1990-10-17 第119回国会 衆議院 本会議 第3号
内容的には、新戦略爆撃機B2の新規調達の中止、新戦略ミサイルの近代化計画の凍結、SDI研究開発費の大幅削減、海外基地の撤収、整理縮小等が含まれております。今後も米国の国防費は削減の一途をたどるでありましょう。また、欧州各国も、ドイツや英国を筆頭に、国防費の大幅削減に着手しつつあることは周知のとおりであります。一方、日本の潜在的脅威とされるソ連も例外ではありません。
内容的には、新戦略爆撃機B2の新規調達の中止、新戦略ミサイルの近代化計画の凍結、SDI研究開発費の大幅削減、海外基地の撤収、整理縮小等が含まれております。今後も米国の国防費は削減の一途をたどるでありましょう。また、欧州各国も、ドイツや英国を筆頭に、国防費の大幅削減に着手しつつあることは周知のとおりであります。一方、日本の潜在的脅威とされるソ連も例外ではありません。
このことはヨーロッパにも似たような現象がございまして、フランスがなぜアメリカの提唱したSDIに強い反発を示すかといいますと、もしアメリカ主導でいきますとフランスなりヨーロッパの抱えている優秀な頭脳が、二百何十億ドルというSDI研究開発費に吸い寄せられるように欧州からアメリカにどんどん渡ってしまう、これを何とかヨーロッパで食いとめなければいけないというのが、SDI構想に完全に乗り切れないフランスの一つの