2020-03-26 第201回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
つまり、そもそも、皆さんの契約は、先ほど基準に示したような形で係数を求めて、当然、このグラフを、CPTデータを解析することが前提になっているんです。それを、あたかもそうでないかのように今言いましたけれども、そういうことでは納得できません。 このいわゆるバックデータ、これを分析をした請負業者が報告をしているはずです。
つまり、そもそも、皆さんの契約は、先ほど基準に示したような形で係数を求めて、当然、このグラフを、CPTデータを解析することが前提になっているんです。それを、あたかもそうでないかのように今言いましたけれども、そういうことでは納得できません。 このいわゆるバックデータ、これを分析をした請負業者が報告をしているはずです。
○伊波洋一君 防衛省は、B27地点が軟弱でC1護岸の建設に耐えられないという不都合なCPTデータを否定するために、以前はコーン係数が適切に設定されていないからと言っていました。今は、原地盤が応力解放で影響を受けるから、三成分、CPTデータ自体も不正確だと言い始めています。一方、土層判別には使用可能だと開き直っています。 防衛省の対応は、国交省が聞いたこともないようなめちゃくちゃなものです。
防衛省自身、配付資料三枚目の平成二十九年一月の詳細施工計画書では、工事の目的を「コアサンプル採取及び、CPTデータの取得」と書いていますし、平成二十九年二月の特記仕様書、第二回設計変更では、電気式静的コーン貫入試験、地盤工学基準、JGS1435―1995を三メートル、試料採取を目的とした機械ボーリング、オールコア直径七十ミリ程度を一メートル交互に行いと書いています。
これは、実際のCPTデータの結果報告書ではありません。これはあくまで巻末に出された生資料みたいなものです。それにこのトルベーンやポケットペネトロメーターのイメージ図を出して、ここに印をして、あたかも不正確につくられたような試料だと、こういうふうに出しているんですね。(資料提示) 実際の報告書はこれです。こんなに厚い報告書です。デジタルのデータです。
ジオキップ社というのは世界で有数のCPTデータ取得の調査会社でしょう。当然、CPTというのはこういう形で一緒に全部出るんです。全部出て、その結果が報告されているんです、この資料の中に。それを無視するということは、今、いけないと思うんですよ。 大臣、これ、いま一度、応力解放の議論も先ほどのように意味のない話でした。
○政府参考人(辰己昌良君) この発注につきましては、シュワブ、ケーソン新設工事第一工区詳細施工計画書において、本業務は、辺野古沖合にて、ポセイドン1を使用したコアサンプル採取及びCPTデータの取得を目的とします、取得したコアサンプル及びCPTデータは、土質調査会社で解析するものとしますといって、目的を示しております。
○伊波洋一君 防衛省はCPTデータは信頼が低いと繰り返していますが、実際には、CPT試験で粘性土の非排水剪断強度を調べたこの海外事業者に求めれば、すぐにでもCPTデータの正確性が証明されるはずです。 お手元の資料にありますこれが、ポセイドンの状況を示す、これ外国の事業者ですけれども、そこが実際は作業をしているわけですね。
既にCPTデータは存在し、それを基に地盤の安定や工事の妥当性を評価すればいいだけです。 CPT試験はポセイドン1という多目的作業船で実施されました。この配付資料の最後から二枚目のように、このポセイドン1の運用会社のホームページには、船上土壌実験室があり、「沖合でリアルタイムで設計、分析、評価のための強度パラメーターを決定できます。」と書かれています。
議事録の中でも、委員は、「今回取得したCPTデータを初期値として、そこからの土の強度増加の過程をしっかり評価していただければ」と発言しています。技術検討会では、事務局を務める防衛省は、技術検討会で、B27を含む十五か所のCPT試験による非排水剪断強度は初期値として使える数値であって、比較対象とする数値として信頼性が高い、CPTによって地盤の強度を図ることができることを認めているのです。