2020-11-17 第203回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
次に、獲得免疫といって、抗体をつくったりウイルスを殺すTリンパ球ができたりという、後から、生後獲得する免疫機構、この二つが働く。
次に、獲得免疫といって、抗体をつくったりウイルスを殺すTリンパ球ができたりという、後から、生後獲得する免疫機構、この二つが働く。
ただ、今委員御指摘のように、何回か繰り返すTリンパ球の測定、こういったことについては現在も把握をしておりません。
そのほか、御存じのように、この帝京大学症例にはカポジ肉腫とかカリニ肺炎とかいう当時アメリカでは最も普通に起こるとされていた日和見感染がなかったというようなこともございましたし、またヘルパーTリンパ球というものが比較的多かったというような御指摘もあって、議論は非常に複雑になっていたわけでございます。 しかし、当時のことを考えてみますと、エイズの原因は何かということがまだ全くわかっておりません。
それからまた、ヘルパーTリンパ球が二百以下というようなことが載っております。これを踏まえまして、私たちは一昨年の十二月に日本の診断基準を改定しております。
それからもう一つ、臨床診断だけではなくて「免疫学的診断の手引き」、これも今先生が言われたのですが、この中で、2の(1)の「Tリンパ球サブセットの成績判定上の注意」というところに「検査は同一対象について必ず間隔を置いて数回反覆施行し、」こう書いてあります。
この研究によりますと、当時、血液製剤の投与を受けている血友病患者の方の中にTリンパ球の異常を示す患者が存在するが、これは臨床的な免疫不全状態の前駆症状であるのか、単に何かに反応している状態であるのかは今後のさらなる検討が必要である、このように結論づけられておるわけでございます。厚生省といたしましても、こういう御指摘をいただきまして、さらなる検討が必要だ、このように考えたものと思います。
しかし、このウイルスは血液の中で特にある種のリンパ球、これをTリンパ球と言っておるのでありますが、こういうものに選択的に感染をするわけでございまして、そのために人間の側の免疫の機能が落ちてしまう。そのためにいろんな簡単な病気に感染をして死に至る。 こういうような特徴を持っておるわけでございます。