1968-04-16 第58回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第7号
これはイギリスのCWSにしても、フィンランドのSOKとかOTKとか、ものすごい大きな、日本でいえば三井、三菱に匹敵するのではないかと思われるくらいの、生産から流通まで持った組織があるわけです。その点が一つ。 第二の点は、日本の過剰人口というのをつくづく考えました。フィンランドは、日本国土の八割ぐらいのところに人口四百五十万ぐらいおる。
これはイギリスのCWSにしても、フィンランドのSOKとかOTKとか、ものすごい大きな、日本でいえば三井、三菱に匹敵するのではないかと思われるくらいの、生産から流通まで持った組織があるわけです。その点が一つ。 第二の点は、日本の過剰人口というのをつくづく考えました。フィンランドは、日本国土の八割ぐらいのところに人口四百五十万ぐらいおる。
欧州の協同組合は、御承知の通り、おおむね消費組合として発達して参ったのでありまして、農林中央金庫に相当するものといたしましては、デンマーク、西ドイツのように消費組合等に所属しておるものがあり、また、イギリスのCWSの銀行部のように消費組合組織の中にあるものもあります。
しかしながらイギリスにおきましてはCWSという名前で労働銀行がございますが、この銀行は、イギリスの労働運動が堅実な発展をいたしているのにつれて、きわめて健全な経営を続けまして、今日ではイギリスの五大銀行の一つとして数えられているというように聞いているのであります。この銀行は特に消費協同組合と密接な関連を持ちまして、今日でも非常な活動をしている大銀行になつているのであります。
しかしながらイギリスでは、CWSという名目のもとに、生活協同組合等を包含した金融機関として成功しておるという点について説明がありましたが、しからばアメリカにおいては何がゆえに失敗したか、またイギリスにおいては何がゆえに成功したか、これは今後の労働金庫の運営に非常に重大な問題だと思いますので、その点についての御研究をなさつたことがあるか、おわかりでありましたらお答え願いたいと思います。