につきましては國の方において、特別な措置を取るということは極めて困難であると考えておるのであります。それから次は國保の未拂金、医療團の方からいうと未收入金についてのお話でありますが、お話の通り医療團は國保関係におきまして、相当の未收入金がありまして、そのために財政上困つておることも事実でございます。これが解決のために厚生省におきましては、実は本年の四月頃、國保組合に國庫から補助を出します際に特別な措置をいたしまして、補助をしてやる代りに、医療團の未拂金をこの際支拂うようにというようなことを指示いたしまして、若干はそのために未收入金が回收しておる向もあるように聞いております。今後におきましても、さような手段におきまして医療團の未收入金の解決には、厚生省としてもできるだけのことをいたしたいと考えておる次第であります。  次に一般的な國保に対する政府の助成ということでございますが、私の所管外で、お尋に対してお答えするのは適当でないと存じますけれども、関係がございますので、聞いております範囲で申したらいいと思いますが、厚生省といたしましては、國民保險組合の現状に照らしまして、できるだけ國庫の助成を増額するように努力をいたしつつある筈でございます。ただ二面におきまして國家財政の現状もございまして、なかなか希望通りには参りませんけれども、今後ともこの方面の努力は続ける意向を持つておる次第であります。
  18. 櫻内辰郎

    ○委員長(櫻内辰郎君) 姫井伊介君
  19. 姫井伊介

    ○姫井伊介君 補正第九号歳出で、花柳病予防対策についてであります。この対策はどんな機関で、どんな仕組で徹底せしむるようになされるかということが一つと、更に花柳病と進駐軍との関係でありまして、この花柳病治療につきましては進駐軍の方でも相当協力されております。或いはこの傳染につきまして、何かの責任が負わされるようなことがありませんか、この関係をお尋ねいたします。  次は歳入でありまして、國立病院及び療養所の患者費のことであります。かねて問題になつております戰争犠牲による傷病者の患者費が國民感情から申しますると相当減免さるべきものだという声がある。併しこれは一般待遇にしなければならんということもよく分つておりますが、そこに若干の考慮を置いて、この予算の歳入というものが考えられておりますかどうか、この二つの点をお尋ねいたします。
  20. 熊崎正夫

    ○説明員(熊崎正夫君) 花柳病の予算につきまして私から説明さして頂きます。  花柳病の対策といたしまして、この度概略三千万円の予算が計上されましたのでありますが、この予算の内容は來年の一月から三月までの間に花柳病患者約六十万人を対象といたしまして、政府といたしましては画期的な花柳病治療を始めようというふうな計画の下に出発いたしました予算でございまして、この予算はその六十万人の患者の中の大体各花柳病の疾病につきまして概ね一〇%程度が花柳病の治療費の負担ができないというふうに見込みまして、その負担のできない考に対しては國の方らら全額若しくは一部を補助する。その補助した減免の額に対して、政府は都道府縣に対して三千万円の補助を出すわけでありまして、結局都道府縣におきましては三千万円の予算を組みますと同時に、國から三千万円の補助を得まして、計六千万円を以ちまして一月から三月までの間の花柳病対策をやる仕組にいたしておるわけであります。  第二点の対司令部関係の責任がどういうふうになつておるかというふうなお尋ねでございますが、御質問の御要点が聊か私ちよつと分りませんのですが、この花柳病の対策につきましての司令都側の方から日本政府に対してこういうふうにやれというふうな指令でも出ておるかというお話でございますか。
  21. 姫井伊介

    ○姫井伊介君 進駐軍から花柳病の傳染に対する責任を問われることはないか。尚花柳病予防につきましては進駐軍がどんな協力をされておりますかということ。それから今一つはさつき治療とおつしやつたのでございますが、これは予防となつておりますが、その予防はどういう機関を以つて、こういう仕組で徹底せしむるかということなんであります。
  22. 熊崎正夫

    ○説明員(熊崎正夫君) 予防となつておりましてもこの内容は結局治療の方が主になつて來るわけであります。結局國民に対しまして花柳病に罹つた場合には輕費で、而も公定價で頒けました薬品を正常なルートによつて公的診療機関に流し、そこで輕費治療をやる。これが予防とそれから治療との区分けということで、少し御疑問が持たれるかとは存じますが、現在の、政府で考えております花柳病予防の目標としましては、思想宣傳以外に治療を目途としてやつておる。これが現状でありまでので、六十万人の花柳病患者を予定しましたところの治療予算というような恰好になつて参つて次第でございます。
  23. 櫻内辰郎

