1983-03-24 第98回国会 参議院 大蔵委員会 第8号
ですから、昨年の六月はドルの基調が強い基調にあったから、EMS調整がむしろマルク等EMSを弱くする方向に働いてしまった。ところが、一昨年の秋の場合には、ドルの基調が弱くなる、若干弱くなる時期にぶつかったものですから、EMSの調整がマルクを結果として強くしたというように感じられるわけです。 今回見ておりますと、どうもマルクがやや弱くなっておりますが、私はこれは早晩是正されていくのではないだろうか。
ですから、昨年の六月はドルの基調が強い基調にあったから、EMS調整がむしろマルク等EMSを弱くする方向に働いてしまった。ところが、一昨年の秋の場合には、ドルの基調が弱くなる、若干弱くなる時期にぶつかったものですから、EMSの調整がマルクを結果として強くしたというように感じられるわけです。 今回見ておりますと、どうもマルクがやや弱くなっておりますが、私はこれは早晩是正されていくのではないだろうか。
しかし、いま御指摘のように、ドイツ、フランスのファンダメンタルズにかなりの違いがございますから、特にインフレ率が五%は違っていると思いますから、今後ともフランスがよほど国内経済対策に力を入れませんと、再度のEMS調整というのは必要になってくる可能性があるわけでございますけれども、私どもとしては、フランスの国内対策に期待しているわけでございます。