1986-04-10 第104回国会 参議院 商工委員会 第6号
○政府委員(杉山弘君) YX計画への参加の意義でございますけれども、先ほど御答弁いたしましたように、開発段階での参加にとどまったわけでございますが、日本側が分担をいたしました先ほど申し上げた胴体等の部分以外にも、全体の共同設計作業も一部分担をいたしております。 何よりもまずこのYX計画は、日本の航空機工業界がジェットエンジンの旅客機の国際共同開発に参加した最初のプロジェクトでございます。
○政府委員(杉山弘君) YX計画への参加の意義でございますけれども、先ほど御答弁いたしましたように、開発段階での参加にとどまったわけでございますが、日本側が分担をいたしました先ほど申し上げた胴体等の部分以外にも、全体の共同設計作業も一部分担をいたしております。 何よりもまずこのYX計画は、日本の航空機工業界がジェットエンジンの旅客機の国際共同開発に参加した最初のプロジェクトでございます。
○政府委員(杉山弘君) YX計画は、我が国として初めて本格的なジェット旅客機の開発に参加した経験でございますが、その開発参加の過程におきまして我が国の航空機業界の技術ポテンシャルというものが高く評価をされました。例えば高精密の加工技術といったようなものについては非常にすぐれている、こういうような評価を得ました。
次に、B767を開発したYX計画の後継プロジェクトとしてYXX計画がある、こう理解しておりますが、これはまだ要素技術の研究段階というふうに受けとめております。この場合も、そうした技術に参加したものの共有にその成果はなるんですか。
ただ、残念ながらこれはプロペラ機でございまして、今のジェット機の時代になりましてジェット機が主流となってきますと、ジェット機に対する製造経験を積まなければいけないということになるわけでございますが、これにつきましては、YS11の開発の後に、YX計画ということでボーイング社の共同開発に参加をいたしました。
かつてYS11を百八十機製造しておるわけでございますが、それの成果と実情について、もう一つは、YX計画でボーイング社の胴体部分を日本が請け負ったということになっておりますが、その成果がどうなっておるか、お聞きをいたします。
○杉山(弘)政府委員 お尋ねのございましたYX計画によります767の開発でございますが、五十三年度から五十七年度にかけまして本格的な開発に着手をいたしました。この間、約三百億円近い日本側の費用分担をいたしておりますが、その半分に相当いたします約百四十七億円を政府からの補助金として交付をいたしております。
○政府委員(杉山弘君) 御指摘のございましたYX計画は、ボーイング767ということで結実をしたわけでございます。これはボーイング社とイタリアのアリタリア社及び我が国の航空機業界の三国の共同開発でありまして、その際我が国の分担部分は胴体部分を主として受け持つということになったわけでございます。
○田代富士男君 このYX計画では、日本は機体の胴体部分の製造、こういうようなことになっておりまして、我々は航空機のことは素人でございますけれども、素人目から見ると航空機の中枢部分ではないのではなかろうか。そういうことになりますと、他の産業への波及効果というものも少ないのではないかと思われるわけでございます。
〔委員長退席、野上委員長代理着席〕 国内のビジネスと申し上げますと、当然のことながら防衛庁需要に対してこたえるというのが圧倒的を占めておったわけでございますが、YX計画あたりを一つの転機にいたしまして目を外に向け始めまして、防衛庁分野の仕事以外に民間航空機の分野というのに非常に興味を示し始めております。
先ほどYX計画のボーイング767の部品の輸出がそれに貢献しているであろうという話であったけれども、ちょっと多過ぎるようですが、これは何かほかにも特殊な事情があるのじゃないですか。
YX計画の完成に伴いまして、五十七年度のアメリカ向けの、つまりアセンブリー用の輸出というのが機数にしてこの五十七年度に相当大幅に出始めておりますので、それの寄与率というのが圧倒的に多いということになると思います。
そこで、政府といたしましては、少しでも航空機産業をレベルアップさせるために、昭和四十八年以来いわゆるYX計画というものを中心に施策を進めてまいったわけでございますが、幸いにいたしまして、昨年の十二月に一応の暫定協定を結ぶ段階になりまして、いま着々と進行中でございまして、恐らくことしの夏には最終的なプログラムコントラクトが結べる状況になるのではないか、かように考えておるわけでございます。
