2017-06-07 第193回国会 参議院 政府開発援助等に関する特別委員会 第4号
これが一九九〇年代のようにODA支出額が世界一の頃というならば問題ないと思うんですけれども、現在のODA実績は最盛時の半分以下なんですね。また、ODAのGNI比では〇・二%にすぎないんです。これは、DAC加盟の二十九か国の中で第二十位と低迷しておりますし、また、国連が目標とする対GNI比〇・七%から程遠いレベルにあります。
これが一九九〇年代のようにODA支出額が世界一の頃というならば問題ないと思うんですけれども、現在のODA実績は最盛時の半分以下なんですね。また、ODAのGNI比では〇・二%にすぎないんです。これは、DAC加盟の二十九か国の中で第二十位と低迷しておりますし、また、国連が目標とする対GNI比〇・七%から程遠いレベルにあります。
かつて世界第一位であった私たちのODA支出額、残念ながら、日本の財政の悪化に伴って今縮小を続けて、二〇一三年は世界第四位となったと。まあある意味、量から質への転換が当然ながら求められるわけでありますけれども、質の高い対外貢献とはどういうものがあるのかと、日本は何を優先して今後の開発援助を行っていくのか、そういう中で具体的なプロジェクトがあれば、夢を語ってもいただきたいとも思います。
この点については、御承知のとおり、先進国のODA支出額の割合を二〇一五年までに国民総所得の〇・七%に引き上げる、こういう合意がある。また、主要八カ国、G8は、二〇一〇年までに特にアフリカ向け援助額を倍増させる、こういう公約を二〇〇五年に立てております。しかし、日本のODAに目を向けると、近年概して減少傾向にある、こういうわけであります。 そこで、お尋ねをしたいと思います。
この狭い島国に一億二千六百万の人口を抱え、資源に乏しい我が国は、今日、世界において、GDP、国連の予算分担率、そしてODA支出額、いずれをとってもアメリカに次ぐ世界第二位の地位を占め、第三位以下のEU諸国とは大きくかけ離れております。その大きな理由は、言うまでもなく国際社会の平和と安定にあったというぐあいに考えます。
予防外交というと大変広い範囲でございますので、きょうは、ちょっとNGOのことについて、実態としてのNGOを通してのODA支出額の割合は、欧米諸国に比較してどのような現状であるか、まずお伺いしたいと思います。