1990-06-21 第118回国会 参議院 逓信委員会 第10号
定額貯金につきましても四月早々に金利が引き上げられましてかなり有利になっておりますし、小口MMCにつきましても金利の改定等もございまして、また新MMC等も今後いろいろと大蔵省と折衝しながらよりよい商品にしていかなければならないわけで、それらを中心といたしましてできるだけ再吸収、完全吸収に努力するとともに、新たな預金の獲得にも努めていかなきゃいかぬ。
定額貯金につきましても四月早々に金利が引き上げられましてかなり有利になっておりますし、小口MMCにつきましても金利の改定等もございまして、また新MMC等も今後いろいろと大蔵省と折衝しながらよりよい商品にしていかなければならないわけで、それらを中心といたしましてできるだけ再吸収、完全吸収に努力するとともに、新たな預金の獲得にも努めていかなきゃいかぬ。
例えば、預金につきましても、自由金利預金あるいは小口MMC等が占めているわけでございます。 したがって、金融機関といたしましては、この規制金利に伴って調達する資金のほか、自由金利預金のウエートがどんどんふえてくる。
それから、MMC等を急激に小口化を図っていきますと、資金の移動が起こってくる。アメリカにおきましても、小口預金金利の自由化を急速に進めました結果、金融機関の間でディスインターミディエーションといって急速な資金の移動が起こりまして、かなりの混乱が起こって、二年間ほど自由化をストップして、そして少しもとへ戻ったような経緯もあるわけでございます。
そういったものが銀行協会等の圧力でこうなっているとしますれば、問題がちょっと大き過ぎるといいましょうか問題なのでありまして、本当に今預金者保護を考えるなら、私は、むしろもっとピッチを上げて、そして今話があった国債引き受け三兆云々なんというけちな話ではなしに、預金そのものの三分の一ぐらいについてはやっぱり一定のいわばシェアを持って自由に運用できるんだ、こういった話をMMC等の小型版でも何でもいいわけですからやっていただかないとやっぱりさっき
預金金利につきましては、なお規制金利がかなり残っているわけでございますが、しかし今もお触れになりました大口定期等あるいはCD、MMC等の市場金利に応じた自由金利商品もふえてきているわけでございます。
したがいまして、そういう意味におきましては、余り小口にするわけにもいかぬだろう、別途、民間が扱っております自由金利商品でございますCDとかMMC等があるわけでございますので、こういう商品が金融自由化の進展状況の中でどういう単位で発行されていくのかというふうな状況も見きわめながら考えていく必要があるのではなかろうか、こう思っております。
したがいまして、短期の借換債は、市場から見ますと短期の自由金利商品としての性格を持つことになりますので、期間であるとかあるいは最低券面額等につきまして、金利以外のそういう具体的な細目でございますが、それの検討に当たりましては、まさに御指摘のとおり、預貯金金利等既存の規制金利商品であるとか、あるいはCD、MMC等大口の自由金利商品との競合にも十分配意いたしまして、急激な資金シフトなどが起こらないように
また、その資金の運用におきましても、CDあるいはMMC等の金利選好商品についてこれを十分活用するというのもなかなか難しい。そういう意味で、金融自由化のメリットといいますか、その影響が中小企業に及ぼす側面というのは余り大きなメリットはないんではないのかなという感じがいたしております。