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1947-11-14 第1回国会 参議院 文教委員会 13号 公式Web版

  1. 付託事件 ○教員養成の諸学校に宗教講座を設置  することに関する請願(第一号) ○新制中学校の経費を全額國庫負担に  することに関する陳情(第十一号) ○日本國起上会設立に関する陳情(第  十六号) ○岐阜農林專門学校を農林大学に昇格  することに関する陳情(第二十号) ○新制中学校の経費を全額國庫負担に  することに関する陳情(第二十五  号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担にすることに関する陳情(第四十  一号) ○勤勞青年教育の定時制高等学校設置  に関する請願(第十二号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第四十  二号) ○教科書並びに学校施設に関する陳情  (第四十三号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担にすることに関する陳情(第五十  五号) ○教科書並びに学校施設に関する陳情  (第五十六号) ○公立学校人件費を全額國庫負担にす  ることに関する陳情(第六十五号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第七十  八号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第八十  二号) ○学用品に関する陳情(第八十七号) ○六・三教育制度完全実施に関する陳  情(第九十号) ○新制中学校舎建築費國庫補助に関す  る陳情(第九十二号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第九十  四号) ○教科書並びに学校施設に関する陳情  (第九十五号) ○私立中学校に対し國庫補助金下附に  関する陳情(第百号) ○金澤市に官立北陸総合大学を設置す  ることに関する請願(第三十三号) ○教科書並びに学校施設に関する陳情  (第百六号) ○教科書並びに学校施設に関する陳情  (第百八号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第百十  二号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第百十  七号) ○教科書並びに学校施設に関する陳情  (第百二十号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第百二  十五号) ○教科書並びに学校施設に関する陳情  (第百二十六号) ○教科書並びに学校施設に関する陳情  (第百二十九号) ○教科書並びに学校施設に関する陳情  (第百三十四号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第百四  十一号) ○金澤市に総合大学設置に関する陳情  (第百四十六号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第百五  十八号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第百六  十号) ○新制高等学校実施促進に関する陳情  (第百六十一号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第百九  十一号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第二百  十五号) ○戰災学校復旧資材の配給に関する陳  情(第二百十九号) ○盲教育義務制の実施に関する陳情  (第二百二十一号) ○六・三教育制度の完全実施に関する  陳情(第二百二十三号) ○ローマ字教育に関する請願(第百六  号) ○科学勲章制定に関する請願(第百十  七号) ○ローマ字教育に関する請願(第百四  十一号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第百二  十四号) ○六・三教育制度の費用全額國庫負担  とすることに関する陳情(第二百四  十七号) ○山陰大学設置に関する陳情(第二百  六十号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第二百  六十九号) ○熊本薬学專門学校復興に関する請  願(第百九十七号) ○六・三教育制度の完全実施に関する  陳情(第三百十一号) ○京都工業專門学校を工藝大学に昇格  することに関する陳情(第三百二十  二号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第三百  三十九号) ○佐賀縣に学藝大学を設置することに  関する陳情(第三百五十三号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第三百  五十七号) ○勤労青年教育の定時制高等学校設置  に関する陳情(第三百五十八号) ○勤労青年教育の定時制高等学校設置  に関する陳情(第三百八十九号) ○勤労青年教育の定時制高等学校設置  に関する陳情(第三百九十八号) ○松江市山陰大学設置に関する請願  (第三百二十号) ○勤労青年教育の定時制高等学校設置  に関する請願(第三百三十八号) ○実業教育大学実現に関する請願(第  三百三十九号) ○勤労青年教育の定時制高等学校設置  に関する陳情(第四百二十一号) ○福岡縣に第二学藝大学設置に関する  陳情(第四百三十三号) ○福島経済專門学校大学に昇格する  ことに関する請願(第三百四十一  号) ○國定教科書北海道誘致に関する請願  (第三百四十五号) ○東邦産業学園廢校反対に関する請願  (第三百七十五号) ○へきすう地勤務教職員優遇に関する  請願(第三百八十一号) ○福島青年師範学校を実業教育大学に  昇格することに関する陳情(第四百  四十二号) ○教科書並びに学校施設に関する陳情  (第四百五十九号) ○勤労青年教育の定時制高等学校設置  に関する陳情(第四百六十九号) ○勤労青年教育の定時制高等学校設置  に関する陳情(第四百七十八号) ○水害校舎復旧並びに教科書学用品配  給に関する請願(第三百九十二号) ○勤労青年教育の定時制高等学校設置  に関する請願(第四百三号) ○新潟縣に綜合大学を設置することに  関する請願(第四百十三号) ○國立大阪療養所拂下げに関する請願  (第四百十四号) ○勤労青年教育の定時制高等学校設置  に関する陳情(第五百八号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第五百  十号) ○新教育制度の標準校指定に関する請  願(第四百三十二号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第五百  二十号) ○勤労青年教育の定時制高等学校設置  に関する陳情(第五百三十九号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第五百  四十三号) ○教科書の印刷発行を地方分散とする  ことに関する陳情(第五百四十九  号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第五百  五十号) ○勤労青年教育の定時制高等学校設置  に関する陳情(第五百五十三号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第五百  六十六号) ○新制中学校施設設備費の國庫補助に  関する陳情(第五百六十七号)   ――――――――――――― 昭和二十二年十一月十四日(金曜日)    午後一時二十八分開会   ―――――――――――――   本日の会議に付した事件 ○へきすう地勤務教職員優遇に関する  請願(第三百八十一号) ○水害校舎復旧並びに教科書学用品配  給に関する請願(第三百九十二号) ○勤労青年教育の定時制高等学校設置  に関する請願(第四百三号) ○勤労青年教育の定時制高等学校設置  に関する陳情(第三百五十八号)  (第三百八十九号)(第三百九十八  号)(第四百二十一号)(第四百六  十九号)(第四百七十八号)(第五  百八号)(第五百三十九号)(第五  百五十三号) ○新潟縣に綜合大学を設置することに  関する請願(第四百十三号) ○新制中学校の経費を全額國庫負担に  することに関する陳情(第十一号)  (第二十五号) ○岐阜農林專門学校を農林大学に昇格  することに関する陳情(第二十号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担にすることに関する陳情(第四十  一号)(第五十五号) ○六・三教育制度の費用を全額國庫負  担とすることに関する陳情(第四十  二号)(第七十八号)(第八十二  号)(第九十四号)(第百十二号)  (第百十七号)(第百二十五号)  (第百四十一号)(第百五十八号)  (第百六十号)(第百九十一号)  (第二百十五号)(第二百二十四  号)(第二百六十九号)(第三百三  十九号)(第三百五十七号)(第五  百十号)(第五百二十号)(第五百  四十三号)(第五百五十号)(第五  百六十六号) ○六・三教育制度完全実施に関する陳  情(第九十号) ○六・三教育制度の完全実施に関する  陳情(第二百二十三号)(第三百十  一号) ○公立学校人件費を全額國庫負担とす  ることに関する陳情(第六十五号) ○新制中学校舎建築費國庫補助に関す  る陳情(第九十二号) ○金澤市に総合大学設置に関する陳情  (第百四十六号) ○新制高等学校実施促進に関する陳情  (第百六十一号) ○山陰大学設置に関する陳情(第二百  六十号) ○京都工業專門学校を工藝大学に昇格  することに関する陳情(第三百二十  二号) ○佐賀縣に学藝大学を設置することに  関する陳情(第三百五十三号) ○福岡縣に第二学藝大学設置に関する  陳情(第四百三十三号) ○福岡青年師範学校を実業教育大学に  昇格することに関する陳情(第四百  四十二号) ○新制中学校施設設備費の國庫補助に  関する陳情(第五百六十七号)
