1990-06-26 第118回国会 参議院 内閣委員会 第11号
さらにこの間、KDD汚職、リクルート事件、名電工事件、パチンコ疑惑、国際航業事件と相次いで政治疑惑が発生しました。リクルート事件の主役が臨調委員だったことでも明らかなように、これらは臨調路線と密接な関係があったのです。 新行革審は、この路線を引き継いで、国民に新たに一層の負担を押しつけようとするものです。
さらにこの間、KDD汚職、リクルート事件、名電工事件、パチンコ疑惑、国際航業事件と相次いで政治疑惑が発生しました。リクルート事件の主役が臨調委員だったことでも明らかなように、これらは臨調路線と密接な関係があったのです。 新行革審は、この路線を引き継いで、国民に新たに一層の負担を押しつけようとするものです。
行政改革が国政上の重要かつ緊急の課題となってきた背景には、戦後最大の構造疑獄であるロッキード事件、航空機疑獄と、それに続く鉄建公団の不正経理、KDD汚職、さらには電電近畿通信局の不正経理など特殊法人を舞台にしたさまざまな不正と綱紀の紊乱が続出して、政財富癒着をも露呈してきたところです。国民の怒りが大変大きくなりました。こういうことが背景になっています。
それは、ロッキード疑獄、鉄建公団、KDD汚職など、政界、財界、官界の癒着が引き起こした汚職、腐敗の根を断って、清潔で、むだや浪費のない行政、簡素で効率的な行政、大衆増税なしに財政再建を進める行政の実現ではなかったでしょうか。 総理も昨年秋、本壇上で、内閣の最重要課題の第一に政治倫理の確立を挙げたはずであります。
私は昨年の十月に郵便料金値上げ問題を取り上げたときに、郵政省の郵務局長、事務次官、こういった重要な役職を務めました広瀬弘日本郵便逓送社長、この方が郵政省の在職中にKDD汚職に関係していたことを取り上げて、郵政省の姿勢をただしたことがあるわけなんです。
ロッキード、グラマン事件に引き続いて、KDD汚職、税理士法買収事件、自民党浜田幸一前代議士の賭博事件など、底知れない政界の腐敗事件について、政界に追及の手は及ばないで幕引きされようとしていることに、国民は言い知れない憤りを感じております。(拍手) KDD事件では、実に五十八億円にも上る巨額の交際費が使われ、国会議員の四分の一に当たる百九十名もの政治家に資金がばらまかれたのであります。
○塩出啓典君 KDD汚職事件で、十八日に郵政省の元電監室幹部二名が逮捕されたわけであります。郵政省は、事件の最大の原因はKDDの経営姿勢にあると言っているが、われわれはそうとは思わない。郵政省の内部調査でも明らかにされなかった今回の件について、郵政大臣としてどう責任をとる決意か、伺いたい。また、省内の綱紀粛正をどう図っていくか、伺いたいと思います。
KDD汚職の問題だとか、あるいは最近起きましたK・ハマダにかかわる問題、こういう問題が政治に対する国民の不信を買っておることは、これは表面にあらわれた世論調査の数字を超えて深刻なものだというふうに私は思っております。