2001-06-12 第151回国会 参議院 経済産業委員会 第13号
今回、調査室で出た資料にもCERM対応日数が日本ではIEA平均と比べると何か不足しているというようなことがちょっとあったように思うんですけれども、CERMの内容について伺いたいと思いますけれども、どういう内容で、何日分不足しているんでしょうか。対応はどうするのか、その辺について、これは政務官でしょうか、わかりましたら教えてください。
今回、調査室で出た資料にもCERM対応日数が日本ではIEA平均と比べると何か不足しているというようなことがちょっとあったように思うんですけれども、CERMの内容について伺いたいと思いますけれども、どういう内容で、何日分不足しているんでしょうか。対応はどうするのか、その辺について、これは政務官でしょうか、わかりましたら教えてください。
これが外国と比べてどうかということでございますが、IEA加盟国の平均備蓄水準は百六十日分でございまして、これはIEA方式という特殊な方式で、デッドストックを控除したりなんかして計算する方式でございますので、先ほどの百二十五日分をIEA方式で計算し直しますと、百六日分ということになりますので、日本は百六日、それからIEA平均は百六十日ということになるわけでございます。
ところが、現在のIEA平均でまいりますと、これは一月段階でございますけれども、百六十九日になっておりまして、三千万キロリッターを達成しても、なおかつIEAの平均百六十九日は達成し得ないということでございまして、我々といたしましては、六十三年度までにこの三千万キロリッターを達成するという当面の目標は、これはやはり必要最小限度ぜひ実施してまいりたい、そういうふうに考えておるところでございます。
そんなことで、欧米並みといいますか、IEA平均に比べましてまだまだ低いということ。それから、先ほどちょっと申しましたけれども、デッドストックを一割くらい引くということになりますと、大体三千万キロリットル達成しても百三十日弱、百二十六日か八日といいますか、その程度の数字になりまして、決して高くないといいますか、最近の各国の石油備蓄の情勢から言えばまだ低過ぎる。
IEA平均というのは根拠が全く違うわけですから、そういう点ではその数字だけにこだわることがいいのかどうか、私は疑問がありますが、いかがですか。
第二次石油危機の経験で相当な積み増しを行っておりますが、IEA平均百六十九日に達しているわけでございます。このように、三千万キロリットルの目標は国際水準から見て必ずしも十分なものと言うことはできないわけでございまして、エネルギーの安全保障の観点からも、少なくとも三千万キロリットルの国家備蓄目標を達成することが必要と考えている次第でございます。
この百三十数日の備蓄レベルでございますけれども、たとえば昨年の十月一日現在のIEAの平均の備蓄日数、これは尺度が実は必ずしも合っておりませんけれども、百四十七日分だったと思いますけれども、そういった点から考えてまいりますと、まあまあIEA平均並みに近い数字というふうに思っておるわけでございます。
これはことしの七月一日現在でIEA平均で百四十日分でございます。そういうことで従来になく非常に備蓄レベルが高いということ。それから先進国の石油消費が非常に落ちついておるということ。それからことしに入りまして、特に四月以降でございますけれども、産油国が供給過剰を背景といたしまして減産にすでに入っておったわけでございます。したがって、それだけに増産余力がある、こういったようなこと。
それに伴って、IEA平均で申しますと、備蓄水準が七月一日現在百四十日ぐらい、いままでにかつてない高水準にございます。そういったような備蓄レベルが非常に高い、あるいはその需要が落ちついておるということから申しまして、当面、世界の原油需給はバランスを維持することが可能であるというような現状認識をしております。