2019-10-30 第200回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
ただ、このHIMACは、おおむねサッカーコートの大きさがございますが、研究所のさらなる技術開発の成果をもとに、その後に開発された施設は当初の三分の一まで小型化されております。これによりまして、国内では合計六つの施設が設置、運用され、新たに山形大学の施設が来年にも治療を開始する予定でございまして、治療を提供する機会が確実に拡大していると考えております。
ただ、このHIMACは、おおむねサッカーコートの大きさがございますが、研究所のさらなる技術開発の成果をもとに、その後に開発された施設は当初の三分の一まで小型化されております。これによりまして、国内では合計六つの施設が設置、運用され、新たに山形大学の施設が来年にも治療を開始する予定でございまして、治療を提供する機会が確実に拡大していると考えております。
放射線医学研究所は、これまで、HIMACという大きな重粒子線がん治療装置をつくって臨床試験を実施して、既に九千人を超える治療をやったということで、非常に大きな実績が上がっているわけでございますが、これのサイズを小さくするというためには、原子力機構が持っております超電導技術を活用して、それで超電導化をして縮小していくということが必要なわけでございまして、例えばそういったことに大きな相乗効果があらわれるというふうに
このJ―PARCを始めとした量子ビームテクノロジーにつきましては、ナノテクノロジーあるいはライフサイエンスといった先端的分野の研究開発におきまして革新的な分析や加工を可能とするものでございまして、文部科学省におきましても、大型放射光施設、これSPring8といいますけれども、この利用とか、あるいは放射線医学総合研究所における重粒子がん治療、HIMACというんですか、等を推進してきているところでございます
HIMACの治療というのも今五十人か六十人の入院患者がいて、五、六十人毎日通ってくる人がいる。だから今回の場合も、もし被曝医療の方に全力投球しちゃって、がん治療をしている人にもし何かがあったらどうするか、そういうことも非常に危惧を抱きながらやったということなんですね。
ですから、本当はHIMACの治療などもしながら、ふだんから余裕を持った人員配置をして、いざというときはそういう人たちが後顧の憂いなく重症の被曝地にも駆けつける、それから、こういう被曝者も受け入れながら治療をするということが大事だと思うんです。
現在、その放射線医学総合研究所におきましては、医療専用の重粒子線がん治療装置としては世界でただ一つでございますが、HIMACと申しておりますが、それを用いまして平成六年六月からがん治療の実際の、臨床試行と申しておりますが、それを実施しております。その成果は、半年ごとに開かれます専門家の会合において評価されているところでございます。
ここで今のお話のような研究あるいは治療の試行というのですか、こういうことが行われているということですけれども、この重粒子線によるがん治療装置、HIMACというお話がありましたけれども、今のお話だと、これはまだ新しいわけですね。三年ぐらいということですか。これが従来の放射線治療と違うところについては、今、殺傷能力が強いというお話があったのだけれども、もう少し砕いて言うとどういうことになるのか。
○加藤(康)政府委員 先ほど申しましたHIMAC、重粒子線がん治療装置というのは、いわゆる放射線を発生してそこに患者を置く装置でございますが、当然患者は、病院といいますか、病室があったり、ケアをしなければいけません。今回できます重粒子治療センターというものは、病院、居室と申しますか、患者がふだん生活する、そういう感じが主目的のところでございますので、病院と治療装置、こういう感じになるかと思います。