    ○委員長(櫻内辰郎君) 速記を止めて。    〔速記中止〕
  24. 櫻内辰郎

    ○委員長(櫻内辰郎君) 速記を始めて。
  25. 久下勝次

    ○説明員(久下勝次君) 姫井さんのお尋ねに対してお答え申上げます。國立病院及び療養所の收入について元軍人、軍属の関係のものを十分考慮して積算してるか見込んであるか、こういうお尋ねでございますが、その関係を十分考慮いたしまして積算いたしたわけであります。今回の收入の増加は、一点單價を三円でありましたものを四円に上げましたものに基くものでありますが、その他におきまして大体國立病院の関係におきましては、入院患者におきまして普通の診療費の取られるものは健康保険関係を入れまして、大体七十%、減額及び免除になりますものが、三十%というふうに考えております。これが療養所例えば國立の結核療養所におきましては、減免を受けるものが大体入院患者で七割程度、精神療養所では、八割乃至九割程度というように考えまして積算されてございます。從いまして軍人、軍属の相当部分、大体國立病院におきましては三十%、結核療養所については七、八十%に上つておりますが、大体その適切を受けられる。こういうふうに考えております。目下受けることになるという見込の下に予算は積算いたしております。
  26. 櫻内辰郎

    ○委員長(櫻内辰郎君) 姫井さん、商工省の電政課長が見えておりますから……。
  27. 姫井伊介

    ○姫井伊介君 電力関係でお尋ねいたしますが、ちよつと速記を止めて頂きたいと思います。
  28. 櫻内辰郎

    ○委員長(櫻内辰郎君) ちよつと速記を止めて下さい。    〔速記中止〕
  29. 櫻内辰郎

    ○委員長(櫻内辰郎君) 速記を始めて下さい。
  30. 姫井伊介

    ○姫井伊介君 今度は火力、水力の外に、新らしい電源というものが、よくいわれます太陽熱から、或いは源泉地帯における発電とかいわれておりますが、そういうことが研究されておりますか、或いはそれが工業化することのできる可能性がありましようか、或いは近き將來においては、それは殆んど望みないものでありましようか、お尋ねいたします。
  31. 中川哲郎

    ○説明員(中川哲郎君) お答え申上げます。最初の点につきましては速記の方をちよつと止めて頂きたいのですが……。
  32. 櫻内辰郎

    ○委員長(櫻内辰郎君) 速記を止めて下さい。    〔速記中止〕
  33. 櫻内辰郎

    ○委員長(櫻内辰郎君) 速記を始めて。
  34. 中川哲郎

    ○説明員(中川哲郎君) 第三番目の水力、火力の既設の電源の外に、新電源としての研究はどうなつておるかというお尋ねでございまするが、今のところ太陽熱の発電、或は温泉熱の発電と申しましても、何れも研究の程度を出でないのでございまして、直ちに工業化し得る程度にまで到つておるものはない模様であります。尚お話のございました、太陽熱、温泉熱の中、温泉熱の方につきましては、ややその研究をいたす値打のあるものと存じまして、現在商工省におきましても、技術室というものが本省にございます。そこでこの問題を探り上げまして、研究の方針を決めまして、研究に着手いたしております。この点は成る程度研究の結果によりますれば、工業化し得るような見通上が全然ないわけではなかろうかと存じまするが、現在の状況におきましては、只今申上げました程度のものでございます。目下研究中という程度を出でない状況でございます。
  35. カニエ邦彦

    ○カニエ邦彦君 歳入の面で少し一、二点伺いたいと思うのでありますが、補正第九号、歳入の六億四千二百六十二万円の大体五割以上にも相当するところの財源が電力超過の料金三億五千五百九万円何がしというものでありますが、この財源の太質的なものは一体何を物語つておるのであろうか。これは政府のいわゆる薪炭の配給に対するところの対策が十分でなく、而もこの電力の使用制度が極度に制限されておるところの、國民のこうした犠牲によつて國庫に納入されたものであると思ろのであります。從つて政府は燃料政策によつて將來こういつた財源は消えてなくならねばならんところの歳入であるので、こうした歳入を補正第九号、本予算の重要部分として大藏当局は一体將來ともこの財源をこういつた面に出すということが果して正しい予算の編成の方式と考えておるのかどうか、この予算編成の方針は今後こういつたものを持続するのであるかどうか、こういつた点について今後の方針についてちよつと承つておきたいと思うのであります。
  36. 河野一之