  2. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) それでは第十三回文教委員会を開会いたします。今日は大体請願並びに陳情を小委員会に付託して御研究願いたいと思います。議事日程に書かれました第一は請願第三百四十一号、福島経済専門学校大学に昇格することに関する請願、これは油井賢太郎君が紹介者になつておるわけであります。同じ種類の請願を付託されておりまする小委員会に、つまり第三小委員会に付託することにつきまして御異議はございませんか。
  3. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) さよう取計らいます。それから尚同種のものを拾つて見ますと、請願第四百三号、勤労青年教育の定時制高等学校設置に関する請願、安達良助君が紹介者になつております。これは同じ趣旨の請願が從來第二小委員会に付託されておりまして、やはり同じ小委員会に付託することに御異議はございませんか。
  4. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 次に請願四百十三号新潟縣に綜合大学を設置することに関する請願、北村一男君外四名紹介者になつておられます。これも第三小委員会に從來同じ性質の請願が付託されております。第三小委員会に付託することに御異議ありませんか。
  5. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 次に陳情第十一号、第二十五号新制中学校の経費を全額國庫負担とすることに関する陳情、これは從來第三小委員会で以てその全額國庫負担の問題を審議せられまして、御承知のように本会議で以てすでに可決せられて、採択になつておる案件と同じ性質の陳情でございます。請願と陳情の区別はございますからして、第三小委員会に付託することにいたしたいと思いますが、御異議はございませんか。
  6. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) それから陳情第二十号岐阜農林専門学校を農林大学に昇格することに関する陳情でございます。これも同種の案件が付託されております第三小委員会に付託いたしたいと思いますが御異議はございませんでしようか。
  7. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) それではさよう取計らいます。  それから陳情第四十一号、第四十二号、第五十五号、第七十八号、第八十二号、第九十号、第九十四号、第百十二号、第百十七号、第百二十五号、第百四十一号、第百五十八号、第百六十号、第百九十一号、第二百十五号、第二百二十三号、第二百二十四号、第二百四十七号、第二百六十九号、第三百十一号、第三百三十九号、第三百五十七号、第五百十号、第五百二十号、第五百四十三号、第五百五十号、第五百六十六号、六・三教育制度の費用を全額國庫負担とすることに関する陳情、これも請願と陳情の逞いはございますが、一應第三小委員会に付託することにいたして御異議はございませんか。
  8. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 次に陳情第六十五号公立学校人件費を全額國庫負担にすることに関する陳情、これもやはり同じ種類のものでございまして、第三小委員会に付託すべき性質のものと思いますが、さよう取計らいまして、御異議がございませんでしようか。
  9. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 次に陳情第九十二号新制中学校舎建築費國庫補助に関する陳情、これも同じ性質のものでございます。さよう取計らいまして御異議ありませんか。
  10. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 次に陳情第百四十六号金澤市に総合大学設置に関する陳情、これは同性質の請願が第三小委員会に付託されておりまして、同じ委員会に付託することにいたしまして、御異議はありませんか。
  11. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 次に陳情第百六十一号新制高等学校実施促進に関する陳情、これも第三小委員会に付託することにいたして御異議がございませんか。
  12. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 次に陳情第二百六十号山陰大学設置に関する陳情、これも同種のものが第三小委員会に付託されておりますので、第三小委員会に付託いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
  13. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 次に陳情第三百二十二号京都工業専門学校を工藝大学に昇格することに関する陳情、これも第三小委員会に付託いたしたいと存じます。御異議ございませんか。
  14. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 次に陳情第三百五十三号佐賀縣に学藝大学を設置することに関する陳情、これも第三小委員会に付託すべき性質のものと存じます。さよう取計らいまして御異議ありませんか。
  15. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 次に陳情第三百五十八号、第三百八十九号、第三百九十八号、第四百二十一号、第四百六十九号、第四百七十八号、第五百八号、第五百三十九号、第五百五十三号勤労青年教育の定時制高等学校設置に関する陳情、これも同じ種類の請願が付託されておりますところの第二小委員会に付託いたしまして御異議はございませんか。
  16. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 次に陳情第四百三十三号福岡縣に第二学藝大学設置に関する陳情、これも第三小委員会に同じ性質のものが付託されておりますので、同じ委員会に付託いたしまして御異議はありませんか。
  17. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 次に陳情第四百四十二号福岡青年師範学校を実業教育大学に昇格することに関する陳情、これも第三小委員会に付託いたしたいと存じます。御異議ありませんか。
  18. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 陳情第五百六十七号新制中学校施設設備費の國庫補助に関する陳情、これも結局六三三制の國庫負担に関する問題でございます。やはり第三小委員会に付託いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
  19. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) それで同じ性質の請願、陳情を大体小委員会に付託いたしましたのでありますが、尚議事日程の中には、別な今までにないような種類の請願なり陳情が大部分出ております。これを一々その性質によりまして各委員会に付託したしますか、それとも今までにないような種類のものでございますから、第一、第二、第三というようなつまり順次に頭から割当てるというようなことに便宜いたしますか、その点につきまして御意見承りたいと存じます。一應讀み上げましようか。その中の一つは請願第三百四十五号國定教科書北海道誘致に関する請願、木下源吾君外八名紹介、次に請願第三百七十五号東邦産業学園廃校反対に関する請願、天田勝正君紹介、次に請願第三百八十一号へきすう地勤務教職員優遇に関する請願、梅津錦一君紹介、次に請願第三百九十二号水害校舎復旧並びに教科書学用品配給に関する請願、同じく梅津錦一君紹介、次に請願第四百十四号國立大阪療養所拂下げに関する請願、佐藤義詮君外一名紹介、次に請願第四百三十二号新教育制度の標準校指定に関する請願、松野喜内君紹介、次に陳情第十六号日本國起上会設立に関する陳情、次に陳情四十三号、五十六号、九十五、百六号、百八号、百二十号、百二十六号、百二十九号、百三十四号、四百五十九号教科書並びに学校施設に関すれ陳情、次に陳情第八十七号学用品に関する陳情、次に陳情百号私立中学校に対し國庫補助金下附に関する陳情、次に陳情第二百十九号戰災学校復旧資材の配給に関する陳情、次に陳情第二百二十一号盲教育義務制の実施に関する陳情、次に陳情第五百四十九号教科書の印刷発行を地方分散とすることに関する陳情でございます。これからの請願並びに陳情を小委員会付託の方法につきまして御意見を承らせて頂きたいと存じます。
  20. 河野正夫

