1982-04-20 第96回国会 参議院 運輸委員会 第8号
○政府委員(永井浩君) MO船と一口に代表されて言われている船でございますが、私ども昭和五十四年度建造以降の船につきましては、いわゆる超合理化船ということで、国の計画造船——これは開発銀行融資対象の船でございますが——につきましては、超合理化船というものに限定しております。
○政府委員(永井浩君) MO船と一口に代表されて言われている船でございますが、私ども昭和五十四年度建造以降の船につきましては、いわゆる超合理化船ということで、国の計画造船——これは開発銀行融資対象の船でございますが——につきましては、超合理化船というものに限定しております。
海運局長に伺いますが、ではMO船はいま大体たしか千二百の中で四百ぐらいあるというのですがね。これは何年計画でMO船のような船を日本の外航船舶に割り当てるんですか、何年計画で。
○竹田四郎君 そうすれば、いわゆる私どもMO船MO船というふうに聞かれているからMO船ということで言っていただいた方がよくわかるんですが、外航船舶のうちのどのぐらいの割合を占めるんですか。——そんなものわかりそうなものじゃない。そんなものわからないでどうするんだよ。
その千二百のうち、昭和四十五年からMO船というのは四百隻を考えたと。そうすると、現に言われている十四隻とか十隻というのは、この四百隻のうちの一部分ですか。現在の十四隻とか、それからことし締め切ろうとする十隻、この倉計二十四隻はこの四百隻の枠内ですか。
そのうち、いわゆる私ども先ほど申し上げましたように、四十五年以来そういう船が非常に近代化されまして、いわゆるMO化されまして、何らかのそういうMO化に対応する船員制度をつくっていかにゃいかぬじゃないかということで、念頭に置きましたいわゆるMO船、これは大体四百隻足らずでございます。したがいまして、まあ三分の一ぐらいはいわゆるMO船というふうに申し上げてよいかと思います。
○政府委員(鈴木登君) MO船の中にもいろいろと程度はございまして、MO船と言う場合に、この十四隻はその四百隻の中の一部分でございます。ただ、そのMO船四百隻の中でも、やはりこの十四隻は、一番進んだ船だというふうに私は理解しております。
一般の日本の商船でも、MO船といって、機関部にはもう人を置かずに全部計器で運転するような形になっております。それがもう日本の商船隊の三分の一ぐらいを占めておってこれがまた別に海員の方で問題になっているわけですけれども、そのようにいろいろ対応を始めているのです。
それから第二点の、船員制度の近代化の問題につきましては、実は最近、ここ十年くらい船舶の近代化というのは非常に進んでまいりまして、すでにエンジンルームに人を入れないような、いわゆるMO船というような設備までできた船が非常にあらわれつつございます。
それから、安全の問題なんですが、このMO船がだんだん普及してまいりまして、三割を超えるような形になってきておりますけれども、そうしますと、機械化が非常に進んでくるわけでございまして、それだけに船長や機関士の精神的な負担までも非常に重くなってくるわけです。これは、この間の航空機事故じゃございませんけれども、かなり精神的なものにまでいろいろな影響が出てくると思うのです。
それから、日本の超近代船といいますか、私どもいわゆるMO船と呼んでおりますけれども、そういうMO船は二十五、六名乗ってございます。それに対しまして、東南アジア、いわゆる韓国とかフィリピン、いま私どもが競争にさらされている相手国の船は三十五、六名乗っています。これは航路によりまして、船によりまして非常にばらつきがございますので、二、三名の上下はございますけれども、そういう状況でございます。
MO船といって、夜の当直が一人もいないオートメーションのエンジンができましたから、もう機械が故障したときには機関長はどうしたらいいか、不安で不安で寝れないわけです。だから自殺者のトップが機関長だ。
特にMO船にしても、たとえば機器にしても、これはいままで使い古した型の、さらに改良をどんどん加えたものを搭載するのじゃなくて、まるっきり新しいものを載っけてMO船にする場合があると聞いていますが、そういうのは、造船側において当然信頼度を高めるというふうにしていかなければ、これはたいへんだと思うのですね。そうして、人間は減らすわ、機械はなじまぬわということでは困るのです。
○砂田委員 船員局長に伺っておきますけれども、MO船あるいはコンピューターを用いた超自動化船、これらの船舶職員の配乗については、その制度改正というものをどういうふうに考えておられるか。もうすでに検討をしておられるのかどうか。
これは船舶局長にお聞きしたほうがいいですが、MO船というのが、最近かなり合理化の波に乗ってやってきているわけですが、そのほかにも合理化で要員を削減というか、そういうことでやってきている。特に、MO船の故障が最近ちらほらしていると思うのです。こういうものに対して、合理化のためにだけ専念して、安全性や何かについて多少後退しているようにわれわれ自身は思っている。これは船舶局長としてどう思っていますか。