    ○政府委員(河野一之君) カ二エさんの御質問に対しましてお答え申上げます。補正第九号に取つております電力超過加算料金でございますが、三億五千五百万円でございますが、これは昨年の冬、即ち昨年の十二月以來のものでありまして、十二月以來本年の十月までの分、すでに徴收済のものについて予算に計上した次第でございます。今後の冬を中心とします電力の超過加算料金の問題でありますが、私共といたしましては、かかるものを歳出の財源に見込むということは余り期待すべきでない。むしろこの料金が減つて、從つて電力規制が十分に行われる、國民の自制にも俟ちまして十分に行われるということを期待いたしておるのでありまして、何れ補正第十一号その他の予算におきまして、多少の見込はいたす積りではございますが、巨額なものにつきましては、今後歳出の財源としては、決算にはともかくとして、予算に余り見込むということは適当ではないと、こう考えておる次第でございます。
  37. カニエ邦彦

    ○カニエ邦彦君 もう一点大蔵省のこれも歳出の面でありますが、これは僅かでありますが、大蔵省理財局の分、大蔵省理財局の國際金融研究会設置の費用が六万円をここに計上されておるのでありますが、この研究会の目的、構成、運営方法、そうして構成されておるところのメンバーを明らかにされたいと思うのであります。この質問をする理由は、いろいろ最近巷に仄聞するところによりますと、追放官吏の一部生活費を供與しておるところの官職があるというようなことを聞くのでありますが、この研究会費はこういう噂と大体関係があるのかないのか、どうであるか。こういうような点について、一應これを含まれておるかどうかということを一つ伺つておきたいと思います。
  38. 河野一之

    ○政府委員(河野一之君) お答え申上げます。この研究費は先程噂のありますような問題の性質のものでは全然ございません。これは最近における國際的な経済関係からいたしまして、外資導入の問題、貿易の問題、そういう問題につきまして、関係の方面の方に集まつて頂いて、その研究をいたしたのでありまして、それは日本銀行方面、或いは東京銀行でありますとか、金融界の方々、学者の方々、それから新聞関係の人も一部入つておつたように思いますが、そういう関係の方々の集まりでありまして時々大藏省内において開いております。関係の官吏も入つおります。御承知の通りこの額は六万円という僅かな金でありまして、御趣旨にありましたようなものに使うといたしましては、非常に少額なものであります。事務費でありますとか、或いは遠くから出て來られます人の旅費でありますとか、そういつたような経費の内容になつております。決しておつしやるような趣旨のものではないということを確言して申上げておきます。
  39. カニエ邦彦

    ○カニエ邦彦君 最後にもう一点伺います。これは文部省の矢張り歳出でありますが、文部省所管の教育文化費のところに、重要美術品購入費七百五十八万三千円とあるのですが、これの使途の内容についてちよつと伺いたい。
  40. 河野一之

    ○政府委員(河野一之君) 最近の経済状況のために、相当の美術品が散逸する虞れがあるのであります。物によりましては、海外に流出いたしましたり、それから財産税等の関係によつて、なかなか持ち切れないというような向きも相当あつたのでございます。國立博物館は五月におきまして設立せられたのでございますが、この際五百万円程度の重要美術品の購入費を予備金として計上いたしておきました。相当巨額な御要求が文部省からあつたのでありますが、まあ一應どんな模様であるか、成るべくこういうものは國家において購入して保存した方がよいので、相当重要なものについては手放す向きがあるなら買つてもよい。若し予算の不足が出たならば、その場合には考慮しよう。こういうような考え方をいたしておりました、その後いろいろ購入いたしましたところ、予備費とした予算では不足いたしましたので、ここに残りを計上し、最近までに購入した物の購入費不足分を予算として計上したのであります。又その他相当な旧家におきまして、古文書その他の散逸する虞れのある歴史的な文献として相当重要なものが、いろいろな事情のために散逸するというようなことがございましたので、合せまして古文書の蒐集等もこの予算でいたす積りで、予算をお願いいたしておるような次第でおります。
  41. カニエ邦彦

