2019-11-12 第200回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
我が国は、既存のWTO枠のミニマムアクセスの運用について見直すこととし、既存の一般輸入の一部について、中粒種・加工用に限定したSBS方式を六万トンに変更する予定というふうに書いてあります。 予定はこれ実際運用で見直しされているわけですけれども、このSBSの運用ルールの見直しというのは今回の日米合意ではなくなっているんでしょうか。これは農水統括官。
我が国は、既存のWTO枠のミニマムアクセスの運用について見直すこととし、既存の一般輸入の一部について、中粒種・加工用に限定したSBS方式を六万トンに変更する予定というふうに書いてあります。 予定はこれ実際運用で見直しされているわけですけれども、このSBSの運用ルールの見直しというのは今回の日米合意ではなくなっているんでしょうか。これは農水統括官。
○政府参考人(天羽隆君) SBS方式での輸入、WTOの枠内でのSBS方式での輸入は既存のSBS枠十万トンを輸入をするということでやっておりまして、こちらの今先生から御指摘のある六万トンについて輸入をするということにはしておりません。
○国務大臣(齋藤健君) TPP交渉におきましては、御案内のように、我が国として米は最大のセンシティブ品目だということでぎりぎりの交渉を行って、国家貿易制度及び現行の枠外税率を維持した上で、豪州のみにSBS方式の国別枠が設定されるということになりまして、交渉結果としては最善のものになったと考えています。
現行の国家貿易制度を維持するということが一番大きかったわけでございますが、そのほか、枠外税率三百四十一円を維持した上で、新たにオーストラリアにSBS方式の国別枠を設定されることになりましたが、先ほど言ったように、枠外税率は維持いたしましたので、国家貿易以外の輸入の増大は見込み難い状況にあります。
中粒種、加工用に限定しましたSBS方式については、TPP協定に記載された国際約束ではありませんが、TPP交渉の機会を含め、さまざまな意見交換の場において国内の実需者や輸出国からの要望があったことを踏まえまして、我が国として、既存のWTO枠のミニマムアクセスの運用見直しを実施することとし、TPPの合意と同時に公表させていただきました。
次に、前回の臨時国会で問題になった、SBS方式で輸入されているお米が、不当な価格が公表されていたという問題です。 農林水産省の調査の後、いわゆる調整金というリベートで実際に値下げ原資に回すというのをなくした結果、やはり、アメリカ産のウルチ精米中粒米、主に業務用で使うものですけれども、どんどんどんどん値段が下がっております。
その後、民間の調査により、売買同時入札、SBS方式で輸入されている輸入米が国産米よりも二割程度安く販売されている事実も明らかになりました。 しかし、政府は、ずさんきわまりない調査を行うのみで、輸入米の価格は国産米と同水準で、国産米の価格への影響は認められないという答弁を繰り返すばかりでした。
ちょっと表を御覧をいただきたいのでありますけれども、そもそもSBS方式による主食用米の輸入枠では、上限は十万トン、最近の実績は図のとおりであります。(資料提示) 前にもお話ししましたが、平成二十七年で二・九万トン、平成二十六年で一・二万トン、十万トンの満量落札というのは平成二十三年、二十四年であります。
これまで政府は、SBS方式で輸入された米の価格は、国産米の価格水準を見据えて形成されているので、国産米とほぼ同様の水準で流通していると説明をしてきました。また、今回のTPP協定において新たに設けられる米の輸入特別枠については、これに相当する国産米を政府が備蓄米として買い入れることから、国産主食用米の生産量や農家所得に影響は見込みがたいと説明をしてまいりました。
これは、SBS方式による輸入は、輸入業者と買受け業者がペアとなって入札に参加する仕組みでございます。実質的に民間事業者間の直接取引でございますので、仮に個別のSBS契約に係る取引価格を公開すれば、輸入業者や買受け業者の競争上の地位その他正当な利益を害するおそれがあるということでございます。
○国務大臣(山本有二君) 御指摘のように、SBS方式は、マークアップ、輸入差益でございますが、これが大きいものから落札される方式でございます。このため、輸入業者と買受け業者との間で金銭のやり取りが行われましたとしましても、所与のマークアップは取れているというように考えているところでございます。
SBS方式の輸入米に係る調査というふうになっていますが、これは一体誰の調査ですかね。誰が調査したかという作成者名がありません。それから、いつこの報告書をつくったんでしょうかね。日付も入っていないんです。 私は、民間にいたときにこんなペーパーをつくったら、上司に怒られましたよ。今、役所でもこんなペーパーはあるんですか。誰がつくったかもわからない、いつつくったかもわからない。
また、TPP合意のもとで、協定発効から十三年目以降、合計最大七万八千四百トンと、国内消費量の一%程度の数量のSBS方式の国別枠が設置されることになりましたが、備蓄運営の見直しによりまして国内の需給及び価格への影響を遮断いたしまして、確実に再生産が可能となるようにしていくことにつきまして、米農家など生産現場にしっかり説明させていただきたいと考えております。
SBS方式も、MA米の一部につきまして国家貿易として輸入業者と買い受け業者との実質的な直接取引を認めているところでございます。この仕組みは今後も変わることはありません。 今回の調査結果では、SBS米が国産米の需給及び価格に影響を与えていることを示す事実は確認できなかったものの、今後、SBS入札に関する不信感が生じないように、国と落札業者との間の契約内容の改善をすることとしております。
