1991-04-18 第120回国会 参議院 内閣委員会 第6号
一九七六年、昭和で見ますと五十一年でございますが、その二、三年前から、例えば米ソの首脳間の相互訪問なんていうのが行われるようになりましたし、また軍事会議の面でもSALTIが締結され、それからSALTIIが交渉が始まるというのがああいったあの時期の動きであったと思います。
一九七六年、昭和で見ますと五十一年でございますが、その二、三年前から、例えば米ソの首脳間の相互訪問なんていうのが行われるようになりましたし、また軍事会議の面でもSALTIが締結され、それからSALTIIが交渉が始まるというのがああいったあの時期の動きであったと思います。
一九七〇年代、いわゆるSALTIとかSALTII、欧州安全保障会議というような交渉が行われ、いわゆるデタントと言われた時代もございましたけれども、その間におきましてもソ連の軍事的な増強というのは継続いたしたわけでございます。一九七〇年代の最後にはアフガンに対する侵攻も行われたという次第でございます。
例えば、SALTIIで戦略核戦力の削減あるいは制限というものが成立したのは、ソ連が相当の戦略核戦力というものを持ってアメリカの戦略核戦力に対抗するようになってきた、そこで、お互いにこのような競争を続けていることは無意味でもあるし危険でもあるという認識が生まれて、初めてSALTIIというものが実行された。
例えば戦略核戦力、SALTIIが実現したというのは、ソ連のアメリカに追いつこうとする戦略核戦力の増強というものがなされて両者間である意味のバランスというものが出て、そこで初めて、残念なことながらそこにいって初めて軍縮にいこうじゃないかという機運が起きてきたということは御理解いただけると思います。
先ほど先生の御質問にあったように、戦略核のSALTIIの協議、あるいはさらに現在進められている協議、あるいは昨年のINFの全廃条約といったような形で、最近また新たな変化が起きつつあります。
この根底には、カーター政権のときのSALTIIの首席代表であったポール・ウォーンケというアメリカの核軍縮の専門家ですが、この人の案が非常に有力な根拠になっている、こういうふうに聞いているわけで、ここにPGAの提案の文書もありますけれども、これはやはり私も新しいものをつくるというよりも、米ソが核になってつくった部分核停条約を発展させる形ということをとれば、今アメリカは包括的核実験禁止条約というものに消極的
このはしりはSALTIIでありまして、その段階でいわゆる戦略核戦力というものについては、東西が、米ソの間がパリティになった。つまり、戦略核戦力については両方の力というものが中和されてしまった。残るのは中距離核なりあるいは戦域核あるいは通常戦力がどういうバランスにあるかという問題になってきたわけであります。そして御承知のように、一九七五年、ヘルシンキ会議というものが行われました。
それから、日本に対する危険性、そういったものの蓋然性がどうなったかということは、それはなかなか数値的には言いにくい話でありますが、正直申し上げて戦後アメリカが核を独占をし、さらに六〇年代、七〇年代の前半にかけて大変戦略核戦力で優位であった、いわゆる核の傘の持つ抑止力といいますか、そういったものがSALTIIあるいはINF全廃交渉というものを通じてその信頼性というものが相対的には落ちてきているということは
一九七〇年代にいわゆるデタントの時期というのがございまして、SALTI協定ができたりSALTIIの署名ができるという事態もございましたけれども、その中にあってもソ連の軍備増強というのは継続されてきたわけでございます。たまたま大綱が策定されたのはその時期に相当するわけでございます。
さらに、一九七八年SALTII、戦略兵器制限条約、米ソのSALTIIにおきまして、巡航ミサイル合意と呼ばれる合意が米ソの間で成立しております。その第一合意声明によりますと、「一つの巡航ミサイルが六百キロを超える射程を有する場合、同型式のすべての巡航ミサイルは、六百キロを超える射程を有する巡航ミサイルとみなされる。」このように書いてあります。
レイキャビク後の情勢は、アメリカのSALTIIを無視した百三十一機目のB52戦略爆撃機の新規配備に端的にあらわれているように、核軍拡のエスカレート、米ソの対立と緊張が再び激化する方向に向かいつつあります。 このような情勢の中で、アメリカの世界戦略に深くコミットした日本の自衛隊が、その規模と役割を拡大することに私たちは強く反対するものであります。
○久保田真苗君 これは実際にこのSALTIIの問題については、ことしになってから確かにいろんな情勢で怪しくなってきておりましたですね。それについていわゆる同盟国と言われる国にはこのことは協議なり通報なりがあったんでしょうか。そのことについて、協議あるいは通報があったかお答えください。
