2021-04-14 第204回国会 参議院 本会議 第15号
もう一枚は、十三年後の一九一三年に同じ地点を撮影したものですが、そこに馬車の姿はなく、全てT型フォードに置き換わっています。実は、この変化は十三年の間に起きたものではありません。T型フォードが発売されたのは一九〇八年。つまり、僅か五年で日常の景色が一変したのです。
もう一枚は、十三年後の一九一三年に同じ地点を撮影したものですが、そこに馬車の姿はなく、全てT型フォードに置き換わっています。実は、この変化は十三年の間に起きたものではありません。T型フォードが発売されたのは一九〇八年。つまり、僅か五年で日常の景色が一変したのです。
二十世紀の初頭にアメリカでT型フォードというガソリン式の自動車が大量生産されまして急速に一般大衆に普及し、車社会が到来をいたしました。それまでは馬車が砂ぼこりを立てて町中を走っていた、そうした光景が一変をしたわけであります。現在、ドローンは空の産業革命として大きく期待をされておりまして、物流、農林水産業、インフラ点検、測量、災害対応、防犯、空撮など、多方面での利活用が検討されております。
日本で車というものを一番広めたのは実はT型フォードですよ、昭和の初期に。そのフォードが日本で車を売らない、売れなくなったんですね。そんな中で、アメリカで一番アメリカ的なピックアップトラック、日本ではほとんどつくっていないんです、ピックアップトラックなんか、大きくて。全部、日本のメーカーもアメリカでつくっているわけですよ。それに関して、八割、部品。自動車部品二兆円あるんですよ。
先ほど梶原知事が御説明されましたように、やはり人間の筋肉労働にかわるエンジンが発明されて産業革命が起こった、しかしそれが本当に普及したのは、T型フォードでモータリゼーションということで我々の生活は非常に変わったと。それと同じことが実は今ここに起こっている。
考えてみれば、これは本当にすごいことでありまして、しかもフォードがすごかったのは、自分のコンセプトに基づく車をみずからつくって、それをT型フォードと名づけて、それに画期的なコストダウンに成功して実際に車を大衆の必需品にしてしまった。モータリゼーションという全く新しい文明が生まれたということです。