    ○河野正夫君 只今随分請願及び陳情の案件がございましたが、会期がもう残るところあまりありませんし、或はそういうことが本委員会に付託されるかも知れませんが、從來の例によりますと、一々その陳情なり請願について、紹介議員の御説明を本委員会で承つて、どの委員会に付託すべきかということを論議し、質疑応答の後論議の末に付託されたのでありますが、今いろいろな方の委員会もあり、速記者の都合もありまして、委員会なんかが沢山開けないというような関係、或は開いても本委員会が流会になる危險というようなことも考えますると、大体においてそういう種類の請願なり陳情なりを委員長において三つの小委員会にそれぞれ割振つて付託して頂く、必要とあらば理事の方々と相談の上で割振つて頂く、各小委員会は必要があるならば、紹介議員なりその他の当局なりいろいろな方々を呼んで、そこでその説明を聽いて相当綿密に調査した結果を本委員会に報告する、こういう取扱い方を一般的にしたらどうかと思うのでございますが、只今お讀上げ下さいました通りに、本委員会で決定することについては異議ありません。
  21. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 河野君の御意見もございましたが、委員部の方に聽きましたら、委員会で以て紹介議員なり、或いは専門調査員から説明を聽かないで、いきなり小委員会で審議しても差支ないということでありますが、併しこれも案件によりけりだろうと思います。若し比較的簡單に大した論議を待たずして、懇談できるような問題でありますならば、只今河野君が発言されましたようなふうに取計らいましていかがでございましようか、特別の御意見があり、これは付託前に本委員会で以て論議した方がいいというような性質のものであるならば、これはそのときに特別に取扱うということにいたして、一應問題のなさそうなものは、小委員会に付託して、そうして小委員会で以て説明を聽取されるというふうなことに取計らいましたらいかがかと思います。
  22. 梅津錦一

    ○梅津錦一君 この請願並びに陳情をずつと見て行きますると、大体同一括孤内に括られる性質のものが、非幾に多いと思うのでありますが、その点は私は自分のことを申上げて、自分の紹介請願のことを申上げて、失禮だと思いますが、こうしたへきすう地の問題、或いは水害校舎というような問題が、特殊の事情でいくつも同一括孤で括られないので、こういうような問題は、紹介議員のいる限り、本委員会で取上げて預ければ仕合せだと思います。以上申上げます。
  23. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) さような特別な問題があつて、特に御希望がおありのような向きもありましたら、さようなことに取計らうことにいたしまして、別に御異議のないような問題は、小委員会に付託するというような方針で、一般方針として参つたらいかがかと思います。どうでございましようか。
  24. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) それではさよう取計らいます。それでは今日の請願の中に、梅津君が紹介議員なつておいでになる請願がございますので、小委員会に付託する前に御説明をお願いいたしたいと思います。
  25. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) それでは御異議ありませんければ、請願第三百八十一号へきすう地勤務教職員優遇に関する請願を上程いたします。梅津君に御説明をお願いします。
  26. 梅津錦一

