1987-05-26 第108回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第2号
その種の問題について現物、現地に即して調査をしてまいりたいということで、その調査の結果を今後このOTHそのものの採否についての基礎データといたしたいということであります。
その種の問題について現物、現地に即して調査をしてまいりたいということで、その調査の結果を今後このOTHそのものの採否についての基礎データといたしたいということであります。
○宮澤国務大臣 アメリカの国防報告書によりますと、他に代替の方法も発達してきたし、このOTHそのものは大気中の変化に対して敏感過ぎて欠陥があるというようなことから、いずれ段階的に廃止しようと考えていたけれども、下院の歳入委員会から強い意見もあって、一九七五会計年度中に段階的に廃止することにしたというような趣旨のことが書いてあったと思います。
中東紛争のときなども、米ソのスパイ衛星のタイミングの合わせ方の成功と失敗があったとまでいわれておりますが、そういうふうになりますと、OTHそのものがスパイ衛星の完全な発達、発射時から電離層はもちろんのこと成層圏を突き抜ける、そういうところまで全部とらえてしまう電送写真であるわけでありますから、私としては、OTHというものが抑止力、そういう表現もありましょうが、それが相手方にとって非常な脅威であるということはあまりないのじゃないか