2015-05-21 第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号
もう一つ、経口GVHD治療薬、これクリッパーといいますけれども、ちょっとかわいい名前が付いていますけれども、これは実は小児科の領域で骨髄移植をして、GVHD、消化管の出血等が起こった場合に使う全く吸収されないステロイド剤です。非常に優れた薬効を持ちますけれども、小児のGVHDを生じる、要するに骨髄移植を生じるという領域は非常に限られていますから、これも開発しようとしない。
もう一つ、経口GVHD治療薬、これクリッパーといいますけれども、ちょっとかわいい名前が付いていますけれども、これは実は小児科の領域で骨髄移植をして、GVHD、消化管の出血等が起こった場合に使う全く吸収されないステロイド剤です。非常に優れた薬効を持ちますけれども、小児のGVHDを生じる、要するに骨髄移植を生じるという領域は非常に限られていますから、これも開発しようとしない。
○政府委員(丸山晴男君) 今お話しの移植片対宿主病、GVHDにつきましては、十二月に放射線照射血液を使用すべき患者を具体的に示した緊急安全性情報を再度、医療機関に日赤を通じて配付させ、注意喚起を行ったところでございまして、それによりまして若干の低下はございますけれども、なお残念ながら二例の副作用報告が出てまいっております。
○加藤修一君 先ほど自己血輸血の関係を申し上げたわけですけれども、GVHDの予防をやっていく場合に自己血輸血の普及、これは単に今回のGVHD対策ばかりじゃなくて、もちろんエイズ対策にもなりますし、そのほかの感染症の対策にも私は十分なり得る対策の一つだと思うわけですけれども、政府としては、将来の数値目標、これはどの辺のところに、パーセンテージで申し上げたいわけですけれども、どの辺のところに置いておられるか
○加藤修一君 それでは次に、移植片対宿主病について、GVHDというふうに言われているようですけれども、これについてお伺いしたいと思います。 この病気は、輸血用血液の中のリンパ球が患者の体細胞を攻撃することによって起こる病気である。
このケースについては緊急安全性情報、いわゆる赤十字の中央血液センターでございますけれども、これはエイズという話じゃないですけれども、GVHD、移植片対宿主病、こういった関連、あるいはさまざまな合併症を含めていわゆる副作用もあるし感染の危険性も十分ある。そういったことから、必ずしも安全というふうには献血された血液については書いてない。
これは例えば今のエイズだけではございませんで、従来からもいろいろ問題になっておりましたし、あるいは輸血の場合のGVHDなども現在問題になっていることは皆さん御存じのとおりであります。 したがいまして、私の個人の意見としては、血液製剤はできればいわゆるバイオテクノロジーといいますか、遺伝子組みかえによるものに取ってかわる方がいいのではないかというふうに思っております。
また、厚生省におきましても、直接医療機関に対してファクシミリによります情報提供を行う緊急医薬品情報伝達システムというものを整備いたしまして、ことし四月十二日には、このシステムによって、血液製剤の副作用でありますGVHD、移植片対宿主病に関する情報を登録されております全国の四万の医療機関に対しまして伝達を行ったところでございます。
GVHDです。これはどういう病気かといいますと、リンパ球に問題があるんですけれども、やはりこれも抗原抗体反応の全く逆なものでありまして、千人に一人ぐらい起こる確率と言われております。 じゃ、これをそういう状況に持ち込まないためにはどうしたらいいか。これ一度かかりますと九〇%以上の死亡率があるんです。
これはいわゆるGVHDでございますが、GVHDの予防のための放射線照射につきましては、輸血学会のガイドライン等におきまして適応が示されておりまして、これらにのっとりまして白血球を含む輸血用血液製剤に対して放射線照射をすることが医師の判断によって行われておるわけでございます。
その中で最も重篤なのは、多量の輸血をしましたときに白血球の反応によって、これは専門的になりますけれども、GVHDという副作用が起こってまいります。これは心臓の手術の患者さんに大量の輸血をしたときに起こることがあるのでありますけれども、その場合に、その副作用が一たん起こりますと患者さんはほとんど九〇%あるいはそれ以上の確率でもって死亡いたします。
その中で死亡率九〇%、副作用が起きたらほとんど死ぬと言われる輸血後GVHD、移植片対宿主病というのですか、これがこの五年間で少なくとも五百八十三例に上っていることが判明しております。それで、輸血後、多くの場合は手術後でありますが、一、二週間で発病して、最終的には汎血球減少症を呈して死に至る病気で、有効な治療法はない、こういうことであります。
この中で、新鮮血はGVHDを引き起こす可能性があるので、必要最小限度に使用するようにとやったわけでございますが、今御指摘のように十分行き渡っていないということであります。 そこで、ただいま業務局長がお話ししましたように、いわゆる学会等で具体的な対策を検討していただきまして、その結果を早急に医師会等関係専門学会雑誌も通して注意を喚起する、このように思っております。
○川崎政府委員 ただいまお話しございましたGVHD、これは免疫不全の患者にリンパ球を含む血液を輸血した際に見られる疾病でございますけれども、免疫不全以外の患者さんに対します大量新鮮血の輸血などの際にも、まれに発生する場合があると言われております。