    ○梅津錦一君 御説明申上げます。へきすう地勤務教職員優遇に関する請願は、これは單に群馬縣のみに限られておる問題ではないのでありまして、この請願は群馬縣からは出ておりますが、特に山間へき地を持つている縣においては、目下非常な問題を起しているようなわけでございます。現在へきすう地手当はその地域によつて違いますが、古い文部省の規定では多分最低月額二円程度で、それ以上僅かしか出しておらないというのが常態であります。このへきすう地に対しての一番問題になりますのは人事行政の問題でありまして、このへきすう地の問題に、縣の方の教学課でも非常に手をやいておるし、教員組合の方の側でも非常に手をやいておるので、何らかのここに優遇方法がないというと、人事の交流ができないような状態でありますので、この問題は、各山間部を持つている府縣ごとに悩みの種になつていることと存じます。一例を申上げますならば、群馬縣の多野郡のごときは非常にむつかしい條件の下に今までは人事交流をやつておつた。例えて見れば某教員を山間部の学校に行くに対しては、君は一年の契約で行つてくれ、或いは二年の契約で行つてくれ。但しその一年若しくは二年の務めを果して來れば君は昔で言えば教頭にする、或いは校長にするという約束の下に、納得づくで一年乃至二年或いは三年、或いは五年とそこは我慢をさせて配置につかしたような筋合でありますので、現在こうした目下の教育機構がそうしたことを許されない。言い換えれば視学の一存によつて教頭にしたり或いは校長にしたり、或いは場合によつては俸給を飛ばせてそうして昇給させるというようなことが行われておつたのでありますが、目下はそういうことも行われないので、非常に惱みになつておるのであります。このへきすう地の教員配置の問題に対しては、縣の教学課は一切手を引いております。ということは手を引かざるを得ない、若しこれを視学の権限内においてするらなば、一人もへきすう地へは行かない。人事の交流は途絶えて、へきすう地の学校はそのまま停止の状態に入つてしまうというので、群馬縣においては縣との折衝のま果、特別な物をへきすう地に配給する、例えば毛布であるとか或いは寒中雪が降りますところは長靴の用意をするとか地下足袋の用意をする。或いは自轉車のタイヤを配給するという條件を附けたのですが、結局のところ、そういう物資がないというので、全部騙されたという形になつてしまつた。昇給の問題は御存じでありますように勝手にへきすう地に行く教員だからといつて上げるわけにはいかない。そこでこの問題が今非常に焼燒いたしまして、群馬縣の多野郡ではへきすう地の職員が全部平地に引上げて來る。それで山間部のへきすう地には教職員がいなくなつてしまう、教育は停止の状態に入ろうとしているので、このへきすう地の教職員の問題は非常に急を要する問題、若し、これは山猫争議ではありませんが、群馬縣全体に波及するならば、へきすう地は殆ど学校が停止の状態になつてしまう。かかることは、忽がせにできない教育の一大問題でありますので、ここにへきすう地に対する特別待遇をして、そうして苦しい中をそこで止つて貰う。何故へきすう地に対して特別優遇をしなければならないかということは非常に乗物の費用が嵩んじておる。一回教育会なら教育会、若しくは組合の会議があつて山から出て來る時には、一日の往復自動車代が七十円かかる、而もこの七十円が、月に二回なり三回なり繰返されているのに、縣の旅費規定なるものは非常に僅かでありまして、このマイナスを補うことはできないという状態であります。而も若し病氣になつた場合はへきすう地には醫者がいませんので、馬の背中、若しくは担架に乗せて平地まで連れて來る。その時の費用は非常に厖大なものであつて、こういう状態に病氣では暴されておりますので、もう殆ど行き手がないということで、組合側も無理頼みについて一先ず出掛けたのですが、へきすう地手当の問題がまだ解決を見ませんので、ぼつぼつ山地より因果を含められて行つた教職員が引揚げて來るというのが実情であります。この間も私は非常にこの問題で群馬に帰つた時に相談を受けたのであります。縣の方でへきすう地問題をやると決定しているわけでありまして、四月には物資と並びにへきすう地手当という言葉ではまずいから特別手当或いは特別地手当という名目で出すということを言つておつたのです。ところがこの問題がなぜ停頓しているかというと、群馬縣單独ではできない。関東各府縣の教学課に承諾を受けなければ、群馬縣だけが抜け駆けの功名をするわけには行かない。こういうことで四月から出すべき金がへきすう地に廻されておらない。これが実情であります。早く言えば縣と教員組合協約書によつて締結した事項を縣が履行しないという点から平坦部へ教職員が引揚げて來るというのが目下の状態でありますので、これはこの委員会で決定して、そうして文部省から通牒で各府縣適当な方法によつてへきすう地手当を出してもよいという承諾があるならば、縣の方は大義名分が立ちますので、抜け駆けの功名をしたのではなく、文部省の了解によつてへきすう地手当を出したということで通るわけであります。群馬縣では既に予算を組んであつて、私は庶務課と教学課と立会の上でこのことを追究したのでありますが、結局庶務課においては予算は組んである。教学課の方でも出したいのだけれども、各府縣の了解がないのでできないから、各府縣の了解を得たいというので、群馬縣の方では関東ブロツク各府縣に電話で連絡をとつたのですが、その後やはり種々の問題が絡み合つているのだと思いますが、結局けれがつかないというのが現在に立ち至る迄の実情でございます。  尚一言、へきすう地が如何に辛いかということは、これで分かるのです。へきすう地はそんなふうでありますので、教職員の住居がない。若し轉任しましても、農家の納屋なり或いは蚕室を借りるなりして、而も納屋なり蚕室は非常に寒い。私は某職員に聽いたのですが、そんなに寒いのか。寒いという言葉では話はつかないのだ、痛いのだ。群馬においては御存知の通り冬季は濕氣がなく、あの空つ風に打つかるというと寒いのでなく痛いのだ。而もそれに対する衣服の用意も十分でありませんので、非常な危險に暴らされる。尚電燈は点いておりますが、恐らく夜、人の顔が分る程度で電燈が点いておることは点いておる。ここに電燈が点いている証拠には多少電燈が赤い。電圧が低い、こういうような状態でありますので、これは聽いて見れば見るほど氣の毒に堪えない。而も自轉車のタイヤーを買えば、一本が闇で千五百円も二千円もする。こういうような状態であつてはへきすう地手当を担当國家において考えない限り國の教育てしての仕事が完遂されない点から特にこの委員会で採り上げて、これは單に群馬縣に止まる問題でありませんので、全國へきすう地問題として採り上げて頂きたい。この委員会においてこれを採り上げて頂いて、でき得るならば縣負担に対して國庫の補助を高額に、國庫の補助を高額に支給して貰いたいということを紹介議員の一員として希望を申上げると同時に、実情を申上げた次第です。以上です。
  27. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 只今の御説明につきまして、御質問ないですか。又文部当局も來ておられますから御質問ございませんか。
  28. 梅津錦一

    ○梅津錦一君 文部当局のへきすう地に対する今迄の支給へきすう地手当の支給なりに対する調査事項なり、或いは文部省の現在考えておるところなり、或いは將來の計画なりをお聽きできれば仕合せだと思います。
  29. 内藤譽三郎

    ○説明員(内藤譽三郎君) 只今の請願につきまして文部省の考え方を申上げさして頂きます。お話のようにへきすう地手当が非常に少額で、教育上非常に支障を來たしておることは私達もよく存じておるのであります。給與全般といたしまして、給與基準が決められておりますので、なかなか困難な情勢にありますが、この問題について、目下給與局の方とも折衝しておるのであります。それから二十三年度予算におきましては、現在のへきすう地手当に対しまして、物價情勢を考えまして数十倍乃至数百倍の増額をいたしたいということで予算的措置を講じておるのであります。尚山間へきすう地に対しまして教員住宅を作るような計画を立てまして、これ又予算的措置を講じておるのであります。それまでの経過的措置といたしまして、給與局ともよく相談いたしまして現在の枠を外しまして、地方の負担においてできるだけの措置を講ずるようにできるだけ努力いたして参る、こういうふうに考えております。
  30. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 外に別に御発言が……。
  31. 堀越儀郎

    ○堀越儀郎君 へきすう地の教員の優遇の問題でありまするが、先だつて実施せられた千六百円と千八百円の差額支給の場合に地域差がありまするが、その場合にはへきすう地はどの部類に入れられておりますか。甲乙丙丁というようなものがある。同じ地方なら地方において、都会地は甲とか、村落は乙というふうなことになつておりますが、その点から考えますと当然へきすう地は最下底に入つておるように思われます。そういう人々を優遇する上からいつても特殊な決め方をお考えになつておらないのですか。
  32. 内藤譽三郎

    ○説明員(内藤譽三郎君) この点につきましては、先般の六百円の地域給に應じた配分の仕方の場合には、遺憾ながら最下底になつたのであります。このへきすう地手当というもしは、やはり給與水準を決めますときに、すべてに給與を整理いたしまして、できるだけ簡素なものにしようというのが、新しい給與体系の一つの方法であつたわけであります。そこで住宅料とか、その他いろいろな名義における手当を全部整理いたしましたが、へきすう地手当に限つて僅かにその頭だけを残しておつたのであります。こういう関係で私たちといたしましては、このせつかく残されたものをなんとか活用いたしたい、こういうふうに考えて、先程申上げましたような予算的措置を講じ、その他の措置を講じまして、山間地における教育の支障のないように努力を続けたい、こういうふうに考えておるのであります。
  33. 梅津錦一