    ○カニエ邦彦君 只今の政府委員の説明でありますが、只今の説明によつては、私はこの経費が急迫しているところの日本の経済の現況から見まして、緊急欠くべからざる費用とはどうも認め難いのであります。私といたしましては、文化國家建設の見地から美術品を購入するよりも、文化向上に直接影響のあるところの、文学とか、映画、講演、演劇の向上奬勵に資するところの費用に、こういつたものを振り向ける方が適当であろうかと考えるのであります。例えば文化國家建設の基盤となり、而も高い文化に接する機会に極めて少いところの地方労働者、或いは山間僻地におけるところの農民、これらに正しい而も文化的の香りの高い映画、演劇又はこれらに等しいところの文化的な施設に接し得られるよう、國土のこういつた巡回文化機関を設置するとか、又文学、映画、演劇の水準を高めるための権威ある審査委員会を設け、文化日本建設に新文学、映画、演劇のこういつたものの免税をするとか、或いは資材の優先割当の一部の費用に充てるとか、そうした面に対しまして使う方が……美術品を購入をするというような、一体今余裕があるのかどうか、又こういつた面にそうした費用を出して行く方が文部当局としての支出の面にも非常に役立つのではないか、(「簡單」と呼ぶ者あり)こういつた面において將來この費用を一体振り向けて行くところの方向に使われる意思があるのかないのかということをちよつと……。
  42. 河野一之

    ○政府委員(河野一之君) お答え申上げます。日本古來の美術を保存し、その散逸を防ぐということは、現在の日本が文化国家として立つて行く建前からいたしましても、私は必要なことではないかと存ずるのであります。御指摘のような問題については、現にここに提出いたしております九号の内閣の所管に新日本建設運動に関する経費として五百万円を計上いたしております。これによりまして御指摘のような運動に十分とは申せないかも知れませんが、その目的に副つた施設ができることと存じております。又民主主義教育連盟の経費といたしまして、七号の予算に二千万円を計上いたしております。文学その他社会教育の方面において新らしい民主主義的な教育、社会教育をやるための経費として計上いたしてあるのでありまして、これによつて相当御指摘のような目的に副い得るものだと私は考えておる次第であります。
  43. 櫻内辰郎

    ○委員長(櫻内辰郎君) 御通告による質疑はこれで終了しました。直ちに討論に移ることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  44. 櫻内辰郎

    ○委員長(櫻内辰郎君) 御異議ないと認めます。討論は賛否を先にお述べになりまして御願いいたしたいと存じます。西郷吉之助君。
  45. 西郷吉之助

    ○西郷吉之助君 私はこの委員会に出ておる二つの補正予算に対しまして賛成の意を表する者であります。併しながらこの補正予算はもうすでに補正予算の大部分が補正第七号に含まれておりまして、それも非常に時期を失して、すでに本年末に近き今日又再びそれに引続きまして、だらだらと補正予算が提出せられまして、これに含んでおるところの科目が総花式に各省に亘つておるのみならず、これを一瞥いたしましたときに、例えば北海道の石炭手当の経費等はすでに時期が遅れており、かようなものは当然第七号に含まるべきものでありまして、その他におきましては、或いは必要と思うものもあるのでありまするが、もうすでに本來ならば來年度予算編成の月でもあり、かくだらだらと補正予算を出すということに対しては、私は遺憾ながら賛成できないのでありまするが、政府のこれに対する答弁としては、國会が開会中であるから、普通ならば予算費で出すべきであるところを、國会に提出するのである。そういうふうな答弁ではありまするが、元來今回の財政法の第二十九條におきましても、追加予算というものは眞に必要なる経費に限定せられておるのでありますから、新らしい財政法の精神を活かす上から申しましても、財政当局の大蔵省がかようないろいろの経費を追加予算に出すということは、誠に不満足に思うものであり、当局としては財政法の精神を活かし、その模範を示すべき今日におきまして、どうも追加予算の大宗たる第七号は非常な時期を失し、それが危ぶまれておる今日、それに引続きまして十二月にこの予算が出ておるということは、誠に遺憾に堪えないのでありまするが、併しながらこういう時期出遅れにおきまするこの追加予算を、それでは否決すべきものであるかというと、さようなわけにも参らんような状勢でありますから、私は甚だ遺憾ではありまするが、今回のこの補正予算につきましては賛成の意を表する次第でおります。
  46. 櫻内辰郎

    ○委員長(櫻内辰郎君) 外に御発言はございませんか。
  47. 岡本愛祐

    ○岡本愛祐君 私も止むを得ずこの追加予算に賛成いたします。而してこの機会に私は一言政府に申して置きたいのでございますが、この間私が商工大臣その他に質問をいたしました労働争議の予防並びに早期解決に必要な費用とはどういうことなのか、具体的に説明をして貰いたい。又危機突破生産復興運動展開等に必要な経費というものはどういうのであるか、そういうふうな質問をいたしまして、商工大臣はそれは労働大臣からお答を願うことにするという御答弁でありました。それに今日は労働大臣はおろか労働省から誰も來てその答弁をして呉れない。又私に対する答弁のみならず、外の委員の御質問に対しましても、例えば農林当局は來ない、こういうような不誠意なことでは、甚だ私は遺憾に思います。今後の追加予算等の提出に当りましては、厳重に一つ委員長から御警告を願いまして、そういうことのないようにいたしたいと存じます。
  48. 木下源吾

