2019-04-15 第198回国会 参議院 決算委員会 第4号
我が国がグローバル競争に勝ち抜いて持続的な競争を実現するには、科学技術イノベーションの基盤的な力を強化することが死活的に重要だと考えておりまして、これまで世界トップレベルの研究拠点を形成するWPI等の取組により質の高い論文が輩出されていること、産学連携で革新的なイノベーションを目指すCOIプログラムなどにより大学の特許権実施許諾件数が増加していることなど、日本としてもその優れたポテンシャルはあると認識
我が国がグローバル競争に勝ち抜いて持続的な競争を実現するには、科学技術イノベーションの基盤的な力を強化することが死活的に重要だと考えておりまして、これまで世界トップレベルの研究拠点を形成するWPI等の取組により質の高い論文が輩出されていること、産学連携で革新的なイノベーションを目指すCOIプログラムなどにより大学の特許権実施許諾件数が増加していることなど、日本としてもその優れたポテンシャルはあると認識
また、具体的な施策といたしましては、従来の研究者個人と企業の一組織による産学連携から、大学、企業のトップ同士が主導いたします組織対組織による産学連携の重点化を図るため、例えばCOIプログラム、センター・オブ・イノベーションプログラムによる大規模産学連携拠点の構築、また、民間企業とのマッチングファンド形式によります産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム、これはOPERAというふうに称しておりますが
COIプログラムにおきましては、十年後に我が国が目指すべき社会像を三つのビジョンとして定め、その実現のために現時点で取り組むべき革新的な研究開発課題を選定すること、いわゆるバックキャストと言っておりますが。二点目といたしまして、研究成果の社会実装に向けまして、組織や分野の壁を越えて、大学、企業等の関係者が一つ屋根の下で一体的に研究開発に取り組むこと。
文部科学省としては、産と学が一つ屋根の下で研究開発に取り組む、これも御視察をいただきましたセンター・オブ・イノベーション、COIプログラムの充実など、オープンイノベーションを加速するための本格的な産学官の取り組みを拡大してまいりたいというふうに考えております。
○政府参考人(川上伸昭君) 先ほどCOIプログラムのところで産業界のプロジェクトリーダーを得てというようなことを申し上げましたが、大学の持つシーズと産業界のニーズをつなぎ合わせる、マッチングさせるというのは非常に重要でございます。そして、それにたけた人材というのも必要でございます。