    ○梅津錦一君 先程申上げましたのですが、群馬縣においては、すでに今年度の問題に遭遇いたしております。関東ロックとしての申合せがあるので、群馬縣だけが單独にはできない、こういうことを言われておるのです。若しこれを文部省なりが了解するならば、群馬縣は單独でできる、何か民生部長ですか、或いは数学課長の会合で申合わせたらしいのであります。このへきすう地の問題は單独に各縣で取扱わないことということを申合せたために、群馬縣ではすでに予算も計算してあるし、而も配給物資に対しても相当の考えを持つておるのでしようが、開東ブロツクという枠の中から外れて、群馬縣がやるわけに行かんという、非常にジレンマに陥つておるのであります。これを文部省の方において、群馬縣が單独にやつても差支えないというような意向を傳えることができるものかできないものか、お聽きいたしたいと思います。
  34. 内藤譽三郎

    ○説明員(内藤譽三郎君) この点につきましては、先程も申しましたように、給與体系というものがございますので、給與体系に非常な変更を來すようなこととに相成ると、政府といたしましても困りまするので、よく給與局と相談いたしまして、原則的にどういう立場を取るか、ということをもう少し懇談いたしたいと思います。その上で文部省から直接に各府縣に通牒をいたしたいと考えておりますので、その場合には恐らく関東ブロツクの決議も問題にならなくなるのじやないか、こういうふうに思つております。
  35. 梅津錦一

    ○梅津錦一君 由來文部省がそういうことで、四月から既にもうサボつておるわけなんです。すでにもう十一月になつておるわけであります。もうどんどん引揚げておる教職員は、事実を言うと、私は知つておる、それで縣の方でもそれを止めることができないし、組合側の方でも、縣側も履行しないのだから手を引くというので、組合はタツチしていない。併し組合は、教職員が足りないから平地の学校で採用しておる、これが事実であります。一刻も猶予できない問題で、先程も申上げたように、多野郡がそういつた状態に入つたのですが、これが地域的に他にどんどん傳播すれば、恐らく縣の教学課の面目も立たないし、引いては文部省も顔が立たないのではなかろうか、急を要する問題で、特に給與問題は別として、縣でできる範囲のことはしてもよろしい、縣で賄える範囲のことはしてもよろしいというような通知が出せれば、それだけでも結局縣は大義名分が立つので、他の縣に対しての思惑を考えずにやり得ると思う。特に群馬縣は非常な差があるのです、長野縣は同じ山間部でも、校舎なり、その他村の協力を得ておりますので、非常にいいのですが、群馬縣における山間部は貧弱町村である上に、非常に山が急坂なために全く行つて見なければ実情は分らないというふうな状態でありますので、早くこのことを文部省から了解した通牒を出して貰えば、それで一應又帰ると思うのです。教職員は引下つて來た、非常な危險状態に入つておる。それは何故かと申しますと、四月の口約を十一月になつても果さないという、そういう理由なんですが、これは教職員の方から言えば十分の理由があるわけです。この問題は四月以前に私が群馬縣にいた時分に年度の切り替り前に決定しておつて、そういうわけでたとい給與の方は遲れても四月に遡つて出すという口約を取つておるわけです。言質を取つておるわけです。それを果さないから不履行ならばというので堪え切れず引下がつた群が幾人かおる。他の群は全部引揚げることになつておる。利根部も吾妻もそういう場所が廣地域に亙つておるのですが、皆少し引下がつておるような傾向が見えておる。教員組合がそれを止めるのに必死な努力を続けておるのですが、そういう意味で時はもうすでに遲きに過ぎておるのですが、まだ集團的には引下がつて來ませんので、それに群馬縣に対しては問題は残つておりますので、特に万全の策を採つて頂かないと私も責任上非常に困るのです。この問題は縣当局ではどうにもならないということをよく御承知頂ければ教員組合の方では支えるだけ支えろというので、各支部教員組合がなだめすかしつ今しておるのですが、もうすでにそれを蹴ろうとしておる実情でございますので、特に即刻早急にお願いしたいのですが、これはもう私は年中やられておるのです。行くたびにどうしたどうした請願を出しておるはずですがどうにかなつておるかというのでやられるのですが、縣の方へも行くたびにやつておるのですが、一向埒が明きませんので、その点最近むしろ縣の方が組合より困つておるというような状態でありますので、文部省の方もそういうようなことを縣へ電話なり電報でよいのです。こういうもしをスピーデイーにやつて貰えば結局來年度の分はわからないが、今年度においては縣においてできるだけの手当をしろということで、名分が立つて群馬縣が單独に動ける、そうしたらその他の諸縣でもそうした事例ができたら單独に行けて或る程度解決するのじやないかと思います。希望を添えて重ねてそれに対する御意見を披瀝して頂きたいと思います。
  36. 内藤譽三郎

    ○説明員(内藤譽三郎君) この問題につきましては、早急に何らかの解決策を講じたい、こういうふうな見解でございますが、御了承願いたいと思います。
  37. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 本件につきまして別にこの上御発言ありませんければ次のやはり梅津君が紹介者になつておいでになる水害校舎復旧並びに教科書学用品配給に関する請願、これを御説明願います。
  38. 梅津錦一

    ○梅津錦一君 御説明申上げます。水害校舎復旧並びに教科書学用品配給に関する請願ですが、これはもうすでに申上げるまでもなく、水害地の校舎の壁が落ち、或いは渡り廊下が流され、物置も流され、また或る場合には机或いは腰掛その他の校具類が流れ去つてしまつた、或いは參考書のようなものも流れ去るというような状態でありますので、水害校舎の先ず復旧に関して差当つて必要なものを文部省の方からこれに対して、應急手当をして貰いたいということは單に水害縣である群馬縣に限られた問題ではないのです。尚子供は皆教科書を流してしまつたというので、今度も私は調査に廻つて一番可哀相だと思うのは、教科書のない所なんです。学用品のないのはともかくとして、教科書のないのは非常に子供が淋しい、教職員、先生方が皆そう言つておられる。子供が教科書なしに手ぶらで学校へ來て、先生、教科書はなんとかなりませんかと言つたときの、子供のむしろ悲痛な叫びを聽くときに、何とも慰めてやりようがないというようなことを言つておりますが、実際私は、ここで特に問題にして頂きたいのは、教科書を増刷して水害地へ早急に配つて、子供の痛々しい心を慰めてやりたい、尚これに伴う学用品が配給されれば、家を流され、或いは家財道具を全部失つた子供に幾らか希望の光が見えるのじやないか、家を流され或いは家財道具を全部流されてしまつても、子供は教科書と学用品があれば子供の生活というものは幾らか明るい氣持になれる、教科書もなく学用品も間に合わないということになると、全く路傍の石のように捨て去られた子供のようになつてしまうというようなことになりますのて、是非共これは水害縣に対して、早急に教科書と学用品の手配を早くして頂きたい、それから重ねて水害校舎の復旧に対して万全の努力をして頂きたいというのがこの請願の内容です。
  39. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 本件につきまして別に御質問なり御意見ございましたら……。
  40. 河野正夫

