2007-04-13 第166回国会 衆議院 外務委員会 第7号
次に、大型の国際共同プロジェクトについてどう考えるかという問題については、かつて、アメリカのSSC計画に日本が参加するとなると二千億円の負担を考えなきゃいけないということで、私もこれは予算委員会で、もう随分前になりますが、十年ぐらい、もっと前ですか、議論したことがあります。
次に、大型の国際共同プロジェクトについてどう考えるかという問題については、かつて、アメリカのSSC計画に日本が参加するとなると二千億円の負担を考えなきゃいけないということで、私もこれは予算委員会で、もう随分前になりますが、十年ぐらい、もっと前ですか、議論したことがあります。
実は、かつてアメリカのSSC計画というのがありました。超電導の大型の粒子加速器衝突装置ですが、このSSC計画のときには、実は国際協力や大型施設についての考え方で学者、研究者の皆さんの間でも議論が二分するという状況にありました。国会でも私も質問したことがありますが、結局このときは、国会での議論も尽くされない間にアメリカの側が予算不足でSSC計画を撤回しましたので、消滅ということになりました。
米議会によって中止されたSSC計画も同じような批判がなされておりました。 一般論としては、そこから得られる自然科学の成果を否定するものではもちろんございません。しかし、得られる成果がその巨額の費用に見合うものではない、こういう批判についてどう考えるか。これは大臣からお聞きしたい。
しかし、何らそこで結論を得ない前に、アメリカの方でSSC計画が中止されたということでございまして、我が国にとっては経費面等々のそういう意味での影響というのはなかった、こういうことでございます。
その後、あれはレーガンの終わりのころですか、アメリカのSSC計画、巨大なビッグサイエンスというか壮大な発想で、日米資金協力、まあ技術協力も入るでしょう、これが消えましたので、私個人としても前からいろいろな学者の先生のお話をお聞きしておっても、これでやっと本来の日本国有の研究開発、宇宙開発、おくれておる分野に向かえるというふうな、この間も斎藤成文先生にお会いしたらそういうお話でございました。
SSC計画は、先生御案内のとおり八七年にレーガン大統領の時代に計画が承認されて、ブッシュ大統領になってから予算手当てがなされて、ダラス近郊に建設中でございます。
○吉井(英)委員 これは昨年の六月の下院でもSSC計画中止を決定し、上院で逆転する。宇宙ステーションにしてもSSCにしても本当に揺れているのですね。それなのに、このアメリカ国内で揺れているのに、どうも日本の方は、そのときそのときのアメリカの政権の意向にひたすら忠実に頑張っているような、そういう印象が非常に強いところです。
現在、昨年一月の日米首脳会談において設立された日米共同作業部会において、SSC計画の技術的その他の重要な観点を検討しております。我が国としては、この作業部会の結論をも踏まえまして、また我が国の研究開発動向等をも考慮して、SSC計画への対応を今後考えていく所存であります。
議論の主題は、主としてSSC計画の学術的な意義、それからSSC計画の技術的なフィージビリティーの問題等が取り扱われております。米側回答がその会議の当日になされたということもございまして、いずれの論点につきましても議論を尽くすことができませんで、今後下部部会のようなところでさらに議論を継続するということになっております。
なお、SSCについては、本年一月の日米首脳会談において、本件プロジェクトを真の国際協力プロジェクトとするための方途等について検討を行ういわゆる作業部会の設立に合意したところでございまして、そこでの議論等を踏まえ、また我が国の国内の研究開発動向等を踏まえつつSSC計画への対応を考えてまいりたいというふうに考えてございます。
今お話がありましたが、確かにこれまで学術的、専門的にこのSSC計画につきまして日本側で詰めたことがございませんでしたので、科学技術会議に総理大臣から諮問してもらいまして、じっくり取り組んでもらうことにいたしました。率直に申しまして、お金が莫大なものでございますが、さらにどれだけかかるかということも必ずしも定かではありませんし、運転費とか維持費というのも相当かかる。そういう点もまだ詰めておりません。
○須田政府委員 SSC計画については、昭和六十二年十二月に、当時の米国エネルギー省のヘリントン長官から宇野外務大臣あてに本計画への参加要請状が送付されたのが、我が国との関係では最初でございます。以来、日米間の関係閣僚レベルの会合等の場において累次米国から協力を求められてきているところでございます。
一体SSC計画への参加とか費用負担を決める上で、日本学術会議の物理学研究連絡委員会とか日本学術会議の運営審議会とか文部省学術審議会特定研究領域推進分科会加速器科学部会など、どんな機関で検討をされたのか、これを伺いたいと思います。