1987-05-15 第108回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会安全保障小委員会 第1号
NATO定義につきましては先生もう御案内だと思いますけれども、NATO諸国が共通の基準で国防努力の状況を見ようということで基準をつくっているわけでございますが、この定義そのものにつきましては、中身はNATO秘となっておりまして、なかなかよくわからない面がございます。
NATO定義につきましては先生もう御案内だと思いますけれども、NATO諸国が共通の基準で国防努力の状況を見ようということで基準をつくっているわけでございますが、この定義そのものにつきましては、中身はNATO秘となっておりまして、なかなかよくわからない面がございます。
○国務大臣(加藤紘一君) 防衛費の比較につきましては、いろいろ国会の場で御議論をいただいておりますし、例えばNATO方式であれば我が方は幾つになるのかというのは大変御議論のあるところですが、しかしNATOの方では、防衛関係費の基準にどういうものを入れておるのかということはNATO秘として明確にいたしておりません。
これまでの防衛庁見解というのは、NATO秘だから言うことはできない、計算できないと。それなら、SIPRIのイヤーブックにNATO定義が規定されていますね。そうすると、このSIPRIのNATO定義に従って計算してみると日本の防衛費は幾らになり、対GNP比は幾らですか。
だから、これはアメリカなどではもう十分知っていることなんですけれども、今先生おっしゃったように、私も国会の予算委員会での請求資料見せていただきますと、NATO秘であるからわからないというふうなことが書いてありますけれども、そうするとミリタリー・バランスで書いている方式に従って計算すればどういうふうになるかというふうに資料請求されれば、ちょっとこれはNATO秘だとかなんとか言えなくなるのではないかというふうに
それから各国の軍人恩給費がNATO方式の中に入っているのか入っていないのか、調べてもわからないのは不勉強ではないかということでございますが、確かに、わかる程度調べていないのかという御叱責かと存じますけれども、それぞれの国で、NATO秘ということで、NATOとしてこれは中を秘にしようということになっているわけでございますから、その秘を公式にお尋ねいたしまして御回答を得られないということでございますれば
と申しますのは、それぞれの国におきまして、軍事費の内訳についてはNATO秘ということになっておりまして、詳細不明でございます。したがいまして、今せっかくの先生のお尋ねでございますが、わからないというのが率直なお答えかと存じます。
NATO方式につきましては、その内容がNATO秘とされておりまして詳細が明らかでないので、これによるわが国の防衛費を算出することは困難であると考えております。また、NATO定義国防費には軍人恩給費が含まれておるとも言われておるのでありますが、その範囲等の詳細がわからないので、わが国の場合、いかなる範囲の軍人恩給費を加えるべきかを決めることはきわめて困難ではないかと思います。
御指摘のありましたNATO方式という軍事費のはかり方があることは承知しておりますが、これもいま申し上げましたような多様な防衛費計測の一つの方式にすぎないものでありまして、しかも、これはNATO秘とされているため、私どもとしましては、その詳細は承知しておらない次第でございます。 以上、お答えします。