1986-04-16 第104回国会 衆議院 農林水産委員会 第12号
いわゆる宿主、有用遺伝子が組み込まれる大腸菌、酵母等、またDNA供与体、有用遺伝子等を供与する生物及びベクター、いわゆる運び屋と言われているものですが、そういう微生物等のそのものの安全性は一体どうなんだ。また異種の遺伝子が組み込まれた生物、宿主ですが、これが未知の毒性や有害な機能を発揮しないかどうか。
いわゆる宿主、有用遺伝子が組み込まれる大腸菌、酵母等、またDNA供与体、有用遺伝子等を供与する生物及びベクター、いわゆる運び屋と言われているものですが、そういう微生物等のそのものの安全性は一体どうなんだ。また異種の遺伝子が組み込まれた生物、宿主ですが、これが未知の毒性や有害な機能を発揮しないかどうか。
「2bクラスと申しますから非常に弱い細菌、ごく一般的なこういった微生物関係の研究所で取り扱われているような、そういうクラスの微生物からDNAを取り出す、そういうものはDNA供与体として直接に扱いましょう。
その中での2bクラスと申しますから非常に弱い細菌、ごく一般的なこういった微生物関係の研究所で取り扱われているような、そういうクラスの微生物からDNAを取り出す、そういうものはDNA供与体として直接に扱いましょう。
その審議の過程の議論といたしましては、いろいろな意見が出ているわけでございますが、たとえば遺伝子を提供することができる微生物、これはわれわれの言葉で言いますとDNA供与体と申しておりますが、そういうものの範囲をどこまで認め得るのか得ないのか、そういうところをどこに線を引くかということが一番問題であったわけでございます。
「DNA供与体及び宿主を越える危険性が生じた例は観察されなかった。」これはいままでの経験的にそういうものはなかったということだと思うのです。「このことは、組換えDNA実験によって予想されない危険性が生まれる可能性はほとんどなく、」だから、「予想されない危険性」というのは想像もできないという意味だろうと思うのです。自分らが想像もできないような危険性、予想されない危険性が生まれてくる。