1952-03-18 第13回国会 衆議院 運輸委員会 第13号
元来戦争目的遂行のために設けられた船舶運営会が、商船管理委員会として現在に至るまで存続して来ましたのは、もつぱら占領軍がその占領目的のために設置を命じたCMMC(シヴィリアン・マーチヤント・マリーン・コミテイー)に代替し、CMMCとみなされて働いて来たからであります。従いまして占領の終結が見通された現在、その存続はもはや必要がないと認められるのであります。
元来戦争目的遂行のために設けられた船舶運営会が、商船管理委員会として現在に至るまで存続して来ましたのは、もつぱら占領軍がその占領目的のために設置を命じたCMMC(シヴィリアン・マーチヤント・マリーン・コミテイー)に代替し、CMMCとみなされて働いて来たからであります。従いまして占領の終結が見通された現在、その存続はもはや必要がないと認められるのであります。
現在この二つの船はCMMC、商船管理委員会、この管下で朝鮮事件に関する輸送をやつておるわけでありますが、これの麦押い関係はどうなるのでありますか。スカジヤツプの方から支拂いがあるのか、あるいはまた引揚げのための財源からこれを麦押つておるのか、この点はどうなつておりますか。その魚を明らかにしてもらいたいと思います。
○米窪委員 運輸大臣がまだお見えにならぬのですが、海運局長、船員局長がお見えになつておりますから、お尋ねしたい点は、まず三月三日のスキャップ・ニイピン、すなわち総司令部の海運関係の方面の指令が出ておりまするが、これによると、四月一日以降船舶運営会の規模が非常に縮小されて、いわゆるCMMCの形で必要の限度において管理することになつておりますが、依然として運営会に残る船舶が大体どのくらいあるか。
そこで私としては政府御当局の御努力によつて、運営会から八百トン以上の船が民営になつたという原則は私はもつともと思いますが、何とかして当局の了解を得て、何らかの方法において——今度は自運営営会、CMMCということになるのですがこのCMMCの管理のもとに、四月一日以後相当の船を残存せしむる見通しはないのであるか。あるいは御努力されるのであるか。この点は岡田海運局長にお尋ねをしたい。
若干の船は遠洋へ航海するという意味で、船舶運営会に残されると思うのでございますが、これに対しても、伝えられるところによると、攻府は二十億円を来年度の予算に支出して、そうしてどういう形で残るか知りませんが、あるいは船舶運営会といい、あるいはCMMCと伝えられておりますが、私はこの点は貿易問題に非常に重大な影響を及ぼすと思います。運輸大臣は、これらの見通しにいてどう考えられるか。
しかるに、米窪君御承知の通り、わが国の船舶の運営の仕事たるや、これはいわゆるスカジヤツプの監督のもとに、CMMCがこれをつかさどることに相なつておりますので、日本攻府といたしましては、これを本年度限り廃上する意向でありまするが、関係筋の最も重大な関心を持つておる問題でございますることを御了承願いたいのであります。
ただ問題はこの運営会というのは、日本側の機関でありますると同時に、CMMCを通してアメリカ海軍の日本船舶管理に関する機関ということになつておるのでございますから、その方面の考えがこの運営会を廃止することについてどういうふうに出て來るか。全然その方面の了解なしに決められたものでございますので、その関係方面の意向によつてこの運営会の今後の方針が進められなければならないのでございます。
それは今朝の新聞を見ますと、「政府は終戰後の新事態に即應して海運業の國家管理方式を廢止し民營に還元するため種々準備を進めているが、今囘船舶運營會をCMMC(民間商船委員會)本來の姿に改組することになり商船委員會法(假稱)の立案を急いでいる。