2005-05-10 第162回国会 参議院 法務委員会 第17号
ところが、今我が国は過剰収容といいましても、確かにB級施設は一一九%ですけれども、七万八千なんです。
ところが、今我が国は過剰収容といいましても、確かにB級施設は一一九%ですけれども、七万八千なんです。
新潟刑務所は、B級施設として、二十六歳以上で刑期八年未満の犯罪傾向が進んでいる男子を収容しています。収容定員八百七十七名の中規模施設ですが、受刑者の収容率は一二〇%を超えているとのことです。このため、八名の部屋に十一名を収容していましたが、様々なトラブルの原因となっているとのことです。
また、網走刑務所を視察してまいりましたが、ここはB級施設として犯罪傾向の進んだ者が主体を占めており、職員は厳正な規律のもとに、その更生改善のため、日夜御苦労を重ねておられます。なお、網走刑務所の旧建物を移築した博物館網走監獄も視察してまいりました。
この関係は、職員定員は、それぞれ被収容者の資質、つまりB級施設、非常に犯罪の度が進んだ人たち、それからA級施設、これは進んでない人 たち、それからL級、つまり七年以上の長期囚が入っている、そういったような施設に応じて、それぞれ職員の配置を変えております。つまり、B級とかL級はどうしても職員が手厚くなるわけです。
また、福岡刑務所を視察してまいりましたが、同刑務所は医療センター、分類センターとして当管区内で重要な役割を受け持っており、さらに、ここはB級施設として犯罪傾向の進んだ者が主体を占めております。収容者は、暴力団関係者がほぼ四〇%を占め、覚せい剤事犯に係る者が多く、また、再入者も少なくないのでありますが、職員は厳正な規律のもとに、その更生改善のため日夜御苦労を重ねておられます。
もちろん、B級施設では絶対に職業訓練をやらぬという意味ではございませんで、導入的な意味で作業の技官が指導しまして、何カ月も、場合によりますると一、二年もかかって技術を身につけさして、そして一人前の仕事をさせる、こういうような方法もとっておるわけでございます。
それから第二点といたしまして、やはりたくさんの暴力団受刑者が入っておりまするB級施設等におきましては、対立派閥がたくさんそれぞれ入りますと中で問題を起こしがちでございますので、そういった場合には適当に分散収容するという方策も当然講じなければならぬと思います。
それからB級の施設、これはいわゆる犯罪傾向の進んだ者だけを入れる施設でございまして、暴力団員はB級に入る場合が多いわけでございまして、それだけを取り上げてみますると、B級施設の受刑者数が約三万でございまして、そのうち暴力団員が一万二千ちょっとぐらいでございますから、率にしますと、これは一般の場合より上がりまして、約四〇%。
現在、主要な、特に保安上注意しなければならないB級施設と申しまして、累犯者を多く入れている施設ですけれども、これはほとんど配置し終わりました。そのほかの大きなA級施設あるいは拘置所本所、支所、こういったところに現在年次計画で着々と整備をしておる、これが現状であります。
また処遇困難者は、B級施設である福島が十一名で約二%、同じくB級施設でありかつ収容者の一二・五%が暴力団関係者である秋田が二十七名で約五%、A級施設である山形は四名で〇・八%となっております。 次に、少年鑑別所の収容人員は近年横ばいないし減少の傾向にありますが、地域の鑑別センターとしての重要性が高まっております。