    ○河野正夫君 やはりこれは水害縣に対する学童の救済或いは校舎等の復旧について当局はどういう手を打つておるか、或いは打とうとしておるかということをちよつと承つた方がよろしいと思います。
  41. 稲田清助

    政府委員(稲田清助君) 只今お話のありました教科書の点についてお答申上げます。從來はこうした災害に対しまして、年々相当数の教科書予算部数を保有いたしておつたのでありますが、本年新しく編纂いたしましたものは、学校の教室生徒数に應じまして、その数だけを印刷して配給するというような、つまり輸送事情に基ずく窮屈な事情にありましたので、今般の災害に対しましても、予算部数を持合せていなかつたのであります。從いまして急速に災害の数を調査いたしまして、すでに増刷発送を了して各地方からの注文に應じて配給中でございます。
  42. 田中徳治

    ○説明員(田中徳治君) 校舎の水害復旧の件でございますが、このことにつきましては、安定本部とも連絡を取りまして、公共事業として採り上げまして、相当の補助金を計上いたしました。そうしてこの復旧を促進したいというふうに考えております。尚補助率等の件に関しましては残されてまだ確定はしておりませんが、追加予算といたしましても相当額は計上されましてその実施をいたすことに相成つております。現在の資材不足の際、復旧全部を一時にするということは困難でございます。尚残りました分に対しましては、今後とも我々は同じ方針を以ちまして、助成の方途を講じましてその建設の促進を図りたいと考えております。
  43. 河野正夫

    ○河野正夫君 今の御説明はこの追加予算に現われておりますか。
  44. 田中徳治

    ○説明員(田中徳治君) 出ております。
  45. 河野正夫

    ○河野正夫君 公共事業費の中においてでございますか。
  46. 田中徳治

    ○説明員(田中徳治君) 特に水害復旧といたしまして計上してあります。
  47. 河野正夫

    ○河野正夫君 その数字は私予算委員であつて、それを持つておりますけれども、文部省関係で、而も水害の復旧費はどのくらいになつておりますか。
  48. 田中徳治

    ○説明員(田中徳治君) まだ確定はありませんが、安本からの内示によりますと、約千七百万円ばかりが公共事業の水害復旧補助費として頂く予定であります。
  49. 岩間正男

    ○岩間正男君 今のは水害の実況から、詰り調査の上に立つた文部省の要求に基くものですか。それとも安本の方から寄越した数字ですか。
  50. 田中徳治

    ○説明員(田中徳治君) 戰災関係、水害関係、一般の建物の復旧に関しましては、現在の資材の非常に不足なんというような状況からいたしまして、我々の思う通りの建設がなかなかできないような状態にありまして、安定本部といたしましても、これを公共事業としてとり上げる際におきましては、資材の裏づけという点から、やはり建設量が制約されます。そのために我々の予定の計画量そのものを安定本部としてもとり入れるということは非常に困難な事情にありまして、我々の要求の数分の一が漸く認められるというような現況でありまして、尚この点につきましては文部省の六・三制実施のための予算とやはり競合するというような結果になりまして、多少削減されたというような結果になつております。一應の予算はやはり計上されて実施されるという運びになつております。
  51. 岩間正男

    ○岩間正男君 重ねて伺いますが、そうすると安本に提出した原案というものがありますか、それとも被害の調査の何かデーターがありますか、文部省に。
  52. 田中徳治

    ○説明員(田中徳治君) 一應安本に提出する際におきましては、各地方の調書に基きまして、これを一括しまして要求しております。その後の詳しい調書によりますと、多少やはり混同があります。地方からの調書を纏めまして、一應案を作りまして、安本に提出いたしております。併し各地方の調書そのものは水害地におきましては、やはり十分に調書ができなかつたというような点もあるのでございますが、我々といたしましては、その調書の基にしまして、相当額を安本に要求しております。併しその数分の一程度が漸く認められているというような結果になつております。
  53. 岩間正男

    ○岩間正男君 その具体的数字がありましたらこの次の機会でもいいのですが、頂戴したいと思う。何かプリントでもしまして、そうして一つ先程申しました被害の実況を文部省で今まで把握した、それからそれに基いてどういうような計画で安本の方に出されたのか、その原案というようなものを頂きたいと思います。
  54. 田中徳治

    ○説明員(田中徳治君) 簡單に現況を申上げます。全壊約四千坪、半壊八千坪、大破四万五千坪、小破三万坪、大体こんな見当になつております。これは青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、東京、神奈川、山梨、和歌山、以上の縣に亘つて計上しております。一應復旧の予算を計上して要求したのであります。
  55. 岩間正男

    ○岩間正男君 安本に提出した予算の数分の一に削られたというのですが、今度の災害復旧費が約二十四億とかになつておりますが、その中の千八百万円というものは、学校の特殊事情によつて災害の程度は、割合に高い所に立つておつたので、少い理由もありましようが、それにしても非常に少いじやないかと思うのですが、数分の一というような漠然とした数でありませんで、これを六・三制の予算もあるから、その方面から削減されたということは非常に不適当だと私は考えております。これは水害地に制おける六・三のための予算が非常に苦しくなつておる上に、又今度の水害で打撃を受けておる。それを二つを絡み合わせて、だから削減したというようなやり方では、非常に問題が解決しないと思うのですが、そういう点について文部省はやはり強力にもつと頑ばつて、そうして優先的に、むしろ公共事業費の中で最も優先すべき問題だと思います。そういう点から実は早くデーターを頂いて意見を述べたいと思います。是非お願いいたします。
  56. 河野正夫

    ○河野正夫君 今の大藏省の予算の説明を見ますと、公共事業費の災害救助費の中で、厚生省に四億、文部省所管が事務費を含めて、一千二万五千円、こうなつておるようでありますが、而して七月及び九月の水害暴風のために学童に給與する経費として地方公共團体に補助するためにこれも千万円、こうなつておるようでありますが、その程度でございませんか。只今の説明と違うようでありますが……。
  57. 田中徳治

