2005-06-16 第162回国会 参議院 経済産業委員会 第20号
さらに、かてて加えて中国への配慮、政治的な判断ということもTSG発動の要件にしてきた。結果、今日までTSGは一度も発動されなかったというふうに私は思っておりますが、間違っておったら指摘いただきたいんですが。
さらに、かてて加えて中国への配慮、政治的な判断ということもTSG発動の要件にしてきた。結果、今日までTSGは一度も発動されなかったというふうに私は思っておりますが、間違っておったら指摘いただきたいんですが。
○平田健二君 そこで、日本の対応なんですが、日本の対中繊維特別措置ですけれども、市場の攪乱又は市場攪乱のおそれがある場合ということで、従来の繊維のセーフガード、TSGよりも発動要件が多少低く設定をされておるわけですけれども、そのおそれがある場合とはどういうことなのか、あるいは、おそれがあればアメリカのように予備的な申請を受理するのか、そういったことが日本で可能かどうかということについてお答えいただきたいと
九五年から始まったTSGに対して、合計三回、四件の発動要請をしました。しかし政府は、MFAの時代も含めて、一度も繊維のセーフガードを発動することはなく、この十二月で期限切れになります。
次に、ついでにということじゃありませんが、タオルのTSGの問題についてお伺いをしたいと思います。 タオルのTSG、調査期間を五回延長して、三年にわたって調査を続けてまいりました。四月二日に調査を終了するという決定をなされました。この間のいきさつについて御説明をいただきたいと思います。
しかも、タオル工連がTSGの発動要請を出す前年、急激に輸入が膨らんだ年です。それから見ますと、約三万トン、トン数にして六三%の増加、しかもまだ輸入は拡大し続けております。このような状況で調査を打ち切るということについては、私は納得できません。もう一度説明をいただきたいと思います。
繊維に係るセーフガードにつきましては、繊維及び繊維製品に関する協定に基づきまして、経過的セーフガード、いわゆるTSGを発動し得ることとなっております。 このTSGにつきましては、我が国はこれまで三件の調査を行ってきております。
これを見ると、今大臣がおっしゃったように、付加価値の高い製品のマーケット開発なり、コストダウンのぎりぎりの努力をするという方向性を示されているんですが、その中で特に注目しているのは、仮にこのTSGが、繊維のセーフガードが発動されなかった場合に、事業所数はどこまで減るか、雇用者数はどこまで減るかという具体的な試算をされております。
○平田健二君 これはもう御承知だと思いますが、九四年、九五年、九六年、九七年、それで今回と、繊維の業界がTSGの発動要請を幾度かしたんですけれども、そのたびに技術的なといいますか、判断はまあいいと、ただまあ政策的な判断として見送らざるを得ないんだということでずっと見送ってきた経緯がありますね。
○平田健二君 これは、現在のいわゆるTSG発動のガイドラインですよね。これ見ますと、とにかく発動できないというそのことが書いてあるんですね。 特に、政策的な判断の部分では、この判断に当たっては、我が国の置かれている国際経済情勢や輸入促進の重要性にかんがみ、極力厳格に対処するものとすると、こういういろんなくだりがありますが、こういう難しいものを作らないようにしてほしいんですよ、ガイドラインは。
いつまでもこういう制度があるから、TSGの発動できる、こういったことをいつまでも幻想を抱かしておくことはむしろ酷ですよ、業界にとって。もう日本はこういったTSGなんて発動はしないんだと、何かそういうふうに決めてやらなければ、極端ですけれども、いつまでたってもだんだんだんだん縮小、縮小、縮小していく、こういう実態ですよね。
この結果、国内タオル業者五百一社のうち四百六十八社がTSGの発動を求めて回答いたしました。実に、賛成率は九三・四%でありました。その後、輸入浸透率は、要請時の五七・五%から六三・四%にさらにアップしました。業界をめぐる状況は一段と悪化しておるわけでございます。
タオルのTSGの発動、調査が終わります。十月の十五日ですか、結論を出すようですけれども、ひとつWTOのルールに従ってぜひ日本政府は決断すべきだと思います。 大臣の考え方をお聞きして、関連質問に入らさせていただきます。
○政府参考人(岡本巖君) セーフガードの点につきましては、ネクタイの場合には、繊維のセーフガード、いわゆるTSGというそういう枠組みの対象ではございませんで、一般のセーフガードの対象ということになります。
○平田健二君 平成七年の綿糸四十番手とポプリン・ブロードのTSG発動を見送ったというのはわかるんですが、今大臣から答弁があったんですが、ちょっと私違うと思うんですね。当時、通産省は本当に輸入の調査をされて発動を見送ったのかどうか、ちょっと疑問があるので、その部分をちょっと紹介しますね。後でお答えいただきたいんですが。 平成八年の場合、七月に発動要請がありました。八月に調査開始がされました。
