2002-02-27 第154回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
二〇〇〇年には輸出・IT主導で企業収益が急回復し、設備投資は一〇・四%も増大した。しかし、それは、過去の景気回復期のように個人消費の拡大にはつながらなかった。消費を世帯別に見ると、住宅ローンを抱えた家計での低迷が著しい。九〇年代に景気対策として住宅建設の促進が繰り返し行われたが、その副作用が二〇〇〇年以降にあらわれたのであろうと考えられる。
二〇〇〇年には輸出・IT主導で企業収益が急回復し、設備投資は一〇・四%も増大した。しかし、それは、過去の景気回復期のように個人消費の拡大にはつながらなかった。消費を世帯別に見ると、住宅ローンを抱えた家計での低迷が著しい。九〇年代に景気対策として住宅建設の促進が繰り返し行われたが、その副作用が二〇〇〇年以降にあらわれたのであろうと考えられる。
ということは、IT主導型の価格形成、つまりネット上の価格形成になっていく可能性というのも出てきたのではないのかと。となると、市場は価格形成の場ではなくなって、そして単なる物流の拠点化となっていく可能性がありはしないかといったような指摘等々が出ておりますが、この点どうお考えになっておるでしょうか。