1993-11-05 第128回国会 参議院 科学技術特別委員会 第3号
まず、原子力発電の安全性の考え方というところで、日本の原子力発電の状況が今どうかということを簡単に御説明して、それからその安全性の基本的な考え方として取り上げられております多重防護の考え方、それから放射性物質の閉じ込めの話、それからそれに関しまして原研が研究開発を進めております安全性の研究といたしましてのNSRR実験、ROSA計画、シビアアクシデント時の原子炉挙動、こういうものに関しまして簡単に御説明
まず、原子力発電の安全性の考え方というところで、日本の原子力発電の状況が今どうかということを簡単に御説明して、それからその安全性の基本的な考え方として取り上げられております多重防護の考え方、それから放射性物質の閉じ込めの話、それからそれに関しまして原研が研究開発を進めております安全性の研究といたしましてのNSRR実験、ROSA計画、シビアアクシデント時の原子炉挙動、こういうものに関しまして簡単に御説明
この解析モデルにつきましては、御案内のように科学技術は日進月歩でございまして、当該非常用炉心冷却システムの安全性、ワーカビリティーの解析モデルにつきましても、昭和五十一年以来アメリカのアイダホ国立工学研究所におけるいわゆるLOFTというプロジェクトがございますし、それから日本におきましては日本原子力研究所におけるROSA計画という実験等、各種の実験、試験研究あるいは理論的研究あるいはコンピューター解析技術
それから、その後の点を少し補足させていただきたいと思いますが、原子力研究所ではその後もいろいろな条件を変えましてこのROSA計画というのをやっております。その計画では、たとえばUHIの入る圧力がうまく入らなかったのは七十五気圧のときがその問題が出たわけでございますが、その後八十四気圧あるいは百気圧近い注入圧でやったときの実験等がいろいろ審査の後にも行われておるわけでございます。
○政府委員(山野正登君) UHIについての実験につきましては原研において行ったことがございまして、昭和四十八年から原研でROSA計画というものを進めておるのでございますが、その一環としまして、昭和五十年度の末から五十一年度にかけまして炉心上部注入系、UHIに関する試験というのが行われております。
いわゆるECCS、非常用炉心冷却設備がその代表的なものでありますが、これに関するわが国の研究は原子力研究所のROSA計画を初め、きわめて実のある成果を上げております。 また、アメリカ、スウェーデン、西ドイツなどとの国際研究協力も強力に進められております。
○政府委員(成田壽治君) まあいろんな実験、これは従来は軽水炉をアメリカでつくりましたので、アメリカのメーカー、あるいはアメリカの政府の研究所等の実験データはもらっておりますが、最近は日本の原研等においてもROSA計画等いろいろな実物大ということではありませんが、大体同じ形のモデルをつくって、それによって安全性の実験を原研を中心に現在やっております。
それから、アメリカが実験でだいじょうぶだから日本もうのみにしているということではありませんので、先ほど言いましたように日本の原子力委員会あるいは安全審査会において、十分計算を実証的にやって、しかも電子計算機等による計算によってだいじょうぶであるという……(島本委員「いや実験」と呼ぶ)実験は、まあECCSをつけますのは四十八年度からでありますが、ROSA計画等、数年前から原研で冷却材の喪失の実験もやっておりまして
それから予算につきましても、四十七年度予算、軽水炉の安全性の追求という点に相当重点を置きまして、先ほど言いましたような原研の原子炉反応度安全実験とか、あるいはROSA計画、冷却喪失事故模擬実験にさっきのECCSの研究も加える等、非常に軽水炉の安全性の追求を今度の新規項目の予算としては最も重要なテーマとして取り上げておるところでございます。
それから、原研におきましていろいろ安全性の研究をやっておりますが、たとえば、アメリカで問題になりましたECCS、緊急冷却装置の研究も今後原研において——従来の原研は、ROSA計画といいまして、冷却材喪失安全研究という計画を持ってやっておりますが、今後アメリカのほうでの緊急冷却装置の研究もこれを広げて検討をやる。