○平田健二君 タオルのTSGの発動につきましても、今大臣がおっしゃいましたようにルールに従って厳正に調査をし、被害が明らかになれば政治的な判断は別としてこの際発動する、ぜひひとつ発動していただきたいなと思っております。そのことを言いたくてずっといろんなこと言いました。 タオルの業界も大変今苦しい状況にあります。
「今年に入り、」平成八年ですね、「今年に入り、綿ポプリン、ブロードは前年実績を二、三割超える水準で推移しており、三割を超える水準が続けば五月」にTSGを発動せざるを得ない。「二割を超える水準ならば六月に(TSGの発動ベースとなる)前年一年間を上回る基準になる」と、こういうふうに中国に指摘しておるわけですよね。発動せざるを得ませんよと。実はこれ以上伸びておるんですよね、平成八年のデータを見ますと。
したがって、その経験から、TSGの発動しかないという決断をタオル工業組合はしているわけなんです。ですから、よもや二国間交渉でお任せするというふうにはならないだろうということを私は念のために聞いておいたわけでありまして、その点を改めて強調しておきたい。 そこで、今大臣がおっしゃいましたけれども、問題はスピードだと思うんですね。
したがって、余っているわけですから、それで輸入を減らすわけじゃないのですから、TSGで価格が高騰するなんという非常に乱暴な意見があります。便乗して高騰させるということがもしかしてあるかもしれないが、品物がなくなって品不足によって高騰になるなどということは私は絶対ないと思います。大臣、そう思いませんか。
○春名分科員 今、副大臣がおっしゃったとおり、TSGというのは、規制一年目は前年と同水準の輸入を認めるわけです。そして、二年目、三年目は六%以上の輸入増を認めなきゃいけないとなっているのですから、輸入がストップするわけでもないですし、減るわけでもないわけなんで、急増の急、激増の激、これを抑えるというのがTSGですから、その点では品物がなくなるなんということはあり得ぬわけです。
それで、残存MFA及びWTO・TSGに基づく各国の繊維セーフガード発動状況というのを見てみますと、アメリカでもカナダでもECでも、七四年から九四年の間に、アメリカなどは、日本繊維産業連盟の前田会長が通産資料でまとめられたのでは二十八カ国、これはちょっと集計の仕方で三十カ国になったりとかいろいろありますが、カナダが二十二カ国、集計の仕方では二十三カ国とか、ECが十九カ国とかいろいろありますし、九五年以降
あのSACOの最終報告書が出たのは九六年の十二月二日でありますけれども、その前の九六年の十一月二十日までに普天間代替施設についてのいろいろ協議をやっていますが、耐用年数は四十年以上とすることを前提条件として日米間で確認したということがこの海上施設に係る技術検討・評価報告書、平成八年十一月付で技術支援グループ、TSGから普天間飛行場代替ヘリポート検討のための特別作業班、SWGF日本側共同議長あてに出した
○瓦国務大臣 ただいま志位委員から御指摘がありましたこのTSG並びにSWGFについてお答えをいたしますが、普天間飛行場の代替へリポート案として、海上施設につきましては、平成八年十月に、関係省庁の技術者等で構成される技術支援グループTSG及び部外有識者によって構成される技術アドバイザリーグループTAGを設置いたしまして、その技術的可能性の検討を行ったものでございます。
これは、日米両国の代表から成る普天間飛行場代替ヘリポート検討のための特別作業班、これはSACOのすぐもとにある機構ですが、SWGFといいますが、このSWGF、特別作業班のもとにある技術支援グループ、TSGが作成した文書です。TSGは、SWGFの指示を受け、海上基地に関する検討を行い、この報告書を作成し、SWGFの日本側共同議長に提出しています。 この五ページ目をごらんになってください。
○西山登紀子君 大臣の御答弁だと、TSGの発動は本当にもうしないというふうに私は受けとめたんです。 例えば、丹後ちりめんなんというのは今や生産量を上回って輸入がされておりまして、産地は休業、廃業、自殺者が本当にたくさん出ているという深刻な事態でございます。幾ら言っても国は聞いてくれない、国は見捨てたのかという声だってあるわけでございます。
ことし一月十八日付で、TSG発動に関するガイドラインを改定しているわけですけれども、その内容は、手続を若干緩和しただけで、被害の判断基準が緩和されたというものではありません。私は、やはり被害を受けている日本の産地にとって発動の要請も発動ももっとしやすいようにすべきだと思うんですが、大臣のお考えを伺いたいと思います。
中国からの綿糸の集中的な輸入に対して、政府は繊維のセーフガード、いわゆるTSGを発動するかわりの措置として、中国の自主規制措置であるエクスポートライセンス制度を九七年、昨年より導入いたしました。この制度導入後、中国から綿製品、綿糸の輸入の総量とそれから迂回輸入の実態について最初にお伺いいたします。