    ○木下源吾君 本員はこの予算に賛成をする者であります。殊にいろいろ閣議決定以來相当な紆余曲折を経たのでありますが、北海道の煖房用の手当、誠に特殊的な地域を認められて、今回こういう措置を採られたことは、政府の努力を多とする者であります。併しながら一面において未だ寒冷地における特殊的支給というものは、まだ不足であるということを申上げたいのであります。  もう一つは、この機会において、政府はどうしても緊急にしてやらなければならん重大なものを怠慢にしておるんではないかと考えられることは、例の災害の復旧でございます。今災害を被つた地方においては、應急の復旧費をすでに当局において査定をしておるにも拘わららず、僅かにその査定額の一割にも満たないというような少額なものを以て、地方の復旧をさせておるのであります。融資においても亦地方では非常に円満に行かんので、円滑に行かんので、困つておるのであります。申す迄もなく地方の財政は誠に枯渇して貧弱であつて、一に政府の施策を頼みにしておる。而も年度内に復旧をしなければ、來年度の食糧生産業に非常な影響を持つておるのでございます。かかる重夫な復旧対策の費用というものが、政府が怠つておるために、澁滞しておることを、誠に遺憾に堪えないのであります。この補正予算を賛成すると同時に、政府は速かに卒年度の生産増強に必要なるこれら農林関係、或いは内務関係の土木費等の復旧費を提案せられることを希望しまして、本案に賛成する者であります。
  49. 大島定吉

    ○大島定吉君 民主党は本予算に賛成の意を表するのでありますが、希望その他につきましては三委員から縷々申述べてありますので、同感の意を表するのでありまするが、これが運営に当りましては、熱意を持つて万遺憾なきを期せられたい希望を申述べまして、賛成の意を表します。
  50. 服部教一

    ○服部教一君 私もこの予算には止むなく賛成をいたしますが、この次の通常議会における予算においては、十分に檢討されまして、早い目に出して頂きたいのであります。
  51. 櫻内辰郎

    ○委員長(櫻内辰郎君) 外に御発言はございませんか。別に御発言もないようでありますから、討論終局したものと認めて、採決いたすことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  52. 櫻内辰郎

    ○委員長(櫻内辰郎君) 御異議ないと認め採決いたします。昭和二十二年度一般会計予算補正第九号及び昭和二十二年度特別会計予算補正特第四号を原案通り可決することに賛成のお方の御起立を願います。    〔総員起立〕
  53. 櫻内辰郎

    ○委員長(櫻内辰郎君) 全会一致と認めます。よつて本案は可決と決定いたしました。尚本会議における委員長の口頭報告は、予め多数意見者の承認を経なければならんことになつておりますが、これは委員長において本案の内容、委員会における質疑應答並びに討論の要旨、及び表決の結果を報告することとし、御承認を願うことに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  54. 櫻内辰郎

    ○委員長(櫻内辰郎君) 御異議ないと認めます。これより委員長が議院に提出する報告書に、多数意見書の御署名を願います。    〔多数意見書署名〕
  55. 櫻内辰郎

    ○委員長(櫻内辰郎君) 御署名洩れはございませんか。なしと認めます。これにて散会します。    午後四時二十三分散会  出席者は左の通り。    委員長     櫻内 辰郎君    理事            木村禧八郎君            西川 昌夫君            西郷吉之助君            村上 義一君            中西  功君    委員            カニエ邦彦君            木下 源吾君            村尾 重雄君            左藤 義詮君            寺尾  豊君            深水 六郎君            伊東 隆治君            大島 定吉君            木内 四郎君            小畑 哲夫君            佐々木鹿藏君            飯田精太郎君            岡部  常君            岡本 愛祐君            河野 正夫君            島村 軍次君            鈴木 直人君            高田  寛君            服部 教一君            姫井 伊介君            渡邊 甚吉君            藤田 芳雄君   政府委員    大藏事務官    (主計局次長) 河野 一之君    大藏事務官    (主税局長)  前尾繁三郎君   説明員    厚生事務官    (医務局次長) 久下 勝次君    厚生事務官    (予防局勤務) 熊崎 正夫君    商工事務官    (電力局電政課    長)      中川 哲郎君