1972-09-12 第69回国会 衆議院 公害対策並びに環境保全特別委員会 第5号
それに比べまして岩国地区は山陽パルプがございまして、これはSPで紙をつくっておりまして、これから出るBOD負荷量が圧倒的に多いわけでございます。四十五年当時環境基準を設定する場合にはこのパルプ排水の処理の見通し等を考えましてこのような環境基準を設定いたしたわけでございますけれども、おっしゃるとおり、この地域からの汚水によります瀬戸内海の汚染というものも非常に重大なものがございます。
それに比べまして岩国地区は山陽パルプがございまして、これはSPで紙をつくっておりまして、これから出るBOD負荷量が圧倒的に多いわけでございます。四十五年当時環境基準を設定する場合にはこのパルプ排水の処理の見通し等を考えましてこのような環境基準を設定いたしたわけでございますけれども、おっしゃるとおり、この地域からの汚水によります瀬戸内海の汚染というものも非常に重大なものがございます。
私ども別に妥協的なということは全然考えておりませんでして、先ほど水産庁からもお答えございましたように、一応環境基準をきめますときに、新井田川は現在ほとんどサケがのぼれなくなっておりますけれども、それをサケがのぼれる水質にしていくのだ、こういうようなことを念頭に置きまして水質基準をきめたわけでございまして、そういう意味で水産加工のほうは大体現在は新井田川水系は、二十六トンぐらいBOD負荷量があるわけでございますけれども
現状から増加いたすわけでございますが、ケースのとり方によりますが、一人当たり排水量のBOD負荷量の考え方の問題でございますが、計算によりましては〇・八という数字が出てきております。四十年に対比いたしまして、家庭排水については〇・八ないし一・二というような結果が出てきているわけでございます。これはあくまで経済社会発展計画を策定いたしましたときの予想、見通しであるということでございます。