2004-11-16 第161回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
まず第一点目でございますけれども、正式の政府間の、日本とメキシコのFTA交渉に先立ちまして産官学の日墨共同研究会が開催をされたわけでございますけれども、その研究会のプロセスにおきまして、先生御質問のNAFTA発効による我が国のメキシコへの輸出機会の喪失に関する試算が行われているところでございます。
まず第一点目でございますけれども、正式の政府間の、日本とメキシコのFTA交渉に先立ちまして産官学の日墨共同研究会が開催をされたわけでございますけれども、その研究会のプロセスにおきまして、先生御質問のNAFTA発効による我が国のメキシコへの輸出機会の喪失に関する試算が行われているところでございます。
例えば、NAFTA発効以降、メキシコの輸入におきます我が国産品のシェアは低下をいたしておりまして、NAFTA発効時のシェアが現在も維持されていたとした場合に比べまして約四千億円相当の輸出が喪失したと推計をされております。
その研究会では、NAFTA発効時、一九九四年におきますメキシコへの輸出に占める日本のシェア、これは六・一%でございますが、その数字がその後も維持されたと仮定した場合の推定輸出額を一九九九年時点で計算いたしまして、同年の実際の輸出額との差額である約四千億円を輸出機会の逸失額として試算したものと認識しております。 〔委員長退席、小平委員長代理着席〕
○政府参考人(村上秀徳君) NAFTAの影響、効果でございますけれども、貿易面で、全体的な貿易については今外務省の方からお話があったとおりですけれども、アメリカとメキシコ間の農産物の貿易についてはNAFTA発効後大きく増加しておりまして、二〇〇二年のアメリカからのメキシコへの農産物輸出額は約七十二億ドル、約九千億円ということで、NAFTA発効前の一九九三年の約二倍に増加しているところでございます。
農業部分については後ほど農水省の方からお願いしたいと思いますけれども、メキシコとアメリカのまず貿易でございますけれども、これは、NAFTAの事務局がございまして、二〇〇三年に統計を発表しておりますが、それによりますと、メキシコの対米輸出はNAFTA発効後大きく増加しておるということでございまして、二〇〇二年のメキシコの米国への総輸出額は千三百六十一億ドルということでございまして、NAFTA発効前、これは