    ○説明員(田中徳治君) それは就学奨励費の今の補助金でございまして、公共事業とは別でございます、今の学用品等は。
  58. 河野正夫

    ○河野正夫君 私の今言つた災害救助費は一千萬円、厚生省所管を合せて四億一千二万五千円、こういうのが計上されておる。文部省所管は事務費と合せて一千万円は学校修築費のみでないような氣がするので。そういう数字が明かに計上されておる。
  59. 田中徳治

    ○説明員(田中徳治君) 今の私の申上げましたのは、公共事業費として安定本部計上の予算でございます。
  60. 河野正夫

    ○河野正夫君 そうなると五十二億の中に入つておるというのですか。
  61. 田中徳治

    ○説明員(田中徳治君) そうでございます。
  62. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 御両君から御意見がありました二件は小委員会文教十一月十四日山本、福原に付託したいと思います。尤も他の請願或いは陳情もございますので、只今の二件だけを委員会に付託いたしますか、それとも他の請願と睨み合せまして付託することにいたしましようか、又今日御出席になつていない紹介議員でこの委員会の委員の方もおありになりますが、そういう方の御意向を伺つて、又ここで説明を願うなり、或いは小委員会に付託すべきか、いきなり付託して差支ないかどうかというようなことも伺つて決めますか、いかように取扱つたらよろしうございますか、御意見を承して頂きたいと思います。
  63. 梅原眞隆

    ○梅原眞隆君 先程河野さんのお話がありましたように、私も大体賛成です。それでそれを余り窮屈にお取扱いにならずに、梅津さんが仰しやつたような事情が起つて來ましたら、その時に説明をして貰うというふうにして頂きたい。大体数が多いのですが、時間も迫つておるからさつさつと片付けまして、併しそれが粗末になつたり又意見を聽いて貰いたいと仰しやるのを聽かないというようなことはいけないから、その辺を委員長なり理事の方でよく御相談になつて、そうしてそちらで一つ一つ各委員会に付託されるように、先程の河野さんの意見に賛成です。
  64. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) それでは理事の諸君と御相談いたしまして、本委員会で次回に伺うかどうかというようなことも聽きまして、その上に付託いたしたいと存じます。ところで只今まで御紹介したのにつきましてはその件だけは決めたらどうかと思いますが、いかがですか。どの委員会に付託しますか。
  65. 梅原眞隆

    ○梅原眞隆君 釣合を取つて分けならどうですか。
  66. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 第一の方から順序いたしますと、請願三百八十一号へきすう地勤務教職員優遇に関する請願は第一小委員会、次に水害関係の請願はこれは第二委員会にということにいたして、御異議ございませんか。
  67. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) それではさように取計らいます。尚他の紹介議員の方もお見えになつておりませんし、残りは御異議ありませんければ次回に延期したいと思います。
  68. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) 陳情につきましてもやはり一應ここで紹介議員の説明ということはありませんから、割当てて置いて頂けば、公報に二度載せないで、紙数を余程節約できるので、その点、如何でしようか。
  69. 梅原眞隆

    ○梅原眞隆君 これも前の通りでよろしいと思います。
  70. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) その前に陳情の方も一つ小委員会付託を決めたいと存じます。その決める方法でございますが……。
  71. 梅原眞隆

    ○梅原眞隆君 それはやはり先と同じように委員長と理事と相談なさつて割当てたらどうです。
  72. 田中耕太郎

    ○委員長(田中耕太郎君) それじや陳情もやはり同じように取扱いまして、今日は保留することにいたします。ちよつと速記を止めて。
  73. 岩間正男

    理事(岩間正男君) 速記を始めて。
  74. 羽仁五郎

    ○羽仁五郎君 緊急に皆さんに御報告したいと思うのですが、御承知のように予算はすでに政府の手を離れて國会に移つたわけであります。それで現在両院の予算委員会がその予算を決定される段階に入りましたので、文教委員会の皆さんの御意見に從つて、できるならば委員長を通じて、参議院の方は参議院の文教委員長を通じて参議院予算委員会に、衆議院の方は衆議員の文教委員会を通じて衆議院の予算委員会にこの六・三制を削減でなくて、やはり十四億に復活するということの意見を申入れて、強力予算委員会の審議にそういう点を委員長を通じて訴えて頂きたいように考えますのですが、皆さんのお考えは如何でありましようか。これはやはり先日の文教委員会に申述べましたことですが、今朝の新聞を見ましても対日理事会において日本の教育民主化がどの程度まで進んでおるかということが現実の問題になつておるわけですし、講和会議に対してもやはり日本の教育民主化の程度が低いということがあれば、それが日本経済再建の條件に及ぼす悪影響というもとも非常に大でありますし、水害によつて罹災された方々の場合にも当面の罹災を救済されるということだけでなく、來年、再來年の経済再建の條件が非常に悪くなるということは罹災された方々に取つても非常に大きな問題であります。そういう意味が第一、日本が國際的に教育民主化のレベルを現在急速に上げて行かなければならないのであるという点。それから第二に資材の裏付がないということは理論上どうも納得できないことでありまして、六・三制、十四億に対してだけ資材が消えてしまうことは非常に不思議なことであります。他の方面においては一千億に臨む予算に資材が裏付いて、十四億の六・三制の予算ということになると、資材がどこかへ消えちまうということは、國民に納得させることはどうしてもできないことでありますし、資材の裏付けというものは、後の七億ぐらいについて、どうにか厖大な予算の中で融通ができないはずはないというふうに考えれてますので、この二つの点を特に強調して、皆さんの御賛同を得れば、委員長を通じて、予算委員会に、その点をどういう形式で行われますか、十四億の復活と……國会において、この予算が修正されて、十四億になるということは、予算委員会の名誉でもあり、又國会の名誉でもあり、予算がいわゆる大藏省のそろばんでたけ決定されるものでなくつて、日本の政治上の観点から決定されるという新らしい原則を開くことになると思いますので、どうかその点について、皆さんの御考慮を頂きたいと思います。
  75. 矢野酉雄