一般輸入において加工用に販売されていたものの一部ですが、加工用に限定しているところからSBS方式の輸入に置きかわるものでございまして、国産主食用米への影響はまずないというように考えております。 次に、先生御指摘のとおり、名義貸しについての話でございます。
しかし、SBS方式は、マークアップ、輸入差益が大きいものから落札される方式でございまして、これも落札するときの業者の判断に委ねられるところでございます。
ミニマムアクセス米のうち、SBS方式につきましてはいわゆるマークアップによる収入がございますけれども、大部分を占めます一般輸入方式におきましては、輸入米を買い入れて、それを加工用、援助用、飼料用等の主食用以外の用途に仕向けておりますので、売買差損が生じております。また、その他保管料等の管理経費も生じております。
このうち、米国からは、過去五年の平均で、SBS方式により主食用として輸入される中粒種は約六千トン、短粒種は約七千トンであります。一般輸入方式により加工用、飼料用等の非主食用に仕向けられる中粒種は約三十四万トン輸入しているところでありまして、いずれもカリフォルニア州産であると承知をしております。
そこで、好都合なのが、主に主食用として十万トン、必ず売り先のあるSBS方式だったのではないか。 業者からすれば、午前中にもありました香り米とか高いお米とは別に、輸入米というのは一般に安くしないと流通されない。そこで、SBS方式の中で安く売るために生まれた知恵が調整金だったのではないのかどうか。 それで、実際の数字を見て考えてみましょう。
そうすると、ここに書いてあるのは、今言ったSBS方式については、我が国からアメリカに提案しているという。これは結果が全てでしょう。 そして、私どもがずっと言っていたのは、結果だけじゃわからない、なぜこんな提案をしたのかについては、やはり交渉の経過について、それは全てが出せないにしても、出せる部分については出してくださいというのが当初からの、これが典型的な象徴ですよ。
ここまで我が国のSBS方式の運用を事細かく事細かく決めたこのサイドレター、済みません、これは石原大臣にお聞きしますけれども、このサイドレター、交換公文、日本とアメリカの交換公文ですよ、これはどちらの国から発出されたんですか。
きょう、この日米間の交換公文、サイドレター、これはSBS方式による我が国の米国からの買い入れについてのペーパーを持ってきました。これは十ページぐらいですけれども、でも、この中に本当に詳細にいろいろなことが書き込まれているんですよね。
また、これまでSBS方式で輸入された米の価格は、輸入米に比べて圧倒的に多く流通している国産米の価格水準を見据えて形成をされておりますので、主に業務用に用いられる国産米とほぼ同様の水準で流通しているというのは御理解をいただけると思います。 政府としては、新たにTPP国別枠が設けられた場合でも、その数量規模が数万トンである以上、これまでの状況と基本的には変わらないと米については考えております。
さらに、既存の枠の中の一般輸入の中にも、このちっちゃいところですね、※1と書いてありますけれども、中粒種、加工用に限定したSBS方式で六万トン。中粒種というのは、これはほとんど、輸出余力を持っているのはアメリカだけですから、事実上アメリカです。 先ほど玉木議員の質問で十五万トン要求されたとありますけれども、七と六を足すと十三万トンだから、実際は十三万トンなんですよ。
現在のSBS方式での輸入米の政府の売り渡し価格は、主に、先ほど委員も御指摘のありましたように、中食や外食などの業務用に用いられておる国産の産地品種銘柄の価格水準とほぼ同等でありまして、国産米より大幅に安い価格で国内で流通しているというものではないというふうに理解しています。
ただ単に、八万トンずつ減ってくる、でも、七万トンは入ってきて、これはSBS方式でやるので、その分だけはしっかりと備蓄する。でも、これは百万トンを超えてどんどん備蓄するわけで、大体百万トンぐらいで売って歩くわけですから、そのときに保管料と赤字が出ているわけです。そうすると、五年で千五百億出るときもある、それは二千億出るときもあるかもしれない。
これによれば、米国からの米輸入は、三年度中二年度で数量が消化されなかった場合に、SBS方式における最低マークアップを一時的に一五%引き下げることで合意をしています。 このような二国間の合意内容、いわゆるサイドレターですが、これはTPP本体の方にある見直し協議の対象となるのかどうか。確認ですので、副大臣にお伺いします。
今言ったように、では、七・八四万トンの枠でいざ入ってきて、売るときにはSBS方式だけれども、いつどのような形でSBSで売るか、具体的なことはこれから決めると。今は決まっていないそうですよ。そして、備蓄米との関係もまだ何も決まっていないと。(石原国務大臣「それは当然」と呼ぶ) 違う。だから、それによって米価や米の生産額に影響を与えるのは決まっているでしょう。
それについて、政府、TPP担当、内閣官房はこう言っているわけですよ、それはSBS方式というもので売ると。これは皆さん聞きなれないかもしれませんけれども、当然、米国等からの輸入価格が安いわけですから、そこに輸入差益をマークアップすることによって売り出す。ただ、これは日本の国産米よりは安いわけですから、これが売れることによって、当然、日本米への、米の価格に影響も出てくるでしょう。
このSBS方式に対して、総理は、これは国内の米を備蓄するから大丈夫なんだ、こう言いますけれども、SBSが必ずしも、今不調に終わっている。これは何で不調に終わっているかというと、今、米の価格が安いからなんです。それを高くしようという政策をして、高くやったら逆に入ってくるんですよ。この矛盾があるんですよ。そして、日本人の胃袋、人口も減っていますし、七万トン入ってくる。
○林国務大臣 前回は手元に数字がなくて失礼いたしましたが、ミニマムアクセス導入に伴う転作の強化は行わない、こういう平成五年の閣議了解がございまして、SBS方式以外の輸入米は、加工用、援助用、飼料用等の主食用以外の用途に仕向けている、こういうふうになっております。