1994-02-09 第129回国会 衆議院 厚生委員会 第1号
○吉村説明員 その当時、私どもとしてはこのNIPの取り下げにつきましてはあくまでメーカーの経済的要因に基づく自主的な判断というふうに考えておりましたし、CNPにつきましては、厚生省の残留農薬安全性評価委員会の結論に基づいて安全性、安全であるという御認識や認定をいただいた上で登録をしておりましたものですから、私どもとしては、この問題、この薬剤について当時特別な取り扱いをすることは検討しておりませんでした
○吉村説明員 その当時、私どもとしてはこのNIPの取り下げにつきましてはあくまでメーカーの経済的要因に基づく自主的な判断というふうに考えておりましたし、CNPにつきましては、厚生省の残留農薬安全性評価委員会の結論に基づいて安全性、安全であるという御認識や認定をいただいた上で登録をしておりましたものですから、私どもとしては、この問題、この薬剤について当時特別な取り扱いをすることは検討しておりませんでした
御指摘のNIPにつきましては、昭和三十八年に初めて農薬として登録されまして、昭和五十七年に失効しております。この失効の理由といたしましては、この段階でより使いやすい新しい新剤の登録が相次ぎましたことで市場競争力を失ったということで、主として経済的要因によりまして製造メーカーの方から自主的に取り下げるというか、再登録の申請がなかったということで失効したものでございます。
それで、この農薬のことでございますが、かつて同じジフェニルエーテル系でありますNIPという農薬がございました。この農薬も国内で使われておったわけでありますが、この農薬はアメリカにおきましてどうもうまくないということで、一九八〇年ですか、アメリカでは発がん性が認められるということで禁止されております。NIPとCNPはどこが違うかというと、二個のベンゼン核が酸素で結ばれている。
○説明員(咲花茂樹君) CNPからNIPが生成されるかどうかということになると思いますけれども、それにつきましては一九七六年にそのような報告があったことは承知いたしております。しかしながら、同じ研究者の方が一九八三年にNIPの生成を否定する報告を出していらっしゃいます。
○大渕絹子君 それでは、一九六三年から許可になっていたNIP、これも同じくジフェニルエー テル系の除草剤なんですけれども、このNIPについては当初登録されて使用許可がおりていたのにどうして取り消しになったのでしょう。
このCNPというのは御承知のとおり主成分は二・四・六トリクロロフェノール―四二トロフェニルエーテル、これはこれまた製造中止になりましたPCPにかわる急性毒性の低い除草剤としてNIPやX52などとともに登場していったものでありまして、六五年に登録されて、現在、七九年の統計ですが、除草剤全体の二三%、約三万四千トン、CNPの原体は三千八百トン、これが生産されて、いまや除草剤の主役になっておる。