それから、わざわざ通産省の方から来ていただいておりますのでぜひ聞かしていただきたいのでありますが、いま一九八〇年代中期を目標に千八百メートル程度の滑走路で二百人乗りと言われるいわゆる短距離滑走大型輸送機を開発するために、YX計画というものが日本とイタリアとボーイング社の努力によって行われておる、こう聞いておりますけれども、その実現性あるいはそのめど、もし実現するとすれば拡張の要はないという議論になってくるのでありますが
その後昭和四十六年ぐらいから、世界的な一つの趨勢である大型化と同時に、それだけ費用とリスクがかかりますから、国際共同開発生産という方向へ指向されてまいりまして、四十八、九年ごろからボーイング社の7X7計画とこの私どものYX計画がドッキングをいたしまして、現在ボーイング社と交渉中でございます。
○政府委員(熊谷善二君) YS11の後継機問題という形で今日まで約十年近くこのYX計画がいわばはぐくまれてまいったわけでございまして、いわゆる航空機産業の重要性というものにつきまして大蔵省初め関係の方々の御理解とバックアップなくしては今日まで来れなかったわけだと思います。そういう意味で十分理解をしていただいていると思います。
昨年の八月にYX計画の概要が出されたのですけれども、そのときの採算点が四百五十機、需要は一千機というふうに見込んで発表されているわけです。このときにボーイング社は採算点を二百機という計画立案をしているわけでございますが、ここでこれだけ大きな違いが出されているわけです。
○熊谷政府委員 民間航空機の問題につきましては、先生御指摘のとおり、今日までボーイングと交渉を続けてまいっておりましたYX計画につきまして、現状は、ボーイング社におきます最終的な本件についての検討作業が行われております間、日本側との間の交渉について中断という状況になっておりまして、昨年の夏ごろかなり進展した時期がございましたが、今日におきましては、ボーイング側におきます検討作業結果を聞きまして、それを
○熊谷説明員 YX計画の状況でございますが、四十六年にボーイング社を交渉相手といたしまして共同開発をやろう、こういう考え方で予算要求をいたしましたが、当方の一〇〇%補助という主張と財政当局の方の主張が合いませんで、三十三億要求いたしましたが、実際上は二億の調査費ということに決定をいたしまして、これが四十七年一月の予算のセットで、そういう形になったわけでございます。
○熊谷説明員 YX計画はすでに四十二年から、YS11後継機ということで次期の民間輸送機をどうつくるか、こういうことでいろいろな案がございました。たとえば単独開発というのが当初の考え方でございましたが、その後、国際共同開発というのが世界的な趨勢である、こういう答申も得てそういう方向に変わってきたわけでございます。 いま御指摘の四十五年の答申の中の「共用性を高める。」
その際、たしか六月の時点におきましては、航空機工業の現状ということの説明であったと思いますが、同時にYX計画についても説明をいたしております。
それからまた技術工数につきましては、一時的にフル稼働となりますが対応が可能でございますので、YX計画はPXL国内開発に支障を及ぼすものではございませんと、こういう説明をいたしております。
こういう考え方で私どもは、一方におきまして、YX計画を推進をいたしまして民需の比率を上げるということを一方にいたしておりますが、あわせまして防衛需要につきましても、航空機産業といたしましては十分対応してまいりたいということで、かねてPXLの問題が出ましたとき以来、一貫いたしまして私どもとしましては、できるだけ国産で行われるように期待をいたしつつ今日までまいっておるわけでございます。
四十七年一月二十五日にコーチャン氏が田中前総理、当時通産大臣に表敬訪問をいたしまして、あわせて、当時の状況から、YX計画に対するロッキード社の開発提案が話し合われたのではないかというふうに考えております。当時の記録につきましては、残っておりませんので、詳細につきましてはお許しをいただきたいと旧心いますが。
それから引き続きまして、先ほどの質問に引き続いてYX、PXL関係の質問をしたいと思いますけれども、このYX計画に関するこれまでの経緯並びにこれからの方針、見通し、こういうものについてお伺いをしたいと思います。
