1982-03-23 第96回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
○説明員(鈴木郁雄君) ただいま先生お話の件につきましては、五十二年六月、香川県三豊郡の仁尾町におきまして、MEP剤を特別防除でまいたわけでございますが、養殖のクルマエビがその影響によって大量に死んだ、こういう申し出がございました。
○説明員(鈴木郁雄君) ただいま先生お話の件につきましては、五十二年六月、香川県三豊郡の仁尾町におきまして、MEP剤を特別防除でまいたわけでございますが、養殖のクルマエビがその影響によって大量に死んだ、こういう申し出がございました。
○政府委員(堀川春彦君) MEP剤スミチオンに対しまして、登録農薬として使っておるわけでございますが、これの登録の際に催奇性の問題につきましては、ウサギに対します妊娠時の経口投与試験例、一ミリグラム・キログラム・パー・デイで催奇形性を示さなかったという試験結果が出ておりますし、次世代に及ぼす影響につきましても、ラットの三世代繁殖試験の結果、影響がないということを確認した上、登録をしておるわけでございます
○説明員(本宮義一君) このMEP剤は、毒性上から言いますと、普通物というカテゴリーに入るものでございます。毒物劇物法に決められておりますのは、特定毒物、毒物、劇物、それからその他のもの、まあ普通物でございますが、そういうことで、いわゆる急性毒性についてはきわめて弱い。
○説明員(本宮義一君) マツクイムシの防除に主として使われますMEP剤、商品名スミチオンと言っておりますが、この薬剤につきましては、食品衛生上の観点から農産物ごとに食品衛生法に基づきます食品規格基準として残留基準が設定されております。
○堀川政府委員 低毒性であることは事実でございますが、低毒性の物といえども大量に経口で摂取するような——これは普通はそういうことはないわけでございますが、大量に経口で摂取した場合とか吸入した場合とかいう場合には人体に影響があるわけでございまして、私どももこのMEP剤についての事故の状況を各県から報告をとってございます。
○堀川政府委員 まず最初のお尋ねの、農薬取締法の一条の二に規定をいたします農薬にスミチオン、MEP剤が該当するかということでございますが、これは該当するわけでございます。
○堀川政府委員 人間に対します安全性の問題を御指摘になったと思うわけでございますが、このMEP剤、商品名スミチオンは、先生もいまおっしゃいましたように、毒物及び劇物取締法に基づきます毒物あるいは劇物の指定を受けていないいわゆる普通物でございます。
○藍原政府委員 いま私が申し上げましたMEP剤が商品名でスミチオンと言われておりますけれども、原液は住友化学でつくっておりまして、それを利用するために最終的な農薬としてつくっておりますのが、先ほど申し上げましたような二つの会社でございます。
○藍原政府委員 松くい虫の防除に使用しております薬剤は、MEP剤、それからNAC剤でございます。MEP剤の製造株式会社はヤシマ産業株式会社及びサンケイ化学株式会社でございますし、NAC剤は北興化学工業株式会社でございます。 それから、五十一年度に使用します見込みの量は、MEP剤で百五十四トン、NAC剤で二十五トンでございます。
○坂口委員 私のほうの調べておりますデータによりますと、DDTやBHCにかわる農薬品といたしましては、MEP剤すなわちスミチオン、マラソン剤、ダイアジノン剤、PAP剤、すなわちエルサン、パプチオン、それからMPP剤、すなわちバイジット、DEP剤、NAC剤、こういったものがございます。これらはDDT、BHCの代用として十分使い得るものだというふうに私どもは思っておりますが、いかがでございますか。