○久保田真苗君 この問題は、例えばイギリスはもともとこのSALTIIを守っていくということを何回も表明してきて、今回アメリカとの間で話し合いに入ると、こういうことなんですが、これについてどういうふうなやりとりがあったのか、外務省では情報をお持ちでしょうか。
おいでになるうちにちょっとSALTIIのことについてお伺いしておきたいんですが、最近アメリカがとうとう百三十一機目のB52戦略爆撃機を実地に配備するということになりまして、SALTIIはこれで実質的にも破られたということになります。
○渡辺(允)政府委員 私どもたびたび御答弁申し上げておりますとおり、核持ち込みの問題については、現在の事前協議制度のもとで米国は安保条約及び関連取り決め上の義務を誠実に遵守するということを何回も言っておるわけでありますし、それから、SALTIIの廃棄というか非遵守の問題と我が国への核持ち込みの問題というのは、そういう意味では別の問題ではないかと思います。
○上原委員 短時間ではちょっと議論できませんが、いずれにしてもSALTIIがそういう結果に終わったというのは重大問題と見なければいかぬですね。 そこで問題は、このB52戦略爆撃機に空中発射巡航ミサイルが搭載をされている。これは言うまでもなくアメリカの核戦略の一つの柱ですね、B52というのは。B52G型というのはどういう性能を持っているのですか。
そういう意味で、このSALTIIが実質的に破棄されたという新たな段階では、B52の飛来については県民としては従来以上に多くの疑惑と不安を抱くのは当然だと思うのです。
特に、SALTII協定の遵守、核実験の停止、ヨーロッパ、アジア・太平洋地域における中距離核兵器、戦略核兵器の削減あるいは廃棄などに積極的に取り組み、米ソ会談の開催に努力すべきと思うのであります。 我々は、我が国国民の期待にこたえ、両国首脳会談の早期実現を望むこと切であります。
完全軍縮ということを言っておるのは核廃絶を意味しておると私は思いまして、ABM条約でも、あるいはNPT条約でも、あるいはSALTIIの草案でも、みんなそういうことを目指してやっておるのです。だから共産党の皆さんがクレムリンへ行って初めてこういうことができたのではないんです。
この動きはSALTIIの合意を破棄し、限りないミサイル拡張競争を引き起こしかねないと思われます。INF制限交渉と核軍拡競争がなぜ共存するのか、このまま推移すれば一体どのようなことになるとお考えか、総理の見解を承りたいと思います。 この核軍拡の不気味な進行の原動力は、核戦力の均衡のもとでその削減を図ろうとするところにあると思います。
それで、これは御承知と思いますけれども、SALTIIが一九七九年米ソ間でサインされましたときに、ブレジネフがカーターに書簡で年間三十機を超えないというふうに約束しております。ただし、果たしてソ連がこの三十機という生産ペースを守っているのかどうかということについては若干の疑念がございます。しかし、いずれにしろ、この点についてはさらに今後の展開を注視していく必要が、あるのではなかろうか。
それは外務大臣が何と言おうと、これはアメリカの第二次戦略兵器制限交渉、いわゆるSALTIIの首席代表を務めたウォーンキ元国防次官補がことしの四月に言っておる。「レーガン米大統領はソ連の米国に対する核の優位を主張して米国世論を誤った方向に導いている」「ソ連が核で優位にあるとの発言は無責任であり、START」、これは今度新しく発足する核兵器、今度は削減交渉の方ですね。
○国務大臣(宮澤喜一君) この時期にという第一のお尋ねでございますが、もともとカーター政権時代にある程度話が進んでおりましたSALTIIというものについて、御承知のようにいろいろな批評、批判がアメリカ側にございました。したがって、今回決して遅きに過ぎたとは申しませんけれども、実はアメリカ側としてはやはりそれならばどう考えるのかということを言うべき段階にあったと私考えます。
最近の動きの中でも、ヨーロッパ諸国を席巻している反核の運動とか、アメリカのSALTIIの拒否、あるいは中ソ関係の再修復の動き、そういうことが、日本を中心とした極東情勢にも大変大きな影響を与えると考えているわけでございますけれども、現状をどのように把握されておられるか、外務大臣の御見解をお示しいただきたいと思います。
前には進んでいるけれども氷河の流れのようだというふうに言っておられまして、この記事は読む人によっては、もう大使は投げておるのかというような感じでございますが、現在までの軍縮がどのような形で——ここで結論だけ読んでみますと、「国際関係の悪化、米ソの信頼関係の欠如などの結果、第二次米ソ戦略兵器制限交渉(SALTII)が棚上げとなり、いろんな米ソ間交渉が全部ストップしている。