1953-06-25 第16回国会 衆議院 通商産業委員会 第7号
日本とMSA協定締結については、確かに正式な交渉は行つてはおらないけれども、MSA援助計画の一般的性質を日本に知らしておることは事実であると言つております。そうしますと、これは先ほど言いましたように、MSAとわが国の産業というものが密接不離な関係である関係からながめまして、岡崎外務大臣も、この日本に知らしておるところの援助計画の一般的性質だけは確かに御存じだろうと思います。
日本とMSA協定締結については、確かに正式な交渉は行つてはおらないけれども、MSA援助計画の一般的性質を日本に知らしておることは事実であると言つております。そうしますと、これは先ほど言いましたように、MSAとわが国の産業というものが密接不離な関係である関係からながめまして、岡崎外務大臣も、この日本に知らしておるところの援助計画の一般的性質だけは確かに御存じだろうと思います。
インドネシアとビルマでございますが、インドネシアはもつぱら内政的理由、つまりインドネシアの政府党が国会において多数を持つていないという点で非常な内政上の紛糾が起りまして、そのとばつちりでMSA協定が承認されなかつたというように承知しております。
○下田政府委員 法律論としてお答えいたしますが、並木さんの御質問の趣旨は、MSA協定を締結した場合に、海外出兵が必要になつて来るのではないか、むしろ並木さん御自身は、そういう事態にならぬというお考えのようでございました。その理由でございますが、日本が締結いたしております広義の軍事条約といたしましては、御指摘のように安保条約があるだけでございます。
いかなる意味でソ連、中国が日本を敵視しておりますのか、両国政府の見解は私どもの関知しないところでございますが、MSA協定を結ぶことによつて敵国と見なされるならば、アジアには日本以外にMSA協定を結んでおる国がたくさんございます。それも敵国と見られなければならないわけでありますが、何も中ソ両国はそうは見ておらないわけでございます。