○田渕哲也君 このYX計画とPXL国産との関係についてお伺いをしたいと思います。 このYX計画が進められておるときは通産省はPXLの国産についてはあまり積極的ではなかった、ところがYX計画がいわゆる費用分担の交渉その他で行き詰まってからPXLについて通産省は積極的になったというような報道もあるわけですけれども、この関係はどうですか。
四十八年の八月に第一回が持たれまして、それから四十九年の五月十三日までが大体対潜機、それからYX計画もこれは対潜機との関連で論議されたと思うのですけれども、これが六月十日であります。したがって、六月十日のときまでに一応対潜機の審議が一通り終わっておると、それから早期警戒機の問題に入りまして、これ六月から八月の十二日までは早期警戒機の作業に入っておるわけです。
そういう場合には当面、たとえばいまYX計画というのがあるわけでございまして、これは二百ないし二百五十人乗りだといっておりますが、少し大き過ぎやしないかという感じもいたします。
その全体の予算の中の一環としてこのYX計画というのはあるわけでございますから、それは渡辺先生のおっしゃるように、徹底的に三十三億の御要求の内容、それにつきましても検討を加えて、その内容の計画での共同開発には応じがたいという答えを出しておるわけでございます。
私は、この背後にあるものは、これはこのYX計画そのものがまことに遅々として進まない。一言で言えば、変更に次ぐ変更を重ねてきたというような事情もあるんじゃないだろうかというふうに思いますけれども、このYX計画の経過ですね、どうなっているのか、これをおっしゃっていただきたいと思います。
○説明員(吉田淳一君) この契約は幾つか分かれておるようでありますが、契約の内容にそのような、御指摘のようなYX計画ですか、それについてのいろいろな諸企画にまで入るということが明確になっているかどうかはちょっと私承知しておりません。そこまでは明確にされていないんではないかと思いますが。
○熊谷(善)政府委員 YX計画につきましては、恐らくライバルという形で考えられ得るのはダグラス一社であろうかと思います。ダグラスはDC10の改造によりまして、やや小型化しましたやはり二百人乗り前後の機種の開発を計画いたしているやに聞いておりますので、その辺がこのYX計画の競合機というふうになろうかと思います。
○熊谷(善)政府委員 飛行機につきまして、新しい機種について取り組むことになりました場合には、それが技術水準の維持、さらに向上に役立つことはもとよりでございまして、YX計画あるいはPXL計画というものが具体的に実施される段階になりますれば、その前後は別といたしまして、相互に関連は、技術面におきましてのお互いの影響はあろうかと考えております。
○熊谷(善)政府委員 YXは二百人から二百四十人乗りの旅客規模のものでございまして、現在のYX計画におきましては、いま御指摘のエンジンの研究組合がねらっております推力七トンのエンジンというものにつきましては、これを使用する計画は現在YX計画に織り込んでおりません。
先生お話しのように、YS11に次ぎますわが国の民間旅客輸送機といたしまして、YX計画というのを進めてまいっておるわけでございますが、これは大体二百人から二百四十人乗り、航続距離にいたしまして千五百から二千七百ノーチカルマイルというふうな長さ、また、エンジンも騒音が低くて低燃費のものということで、わが国に十分使えるような中短距離輸送機というものを頭に置いておるわけでございますが、これもお話のございましたように
それからYXとの関係で、YX計画の中にSTOLが入る方向なのか。あるいは先ほど通産省の方がおっしゃったような二百人乗りないし二百四十人乗りの方向だけが方向として航技研で考えておられるのか。その辺ひとつ答えていただきます。
○井川説明員 お話がございましたけれども、私たちの考え方、認識は少し違っておりまして、現在YX計画、ボーイングとアリタリアでやっておるわけでございますが、ヨーロッパから締め出されたということではなくて、むしろアリタリアのほかヨーロッパが今後入ってくる可能性もあるということを聞いておるわけでございます。
これも細かく聞いていくと大変ですから、YX計画の経緯とその調達費、補助金等ですね、この問題はどうなっているかが一つ。 二つ目に、YX開発の概要と完成の時期。ずいぶん変化してまいりましたからね。その経過はいいです、必要に応じてお伺いしますから。完成の時期をお聞かせいただきたい。もちろん第一期ですね。 それから次に、ボーイング社と技術提携をするということが最終的に決められています。