あるいは採用試験の対象となる官職、それの性格等を考慮いたしまして、まず点字試験を行う試験の種類、区分というものは、I種試験及びII種試験の一般的な試験区分であります行政の区分としたことを御了解いただきたいと存じます。
そういう中にありまして、II種試験あるいはIII種試験の初任給に比べまして、アップ率で言いますとI種試験のアップ率が三つの中では一番低いということでただいまの御質問かと思うわけでございます。 I種試験につきましては昭和六十三年に当時の二級二号俸から三級一号俸に既に初任給の基準を引き上げております。
II種試験で一三・三%、III種試験で一〇%。これによって格付の変更が出てきましたし、在職者調整も行われておるわけですね。私はこのことは大変評価をするわけです。ところが、初任給がかなり引き上げられたことによって配分関係がどうなったかというのを見ていきますと、一級で七・一、二級で七・二、三級で四・二、四級以降は三%台の配分ですね。
今回勧告をいたします前の状態で申し上げますと、II種試験、これは初任給が行(一)の場合二級一号でございますが、II種試験と民間の大卒の初任給との間の乖離が一番大きかったわけでございまして、東京等調整手当一〇%地域で見ますと、二万円ぐらい開いていたわけでございます。それからIII種試験につきましては、同じ条件で比べますと八千円弱の開きがございました。
○政府委員(大島満君) お話しのように、平成二年度の採用試験においてI種試験とII種試験の点字試験を石津さんが申し出ていらっしゃることは承知しております。 他の身体障害者についてでございますけれども、私たちのとっておりますシステムといたしましては、受験申し込みの段階で障害者であることの申し出を受けることにはしておりません。
施策の実施に関してでございますが、既に採用試験の再編成につきましては、従来の上級乙、それから中級試験を廃止いたしまして、大学卒業程度の能力を有する者を対象としますII種試験を新設いたしました。あわせて、採用試験体系を再編整備することといたしまして、昨年末既に人事院規則の改正を行っておりまして、これによって六十年度の採用試験は新採用試験体系に基づいて実施されるということになっております。