    ○矢野酉雄君 この問題は、既に総理大臣に対しても、更に文部大臣には、もう耳にたこのできるように、更に大藏当局に対しても、安本当局に対しても、これは強く要望したのにも拘わらず行政府としては残念至極、僅かにその予定せられた、一旦閣議において内定したるその予算を半減したことに対して、実に遺憾千万であつて、内閣それ自体、殊に文教の責任者たる森戸君は、大いに責任を感じて、その善処方をこの前の委員会においても強く私は要望しておきました。そこでこの問題を契機にして、私は打つ手が相当ありますが、一つの手としては、先ず排除すべきところの考え方、絶対に克服すべきところの思想は、この第一回の國会が開かれて以來、実に何十万となき民の声、それは國家が義務教育を要求するならば、必ずその費用というものは、國庫が全額負担すべしという、この要望である。ところがそれに対して、文教委員の中にも、反対の一つの思考を持つておる人がある。この思想を根本的に、我々はこの機会に克服して行かなければならんということと。それから第二は、七億、既にこの予算が閣議において決定した、だからその後の七億は、この際己むを得ないというようなこの考えを、やはり文教関係の中にもお持ちの方がなきにしてもあらずやに、私は見てとつておるのであります。この思想もこの機会に徹底的に是正して行かなければならないと、この問題については、一昨日緑風会所属の岡部常君が、総理大臣に向つて質問をいたしましたところ、これに対して総理大臣は、削減せられたる七億は、必ず予備金の中からか、さもなければ更に財源を見出して、追加予算の形式かにおいて、必ず御期待に副う覚悟を持つおりますということを、これは天下に向つて闡明したのである。これは國民に誓つたものであると共に、いわゆる今羽仁君のお話の中にもあつた、我が國が憲法にも主張しておるような民主國家を具現するための、絶対的必須条件である民主教育の実践のために、これだけの熱意を持つておると、非常な財政上窮乏であるけれども、後の七億は、何らかの形において、これを復活するということを言明したことは、いわゆる民主教育を世界に向つて実践する、その意図を示したのであると言わなければなりません。今も窓外から聞えて來るところのあの熱烈なる声、蜿蜒里余を超えるところのこの長蛇の列は六・三制度に対するところの國民大運動である。そのいわゆる大運動のさなかに、この殿堂が、この問題について、実際に七億の文教費を復活せしめ得るだけの、そこに政治力を立法府として発揮し得ないならば、実に私は残念至極であると思うのであります。故に今羽仁君の提出せられました意見に対しては、心から賛成するのでありますが、実を申しますというと、我々參議院並びに衆議院の國民代表の中の、文教に特に積極的に熱意を持ち、又信念を持つておると自称しておる文教部のものが、殆ど総動員して、閣議を通過させることに対して、全力を傾倒したにも拘らず、内閣がいろんな事情のために、我らの要望に副わなかつたということは、実に參衆両文教委員として、國民に対し、なかんずく教育に熱意を持つて、日夜その精励に努めておる教育実際家に対しても、又小学校の生徒に、二部制度、三部制度、間借りをしておるその新制中学校のために、非常なる迷惑を蒙つておるところのその小学校の兒童、並びに直接実に悲惨極まる環境におかれて、勉強しておるところの將來の民主日本建設する唯一のその少年少女たちである新制中学校の生徒たちに対して、私たちはなんと答えるかと思うのであります。そうでありまするから、私は相当これに対しては、強い決意を以て臨まなければならんと思います。既に事前に打つべき手は、臨機應変の措置も恒久の措置もとつたに拘わらず、こういう結論に達した以上は、いよいよ我々に與られたる予算の審議権という憲法保障するその権限に則つて、我々はこの文教委員会が、一糸乱れざる歩調をここに共にして、そうして先ず現在予算の審議に当つておる予算委員会そのものに向つて、我が参議院文教委員会としての固き決意を委員長初めその代表者がこれに傳えると、更にはこの政府当局に対しても、更にGHQの責任ある地位の方々に対しても、眞に連合國が要求するその民主日本建設のためには、これこそ不可缺の要件であるからというような立場から、更に大いにこれに対して援助を與えて貰う、懇請をするような手を打つたらば、いかがかと思うのであります。と共にくれぐれも私は申しますように、この機会に文教、文化の費用が、この財政によつて一切始末をされて來た軍閥横暴時代の、あの貧弱なる文教文化の費用に対する今までの國家の予算編成の常識というものを、三百六十度大轉換させるところの國民運動を私たちこの文教委員会が中心となつて、展開すべきことを再言しておく次第であります。今羽仁さんが言われましたそのことに対して、御精神に満腔の賛意を表すると共に、直ちに、既に論議の時代でなくつて、実行の手を打つべきことを強調いたしまして、私の所信を述べて終る次第であります。
  76. 岩間正男

    理事(岩間正男君) 羽仁委員の緊急動議に対しまして、只今矢野委員から熱烈な賛成演説があつたのであります。ここに動議を成立させまして、この問題についての御討議を願いたいと思います。他にございませんか。
  77. 羽仁五郎

    ○羽仁五郎君 今朝新聞紙上に対日理事会の記事が報道せられましたので、内外の輿論に可なり影響を與えておると思いますので、それを中心にしてできるだけ早く本院においては本院の予算委員会の、それから本院の文教委員会の委員長から衆議院の文教委員会の委員長に申入れられて衆議院の予算委員会に、そうしてもう問題は実際行政府を離れて全く國会に移つておるのでありまして、且つ國会の予算委員会がこれをそういうふうなう趣旨に、原則的な趣旨に基いて修正をせられれば、それに対してはいかなる故障もあり得ないことであると思うので、皆さんの有力な御意見によつて是非これは実現せられるように重ねてお願いする次第であります。
  78. 岩間正男

    理事(岩間正男君) 外に御意見ございませんか。それではちよつと速記を止めて。
  79. 岩間正男

    理事(岩間正男君) それじや速記開始。それでは只今羽仁委員から緊急提案されました件につきましては、非常に目下当面した重要な問題と思いますので、これを本委員会の申合わせとして御異議がなければ決定いたしたいと思いますが、如何でしようか。
  80. 岩間正男

    理事(岩間正男君) それではさように決定いたしまして早速それの実施力に努力いたしたいと思います。  他に案件がございませんでしたら今日はこれで散会いたしたいと思います。が、如何でしようか。
  81. 岩間正男

    理事(岩間正男君) それでは本日はこれで散会いたします。    午後三時二分散会  出席者は左の通り。    委員会     田中耕太郎君    理事            松野 喜内君            岩間 正男君    委員            梅津 錦一君            河崎 ナツ君            小泉 秀吉君            森下 政一君            左藤 義詮君            中山 壽彦君            安達 良助君            木内キヤウ君            安部  定君            岩本 月洲君            梅原 眞隆君            河野 正夫君            中川 以良君            堀越 儀郎君            矢野 酉雄君            羽仁 五郎君   政府委員    文部事務官    (教科書局長) 稲田 清助君   説明員    文部事務官    (教育施設局次    長)      田中 徳治君    文部事務官    (教育施設局第    三課長)    川田 正斎君    文部事務官    (学校教育局庶    務課長)    内藤譽三郎君