○政府委員(今野秀洋君) 我が国のTSGの国内ルールでございますけれども、御指摘のように、技術的判断と申しますか、輸入増加及びこれによる重大な損害等の事実に関する判断に加えまして、このTSG発動によるメリット、デメリット、これを比較考量して国民経済上の必要性を判断するというこの政策的判断、この二つの要素から成っているわけでございます。
○平田健二君 次に、これもいつもお伺いをするんですけれども、TSG、いわゆるセーフガードの発動主体についてお伺いします。 今回のビジョンでも触れられていないんですが、私は前々から言っていますように、発動主体を拡大してほしい。業界の皆さんもやはりTSGの発動主体をもう少し広げてほしいと。TSG発動に対するガイドライン、こういう厳しいガイドラインを持っておる国はないはずなんです。
○平田健二君 次に、繊維のセーフガード、TSGについてお尋ねをいたします。 ポプリン・ブロードについての繊維のセーフガードに関しては、昨年の十一月にTSGにかわって新しく中国が自主規制をする、EL制度を導入するということで調査を見合わせたわけですね。
○平田健二君 調査活動を延長するんじゃなくて、もう数字はTSGを発動していいという数値ですから、TSGを発動しないんですか、調査を延長するだけですか。
○平田健二君 昨年の十一月にTSGの発動を見送った時点ではもう明らかにTSGを発動していい数字だったんです。そのことは前回のこの商工委員会でも御答弁をいただいておるんですが、にもかかわらずTSGを発動しなかったということです。 ですから、このTSGというのは日本の政府は発動しないともう言い切ったらどうですか。
私は何でもかんでもTSGを発動しなきゃならぬというふうには考えておりませんが、しかし大臣談話が発表された翌日のマスコミの報道を見ますと、発動また見送り、また見送りというような見出しが踊っておりました。多くの繊維の関係者の期待と予想を裏切ったものだと私は思っております。 私は、この繊維のセーフガードに関する質問が今回で三回目になります、多少しつこくなりますが。
九五年の十一月、そして昨年の十一月、それぞれ業界からTSGの発動要請がなされましたけれども、それぞれ見送られました。九五年の十一月のTSG発動の見送りのときにはこういうことになっておるんです。国内産業の被害は認められるが、中国側の自主規制に期待するということで見合わせるということだったんです。その措置のわずか八カ月後にまた同じ要請がされました。
○平田健二君 これは直接セーフガードと関係ありませんが、中国が、日本がTSGを発動するかどうか調査を開始して、発動しそうだなと思ったら対抗措置を講ずると。対抗措置かどうか、表現はどうかは別として、マスコミには日本がTSGを発動すれば中国側は対抗措置を講ずる、こういう報道がされました。 このセーフガードは、特に繊維製品については相手国の特定が許されて、しかも代償措置も不要なんです。
○国務大臣(久間章生君) 技術検討委員会、TSGあるいはTAGグループにおいて検討されましたときには、数千億からその二、三倍の非常に幅のある検討の中で行われましたけれども、しかしこれは場所も特定されておりませんし、例えば波が荒い場合あるいは深い場合、そういういろんなことを想定しての検討でございますから非常に概略でございまして、幾らということがこれから出てくるものじゃございません。
○平田健二君 繊維製品については、先ほど申し上げました綿糸あるいはポプリン・ブロードを含めて全体繊維製品というふうにとらえていただいて、やはり輸入が急増しておるという問題については業界としては大変な危機感を持っておりますし、通産省も輸入動向については十分注意をしていただいて、ぜひひとつ二次製品についてもTSGの発動、調査を開始するということを業界から要請あれば進んでやるというふうにお願いをしておきたいと
ですから、ぜひ一つお願いをしておきたいんですが、この二次製品についてもTSGの発動要請が業界からあれば調査を開始する用意はございますか。
○平田健二君 通産大臣に二点ほどお伺いをいたしたいわけですが、TSGの発動に関する結論を出す方向でひとつ早急に御検討いただきたいわけです。御承知のように、今繊維業界はどしゃ降りのような輸入ラッシュでございます。業界関係者にとってはもはやもう我慢の限界でございまして、一刻も早い前向きな結論を出していただきたいと思います。
私は、このTSGの問題につきましては、やはり国際ルールでも認められておるように、それぞれ発動してもいいわけですね、輸入規制をしてもいいわけですから。そこらをちらつかせてということはちょっと言葉じりが悪いんですが、中国との交渉も、自主規制をしないと発動しますよというようなことを言いながら、少しでもやはり前進するような交渉をひとつお願いしておきたいと思います。
○平田健二君 次に、TSGの協議についてお尋ねをいたしたいと思います。 中国との交渉もやられておるというふうに聞いておりますし、先週の十七日から第三回目の中国との交渉が行われたわけでありますけれども、TSGの発動についてどのような議論をされておるのか。また、十七日から行われた中国との交渉はどのような進展を見せたのか、お尋ねをいたしたいと思います。