1981-07-22 第94回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
この日本国内におけるME産業の企業数、いまちょっとお話ありましたけれども、また機種ですね、それからこのロボットの価格の推移。五百万というのもあるし、それから三千万ぐらいのもあるし、いろいろあるようでございますけれども、この点について、過去三年間どんな伸びをしているか、細かいところまでわかれば、ちょっとお話しいただきたいと思います。
この日本国内におけるME産業の企業数、いまちょっとお話ありましたけれども、また機種ですね、それからこのロボットの価格の推移。五百万というのもあるし、それから三千万ぐらいのもあるし、いろいろあるようでございますけれども、この点について、過去三年間どんな伸びをしているか、細かいところまでわかれば、ちょっとお話しいただきたいと思います。
○国務大臣(園田直君) ME産業の名前で一つの産業として呼ばれたり、あるいはこの機器の購入についてリベートがあったり、買ったのをこれを減価償却のために無理な検査をやるという弊害の方が非常に出てきているわけであります。御指摘のとおりであります。しかしながら、これを法的に規制することは、おっしゃったようになかなか問題があります。
いまME産業が、先ほど大臣おっしゃったように年間二千五百億とか三千億というような大きな市場になりつつある。そういうものをどんどん導入した病院が今度は、その金利をかせぐために、どんどん乱診乱療、検査づけ、薬づけになっていくわけですから、そういうことを規制しないかぎり、これまた将来の医療費というものを規制することはできない、健康保険の財政を直していくことはできないと私は思うわけです。
そればかりでなく近ごろではME産業などと呼ばれておることは、そら恐ろしいことであります。これをいろいろな宣伝に使うために無理する、そのために無理な診察をする、医療費はかさむ、こういうことになっておりますから、厚生大臣の持っておる権限では、なかなかこれを規制することは困難でありますが、だからといって、ほうっておくわけにはまいりません。
○国務大臣(園田直君) いまの問題非常に大きな問題でありまして、安恒委員は私より詳しいので詳しくは申し上げませんが、薬事法と医療法によって、買うのは医療機関の判断、使うのは医師の判断ということになっておりまして、その上に通産省ではME産業などと言ってこれの推進をやるということで、全く野放しということであります。
○園田国務大臣 いま読み上げられた中にME産業の推進などということがあるわけでございまして、少なくとも開発された医療の高級機器が産業の一環として扱われるということは、もうそら恐ろしいことでございます。しかも正直に言って、その設置その他が野放しになっておるというのが現状でございます。