2020-05-12 第201回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
その中でも、自己資本比率規制の第一の柱へのESG要素の組み込みの是非が検討されているというわけです。第一の柱に、これは環境重視だというふうに言われているわけですね。 改めて、日本の金融システムの安定性を考える上でも、日本の金融機関の融資姿勢などが欧米の潮流を取り入れ変化していくという発想が今やはり必要なんじゃないかなと思うわけです。
その中でも、自己資本比率規制の第一の柱へのESG要素の組み込みの是非が検討されているというわけです。第一の柱に、これは環境重視だというふうに言われているわけですね。 改めて、日本の金融システムの安定性を考える上でも、日本の金融機関の融資姿勢などが欧米の潮流を取り入れ変化していくという発想が今やはり必要なんじゃないかなと思うわけです。
具体的には、通常の運用プロセスにESG要素を体系的に組み込むESGインテグレーション、また、企業との建設的な対話を行うエンゲージメントや、特定のセクターや企業から投資を引き揚げるダイベストメントなど、様々な手法により行われております。
それ以来、ESG指数を公募するなど、ESG要素を考慮した投資に向けて本格的に取り組んでいると思っております。 環境省としても、こうした内外の情勢を踏まえまして、我が国におけるESG投資の裾野を広げるべく、関係情報の開示、システムの開発事業や金融業界横断的な環境金融の普及啓発等を通じて企業と投資家との間の環境経営に関する対話を活性化してまいりたいと思っております。
○参考人(高橋則広君) GPIFにおきましては、金融庁が機関投資家の果たすべき責任をまとめましたスチュワードシップ・コードを平成二十六年五月に受け入れますとともに、その活動の一環として、平成二十七年九月に国連が機関投資家に対し、投資に当たっての環境、社会、ガバナンスのいわゆるESG要素を考慮するということを提唱いたしました国連の責任投資原則、PRIに署名したところであります。
○国務大臣(塩崎恭久君) 先ほど来局長からも答弁申し上げておりますけれども、現在、GPIFでは、委託先の運用機関を通じた投資の中でESG要素というのを適切に考慮をするということで、投資先の中長期的な企業価値の向上とか、持続的成長とか、ひいては中長期的な被保険者の利益にも資するようなということで、考え方に基づいてESGに関する取組を進めているものと承知をしております。
○政府参考人(鈴木俊彦君) 今御紹介ございました国連が提唱した責任投資原則、いわゆるPRIでございますけれども、これは機関投資家に対しまして、それぞれの運用目的の範囲内で投資先の企業がESG要素を考慮した取組を行うように働きかける、こういうことを求めるものでございます。今御紹介ございましたように、GPIF、二十七年九月にこれに署名をいたしました。
○山本(公)国務大臣 御指摘のGPIFは、昨年九月に国連責任投資原則に署名して以降、本年七月にいわゆるESG指数を公募するなど、ESG要素を考慮した投資に取り組んでいると承知をいたしております。環境省としては、このようなGPIFの取り組みは、ESG投資を金融界に広げるきっかけとなるものとして歓迎をいたしております。